ご注文いただいた、銀河絹の山形斜文八寸帯地2種。
春に展覧会をさせて頂いた、染織こうげい浜松店さんで・・・。
iwasaki定番の山形斜文をご注文くださった、MさまとKさま。秋までに、とお約束して。
お二人とも別の日に、それぞれお好みとご希望を伺ってお承ったのですが。
偶然タテのお色が同じだったので、今回はお二人分の制作となりました。。。
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Mさまは、ヨコ糸にツルツルの少しセリシンを残した生糸を使って。
キリッとシャキッとスッキリと。
タテは宮坂製糸さんの銀河シルクを紺色に染めて、ヨコはライトグレーです。
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Kさまは、着付けの先生をされておられて。
普段は半巾帯を締めることが多いから・・・と。
前回は、やはり銀河絹の山形斜文で半巾帯をご注文くださいまして。「それがとても良かったの。」
「本当にヘビロテで使っていても、へたらないし。あの時に八寸を見て半巾をお願いしたから、今度は
初めから八寸でお願いしようと思って。この着物に合う色目を相談しようと思ってね・・・。」と。
落ち着いたラベンダー色の、お着物の端切れをお持ちくださって。。。
写真ではこれまた分かりにくいのですが・・・ヨコ色は、紫っぽい淡いグレーなのです。
Kさまはヨコ糸にキビソのタイプ。でもあんまり厚みが出ないほうが・・・とのことで、在庫として
僅かにあるキビソ糸の中からなるべく細めのカセを選んで。
どうにかこの帯のヨコ糸分に細めのキビソが足りてヨカッタ・・・。

キビソを入れた銀河絹の山形斜文八寸帯地は、まだ何点かご注文分がありまして。
それらを制作すると、キビソ糸のストックは尽きてしまいそうです。
Mさまのタイプのような生糸バージョン、ほわっとした風合いになるビス糸を入れたバージョン・・・
新しい定番をアタマに置きつつ・・・クニヒサ、今日織り上がったこの帯地を機から下して。
MさまとKさまの、イメージに近い帯地になっていることを祈りながらの検品でした。
気に入ってくださると良いのですが。。。







# by senshoku-iwasaki | 2017-09-19 22:24 | 着尺・帯
夏の終わりの来客。
ちょっぴり過ごしやすくなって、カメちゃんは外で日光浴(!?)中。
私(エツコ)は、緯吉野の九寸帯地を・・・2本目は、ムーミン谷の12月って感じだなぁ~なんて。
いつもの如く、勝手な妄想をしながら織っておりますと。。。
あれあれ、我が家の土間をピョコピョコ歩くのは・・・ひょっとしてクワガタ?
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いつの間に?どこから入ってきたの?結構立派なサイズでございますが・・・。

我が家の土間は、カメちゃんも寛ぐ場所だけど。今までにもヘビやトカゲ、雨が降れば沢蟹も。
床下の板を突き破って(!?)アナグマがやって来たことも!

外と内との境があんまり無い、この土間は小さな虫や、それを追ってトカゲやヘビも。
今はクモが多くて・・・朝になると、いろんなところに糸が張り巡らされて。
お彼岸の頃まで続く、生命力溢れる我が家の土間です。

中3息子は、この写真を見て「あぁ、やっぱりミヤマクワガタだな。ここはミヤマが多いんだ。」
「へ!?そーかな?これはノコギリクワガタじゃない?」クニヒサ。
「いや、父ちゃん違うのよ。このバッファローのような角は、ミヤマでしょう。」息子。
ん~。どっちでもいいんだけど、なーんか、どこかテキトーっぽくて嘘くさいのが気になる(笑)。
息子は小さい時から興味を示したのは、ウルトラマンくらいなもので。。。
昆虫も鉄道もロボットもスルーだったから。
何かひとつでも彼にあったらのならなぁ。。。工業系とか向いていたらよかったのに。
「あ、母ちゃん、夏休み明けの模試が返ってきたんだけど。。。」
「げっ!!前回よりも下がってるし。あーた、どーすんのよ!」塾代返せと角が出る私。
高校受験が近づいて。
優でも秀でもない、普通の普通。
あぁぁ・・。並なのは、タネも畑もですけれど(涙)。
持って生まれた生命力の強さで、もうこうなったらそれだけで(笑)!!どーにかこーにか
進路を切り拓いて欲しいと・・・切に願う私。









# by senshoku-iwasaki | 2017-09-14 22:45 | 岩崎のある日
機から下したばかりの、新作八寸帯地は。
オールニッポン、全部がジャパン!?
青木間道をモチーフにしたシリーズなのですが、『新しい』が織り込まれています。
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iwasakiが八寸帯地のヨコ糸に使用してきました、キビソ糸とも呼ばれる緒糸が在庫僅かとなりまして。
国産のキビソ糸はほぼ無く、中国のものを購入してきましたが・・・。それも底が見えてきて。。。
新しく長野の宮坂製糸所で作り始めた、『トルネードシルク』と名付けられたビスと呼ばれている
部分の糸を試験的に使ってみました。

キビソは、生糸をとる際に糸口を探す・・最初の繊維で作った糸。
ビスは、生糸をとった後のキレイな糸のとれない・・蛹の周りの最後の部分で作った糸。
どちらも再生の絹糸になるので、以前はB級とされていましたが。手間がかかるので現在はA級な糸です。
しかも今回は。
宮坂さんの社長さん自ら試行錯誤を繰り返して生まれた、見た目はB級。されど心意気はA級。
今回タテ糸には、やはり宮坂さんの銀河シルクなので・・宮坂尽くしな一品に。

ただ、まだ課題もありまして。
ビスはキビソに比べてどうしても柔らかく、そしてまだ太さも安定しておりません。。。
これには、こちらでピッタンコな(笑)規格をよーく考えて。また、宮坂さんも私たちが使いやすい太さを
作ってくださるとのことで・・・もっと進化したいと思っているけれど。
今は精一杯の糸力(いとぢから)を信じて引き出したつもりです。

『トルネードシルク』が届いたとき、当たり前のように「チョーチョッパ有り」「チョーチョッパ無し」と
メモ書きがされていまして。チョーチョッパ?ああ。糸にちょんちょんとついた眉の蓋のような部分のこと
かな、とは思ったのですが。
先日社長さんからお電話をいただいたので、それを伺うと・・・。
「蝶々の羽のようなので、『ちょうちょうは』それがいつの間にか『チョーチョッパ』って(笑)。
業界用語になってるかもしれませんね。みんな普通にそう呼んでいました(笑)。」

今回3本の八寸帯地を織りまして、『トルネードシルク』を使ったのはこの1本のみですが。
小さな蝶々が羽ばたくように・・・少しずつ前に進んで行こうと思っております!







