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銀河シルクの山形斜文八寸帯の新色は・・・。
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黒っぽい・・・がテーマなのです。
もともとは、お客様からのご注文なのですが。
以前、銀河シルクを今回くらい濃い色に染めたことがありまして。
どうしても染色により・・・銀河シルクのセリシンがかなり取れてしま
ってやわらかくなってしまい、以来この八寸のタテに使うときには
濃色は封印(!?)しておりました。
それと、綾織りの紬のときにもそうなのですが。
織物になったときに、タテ糸は濃い色よりも、淡い色のほうが絹らしい
光沢感があるように思うので。無撚りの銀河シルクなら尚更かと。
でもでも。
リクエストには、なるべくお応えしたいし。
それでなくても固くなってるアタマ、経験とはいっても数回の失敗で
思い込みを強くしてしまうようなオトナになってはいけないと(笑)。
iwasaki、なんのご加護も保障も無いかわりにどこまでも自由ですから。
40を過ぎてから、益々・・・小学生目線でモノをつくるコトにしています。

今回クニヒサ、なるべくセリシンを落とさずに一発でこの墨色に染めまして。
これなら結構イイんじゃないのぉ~?と、私(エツコ)が織っておりますが。
タテ糸の銀河シルクも、ヨコ糸のキビソ糸も。残っているセリシンの付着量
の違いから・・・所々白くムラに染まります。
それが深みも出してiwasaki的には気に入っているところでもあるのだけ
れど、これでもあんまりムラの強いところは取り除いて織っていたりします。

黒っぽい、といっても黒はいろんな色を孕んだ色なので。
クニヒサ、今まで使ったことの無い黒の染料も今回取り寄せてみました。
今回の色のサンプルと、次回新しい染料でのサンプルを織ってみてから
お客様にはお選びいただこうと思っております。

この新色の八寸帯地は、21日からの横浜・三渓園での『日本の夏じたく』展
に出品予定です。
黒っぽい・・・黒といっても。
その日の場所や、気分、人によって・・・見える色はイロイロ。
三渓園で、皆さまにはどんな色に見えるのかしら!?そんなお声を伺うのも
楽しみに・・・がんばって織り進めますっ!
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by senshoku-iwasaki | 2015-05-04 21:36 | 着尺・帯
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