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不確かさのなかの確信。
f0177373_19332288.jpgグレーというのか茶というのか。
植物染めの色にはたぶん、
『気配』があるのだと思っていま
す。桜だったり矢車附子だった
り。その木や草を想像して・・・
イメージした色が、実際の色を
鼠色にしてみたり茶色にしてみ
たりするのだと・・・。
植物染めでグレー系にするとき
は、iwasakiでは木酢酸鉄を使
っていましたが、現在は鉄媒染
での植物染めはしていません。
というのも、糸にわずかに残った
鉄分が、色味を変化させることが
あるからなのです。
今織っている、綾織りの着尺は
iwasakiの織りサンプルからのご注文だったのですが、チョイスされた色は以前、梅で染めた糸を使った部分だったもの
だから。クニヒサ、酸性染料でこのビニョーな色を染めるのに大変苦労しました(笑)。だって、黄味、緑味、茶味・・・の
入ったグレーなんだもの(笑)。こういう『不確かさ』こそが色だけじゃなくて、手織り物の魅力の全てではないかと思うの
です。人生における不確かさって・・・愛のカタチだったり、幸せ度だったり、見様によって捉え様によって様々。
良い織物って何だろう?iwasaki、いつもの自問自答。もしかしたらそれは、いい人生に繋がっているのかも!?
この歳になってやっと、大師匠の『織りは人なり、人は心なり』のホントの意味がもうチョットで理解できそうな・・・
うーん・・・。やっぱり・・・もうチョットかな(笑)
by senshoku-iwasaki | 2013-06-13 21:00 | 工程
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