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ブランケットサンプル。
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ヘリングボーンのブランケットは、南部町に工房を構えてから
・・・だから、作りはじめて17年ほどになります。
巾も広いし、糸量もたくさん要るし、織るのも結構大変だった
りしますが・・・ほぼ毎年織っているかもしれません。
とはいっても、二人っきりの工房なので。
せいぜい一冬に5枚~多い年で20枚くらいの少量生産(笑)。
このサンプルも年代はイロイロ。
きっちり織り切って、サンプルゼロの年もあるから、実際はもっと
種類があるはずなのですが。
こう見ても、(どれも同じに見えるかもですが・笑)新たな発見が
ありまして。次は、この感じもイイかなぁ・・・なんて話になります。

素材は、最初のうちは固くてちょっとチクチクしたりするんだけれど、
使い込むうちにしっとり、ふんわり馴染んでくる、ジャコブウールを
メインに使ってきました。
ですがここ数年、iwasakiでお願いしている糸屋さんでは、この
ジャコブウールの取り扱いがめっきり減りまして。
理由は、日本での需要があまりにも無いから(笑)のようです。
商品としての人気が無いのですね。
ウールのなかでは、わりと高級な糸なので。出来た商品としては
安くはないのだけれど、地味だし、初めの肌触りは今一つ・・・。
そりゃ、軽くてトロトロ、フワフワで、誰もが知ってる高級ウールの
カシミヤのような華やかさは、どこにも無いのがジャコブかも(笑)。

需要と供給のバランス。
こればっかりは、手織り自体がかなりマイナーなところにあるもの
なので。ヒジョーにバランスが難しいモノがいっぱいありまして。
絹糸はもう、かなり大変なコトになっているのが現状です。
養蚕業が、製糸業が、撚糸業が・・・。危機的な業種だらけです。
iwasakiは、まったく個人規模の織物製作しか出来ませんが、
糸はできるだけ『生産』されたものを、使っていきたいと考えています。
そして・・・その素材の魅力を、ダイレクトに伝えられるような
『織物力』あふれるモノを作りたいというのが、夢なのです。

実はこうしている今も。
今まで普通に手に入っていた糸が、生産中止になって入手困難
になっている糸が多々・・・。
無いモノを追っても仕方ないので。
だったら、今購入できる糸で。同じような周波数を放つ(!?)
iwasakiらしい、現在進行形な織物をつくらなくちゃ!とアタマを
ポリポリ・・・。

「あー。今日は寒いね、特にアタマが。」クニヒサ。
2,30代は、まるでジャコブのように剛毛だったのにねぇ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2015-11-02 14:48 | 纏う布・暮らしの布
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