吉野格子にぼかしの絣。
これも故・宗廣力三氏のオマージュとして作ってみました。 前回は丸紋でしたが、今回はブロック状でボワーンと動きが でるタイプ。絣がかっちりハマってしまうと、動きが無くてつま らないのだけど。絣足を長めにぼかすことで視覚的に立体感 が出てくるのだと気づかされました。 離れてみると、赤だけグリーンだけ・・を勝手に眼が追って・・ 赤やグリーンが大きなダイヤのようにも見えてくるのです。 440シリーズ、偉大な師匠のリスペクトなので時間がかから ないワケがないっ!(涙)。二人掛かりでデザインからつくり 方から手順から・・・あれやこれやスッタモンダの日々(笑)。 大師匠のこういった仕事をほどいてみると・・・。 デザインがどうこうとか・・そういうコト以前に、大師匠は眼の 錯覚を楽しんでいたのだなぁという気がしてならないのです。 次にかかる440シリーズは、前回の丸と今回のブロックを 併せ持つ、チームiwasakiの新境地を目指したいなぁ・・と。 やってみないとワカラナイ、やってみても益々ワカラナクナル 工藝って、こういうコトなのかなぁ? 『イヤイヤまだまだじゃ・・・』これは天の声? 最終的に織るのはクニヒサですが。 キッチリとした吉野格子に、前とお太鼓にこの絣が入って。 キラキラと煌く、王様の宝石箱になっているとイイのですが。
by senshoku-iwasaki
| 2013-05-06 20:54
| 着尺・帯
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