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20年ものの、茜経緯絣紬・井桁のウェスタンシャツ。
20年ものの、茜経緯絣紬・井桁のウェスタンシャツ。_f0177373_19564417.jpg25年前に私(エツコ)がはじめて織った、経緯絣は井桁。
それも逆くくりで!ただひたすらに絣をくくって。
先に茜でタテ・ヨコ糸を全部染めてから、絣の部分1センチ
ほど残して・・あとはほとんど括ってしまうのです。
産地の織物の代表選手のような、井桁絣。産地では絣の
部分だけ脱色したり、すり込み染色するのが主流ですが。
手括りでやろうと思うと、それも絣の部分が濃くなるようにし
ようと思うと・・きっと誰でも絣括りが上手くなる!もしくは
大っキライになる!かどちらか(笑)。
なるべくタテの絣がずれないように、織るのも一苦労なので
すが、どうにかバランスを合わせて織ったもの。
「クニヒサの勝負服(!?)に、ウェスタンシャツがイイなぁ」
とサカタと出会った頃・・そんなコトを呟いたら、「作ろうか?」
「えぇ~っ!?出来るのぉ~?」って・・・。サカタも若かった
なぁ。これがキッカケでekkaが生まれまして。
キホン、人間は19、20歳のときの好みを引きずって一生過
ごす生き物なんじゃないかなぁ・・って最近つくづく思います。
なんとなく無理やり合わせたハズの柄なのに、サカタがピッ
タリ合わせたポケットの美しいコト!彼女のこのキッチリ感、
最近は更に磨きがかかっているような・・・?
このシャツもクニヒサが何度も着て、幾度と無く洗濯されて
くったりとイイ、ユーズド感。まだまだ勝負服。
by senshoku-iwasaki | 2013-04-23 20:59 | iwasakiの持ち物
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