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湯のし屋さんから仕上がってきた新作の着尺。
f0177373_19442160.jpgまるで闇が月を閉じ込めてしまったような・・・それとも
美味しい山栗を散りばめた羊羹のようでも・・・(笑)。
ボワ~ンと感のある、渋くて派手な一反になりました。
『変わったモノ』が作りたかったわけでも、
『一方的に美しいと思うモノ』が作りたかったわけでもないの
です。・・・なんだか自分でもよくワカラナイのですが
少しずつ残ったグレーの糸が、「今度は違う使い方で使い切
ってほしいのだ!!」・・・と。バカボンパパのような声を、
聞いたような気がしたのです。ホント(笑)。
この反物を織る前に取り掛かったのが、来週からの静岡カン
トリーでのDMに使ったショール、『sunrise』。
織物の面白さは、一つの色が一色だけで構成されていない
ところなのです。同じような、あるいは全く逆のトーンの細い
糸の交差で全体の色のように見えたりするところなのです。
まるで空のよう、雲のよう・・・紅葉のよう!
織物はとにかく時間がかかるので、『ナントカ風味』のような
テイスティなモノが元々ヒジョーに作りにくいジャンル(笑)。
だったらいっそ、私自身が『今このときにしか作れないモノ』
に絞ってみようと。この着尺のあとに、再び取り掛かった
『sunrise』は、また一味ちがう『ボワーンと感』。
これでいいのかなぁ・・と思うコトもあるけれど・・・。
「これでイイのだ。」天の声は、誰の声!?。
by senshoku-iwasaki | 2012-11-09 21:06 | 着尺・帯
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