# by senshoku-iwasaki | 2017-09-11 22:45 | 着尺・帯
2017・秋の『ゼリーのミルフィーユ仕立て』九寸帯地。
緯吉野の九寸帯地を織っています。
今回ヨコ糸は、太い細いがかなりある節糸です。
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凹凸を感じたり。光沢を感じたり。ちいさな縞を感じたり。
そしてほっこりと。秋も感じる温かみのある質感になっております。。。

昨年の年明けのころ生まれた『ゼリーのミルフィーユ仕立て』は、ゼリーが幾層か重なっているように
色がストンストンと乗っかっていきます。

緯吉野と呼ばれるこの織りは、糸の入れ方で見え方がかなり違って見えるところが気に入っています。
ぷっくりと膨らませてみせたり、かっちりとシャープにエッジを効かせたり。

今回は3本分のタテ糸を機にかけましたので。
3種の『ミルフィーユ仕立て』を制作します。

10月に今年も染織こうげい・神戸店さんでの展覧会がありまして。
今年の夏は、『絞り絣』はお休みして・・・新しい九寸帯地と、新たな八寸帯地にも!
クニヒサと。今取り掛かっているものの次の次の次(!?)の企画会議をしながら・・・増殖中です。



# by senshoku-iwasaki | 2017-09-07 22:04 | 着尺・帯
少し乾いた、秋風に吹かれて・・・。
Kさまの杉綾織りの着尺を織り上げて。
次に掛かる九寸帯地のタテ糸が、機にかかるまでの間・・・。
織り上げた模紗のショール・ロザの房を、せっせとヨリヨリ。
出来た傍から仕上げを少しずつ。
クニヒサが織ったものは、私が織ったものとは少し雰囲気が違います。
でも織った本人でもこの頃は、どっちがどっちかワカラナイこともあるので(笑)。似てるから
これがわかったら、かなりのiwasaki通です。
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9月に入って。
少ーし空気が乾いて。
季節がゆっくりと冬に傾き始めるこの時期の、風の匂いが中学生の頃は大キライでした。
喘息持ちだった私(エツコ)は、秋は発作の季節。
気温、気圧、花粉に、当時は公害(!?)の変化激しいこの季節は、夜中の発作で。
気が付くと、病院のベッドの酸素テントの中・・・なんて真っ暗な中学時代を送っておりましたが。

有難いことに、大人になる頃にはすっかり元気になりまして。
今はこの、中途半端でビミョーな、暑いような涼しいような『間の季節』が愛おしくてなりません。

中3息子は、来週末に迫った文化祭の出し物の中で・・・江戸時代の寸劇があるそうで。
なぜか刀鍛冶職人に扮する息子と、侍役の子とののロケ地にイワサキ家と・・・。鍛冶といえば!
と巻き込まれてしまったのが、アトリエプラトーの川合さんで。(あぁぁ・・申し訳ないっ)
お忙しいなかを、仕事場に子供たちを入れてくれるよう片付けてくださって。
更に刀のように途中まで作っておいてくださって!
お陰様でとても本格的な画が撮れたそうで・・・。
イワサキ家の土間や、和室でも今日いろんなシーン撮りを。生徒会のメンバー8名と先生と。
和気あいあいと、そしてとても真面目に真剣に取り組んでおりまして。
そんな経験は共にゼロの(笑)、イワサキ夫婦は隣の工房で帯地を一緒に機にセットしながら・・・。
ちょっぴり羨ましく、いや、かなり照れ臭く(!?)親とは全く違う息子を隣室に感じて。

そういえば48歳の自分自身も。
中年とも壮年とも・・・うーむ。最近は、ちょっと老年にも近づいた実感もありまして。。。
人生の季節もゆっくりと。夏から冬に傾き始めている『間の季節』だからこその愛おしさなのかも。




# by senshoku-iwasaki | 2017-09-02 22:22 | 纏う布・暮らしの布
Kさまの杉綾織りは、写真が難しいです。。。
タテはシルバーグレー、ヨコにはこんなピスタチオが入って。
見る角度で様々な見え方、色の感じ方が違う杉綾織りの中でも・・・。今回はとびっきり!?
実際はもう少し萌黄色なのですが・・・写真だとグレーが勝って見えています。
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昨年の染織こうげい・神戸店さんでの展覧会のときにご注文くださったKさま。
iwasakiの杉綾織りサンプルの中から、意外(!?)な組み合わせのこのカラーをお選びくださって。
サンプルのときはほんの2寸ほどだったので、
タテヨコの色が馴染んでいるかどうかが少し心配だったのですが。
こんなにもシックに馴染んで『織り成す』色味というのがあるのかぁ~!と再発見。
今回の発見は、もうひとつ。
Kさまのご希望で、切り返しが3.5㎝2.5㎝1.5㎝と変化するというのも実は初めてでして。
いつもなら同じ幅ずつ切り返すので、見え方が違うのです。

織物は、どこまでも奥が深くて。
こんなに似たようなモノばかり、毎日毎日織っているにも拘わらず。
自分がバカだからかもですが(笑)、本当に。全然わかったような気にさせてもらえません。
25年やっていても、まだまだ毎日に発見があるのです。
だからきっと、こんなにも単調に見える仕事なのに・・・織り以外の事と同時進行が出来なくて(涙)。
これはやっぱり私(エツコ)が、とびっきりのバカだから(トホホ)なんだけど。。。
機に向かうと、ムキになってしまって。
それでも子ども等の学校関係とか、隣保のこととか忘れちゃいけないコトはかなり意識していても。
自分のコトとなると、すっかり抜けてしまって・・・。
あっ!!健康診断が今日だった・・・ガーン。





# by senshoku-iwasaki | 2017-08-28 22:38 | 着尺・帯
今日から新学期も始まって。
我が家の、中学生の子ども等の夏休みも終わりまして。
慌ただしく・・・iwasaki家の夏が終わりました。
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23年間一緒に暮らしてきた2匹のカメちゃんたち。
夏場の暑い時間は、こうして少しひんやりとした土間で・・・活動的に動き回るのですが。
蔵前から戻った翌々日、キバラガメのキイロちゃんが眠るように天国に逝ってしまいまして。
昨年からおじいちゃんみたくなっていたのと、このところ食欲が全然無いのが気にはなっていたのですが。
写真は、残されたミドリガメのミドリちゃん。

カメはあんまり懐くコトがありませんので・・・。
それでも大事に家族として過ごしているつもりなのですが。
「ミドリちゃーん!」といっても無反応。
キイロちゃんのほうは、亀の子だわしでゴシゴシ洗ってあげると気持ちよさそうにしてくれていましたが。
ミドリちゃんは、それはあんまり好きじゃないようで・・・(笑)。
カミツキガメのような形相で(笑)、未だに私に威嚇することがあります。。。

そんな、どこまでいっても距離感が近まらないカメちゃんでも。
私(エツコ)の喪失感は、どうも日増しに高まって。
やっぱり私には・・・イヌやネコは、ハードルが高すぎる動物だと再認識してしまう日々。

嗚呼、息子に娘。
もうすっかり子供たちも手を離れてしまって。チビッコだったときが、ただ懐かしく・・・。
こうなったら。
カミツキガメの形相で威嚇されても、無反応でも。
ミドリちゃんを溺愛しまくってやろう・・と、一人甲羅をなでなでする私。




# by senshoku-iwasaki | 2017-08-25 22:44 | 岩崎のある日
夏の、10日間集中大掃除。
iwasaki史上初の10日間という、超(!?)大型連休を、無理矢理(笑)作りまして。
蔵前の増孝商店の上階に、来年からiwasaki一家が暮らすスペースを確保するための大片付けに。
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そこは、増孝商店が玩具問屋だった頃のオフィス部分であり、社員さんたちの更衣室でもあり、
応接室でもあった階でして。
本と人形が大好きなクニヒサの姉が、20年ほど前に結婚するまで過ごした部屋もあり・・。
玩具問屋を閉めてから35年ほど。私(エツコ)がヨメに来てから25年、恐ろしいコトに(笑)ほぼ
手つかずの物置と化しておりまして。

