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新作の八寸帯地・『アカギブシノコブシ』
f0177373_20331611.jpgタテに赤城の節糸を、ヨコに緒糸(キビソ糸)。
シルク100パーセントなのに、全然ツルツルじゃない。
ゴワッと、ザラッと、存在感たっぷりの節系ガツン系味わい。
iwasakiでは、以前から作っている組成だけれど、
今回は特に赤城の節糸が、とにかく『節』。(笑)
双子の繭、玉繭を座繰りでひいた、玉糸。糸口が一つじゃ
なく二つだからできる『節』。
本来『ちゃんとした』繭からひいた、『ちゃんとした』
キレイな生糸がA級品なので、そのA級の糸で織りムラなく
『ちゃんと』キレイに傷なく織られたモノが『献上品』と
呼ばれたようなA級品なわけだけど。
日本の美意識は、奥深いなぁ・・とつくづく思うのは、
『献上品』を着ることが許されなかったお金持ちの商人が
結城紬のように、どこまでもA級の生糸で作ったモノに
近づけさせ、まわたから紡いだ糸で手間惜しまず昇華させた
織物があったり。
かと思うと、ホントに農閑期にお婆ちゃんが屑繭からとった糸
でざっくり織った、節だらけの織物が欲しい、という粋人も
昔っからいた、ということもあり生まれた織物もあり。
赤城の節糸、これはかなりワイルド。
今回、iwasakiはワイルドで行きます!
by senshoku-iwasaki | 2012-04-16 22:02 | 着尺・帯
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