先日・・・ご近所の富河医院での出来事。 「岩崎さん 万沢の杉山でかなり古い桜の木を 切ったらしくて・・・要ります?神社でね。 患者さんの氏子さんが言っていたから・・・」 「・・・杉山といいますと・・・?」 このまちに来て10年が経つけど、行ったこと がないエリア。ちょっと興味が湧いてきて・・・。 結局、先生がわざわざ電話で聞いてくれ・・・ 「そのまま神社にあるから、好きなだけ 持っていってくれて良いそうですよ。」 標識を頼りに行ってみると・・・。 どうやら見落としてしまったのか、その先の集落 まで行ってしまって。諦めかけた帰り道に発見! 『白髭神社』 ほほーっ。 かーなりイイ感じの古さ&こぢんまり感です。 「誰か知らねぇ人間が来たな・・・」てな感じで私達 を見る、神社の隣の畑で農作業中のおかあさんに 事情を話すと 「枯れはじめてな。危ないってんで切ったようだよ。 色が出るんかなぁ・・・。上がって見てみて。」 うわぁっ!!デカっ! それも1本2本ではなく・・・。確かに切り株の 巨木の芯が枯れているものの、小枝はちゃんと 芽吹いておりました。 ありがたく染められる分だけ 何本か枝と幹、 そして皮をわけてもらいました。 お賽銭箱に 持っていた小銭300円を入れ 桜の木をわけてもらったことと、どうにか これで良い織物ができますように・・・とお願い してきましたが。御神体らしきものが・・・ どうにも木彫りの大黒様のようにも見えて。 山の中の神社だから 何の神様を奉っているのかしら!?と 帰ってから調べてみると。 どうやら道の神様のようです。 世の中 不況で大変キビシイ中、ちっぽけな 染織iwasakiが どれだけ作り続けることが できるかもわかりませんが(トホホ・・・) 白髭神社の神様が、進むべき道をぼんやりと 照らしてくれたような気もします。
by senshoku-iwasaki
| 2010-03-14 17:26
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