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Sさまの生紬『マンゴーシャーベット』やっと・・・織り上がりました。
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今回は(・・・そうだった、昨年織ったこの生紬のシリーズたちもだったっけ。)難産でした(涙)。
一見、機械織りを連想するようなギンガムチェックのようなこのシリーズ。
さらりとした、セリシンを残した平織りのこの生紬が・・・杉綾紬よりも前回の地紋のある紬よりも
とにかく織り進まない・・・(トホホ・・)。

タテの味わい深い玉糸の節が、隣り合う糸を絡めあって・・・ヨコ糸目を飛ばしてしまったり、
格子のバランスから・・・オレンジ色6越しに対して白茶は5越しにしたりとか、決め事のなかに
線として入れる色糸は、その都度自由にしてみたりとしている分、間違いやすかったり・・・と。
私(エツコ)にたまーに降りてくる、執りつかれたように織り進めてくれる織物の神様たちが
ナカナカ・・・やって来てくれず(笑)、織っては解き解いては織るの繰り返し。

この生紬よりも見るからに・・・高価そうに見えるし、実際複雑な組成の吉野格子の着尺を織ってる
クニヒサのほうがずっと早いペースなものだから、つくづく織物は一筋縄ではいかないなぁ・・と。
私は織物の、そーゆーところが好きなんですけれど(笑)。

何が高級で、何がカジュアルで、何が上物!?というのをいつもいつも考えさせられます。
高機で平織りの手織りなんて、ありふれてるなんて言う方もあるかもしれないけれど。
そもそも自家織物とはそういうものだし、そういうありふれたもののなかに(見えないんだけど)
バカみたいな手間がかかっていたりするところに『愛おしさ』というものが存在していたりして。

さてさて。
明日はお天気!との南部町。
郡上の湯のし屋さんに出す前に、湯通しして砧打ちを。
昨年のこのシリーズも、湯通し砧打ちをプラスしてぐっと・・・柔らかくしなやかになりました。
Sさま、今しばらく・・・お待ちくださーい!!
by senshoku-iwasaki | 2015-03-16 21:22 | 着尺・帯
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