クニヒサの実家は、蔵前で玩具問屋をやっていたのだけど。
お父さんが亡くなられてから 商売のほうはやっておりませんが、 お隣りは玩具問屋なので、なにか荷物を送ってくれるとき母は、中身を紙袋に入れて・・・ あとは、お隣のおじさんに箱詰めと発送を頼んじゃうのが常でして。 工房で仕事をしていると・・・ あ、運送屋さんだ・・・なんか頼んだっけ?とおもったらバンダイのダンボール箱。「お母さん便だ!」 子供たちの服やら下着やらのほかに、デパ地下が大好きな母は ジョアンだったりダロワイヨだったり・・こちらではなかなか食べられないパンやお菓子を入れてくれているので、私のテンションはちょっと揚がりめ・・。 それが 今回は重っ!ん!? 開けてみると・・・ 紙袋に ちょっと変わったみかんがどっさり。子供らの春用の下着に、靴下にパン。 お隣のおじさんは、箱の隙間にダンボールの切れ端なんかを詰めてくれているのだけど、 他の詰め物と一緒に、ペロッとみかん箱の切れ端が混ざっていて・・・『ひめのつき』JA全農えひめ。 「へぇ~っ!『ひめのつき』っていう品種なんだね~」と私のつぶやきに、 「そういう訳じゃなくて、たまたまじゃない?」クニヒサ。 「あーた、実母のことワカッテナイね~!これはヒントだよ~」母は手紙とか、やたら面倒がる人でして(笑) あとで電話で話すと、やっぱり私に軍配。 ウチの子供たちが フルーツ好きなので、ちょっと知らない品種の箱みかんを買ったので、送ってくれたのだ。 ポンカンのようなしっかりとした皮と糖度。でも、柚子のような香りと色。 子供たちはもちろん!「おいし~っ!」 「でも・・・この名前、ドラえもんの映画(『アニマルプラネット』という随分前の映画で、息子はビデオで保育所の頃、かなりハマっていた・・)に出てきた『ツキの月』みたいだなぁ・・・」息子。 『ツキの月』は、日頃ツイていない人ほど効果がある、食べるとめちゃめちゃツキまくるお菓子で、 この映画のなかでのび太クンは、これを食べて大活躍したので 「このみかん食べると、あーたもツキまくっちゃうかもね!」私。 「あー。でもオレ、いつも結構ツイてるから・・。」息子。 「えっ!?あーた、ツイてるの?」私。 「知らないの?オレ、体育で本番になると いつもは出来ない縄跳びとか出来ちゃったり、かけっこではいつも速い友達が転んじゃったりして、なんかしんないけど、そこそこなんだよ~!」息子。 「まぁ・・・おデブちゃんに体育はキツイやなぁ。」私。 「だから!オレ、ツイてるんだってば。だから、これ以上はツキまくらないよぉ・・・。」息子。 息子よ。ツイてるお子様は、ウチみたいなところに生まれてこないと 母は思うのですが。
by senshoku-iwasaki
| 2010-03-11 20:29
| 岩崎のある日
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