<< 乳灰色の紬着尺。 杉綾・8寸単帯。 >>
杉綾紬着尺。
f0177373_9282529.jpg
今回の展覧会では、私達のテーマカラーとなりつつ
あるグレーを、織りで表現してみたのですが。
先染め(生地ではなく、糸を染めて織る)の特徴と
植物染料の、不思議な気配感が一番表れたのが
この紬かもしれません。
グレーに見えるのに、
実はグレーの糸は使っていません。
経糸は濃紺のような、黒に近い色。
緯糸は、矢車附子の煮出したそのままの
黄色っぽい白茶。
綾なので、経糸の本数が多く密度があるぶん
平織りより、織り上げまでに時間はかかりますが、
しなやかで丈夫な織物になりました。

日常着として 私もよく紬を着て仕事をします。
着れば着るほど、紬が好きになって・・・そうなると
単衣が一番!と思えてならなくなりました。
だって、自分で洗えるし。何度も着て洗ってトロトロに
なってゆくのは、絹織物ならでは。
仕舞い込む前に洗えば、カビも心配いらないし・・。

袷にしてオシャレに着てもよし。
単衣でガンガン着てもよし。
                                       そんな反物になりました。
 f0177373_1022859.jpg  




             変則的にならべた斜めの線が
             7寸ほどで右に左に変わることで
             無地のなかに
             縦長の格子のような
             縞のような
             角度で見える感じが変わる・・・
             そんな無地を作ってみました。



      『岩崎 訓久・悦子 染織展  墨灰色から乳灰色へ』
      2009年3月26日(木) ~ 4月5日(日)    
      ※月曜定休
      11:00~20:00 (最終日は18:00まで)
      伊と忠GINZA にて

                                      
by senshoku-iwasaki | 2009-03-22 10:14 | 着尺・帯
<< 乳灰色の紬着尺。 杉綾・8寸単帯。 >>