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砧打ち。
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iwasakiの生紬・・・正確に言うと、セリシンを残したシャリ感のある夏用紬でして。
基本的にiwasakiでは、あまり透けない規格にしています。
といいますのも、丈夫さに重きを置いておりまして。特に夏モノは。
汗ばむものなので、私(エツコ)は水洗いをしながら・・・少しずつハリのある生紬が
馴染んで柔らかくなってくるのを、一緒に楽しみながら育てている感じなのですが。
それにしても。
初期設定としてハード過ぎるのかなぁ・・・?というのは感じておりまして。
以前『iwasakiではあんまり使わない』といっていた、砧を使ってみようかと思いまして。
ただ、ウチにあるものは農耕用の稲藁をなうのに使う、大きく重いものなので・・・。
京都製の、シュッとした布用砧を購入しました!
アフリカの、硬い木の小テーブルの上で、トントントトトン・・・トトトン・・トントントン。
「エツコさん、108回ずつ10セットいこうかと思います。」クニヒサ。
「煩悩10年分?」私。
「いや・・・10日分!?あのぅ、チョット代わってください。結構・・疲れます。」クニヒサ。
くるくると巻き返して、また叩いて、おまじないして。
ぬるめのお湯で、湯どおししたら・・・あらまぁ!かなり柔らかくなりました。
ちょうど・・・8年ほど毎夏着ている、私の生紬と同じくらいに・・・。
昨日もう一度、郡上八幡の湯のし屋さんに湯のしをお願いしまして。
仕上がりが楽しみです。

それにしても生紬、というかセリシン。とにかくシワになりにくいのが、麻のキモノより
勝るところ。湯どおししてついてしまったシワも、アイロン中温でピン!と伸び。
シルクアレルギーのクニヒサは苦手なセリシンだけど。
宮坂製糸所のオリジナルのシルクの洗顔石鹸が、もっちもっちするワケだけだなぁ・・・。
絹のチカラ、魅力は、未精錬でも精練しても。それぞれの良さがありまして。
いろんな絹の、魅力と表情を、織物で表現できたらイイなぁ・・・と思っております!
by senshoku-iwasaki | 2014-12-04 21:45 | 工程
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