増孝商店時代のモノは、母に捨てる・捨てないを精査してもらって。
となると、ほぼ全部捨てる!を選択してしまうせっかちな母なので・・・。
ビンボー症の嫁は、「ババちゃん、それはダメです!使います!」
「エツコさん、ここは心を鬼にしないと片付きませんっ!」クニヒサ。
姉の本とお人形は、なんと40箱の段ボールとなって。せっせと上の階に運び込みながら。
ヘロヘロになりながらも、増孝時代のお宝たちを1階に避難(!?)させて。
エレベーター無しの、コンパクトな昭和の階段を・・・1階から5階まで。何往復したかしら(涙)。
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今回の一番のお宝は、亡き父が若かりし頃・・・それまでのMKマークの増孝商店のロゴに対して。
新しくデザイナーさんに作ってもらったという看板。「なんだけど、みんなにウケなくてねー。」母。
書類棚の裏から埃だらけで出てきまして。
ひょっとして、一番反応が悪かったのは母だったりして。

母が使っていた事務用机は、TOYOの1969年製。
「父つんたちが生まれた年でしょ?カッコイイじゃん、しょーこコレ使う!このロッカーも!」中1娘。
「でしょ!だよね~!書類庫たちも新居で使いたいと思って・・・。」せっせと磨きながら・・私。
「えぇ~っ!何もそんなきったいないモノ使わなくてもいいのにぃ・・・。」母。

3日かけて・・・どうにか床が見えてきて。粗大ごみも専門の業者さんに運び出してもらって。
10日間でどうにか空っぽに。
これでどうにか9月から・・・解体工事と改修工事をお願いできます。。。

昨夜遅く、南部町の家に戻りまして。
この雨続きに締め切った家は、なんだかカビ臭く・・・。そのまま掃除になりまして(涙)。
さっそく今日から巻き返し(出来るとイイんだけどなぁ・・・)の仕事を始めました。
築48年の昭和のビルと、築140年の明治の家と。
チャキチャキの母と、のんびりなヨメと子供たちと。
どっちの良さも手に入れる、贅沢なこれからになりますように・・・。と年季の要った神棚を磨きながら。
さてさて。
まずは今からの仕事が・・・。(汗)。




# by senshoku-iwasaki | 2017-08-20 23:40 | 岩崎のある日
先日お納めさせて頂いた帯二種。
Tさまの吉野格子九寸帯地と、Iさまの緯吉野八寸帯地、それぞれキレイに仕立てて頂いて。
いつものことながら、帯地だったときとは別人(!?)別モノとなって帰ってきまして。
お届けする前に記念撮影。。。
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爽やかなブルーと、深紅が交差する吉野格子。
増孝商店・梅雨場所でご覧頂いたTさまは、とっても喜んで下さって・・・。
秋以降・・・お召し頂けるのを楽しみにしております!!
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そして・・・。お仕立ても(無理を言って・・・涙)急いで頂いた、Iさまの絹と麻と科の八寸。
仕上がってきた翌日に、ちょうどIさまのお宅の近くに行く用もあり・・すぐにお届けが出来まして。
Iさまにとっても喜んでいただいて、心からホッとしました。
「でもIさま、もし次があるとしたらその時はじっくりお時間くださいねっ!」とお願いを・・・。

織物制作者としましてはいつも。
多くのプロをリスペクトしていますが、仕立ててくださる方には殊更。
Tさまの九寸帯地などは特に、丁寧な地直しがあって、あのようなピシッとした格子になっておりまして、
手織りは特に、どうしても右と左とではゆがみが出てしまうのです。
ekkaとして長年・・サカタと、コートやジャケットを作ってきましたが・・・。
サカタからいつも聞いていたのが、織るのと同じくらい時間のかかる地直しの作業の話。
なので・・・。
iwasakiでお仕立てまで依頼された場合は、知り合いのお仕立てのプロの方々にお願いするのですが。
真のプロだけに、皆さんお忙しいのは熟知しておりますので・・・『お急ぎ』はお願いできません。。。
なるべく余裕を持ってお願いしています。
そんなこちらの気持ちをまた汲んでくださって、本当に丁寧に仕立ててくださいます。

まずは糸になる素材から糸になるまで、糸(原糸)から使いやすい太さにする撚糸(ねんし)、精錬、
iwasakiが使う糸一本とっても、多くのプロの手が関わって。
iwasakiで染めて織って・・織物になったら、ゆのしのプロを経て、それをカタチにしてくれるプロへ。
たくさんのプロの手によって・・・完成、・・・じゃなかった、
これから。
ユーザーさんの手によって、最後にユーザーさんの一部となって完成形となります。

これを仕事に出来て、本当にヨカッタ。
仕立てあがった着物や帯を、たとう紙を広げて見せていただくときは、いつも。
ひしひしとhandsを感じて感謝するひとときなのです。








# by senshoku-iwasaki | 2017-08-07 22:50 | 着尺・帯
久々に、『模紗織りのショール・ロザ』織っています。
タテ糸に着尺で使っている、玉糸や生糸、節糸などなど・・。
ヨコ糸にはウールをベースに、所々に絹を散らして。
夜空に地味に、鈍く微かに、だけど確かに輝く炉座のように。

模紗織りは透け感があるので、よく夏用の織物に用いますが。
ふわっと軽く、空気を孕む暖かい織物として・・・iwasakiでは秋冬向け用としても用いています。
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今年は。
秋に『染織こうげい・神戸店』さんでの展覧会と、愛知の『雅趣・kujira』さんでのグループ展と。
暖かな纏う織物も!と、嬉しいリクエストがありまして。
ご注文の杉綾織りの着尺をひとつ織り上げて。クニヒサが次の準備にかかる間に・・・久々の摸紗織りを。
織っていると、ウールだからお腹回りがより暑くてぇ~。それでなくてもこの頃たっぷりの脂が(トホホ)。
トントンの振動で(笑)、少し燃焼してくれたら有り難いんだけどなぁ・・・。

例年だったら、家族で夏のビンボー旅行に出かけている頃ですが・・・。
これまでのツケが溜まりまくった中3息子(笑)と、
そうはなりたくない(!?)中1娘はそれぞれに忙しく。
なんでか夏休みに入ってからのほうが、早朝から弁当づくりに始まって、それぞれの都合の送り迎えと・・・
あれあれ、親のほうがもっと忙しかったりして(涙)。

それでも今月中に。
来年から暮らすことになる、蔵前のクニヒサの実家の一部を、リノベーションが出来るように大片付けを。
なんとか10日間で!(出来るのかなぁ・・?いや、もう時間が無くて・涙)せねばならず。
その分の時間を差し引くと。
そういえばもう何ヶ月も・・・。休日が無い気が。

この模紗のショールを、グルグル巻き付けたくなるような木枯らしの頃には・・温泉にでも浸かりたいなぁ。





# by senshoku-iwasaki | 2017-08-02 22:46 | 纏う布・暮らしの布
吉野格子九寸帯地・『板チョコに銀紙』の第2弾。
原糸布を彷彿させる・・・八寸帯地を織り上げて。
クニヒサ、今日から取り掛かりましたのは吉野格子の九寸帯地です。
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春に『板チョコに銀紙』という九寸帯地を制作したのですが、今回は前回よりもストイックに(!?)。
より、板チョコっぽい格子になりました。
今回のヨコ糸は、玉糸でも前回のときよりも太い細いがハッキリしているので、ややざっくりと。
秋らしい質感になっているように思います。

