25年前に私(エツコ)がはじめて織った、経緯絣は井桁。
それも逆くくりで!ただひたすらに絣をくくって。 先に茜でタテ・ヨコ糸を全部染めてから、絣の部分1センチ ほど残して・・あとはほとんど括ってしまうのです。 産地の織物の代表選手のような、井桁絣。産地では絣の 部分だけ脱色したり、すり込み染色するのが主流ですが。 手括りでやろうと思うと、それも絣の部分が濃くなるようにし ようと思うと・・きっと誰でも絣括りが上手くなる!もしくは 大っキライになる!かどちらか(笑)。 なるべくタテの絣がずれないように、織るのも一苦労なので すが、どうにかバランスを合わせて織ったもの。 「クニヒサの勝負服(!?)に、ウェスタンシャツがイイなぁ」 とサカタと出会った頃・・そんなコトを呟いたら、「作ろうか?」 「えぇ~っ!?出来るのぉ~?」って・・・。サカタも若かった なぁ。これがキッカケでekkaが生まれまして。 キホン、人間は19、20歳のときの好みを引きずって一生過 ごす生き物なんじゃないかなぁ・・って最近つくづく思います。 なんとなく無理やり合わせたハズの柄なのに、サカタがピッ タリ合わせたポケットの美しいコト!彼女のこのキッチリ感、 最近は更に磨きがかかっているような・・・? このシャツもクニヒサが何度も着て、幾度と無く洗濯されて くったりとイイ、ユーズド感。まだまだ勝負服。
by senshoku-iwasaki
| 2013-04-23 20:59
| iwasakiの持ち物
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