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25年ものの酒袋帽子。
f0177373_1918984.jpg18歳のときに、染織学科のみんなで『春の高山祭り』に
出かけて買った、酒袋で作られた帽子。郡上八幡から
山一つ越えて出掛ける、高山の街は郡上より大きくて
(古道具屋さんも多くて)ワクワク・・でした。
学校では、糸の糊付けやら染料の準備やら・・で外での
授業も多かったので、永く愛せる帽子を探していた私。
酒袋の濃淡もキレイだったし、イイなぁと思ったんだけど
1万円くらいしていたし、どうしようかなぁ?と見ていたら、
「お父さんにお土産かい?」とお店のおじさんに。
自分用に欲しいのだけど・・・と言ったら、「へぇ!お姉ちゃん
シブイねぇ。若い子がこんなの被ったら、ウレシイなぁ。」
と。値切ったつもりもないのに、結局8000円くらいで買えた
この帽子。ホントによく使って、10代から20代はずっとコレ
で過ごしまして。30代になってこちらで過ごすようになってか
らは、クニヒサの渓流釣りの帽子にもなりました。
その10年で、何度か柿渋をかけたり、ほつれてきたところを
補強したりとしているうちに、こんな姿に。
帽子も持ち主も、すっかり年をとってしまったけれど。
こうなったら、あと30年くらいは・・・!現役の酒袋時代から
だとすると、私より長生きしてもらわないといけないかも。
iwasakiの織物もこんなふうに、どこかで愛してもらえたら
ホントにウレシイのだけれどなぁ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2012-06-21 20:07 | iwasakiの持ち物
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