「1本目はこんな感じで、波長の違う色は入れないつもりなんですけどね。
2本目はどうしようかなぁ・・・と思って。」最近織る時だけ眼鏡を累進レンズの近々にしたクニヒサ、
違和感があるのか眼鏡に手をあてながら。
「たまに生協で出るんだけど、アタシ『大人のチョコレート』っていうのがあって好きなの。
クーベルチュールチョコにブルーベリーに全粒粉のビスケットチャンクが入ってて・・・。」私。
「いつの間に?知らないところでコソコソとつまんでるからエツコさん、益々大きくなってますよ。。。
そんな話じゃなくて、私の話を聞いていました?」クニヒサ。
「ちゃーんと聞いてるって(笑)!だから~、大人のご褒美といったらブルーベリーだってば。
このチョコ色に、シックな差し色といえばブルーベリーのような紺もイイんじゃない?って話。」私。
「あぁ。なるほど。じゃ、最初からそう言ってくださいよ。ブルーベリーね。」クニヒサ。

Rさまの杉綾織りの着尺を、ようやく織り上げるところの私。
タテ色が濃紺だったせいもあり・・・タテ糸がナカナカ糸が見えにくくて。
おまけに連日の暑さと、夏休みに入ったもののそれぞれに忙しい子どもたちの予定に振り回されて・・
織り進みのペースは、かなり落ち気味(涙)。
こうなると。
お眼目にもどんより気分の私にも優しい、ブルーベリー入りの『大人のチョコレート』で補給しないと!





# by senshoku-iwasaki | 2017-07-29 20:53 | 着尺・帯
Iさまの『絹と麻と科の緯吉野八寸帯地』。
Iさまにご注文いただいていた・・・自然布のような八寸帯地は、無地ライクで。
タテに赤城の節糸、銀河シルク、リネン。ヨコにはキビソ糸に銀河シルク、苧麻、科と。
真夏に締められるよう、透け感を持たせて。
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自然布とか原糸布とか呼ばれるものには、芭蕉、藤や葛、科・・といったものがありますが。
どれもまず糸を績むのが大変時間のかかるものなので、糸として殆ど流通していないものたちです。
今回Iさまは、最初にお話しを伺ったときに「科布のような・・・」とおっしゃっていたので。
僅かに手に入った科の糸を散らして。
「iwasakiらしく」となると、やはり絹との交織かと。
科だけよりもしなやかで、糸感がさまざまに見えると・・・複雑な光も見えてきまして。
緯吉野で、赤城の節糸を使ったボコボコとした八寸は、『アカギブシノコブシ』や『brown sugar』
といったシリーズを作ってきましたが。今回はまたひと味違う質感です。。。

今回の『絹と麻と科の緯吉野八寸帯地』、Iさまのこの帯ともうひとつ。
段を入れたより・・iwasakiっぽいタイプをクニヒサ、制作いたしました。
素材感たっぷりの夏向け八寸、梅雨は明けてしまいましたが・・・。
Iさまのイメージにピッタリだとイイなぁ・・・。

# by senshoku-iwasaki | 2017-07-24 21:30 | 着尺・帯
その手は千葉の(笑)、やき蛤。
大坂屋さんは、私(エツコ)が生まれ育った千葉市にある、老舗のやき蛤屋さんです。
実家ではお盆と暮れの季節になると・・・贈り物に、そして自宅用に。
呑兵衛の父はやき蛤があると、嬉しそうにいつもより更に(!?)呑んでいたのを・・・思い出します。

先日思いもかけず・・・千葉に暮らす上の兄から届いたのは・・・。
なんと!大坂屋さんのやき蛤の缶詰!
何度か登戸の本店に伺ったコトもあったけど、初めて見ましたっ!なんともステキなパッケージ♡
あぁぁ。にっちゃん(兄)もこのパッケージにやられて(笑)、私に送ってくれたのか・・・と。
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「おっかさんに頼まれて、大坂屋の入ってるペリエに連れて行ったのよ。そしたらひっそりと。
置いてあったのよ、この缶詰のギフトセット。オレも初めて見たんだけど(笑)。
手づくり感半端ないこの感じを見た瞬間、えつが浮かんで。おっ!あいつ誕生日じゃんっ!と思って。」兄。
「えぇ~っ!ウレシイよぅ。祝う歳でもない、アタシも48よ。人生50年よ・・・」私。
「おぉぉ。48か。オレも還暦間際なわけだ(笑)。」兄。
・・・なんて淋しい会話を、久し振りにしまして。

息子がまだ小さかった頃、「かぁたんとにっちゃんは似てる」と。「そお?どこが?」って聞くと、
「ポンコツ好きなとこ!」と言われたコトがありましたが(笑)。確かに面白いと思うツボは同じかも。
この缶詰めは、勿論ポンコツではありませんが。
手焼きの高級なやき蛤を、さも高級でゴザイマスなパッケージにせず・・・なんともアジアンテイストな
レトロなデザインの巻紙を張り付けているあたり・・・かなーり惹かれます。

『カモメ印』というのも。本店のある千葉市登戸のあたり、国道14号は兄の生まれた
昭和30年代は海で。大阪屋さんはちょっと高い所にあり、海辺のお店だったそうなのです。。。
私が生まれた頃には・・・もっと海の中だったところまで!団地だらけのニュータウンとなっていましたが。
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缶を開けてビックリ!ぎっしりと。なんと串焼きのあのやき蛤がキレイに詰められています。
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一缶に20本以上の、やき蛤。大坂屋さんのあのお味。
暑いこの季節、冷たいお茶漬けにもピッタリです。
旨味と郷愁がいっぱい詰まった、大坂屋さんのやき蛤。味だけでなく缶好きの私のハートまで串刺しに。


# by senshoku-iwasaki | 2017-07-21 22:13 | 岩崎のある日
Rさまの杉綾織りの着尺。
昨年、染織こうげい・神戸店さんで、iwasakiの銀河絹の山形斜文八寸帯地と、
この杉綾織りの着尺をご注文くださったRさま。

春に先に八寸帯地を制作させていただいて。
その際には「先日こうげいさんでいただきました。とても嬉しいです・・・着尺もお待ちしております」と、
ほんとうに。恐縮してしまうほどうれしいお便りを頂戴いたしまして。
先週からRさまの着尺を、クニヒサと機にセットしておりました。
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タテが渋めの紺で、ヨコは玉糸のシルバーグレーなので、光沢感があります。

実はこの着尺。
クニヒサが綜絖通し、筬通しがほぼ終わるころ・・・私(エツコ)は中学生の子供たちの三者面談で。
『三代目豆象』と呼んでるサンバーで、ご近所で不注意な自損事故を起こしてしまいまして(涙)。
電柱にぶつかり、豆象は廃車になってしまったものの。私は軽い打ち身で済みまして・・・。
駆け付けたクニヒサの第一声が、「とりあえず手が無事でヨカッタ!!」
まったく何てことだ・・と、これ以上落ち込めないくらい自分自身に対して落ち込みまして・・・。
でも。有り難いことに手が無事でしたから、翌日からこの着尺に取り掛かることが出来まして。
一週間が経ち、ひしひしと。
Rさまの着尺を織ることが出来る喜びで、立ち直っていることに気づきました。

