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久々の絣括りは、目にくる。肩にくる。腕にくる・・・。
f0177373_20532422.jpgくるくるクルと、全然エコじゃないナイロンテープを糸に巻き、
巻いてないところだけを、染めます。

10年ほど前に。
百貨店のイベントに出展していた、私たちの紬を見て・・・。
「もしや、郡上紬の流れをくんでいませんか?」と声をかけて
くださった初老の淑女に、それから何度かお会いして・・・。
ある日、届いた宅急便。
「どうしても、あなたにもらっていただきたいのです。」と
届いたのは、大師匠の作品集にも掲載されている、
昭和45年作の、ほぐし絣。パッと見はワカラナイかも!?
だけど(笑)。織りをやっている人間には、キョーレツにその
大変さがワカル代物。
大変なワリに、普通の人が見ると、そうはワカラナイ・・。
宅急便にはその他に、大師匠の帯と、とても郡上らしい
柄ゆきの格子の着物が入っていて。

それから・・・。
どういうわけか、その淑女とはぱったり連絡がつかなくなって
しまったのだけど。


f0177373_20542872.jpg洗い張りをして、仕立て直しは、単衣にして。
私は 日常に大師匠をさんざん身に纏い・・・。
あの淑女が、私たちに託したかったコトを考えてみたのだけど。
結局。
私たちに出来るコトは、大師匠みたいにはいかないけれど、
大師匠みたいなファンタジーをこめて、織りを楽しむコトでは
ないかなぁ・・・と。

今回は iwasakiの大師匠である、宗広力三氏へ
敬意をこめてオマージュとしてのぼかし絣。
大師匠は、『どぼんこ染め』と言っていたけれど。
昨日はクニヒサと二人がかりで、この小さなカセをぼかしながら
染め・・・。今日はナイロンテープをほどいて・・・・。
全くエコじゃない(笑)ゴミがたっぷり出て。

あとはクニヒサが、糊付けをして・・・この絣を吉野間道の中に。
今回は 初めてのお太鼓柄。
三渓園までに・・・間に合うかなぁ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2011-05-18 21:45 | 工程
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