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前向きに。
携帯電話とデジカメが水没して。
電話はとりあえず新しいものにしたものの・・・。
ここは山間。携帯なのに、外付けのアンテナで電波を拾っていたのだけれど。
おや、そのアンテナが効かない!!
うぅっ(泣)・・まったくいろんなコトが降りかかるiwasaki。
まぁ、携帯自体の感度が前のものよりイイようなので、工房内でうっすら電波の立つところに置くしかないか・・・。
カメラも。新調することで、厄を落とそう!(・・・と、自分に言い聞かせ・・・)

前向きついでに 最近イロイロ考えている着尺の構想を、はた織りしながらクニヒサと・・・。
飽きのこないモノって?
そんなモノは、ひとそれぞれ。
iwasakiの織物は、できたら長く永く使い続けて欲しいから
単衣で丈夫。そして温か。も理想。
綾織りの紬を 自分で作って使ってみて、この丈夫さとしなやかさは かなりの魅力だと・・・。
黄八丈には 綾織りのタイプがあるけれど、丈夫さ、というより織り模様の柄ゆきに重きがあるような・・・。
それはそれでもちろん、イイと思うのだけど、
もっとシンプルに。デニムが綾織りのように、デニム感覚の紬だからこそ綾織りはナイスだと。
産地の織物にも、個人の作家の織物にもあんまりなかった、綾織り。
平織りに比べると、糸もたくさん使うし、時間もかかるのだけれど。

色 柄だけではない、織物の魅力。
我が家の携帯電話のアンテナのように、うっすらぼんやりですが(笑)
今までもiwasakiではやってきていたことだけど、またあらためて、道が見えてきたような・・・。

まったくもっての普段着に、バカみたいな手間をかけて『なんてことのない』キモノを織る。
うーん。人知れずの贅沢を、作れることの贅沢。
by senshoku-iwasaki | 2010-09-21 22:15 | 骨子・背景
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