この着尺に助けられましたから、精一杯心を込めて(打ち込んで)織り上げたいと思います!!
あ・・でも、これからは更に運転には気をつけて(汗)。




# by senshoku-iwasaki | 2017-07-19 21:35 | 着尺・帯
きつつき工房・華子さんに作って頂いた消しゴムはんこで・・・。
商品タグを、空いた時間にペタンペタン・・・。
iwasakiの着尺や帯には、織り生地に証書の類は一切貼り付けておりません。
ナントカの証とか伝統的手織り工芸品とか・・・そんな有難い肩書もありませんし(笑)。
何より、せっかく織った生地。
終り部分とはいえ、ベタベタ糊くっつけて紙を貼る気にならない・・・のが本心でして。
iwasakiの反物は、なるべく織り柄のまま最後まで。
仕立てて残った生地は、たとえどこの誰が織ったモノかわからなくなってても。
できればその着物や帯が、直してでももっともっと!着たいものとなってくれていて。
全ていつの日かの補修用に使えるように・・・と希って。
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なので。
iwasakiの帯・着尺についているのは、このきつつき工房・華子さんの消しゴムはんこが押された紙に。
私(エツコ)が、20年以上愛用の『筆DEまんねん』でタイトルと材質や価格等手書きした、
アナログなタグが・・・これまた織りの残り糸で、下げてあるだけです。

高尚な有り難い要素はゼロのiwasakiタグですが。ここにこそiwasakiが凝縮されています。
ブランドではなく、iwasaki夫婦の眼と手で選んだ素材と、それに最良だと思う組成で!
全力で制作しています。
質実剛健で堅牢なんだけど固過ぎない、イマドキでもあるんだけど懐かしくもある。
一見どうってコトないんだけど、実は結構考えて(笑)。
どうってコトある(と信じてる・笑)iwasakiの織物。

イチオシ!の太鼓判の証書は、ユーザーさんのココロに貼られますように!!


# by senshoku-iwasaki | 2017-07-14 22:47 | 骨子・背景
師匠の手紙。
日置先生は最近、墨絵のほかに版画を描いたりもされているので。
三渓園での『日本の夏じたく』展に、徳島で和紙を漉く中村功さんが出展されるようになった4年前から
味わいのある紙を、少し分けて頂いては日置先生にお送りしておりまして。

今年は紙漉きの一日の最後にしか出来ない、『サデ紙』と中村さんは呼ぶ紙を。
サデる、というのは方言で「落とす」という言葉らしいのですが。
もう漉くことが出来なくなった最後の液を、そのまま枠に落として一晩水を切って。
昔の紙漉きは、自家用としていたものらしいという・・・楮の皮の量も紙の厚みも違う、まるで太織りの
ような紙を送りましたところ、大変喜んでくださいまして。
先日・・郡上から好物の郡上ハムとともにこのお手紙が。
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先生のお手紙・・・。私(エツコ)、学生の頃より何度か頂いているものの。
まず一読では解読出来ませんで(オヨヨ・・・)。
3回読み返して、一晩寝まして。翌日また読んで・・・。
なので届きましたのお電話は、必ず翌日になってしまいます(笑)。
今回は、以前お送りした杉の紙に、梵字が書かれたものも同封されていて。
お手紙によるとその文字は、江戸初期の真言宗の澄禅(ちょうぜん)律師が書かれたものを写したとの
ことで。先生は、真言宗という厳しい戒律の中にあっても、梵字を美しいアートにまで独自に高めた・・
澄禅律師の規格外の美意識と、遊び心にとても惹かれているとありまして・・・。
中村さんのゴツゴツとした杉の和紙に、日置先生が手探りで作った杉の木のヘラのような筆で。

あぁ。
やっぱりどこまでも日置先生なのだなぁ・・・と。写しをしても日置先生なのです。
『超える』という言葉を大切にしていた、大師匠の宗廣力三氏もまた同じで。お二人とも既存の概念には
囚われない、柔軟さを持ち合わせた方々。先生のお便りで初めて知ったけど、きっと澄禅律師も。

日置先生のお便りは、常に進化していて。いつまでたっても追いつけません。

# by senshoku-iwasaki | 2017-07-08 23:37 | 岩崎のある日
両耳つきの、織り半襟『小弁慶』。
春に、染織こうげい・浜松店さんで『帯揚げにもなるストール・小弁慶』を出品させていただいたのですが。
展覧会直前で6枚しか作れなかったこともあって、浜松店のお客様に好評をいただいて・・・。

「この感じで半襟をつくりませんか?大変なら広幅で織ってミシンがけでもアリですよ。」社長さん。
「ゼッタイにイイですよ。欲しいです。カワイイです!」店長さん。

すごくカワイイとかイイとか言われると・・・すぐ嬉しくなっちゃう(笑)単純な私(エツコ)。
ご注文の杉綾織りの着尺のタテ糸が、お天気が悪くてナカナカ染められないのと。
それにかかると、しばらく集中が続くので・・・その前に、一枚110㎝ほどの妄想旅行に出かけていました。
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社長さんはミシンでも・・・とおっしゃってくれたけど。
どーにも手織りの人間には、織り布を縦に切るというコトが出来ませんで。。。
実は以前にも。iwasakiでは織り半襟を作ったことがありましたが、その時もそして今回も。
やっぱり結局、両耳で!僅か16㎝ほどの幅の中に、弁慶格子になるストライプと無地の部分と。

古今東西今回も。
私の妄想の旅は、空飛ぶ弁慶の高下駄に乗って・・・(!?)まだ旅から戻れなくなりまして(笑)。
第2弾の経糸が、織り上がったすぐの機に今日かかりまして。
生紬の残糸、九寸帯地の残糸、着尺の残糸、残り糸に福来る。
小品なのに、意外と時間のかかるものだけど。手が慣れてきましたから・・・第2弾は少しテンポを上げて。
妄想旅行から戻る頃には・・・。
クニヒサが綾織りの着尺の糸染めと、糊付けから糸巻き、整経まで。Iさまの八寸帯地と並行しながら。
お日様を縫うように進んで(・・・くれていないとヒジョーに困る!)いるハズ。



# by senshoku-iwasaki | 2017-07-04 21:59 | 着尺・帯
秋冬に向けて、綾織りの八寸帯地『色硝子』も2017バージョンです。
あぁぁ。6月もとうとう最終日の今日。
なんてスピードで月日が進んでしまうのかしら~!と、泣きそうになりながら。。。
ジメジメの(笑)iwasaki工房ではやっと・・・。秋冬カラーの織物に切り替わってきております。
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クニヒサが織っているのは、この綾織りの八寸帯地『色硝子』。
ピスタチオとオレンジが、ちょっと懐かしいキモチになる・・・とイイなぁ、とか思いながら。
秋には。
春の浜松店に引き続き・・・お世話になっている「染織こうげい・神戸店」さんでの展覧会もありまして。
iwasaki、シフトをしっかり秋冬に切り替えて。
私(エツコ)もこれからご注文をいただいている、杉綾織りの着尺に次々と取り掛かる予定でして。
この6月は、ブルーベリーをたくさん食べて(笑)万端の準備をしながら・・・。
その前にチョット気分転換の、織り半襟に取り掛かり。

秋冬一色。
と今朝まで思っていた私たちでしたが。
午後に打ち合わせさせて頂いたIさま。昨年からお話しは伺っていたものの、今日決定稿となったので。
お納めは来年と思った、真夏けの八寸帯地・・・。
「えぇっ~!今年の夏じゃなきゃ!!」のIさまに、・・・う~ん。・・・わ、わかりました。(汗)
「藤布や、科布のような原糸布を彷彿させる質感で、絹との交織でiwasakiさんらしい感じでしたら、
どうにでも。お任せします。ただ、この夏締めたいの。」とのことで(汗・汗・汗)。
そうなると。
糸染めも糊付けも困る、雨の季節だけれど。今回ばかりは梅雨明けは、少し先延ばしになることを・・・
願ってしまうiwasaki夫婦だったりして。





