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ルーツを辿る珍道中。最終回
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「え~っと・・・。ココじゃなかった・・う~ん・・・どこだったけ!?あんた覚えてない?」母。
「ヒェ~ッ!!あたしに振られてもねぇ~30年振りだって!あーたこそ、3年前来たんでしょーよ?」私。
「来た!・・・でも忘れた(笑)。なんか裏に木があったのよ。んで、ちょっと高いところで・・・。」母。
「あっ!!あそこじゃない?なんだか突然にアタシ、思い出したわよ~っ!!」私。
そうそう。30年前、祖母はココで急に号泣したんだっけ・・・。あのとき祖母はたしか今の母と同じ80歳だったはず・・。
祖父母のお墓は、草木に覆われて荒れ放題。
「そうだった、墓守をお願いしている・・・小母さんが高齢で出られなくなったって聞いてたんだった・・・。」母。
「そっかぁ~。そりゃそーよねぇ。アタシが44歳なんだから!鎌に鋸持ってくるんだったわ・・失敗したね~仕方ない、
素手でいきますか!チビッコ部隊も出動~っ!!」私。
5人それぞれ・・・生い茂る草や木の枝を払うこと30分ほど・・・。お寺さんに居たときは、雷まで鳴って大雨だったのに
ちょうどお経が終わった頃に止んだ雨。暑さと湿気で娘は、やぶ蚊の猛攻撃にあい・・・
「なんでしょーこだけぇ~?にぃちゃんのほうがお肉あるのにぃ~」娘。
やぶ蚊も少しでもフレッシュなほうが良いようで・・・。どうにかお墓まわりも片付いて劇的ビフョーアフターに。
考えてみたら、祖母だって千葉に住んでいたわけだし。戦前に住んでいた家は、空襲で全て失ったわけで帰る処は
九州にはなかったわけで。早くに亡くなった祖父のことも、この暑さも、この湿気も何もかも懐かしかったんだろうなぁ・・・
私も全然会ったことも無いけれど、九州に孫もいるとは思うけど・・・三代遡って父方、母方・・・なんて、密接な関係が
なきゃムリだろうなぁ。そう思うと・・・一子相伝で脈々とご先祖様と繋がっている、小鹿田焼はホントにスゴイなぁ。
「~♪未来と言った瞬間に全ては過去だ、本当に~♪」私。
「おっ!かぁちゃんの好きな剣さん(CKB)だね。~♪だったら今を大切に、そしたらあすは明るい日~♪」息子。
「しかしアレだね。6月にお参りした岩崎の曾おじいちゃんは、マジメで実直で大正から昭和の不安な時代にも子供の夢
を扱うおもちゃ問屋を目指して叶えて・・・。同じ頃、こっちの曾おじいちゃんと曾おばあちゃんは親と断絶して駆け落ちし
て(笑)。行き当たりばったりで出たとこ勝負で・・・どうも様子はだいぶ違うね~。」私。
「行き当たりばったりは、かぁつんみたいだね(笑)」娘。
「おれもそう思った~!」息子。
「そーなのよ。あんたたちのお母さん、子供の頃から爺さんと婆さんに似てると思って心配してたんだわ。でも、おとーさ
んがちゃんとしてるから安心だね。」母。
「たしかにそーかも。今度は、おとーさんのお父さん、京都の曾おじいちゃんのほうに東京ばぁばと行こう!!」私。
「東京ばぁばも一緒なら、京都でもごちそう喰えるっ!!」息子。
「・・・そっちはどんなお祖父さんとお祖母さんだったか知りませんよ。・・・っていうか、やっぱりまた私が企画実行係り
ってコトですかね・・・?」クニヒサ。

この日は島原から平戸に向かって・・・平戸の先端、静かな『田ノ浦温泉』に泊まって翌日・・・。
以前、平戸観光のガイドをしてくれたのがご縁で、すっかり母とお友達になった『トムラさん』に平戸をご案内してもらい
楽しいひとときを過ごして終了した旅でした。
敬謙なクリスチャンでもある『トムラさん』がまさにそうでしたが、不思議なご縁で不思議に広がる不思議な出会いだらけ
の仕合せなiwasaki。『トムラさん』のように感謝の気持ちを忘れずに大切に日々を過ごしたいと心から思いました。

チビッコたちには宿題が、私たちには仕事が山積みとなっております。有難き幸せ・・・と励んではおりますが(汗)。
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by senshoku-iwasaki | 2013-08-03 22:12 | 岩崎のある日
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