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過去と未来を、グルグル繋げる繋ぎ糸。
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家の居間で、増孝商店で、私(エツコ)がいっつも繋げているのは
織物をすると出る、切り糸。
銀河シルクの山形斜文の八寸帯のシリーズは、これまでにイロイロ作ってきたので、
銀河シルクの切り糸もかなり貯まってきました。
結びのシリーズ』新作は、この銀河シルクを中心にした繋ぎ糸を使っての八寸帯地を、
クニヒサと考え中なのです。
『再生』なんだけど、『新生』じゃなくちゃ。
『リサイクル』のコンセプトだけじゃ、この糸に対してもったいない。
この繋ぎ糸あっての、この糸じゃなくちゃ出来ない織物にしなければ
本当の再生にならないんじゃないかなぁ・・・なーんて思えば思うほど・・・
今度は手が止まってしまうので。
「バカの考え休みに至り」と、小さい頃から母によく言われた私(笑)。
とにかく手指は休めずに、まずはせっせと・・・もっと繋げます。

そもそも。
『手織り』に『生産性』はどうやってもナカナカ大変なのですが。
それでもキモチだけは、作家というよりiwasaki織物を作っているという気概な私たち(笑)。
なので、日々のチョットした工夫や、工房の動線は一寸でも一分でも織り進められる
ように意識していたりしますが。
だからといって、さっきまで機にかかっていた最後の最後のタテ糸を、織り上がって
切ったからって捨てるなんて、どーしても出来ないのです。

今iwasaki一家が暮らすこの家は、明治時代に建てられたもので、トイレは外にありました。
今は潰して庭になっておりますが、階段状になった二箇所で馬小屋と続いており、
排泄物を取り出せる仕組みになっていました。
何も無駄にしない、全てがグルグルと繋がっていた・・・チョット前のご先祖さまたちの暮らし。

さすがにそこまではマネできないiwasakiですが(汗)、
その思想だけでもマネをして、現代の暮らしの中で生きる織物を作っていきたいと思っております!
by senshoku-iwasaki | 2015-01-12 21:05 | 素材
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