# by senshoku-iwasaki | 2017-06-30 22:58 | 着尺・帯
東京吉祥寺・小ざさの最中と、文京区向丘・一炉庵の彩最中。
増孝商店・梅雨場所中・・・頂いてしまいました、東京の東西名店の最中二種。
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お世話になっている、南青山のitonosaki(イトノサキ)さんから・・・。うはぁ~。美しいこの雲は。
小ざさの最中は、私(エツコ)も大好きな最中のひとつ。
白餡と粒あんの二種。どちらも。バランスがとても良いのです。
「~丸い味とすることが、和菓子を創る上の、究極の奥義かと信じます。
  最中としての、味の品位もそこから生まれるように思います。大げさな言い方ではございますが、
  心を打込んで製造致しております。~」栞より。
まさに丸いお味。直球で、正直で、思わせ振りが無くて、とても健康的で。
iwasakiも。
心を打込んで(心を込めて・・ではなく、打込んで!)itonosakiさんでも喜んでいただけるような
丸くて品位ある、織物味を目指したいと思います。
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「今日こちらの方面に用事があったもので・・・」と、Nさまがお持ち下さったのは東東京の一炉庵。
包み紙の瓢文様に・・・はて?どこかで見たことがあったような・・・?と思った私(エツコ)。
でもすぐにピンとこないのが、悲しいかな私のぼんやりなオツム(涙)。
包装紙にも『当店の菓子は品質管理上、宅配等お勧めしておりません。』とあり、真っ向勝負な頑固さ
を感じまして・・・ワクワクしてしまいます。

こちらの彩(いろどり)最中は、その名のとおり・・・丹波大納言粒あん、漉し餡、栗餡、胡麻餡と。
4種の色と味わい。粒も漉しも上品な甘さの餡が・・・はて?やっぱりどこかでお会いしているような?
一炉庵さんの栞を見て、明治36年の創業以来の昔ながらの製法が故、日持ちはせずなるべく早くお召し
上がりください。ということと、手土産としての菓子作りから地方発送はせず直接お客様にお手渡しのみ
の販売をされているということ。それも全て温度や湿度の変化、時間の経過により食味が落ちるという、
至極当然でシンプルな理由で、これにも本当に共感の私。
栞の裏面にお品書きと、お日持ちが書いてあり・・・。どれも短いです。あ!最中は他にも。。。
夜雨(やう)最中・・・4日間(夏期 要冷蔵)おぉっ!これっ!随分と昔に、どこかで戴いた記憶が
あるのです。小ざさの最中のように、バランスが良くて美味しくて、品があって、健康的で。
Nさまはきっと、季節柄・・夜雨最中よりかは日持ちのする、この彩最中を選んでくださったのだと・・。
彩最中の栗餡は、とてもコーヒーにも合うのです。あぁ、美味しい。

一炉庵さんも、生の和菓子に心を打込み続けているお店なのだと。
蔵前に暮らすようになったら、是非とも向丘まで季節たびに通いたいと思いました。
itonosakiさん、Nさま、お御馳走様でした。



# by senshoku-iwasaki | 2017-06-26 23:13 | 最中
お陰様で『増孝商店・梅雨場所』終了いたしました。
たった3日間だけのオープンでしたが、iwasakiの小さなshopにお運びいただきました皆々様・・・。
本当にありがとうございました。

iwasakiにとって作ることは、生きること。
作る悦びがあるのが工房で、そして作ったものを、喜んで使ってくださるユーザーさんに出会える歓び
のある場所のひとつが『増孝商店』。

昭和元年に、祖父が玩具問屋としてはじめた『増孝商店(ますこうしょうてん)』。
来春からはこの増孝商店が、工房でありshopにもなります。
作る悦び、出会う歓び。使う喜びと愉しみ。
iwasaki結成当時からの「作る理想」が、使い手との双方向の関係でしたから。
岩崎の祖父母と両親の、夢の詰まった『増孝商店』で、iwasakiの夢が叶えられるよう・・・
これからも(マニアックなモノにはなってしまいますが・・・)魅力的な自家織物を制作したいと思います。
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『阿波藍とアイボリー』シリーズで生まれた、楊柳のストール。
5本分を機(はた)にかけたものの、ギリギリまで織って間に合わず・・・今回は3本のみでしたが。
3本とも・・・素敵なユーザーさんの元へ。
シルク、リネン、苧麻(ラミー)のなかに、藍染めの絹糸がキラリと光る、爽やかなストールになりました。
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最新の、そして現在進行形のiwasakiをご覧いただける『増孝商店』。
織りたてほやほやの、hotなiwasakiを感じていただけたら嬉しいです。
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今回私(エツコ)が着ていましたのは、昨年織った森くみ子さんの阿波藍染め糸をたっぷり使った生紬。
森くみ子さんとヨコ色違いでお揃いです。
絹に藍染めというと、摩擦で藍が付くというリスクが付き物ですが。
還元菌でしっかりと染まった森さんの藍は、例えば足袋を青くしても・・洗うと落ちてしまうのです。
一体どれくらい青くなるのか、本当に洗って落ちるのか・・・イロイロ試してみたくて。
タテには贅沢に、一番濃い褐色(かちいろ)をベースに。森さんは、ヨコにこれまた濃い目の御納戸色を。
私は瑠璃色3越しに水色を1越し。濃い色のほうが色がつきやすいハズなので、あえて白い半巾を。
襦袢も白。自分の手掛けた織物は、全て水洗いをする私なので。
3日間、真夏のような暑い時間にご近所に出かけてみたり。結構汗ばみまして。
うっすらと青くなった箇所も・・・。
まずは私が使ってみて、お手入れを繰り返して。
愛おしさや、魅力の全てをお話し出来るよう「育て」てみて。

森くみ子さんとのコラボ企画、今回は青が付かない程度のアイボリーとの組み合わせでしたが。
今後は、ご注文で濃いお色目の藍の着尺をご紹介できるように・・・と思っております!



# by senshoku-iwasaki | 2017-06-21 23:25 | 増孝商店 KM
増孝商店 梅雨場所‘17 は20日(火)までです。
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梅雨場所らしい天気で始まりました。(笑)
3日間の短期間OPENですが、iwasakiの現在がご覧いただけます。
19日(月)はエツコが一人、20日(火)は二人でおります。
ご興味がありましたらぜひに!
お待ちしております。

# by senshoku-iwasaki | 2017-06-19 00:07 | 増孝商店 KM
最新作の八寸帯地の、『アカギブシノコブシ』も『阿波藍とアイボリー』です。
森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍の絹糸を散らして。
赤城の節糸に、宮坂製糸所さんの生糸、玉糸、銀河シルク・・・。濃い茶は、野生の蚕のタッサーナーシ。
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赤城の節糸の節と、緯吉野の凹凸感に、銀河シルクの白。ベースはヤマモモで染めた白茶。
阿波藍の、花浅葱と紺と褐色(かちいろ)が、さざ波のようです。
5月に、同じ感じでまず・・・半巾帯を制作しましたが、今回はその八寸バージョン。

同じ絹糸でも・・・。
質感の違うさまざまな絹が、それぞれに地味に(!?)存在感を出しているように感じるのは・・・
iwasaki夫婦だけではないとイイなぁ・・・と希いながら。

