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午後の緑茶。
f0177373_20364758.jpg春の工房展の折、ハンショウヅルをくださったマドカさん、
今度はクサボタンという花を。(実際は花のあとに出来た
種子だそうで。まるで羽毛のよう!)
審美眼を磨け・・・。審美眼、これは白州正子さんも著書の
中でも何回も登場する言葉だけれど。私の耳に最初に飛び
込んだのは、たしか・・小学校1年生くらいの頃。
近所で剣道を教えてくれていた、大厳寺のご住職のお話の
なかに。モチロン意味なんか解らなかったケド(笑)。
子供ながらに先生の剣道は美しかったし、その美しさは
所作や、先生自身から湧き出る気品のようなものなんだと。
境内の建物も、庭も・・全てが華美ではなくて。でも手入れ
のゆきとどいた美しさ、はウチとは全然違う緊張感があって
私には刺激的な場所だったのを記憶しています。(笑)
中学や高校の部活では、剣道をやりたいとちっとも思わなか
ったのも、一本を狙うばかりのパワー剣道には長谷川ご住職
のような美しさが無い・・と思ってしまったから。
結局、子供のころに10年ほどしか関わっていない大人の人
だけど。自分の中に審美眼を持って、それを生きることで
磨きをかけている人こそ、揺ぎ無い美が宿るのかなぁ・・と。
荒れた山野のなかにあっても、儚くて美しい一本の草に目が
止まるのは、マドカさんにもう一つの眼があるからなのかも。

f0177373_20374824.jpg先日Aさんに頂いた青梅のお菓子、『柚篭(ゆずかご)』。
柚子のピールがブロック状に桃山風のお饅頭に入っていること
で、篭をちゃんと連想させます・・。
「マドカさん、おいしいお菓子頂いたからお茶飲んでいってね。」
秋の昼下がり、きれいな花とおいしいお菓子と、植物の話・・・
控えめなマドカさんの、口調がとてもおだやかで。
フワフワフワ・・・と綿毛になって高い空に舞い上っていきそうな
午後でした。
by senshoku-iwasaki | 2011-10-29 22:03 | 岩崎のある日
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