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Mさまの繋ぎ糸だらけの着尺に取り掛かりながら・・・。
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タテにもたっぷり、総糸量の三分の一が繋ぎ糸。
おまけにクニヒサがあわせた糸が、ツルツル生糸じゃなくて(涙)。
かなーり味わいのある玉糸だったりするものだから、こりゃ難航するだろうなぁ・・・と。
なんだけど、先日サンプルを織ってみて・・・iwasaki史上最高の、iwasaki的織物
になりそうな予感ビンビンの一品ではあるものの。これから織るのは私(エツコ)。
ヨコ糸の繋ぎ糸を小管に巻きながら・・・ふと。

「小学校のときだったんだけど、知能テストのおまけみたいに『職業適性診断』みたいな
のが千葉ではあったんだけど・・・。東京もあった?」私。

「んー!?記憶には無いなぁ・・・。それでエツコさん、何が向いてると?」クニヒサ。

「それがねぇ~。エンジニアとか接客とかあったはずだったんだけど。
なぜかアタシ、提灯貼りとか和傘制作とかっていうのが突出して適合とか出て(笑)。
そんな時代劇に出てくる、武士の内職みたいな仕事なんて無いじゃーんっ!って
確か・・・小4くらいの頃だったんだけど、何なんだろう?って思ったコトがあって。」私。

「ハハハ・・・。見事にどれも。地道な作業の連続と、高度なコツの要する職人仕事ですね。
それは『金の卵』世代の頃に始まった、『適性診断』だったのかなぁ?」クニヒサ。

「あー!そーだったのかも。翌年から無くなったから、時代にそぐわないってコトになった
のかもねー。九つと六つ上の兄たちも当時「まだやってんだ~?」って笑ってたから
きっとそうなのね。アタシのその突出した結果に、兄たちまた大笑いでさ・・・。けどあれ、あながち
ハズレてなかったというか・・・当たってたというか・・・。上の兄はエンジニアと出たし、
下の兄は役者、芸術家と出たと言っていたと思うのよ。」私

「ほう!それはスゴイ。エツコさんはそれらじゃなくて、提灯貼りと?」クニヒサ。

「そ!それもね、ウナギの栄養成分みたいに突出して(笑)。あと団扇とか蝋燭づくりとか・・・。」私。

考えてみたら
時代に逆行していたのはその診断ではなくて。アタシそのものだったのかと・・・。
35年も昔の直感だけの診断で、今の自分が映し出されていたなんて(笑)。

かなり織りづらい・・・今回のMさまの着尺。
手指のわずかな感覚と、両眼の、糸目だけを見るための焦点合わせ力(!?)を駆使
しまくって立派な提灯・・・じゃなかった(笑)結びの着尺、2週間を目標に織り上げますっ!
by senshoku-iwasaki | 2014-06-05 20:36 | 岩崎のある日
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