『阿波藍とアイボリー』シリーズ、実はiwasakiお馴染みの「楊柳のストール」にもなって!
・・・といっても、今日のお昼過ぎまでギリギリ織って・・・今回は3本のみの限定ですが。
増孝商店・梅雨場所で、皆さまにご覧頂けましたら・・・嬉しいです。



# by senshoku-iwasaki | 2017-06-16 22:26 | 着尺・帯
織り上がったばかりの『御柱太織り』。
今回は三つ崩しで。
糸が太いからこそ見える、この感じ。
フワッとしてるのに、キュッとして。とにかく気持ちイイ、絹らしい絹織物に。
だけどとにかく織り難い、節だらけのこの糸味。
細めの生糸で織る、杉綾織りの着尺よりも時間がかかって。
一越一越・・・。織るのは大変、だけど織れていくそばから愛おしさが・・・。
こんなにもストレートに、ダイレクトに『素材』をメインに出来るコトがやっと・・・。
25年かかって(!?)出来るようになりました。
iwasakiの節目の年にふさわしい、節だらけ味わいだらけ(笑)の新シリーズです。
どうにかこうにか・・・18日から3日間の『増孝商店・梅雨場所』に間に合いました。
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この原糸は、上州式と呼ばれる横挽きで。双子の繭、玉繭から生まれた絹糸。
宮坂製糸所さんで以前作られた糸で、大ベテランのある方が挽くとより、節が出たとか・・・。
その方はもう引退されて。
現在は使わないそうなのですが、糸を挽く際の助剤も節が出やすくなったのでは・・。とのことで。

どっしりと重い、一反約1キロの贅沢な着尺。
素朴で質素な見た目とは、かなりギャップのある・・・ある意味、都会的で現代的な太織りかもしれません。



# by senshoku-iwasaki | 2017-06-15 22:29 | 着尺・帯
Mさまの銀河絹の山形斜文八寸帯地は、
Mさまのご希望で、『ガリガリ君ソーダ』色です。
昨年の『日本の夏じたく』展でご注文いただきまして。
今年の夏じたく展で、何色かサンプルをご覧頂き、「あんまりキレイ過ぎるのも照れるかな・・・」と。
すこーしヨコ糸は、グレーっぽくなりました。
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そういえば。
タテにシルバーグレーやアイボリーで、ヨコに水色。といった組み合わせは今までに制作しましたが。
写真より、このタテ色はガリガリ君ソーダにかなり近い明るい水色でして。
何度も制作している山形斜文八寸帯地ですが、初めてのカラーで新鮮でした。
今回Mさまのこの帯地のほかに、ヨコに濃いグリーンを入れた秋に向けた新色も制作しました。

今年は。
なんだかんだと慌ただしいiwasakiで。
仕事以外にもやらなきゃならないコトがいっぱいあるハズなのですが。。。
本業の仕事のほうがナカナカ進みませんで(涙)。
いろんなコトを後回しにしていたら、あわわ・・上半期が終わりそう。。。
中3息子の学校関係とか、一応保護者として参加せねばならない系(!?)のイベントも多々で(汗)。
私(エツコ)の苦手なアウトドアだったりすると・・・。暑いわ、眩しいわで、すぐさまぐったり(笑)。
日ごろの引きこもりが、こんなにもダメダメになっていたのか!と自身を罵りたくなりながら・・・。
あぁぁ。滞った分は、夜業で進めるしかないか・・・と。
この夏は、益々・・・ヒネモグラ化してしまいそう(笑)。

# by senshoku-iwasaki | 2017-06-12 22:21 | 着尺・帯
Tさまの吉野格子九寸帯地。
昨年の増孝商店で、iwasakiでは珍しく(!?)ピンクの縞の入った吉野格子九寸帯地
CANDY LEI』をご覧になったTさまは、美しいボルドーカラーのバッグをお持ちで。
「こんな赤紫と、もうひとつ。好きなブルーがありまして。その二色を入れて頂くことはできますか?」
ということで。
クニヒサが織り上げましたのは、こちらの帯地。
私にはすでに・・・Tさまのお召し姿が目に浮かびます。
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吉野格子はこの高密度になる縞と、段の幅とその色で・・・印象がかなり変わります。
カラフルなタイプ、シックなタイプ、ストイックなタイプ・・・。
今までに色々なタイプを制作してきました。
息子の5歳の祝い着に、クニヒサが織ってから・・・早いものでちょうど10年が経ちました。

当時は娘も3歳で、今ほど制作に打ち込める時間も無く・・・保育園に預けている貴重な昼の時間に、
自家用の吉野格子を織るなんて!今から思えばチャレンジャーでした・・・(笑)。
その間仕事は止まるわ、仕立てに、着付け、お参り、写真撮影・・・と当然かかりまして。
親のほうの格好は、そりゃヒドイもので・・・(笑)。
でもそのお陰で。
iwasakiのアイティムのひとつに吉野間道が追加となり、今日に至っております。
あの時に、榊神社の神様が気の毒に思ってくれたのかも!?

榊神社脇の『増孝商店』、梅雨場所と題しまして6月18日(日)~20日(火)の3日間オープンします。
Tさまのこの帯地と姉妹の、同じタテだけどヨコ糸の色柄違いの帯地も1点だけ制作しました。
森くみ子さんに染めて頂いた、阿波藍染めの絹糸を使った新シリーズ『阿波藍とアイボリー』の
第一弾とともに、iwasakiの最新作をご覧頂きたく・・・まだまだ制作中です!




# by senshoku-iwasaki | 2017-06-07 22:26 | 着尺・帯
御柱糸祭り。
只今iwasaki工房では・・・。
クニヒサは、Tさまにご注文いただいている吉野格子の九寸帯地を。
私(エツコ)は、Mさまの銀河絹の山形斜文八寸帯地を織りながら・・・。
次に掛かるのは、いよいよ『御柱』です。
とにかく節、節、節。節がスゴイです!
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昨年宮坂製糸所さんに伺った際に、デットストックされていた玉糸。
それも『御柱』と名付けられ、大切に保管されていて。見せて頂いた瞬間に、これは!・・・と。
今まで作ってきた着尺の規格とは違う、糸感たっぷりの、質素で贅沢な最高の普段着を作りたい。

糸感、一本の糸味を魅せるために。
iwasakiの着尺の平均的なタテ糸の太さの約4倍近くの太さに撚糸してもらって。
一反にこんなに使うのかぁ~!!と、ビンボー症のイワサキ夫婦はドッキドキ(笑)。
なんといっても。素材費が倍です(涙)。ずっと作りたかった。でも作れなかったのは高価だから。

阿波藍の森くみ子さんとのコラボ企画もですが。
理由があってお値段が高い、ということを説明できることが25年やってきてようやく・・出来そうな
のと。この機会を逃したら、もう二度と作れないんじゃないかと直感したから。
でもiwasakiで作る限り。
やっぱり『使える価格』を意識して。

糸が太くても。
この節ですから、サクサク仕事が進むわけではありませんで。
整経中も、経巻き中も、綜絖、筬通し中も。絡む絡む・・・。
当然のことながら、これから始まる織りの作業もきっと。
でも今日、織りつけが済んで。
あぁ、やっぱり。
どこまでも愛おしい、たぶん私が織物の中で最も好きな・・・ど真ん中の太織りとなりそうです。

iwasakiの御柱祭が始まります。



# by senshoku-iwasaki | 2017-06-04 22:44 | 着尺・帯
今年の『日本の夏じたく』、お陰様で終了いたしました。
今年も大勢のご来場をいただきまして、充実した3日間(2日半!?)を過ごすことができました。
お出かけ下さったみなさま、本当にありがとうございました。
今回もクニヒサ一人での出展となりまして、写真に収めきれない事もあり・・・。
一部なのですがご紹介させてください・・・。
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今回は広間で。外光の入る明るい場所です。。。

