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今織っているのは、紬着尺『視覚詩・Ⅳ』。
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大島紬のヨコ糸の絣糸を、タテとヨコに散したシリーズ。
小さな文字のようにも見えることから・・・新国誠一の『視覚詩』
のようにも、私(エツコ)が大好き!な柳橋梅花亭の包装紙の
ようにも見えて・・・生まれたシリーズなのです。

大島紬、紬といってもタテもヨコも生糸で、紡ぎ糸ではありません。
細い生糸を、泥染めの鉄媒染でこげ茶系に・・・絣、締めて斑に
染めたものなので。タテ糸にしようと思うと、切れやすかったり、
裂けやすかったり・・・とチョット厄介。
おまけに今回は、かなーり味わい深い座繰りの節糸を、タテ糸に
経てているものだから・・・より、絡みやすく(涙)。
先週まで織っていた、杉綾織りの紬のほうが織り進みが速かった
ので。味わい系、素朴な自家織物系を作るのには手間と時間が
より、かかってしまいます・・・。

ですが、ナカナカ。
自分で言うのも変ですが(笑)、ナカナカ・・・モナカ(!?)
良いのです。
今回はクニヒサ、三つ崩し風にタテ色を配置したので、ヨコ糸は
白茶、グレーからチャコールグレーのつむぎ糸を、残糸の中から
5色使って・・・再構築。
遠目にはぼんやりと無地。
よく見ると、小さな小さな格子のような格子でないような・・・。

ありえないけど、新国さんがもしこれを見たら、
紬紬細細細細細細細細糸糸糸糸糸糸糸田田田田田なーんて
表現されるんじゃないかなぁ・・・そんなふうに見えたらイイなぁ。

一越一越、気をつけながら6丁の杼(シャトル)を右手から左手へ。
眼がショボショボしてきたら、クニヒサが次にかかる440シリーズ
のずらし絣の絣糸づくりを。
iwasakiの絣は、手結いの絣になりますので・・・キュッキュッキュッ
と小カセに分けたヨコ糸に、ポリエチレン製の紐を細く裂き、巻きつ
ける『絣括り』を同時進行で。
『白黒ハッキリしない、ぼんやりした』シリーズにどっぷり浸かって
おりますっ!!
by senshoku-iwasaki | 2015-09-03 21:13 | 着尺・帯
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