昭和の甘味代表といえば・・・。たぶん、最中が最上位だった時代があったはず・・・。 もっとも中、と書いて最中。 直球ど真ん中、どストレートの勝負菓子であり、ほっと一息の癒しの甘味でもある最中。 まるで『民藝』のごとく・・・全国各地にその地域性や、特性を秘めた(!?)最中が存在したはず。 丁稚でも買える気軽なものから・・・ご贈答用の高級品まで、たぶん多種多様!! DNAに明治の血を感じる(笑)・・私(エツコ)としては、消えゆく前にイロイロ知りたい最中の奥義。 先日、日本刺繍の飯島桃子さんに頂いた『だいじょぶだァ-最中』・・・飯島さんのお宅近くの餅萬さんは、 社長さんが志村けんさんと同級生ということもあって・・・こーゆーネーミングになったらしく。 あぁぁ。わかります、わかります。♪ひがしむらやま~ワオ!~♪私もドリフ、大好きでしたもん。 ずっしり重い、大納言の餡がたっぷりに、更に真ん中に求肥が入ったサービス精神もたっぷりの こちらの最中。もっちろん、お味は『だいじょぶだァー』! こちらのシリーズ、最中のほかにも饅頭、どら焼きと。また、だっふんだァーのうぐいす餡があります。 東村山の街に、親しみと温かみを存分に感じるおいしい最中でした!! 「中野の沼袋の商店街にある、和菓子屋さんに寄ってきたんです」と、Uさまから頂きましたのは 和菓子のいとうやさんの『最中』。三種ありまして、つぶあん、こしあん、ゆずあんは白餡にゆずの香り。 さっぱりと、さっくりと。いつのまにか・・・我が家の子供たちは、ぱっくりと(笑)。 あっという間に無くなってしまって・・・。 こちらの菊は、葉っぱつきでカワイイです。ご近所に愛される、町の和菓子屋さんの最中といった感じです。 柳宗悦は、著書『工藝の道』のなかで・・・ 現代社会では交通の便利さから、その土地の『地域性』が無くなるということを 大変危惧されておりましたが。その出版、昭和2年なんですが・・・。さすが時代の先取りです。 21世紀に突入してからも久しい、今のこの時代にも。ひっそりと、いやいや堂々と地域性とともに、 どストレートに、私の心に(胃袋に!?)突き刺さる最中! まだまだ・・・この奥の細道、織物とともに・・・私歩み続けたいと思っておりますっ! 飯島さん、Uさま、ごちそうさまでした。
by senshoku-iwasaki
| 2015-04-15 21:49
| 最中
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