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最新作の『阿波藍とアイボリー』生紬着尺。
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初日、残念ながらお天気が良くなかったにも拘らず・・
結城のお着物に、iwasakiの銀河絹の山形斜文八寸帯を合わせてくださったIさま。
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昨年の『日本の夏じたく展』でお求めくださった、緯吉野の半巾帯を締めて・・・Kさま。
帯留めは、やはり夏じたく展に出展されている松原智仁さんの銀線細工で。
半巾は海のイメージだったので、松原さんの帯留めもお魚!あ、ありがとうございますっ!
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Sさまは、浜松の染織こうげいさんでお選び下さった半巾帯を。
タテ糸は絹、ヨコ糸は麻のタイプです。Sさま、iwasakiの中でもかなりマニアックな(!?)
タイプをご愛用くださっている・・・ユーザーさんのおひとり。
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マニアック繋がり(!?)Sさまとご一緒に浜松からいらして下さったTさまも・・・。
緯吉野の半巾を締めてきてくださいました!!
Tさまは染織こうげいさんで、新しい取り組みをしたレア(!?)なシリーズもご愛用して
くださって・・・。SさまTさま、ありがとうございますっ!
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摸紗織りの生紬『小さな窓』をお召しくださったKさま。帯は日本刺繡の飯島桃子さんのものを。
この生紬は、2年前に夏じたく展に向け制作したもので・・・その時にお選びいただいたもの。
こちらの着尺、お召し頂くうちに少しずつ縞が浮き立ってくるとイイなぁ・・・と企んだ縞です。
こうしてお写真を見ていると、縞が感じまして・・・。嬉しく眺めている私(エツコ)。

みなさま、本当にありがとうございました。
今年でちょうど10年目だったiwasakiでしたが、また気持ちを新たに。
来年も出展を目標に、頑張ろうと思っております。
これからも。どうぞよろしくお願い致します。

留守番中も。昼も夜も・・・織り続けていた私でして。
なかなか明けない夜を彷徨っている気分でしたが、ようやく待望の夜明けが!!
今度は、このひと月のハプニング分の皺寄せが・・・。5月も終わり・・・ということは!
あと1ヶ月で上半期が終わってしまうのかぁ~!(涙)。
まだまだ?またまた?暗闇が始まりそうな・・・予感(笑)。

# by senshoku-iwasaki | 2017-05-30 23:01 | 展示会・お知らせ
『阿波藍にアイボリー』の半巾帯。
花浅葱と紺と褐色と。
森さんの阿波藍を、掻き消しながら強調しながら。
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私(エツコ)が大好きな半巾帯は、楽しい試行錯誤の連続です。
今回ヨコ糸にはキビソ糸のほかに、宮坂製糸さんで新しく生まれた糸も入っています。

キビソ糸は、繭から糸をとる際に最初に糸口を探す時に出る繊維を、再生して糸にした
もので。現在は中国で作られているものの・・・先行きの見通しは悪そうなのです。

今回宮坂さんで作られた糸は、繭から糸をとった際に最後に残る、蛹の周りの繊維(ビス)
と呼ばれる部分からの再生糸。
社長さん自ら・・・5,6年ほど前から操糸機を考案して開発されたそうなのです。

iwasakiとしては、キビソもビスも!お蚕さんが放った絹糸を、出来れば丸ごと味わいたい
のです。もちろん、それぞれに長所短所あるのも人と一緒だから・・・。
良い所を最大限に引き出せたら!!と願って作ってゆきたいのです。。。
とても良い感じの糸だけに。
今後、どんな規格なら一番相性が良さそうなのか・・・試しに使ってみては考えて。

阿波藍の色、アイボリーのヤマモモの色も、糸によって光り方もさまざま。
今回はまず2本だけ・・・。
変わり結びも楽しめる、長めのサイズ(4.4m)と、iwasakiの通常サイズ(4m)を作りました。
明日から3日間の、『日本の夏じたく』展で。
新作の『阿波藍とアイボリー』生紬とともにご覧頂けましたら嬉しいです。




# by senshoku-iwasaki | 2017-05-25 17:08 | 着尺・帯
一年越しにOさま仕様の『スウェーデニッシュレース織りの八寸帯地・クリームソーダ格子』。
昨年の『日本の夏じたく』でiwasakiのこの、スウェーデニッシュレース織りの八寸帯地をご覧になって。
「あのぅ、こちらの帯の巾なんですが・・・。」Oさま。

iwasakiでは八寸帯は、だいたい8寸2分くらいで制作しておりまして。(半巾帯も4寸2分くらい)
といいますのも。
昨今は、背の高い方が多く・・・。
30年ほど昔に勉強した頃とは、明らかに日本人の平均体型は変わっていますので。
なるべく平均に準じるようにしているのですが・・・。

初めてお目に掛かったOさまは、小柄で華奢な体型です。。。
「お好みの巾にお作りいたしますが・・・。」クニヒサ。

昨年、増孝商店で一度打ち合わせさせていただいて。
26日からの『日本の夏じたく』でお引渡し予定です。
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7寸7分~8分での仕上がりをご希望ということで。
クニヒサはこのレースのように見えるブロックの大きさを少し変えまして制作を。
写真は機にかかっているときのもの。
織り上がりまして、今日は検品をしてOさまにお渡しするばかりにスタンバイ。
きっとOさまにピッタリお似合いになると思います!

少量生産のiwasakiですので、織り巾はお好みに応じて出したり減らしたりできますから。
お急ぎでなければ喜んで(笑)!
お申し付けいただければ、ユーザーさま仕様でお作りいたします。

夏向けのこの『スウェーデニッシュレースの八寸帯地・クリームソーダ』は、格子と縞と。
今年も『日本の夏じたく』に並びます。今回は鶴翔閣広間で。クニヒサがお待ちしております。
ぜひ週末は、三渓園にお出かけくださいませ。



# by senshoku-iwasaki | 2017-05-24 21:31 | 着尺・帯
阿波藍とアイボリーの生紬。
森くみ子さんに染めて頂いた、藍染めの絹糸で・・・スカッとした生紬を制作しました。
潮風のような、海風のような・・・。
今回は、花浅葱と瑠璃紺と、甕覗を使って。ベースの白茶は、ヤマモモで染めて。
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森さんから染まってきた、藍の絹糸たちに対面したときに。まず白茶に置きたいと思いまして。
色見本帖のような、縞帳のような・・・。
珍しくない、だけどありふれてない、新しくはない、でも古くない、そんな縞にしたかったのです。
色にチカラがあるからこそ、真っ直ぐに、シンプルに。

セリシンを少し残した生紬は、5月から9月くらいまでの夏の紬。
風を孕んで、べたつかず、爽やかな着物になるように。。。
ヨコ糸は、セリシンを残した玉糸のほかに・・・五越しに一越の割合で練った『いろどり』繭を。
湯のしの前に、何度も湯通しをして砧打ちをしまして。サラサラと柔らかい夏の織物になりました。

同じくアイボリーベースに阿波藍の、最新の半巾と共に。
26日からの『日本の夏じたく』展に出品いたします!
森さんの藍の色、やはり一味違います。実際にご覧いただけましたら・・・と思いますっ!






# by senshoku-iwasaki | 2017-05-23 21:51 | 着尺・帯