<< 増孝商店・夏場所'15... 最新のショール、sunriseは。 >>
増孝商店・春場所中に繋いだ糸が・・・。
この度、新作の緯吉野の八寸帯地と半巾帯に入りました。
宮坂製糸所の銀河シルクと、赤城の節糸、カバーリングされたキビソ糸などなど。
今まで八寸帯地で使ったタテ糸たち。
織り上がって切り落とされた20センチほどの糸、織りつけの10センチほどの糸を
『はた結び』した糸です。
繋ぎ糸は結び先が、チョンチョンと出るのがカワイイ(!?)のですが。
今回の使い方だと、チョンチョンは切ってしまったほうが仕上がりがキレイなので。
クニヒサが織ったこの半巾の、チョンチョンカット(笑)をしながら検品中。

緯吉野の、くねくねとした波のような畝の微妙な色糸。
途切れたり、始まったり。
まるで生きてるみたいに。

私たちが学生のころ、大師匠は「ひとすじの糸のいのちを大切に」ということと、
「一日に(絣や格子など)一デザインを考える」とおっしゃっておられましたが。
あれから27年ほど経った今も、バカみたいに私が続けているのが糸繋ぎ。
デザインは後回し(笑)。大師匠ゴメンナサイ。
こんな脈略の無いような(実は脈略だけは考えて繋げていますが・笑)
繋ぎ糸を入れた織物が見せる、『思いもかけない』面白さを超えたデザインを、
私には描くことは出来ないから。

昼間、ひたすらに織るコトができる悦びから生まれた切り糸が、夜に繋いでまた
ひとすじの糸に蘇り、そしてまた『思いもかけない』悦びをくれます。
ちっちゃいちっちゃいリサイクルなんだけれど、私(エツコ)にとっちゃ大宇宙。
糸繋ぎをしていたら、イヤなコトも忘れちゃう。喧嘩も面倒くさくなっちゃう(笑)。
この糸繋ぎ、阿倍さんにも教えてあげたいなぁ。

そんなちっちゃなLOVE&PEACEなこの半巾帯も。
23日からの増孝商店・夏場所に並びます!

f0177373_20412140.jpg

by senshoku-iwasaki | 2015-07-20 21:44 | 増孝商店 KM
<< 増孝商店・夏場所'15... 最新のショール、sunriseは。 >>