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今月初めにお納めした、八寸帯地・『稲束』。
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9月の観月展で、Wさまにお選びいただきました。
仕立て士さんから上がってきたときに、写真を撮らせてもらいまして。
この帯、ヨコ糸の色数はぐっと減らしまして・・・シックなのですが、
実はタテ糸は、かなりカラフル。
緯吉野の組成で、八寸や半巾帯はこれまでにも作ってきましたが。
こんな風に、大きな網代のようにも見える糸使いをしたのは初めてでした。
この感じ・・・。
なんだか気に入ってしまいまして。
もうちょっと変化をさせて・・・シリーズ化したいなぁ・・・と思っています。

iwasaki工房は、クニヒサと私(エツコ)の二人っきりの織工房なので。
時間のかかる織物工程を、それでもできるだけ効率よく、お天気も味方
につけて糸染めや、糊付けをしながら・・・二つくらい先に織るモノを、
それぞれ考えながら今の作業をする、というのが日々の仕事です。
今月に入ってからは、銀河シルクの山形斜文の八寸帯地をせっせと
織り進めている私ですが。
次にかかるのは、昨年からUさまにご注文いただいている杉綾織り紬。
お色目の変更があって・・・お時間をいただいていたもの。
サンプルからお選びいただいたお色が。・・・ムズカシイ。以前梅で染めた
ビミョーな茶のような、黄のような、マロンクリームのような色。
クニヒサ、ここ数日ブランケットを織りながら・・・午後、Uさまのヨコ糸の
試し染め。・・・近いんだけど、もう少し茶味?黄味?もう一色濃い?
と、試し染めの一カセずつがどんどん増えまして(トホホ・・・)。
来年は、試し染めの糸だけで一反作れるかもしれません(笑)。
でもようやく決着がついたようですので、来週は本番の染めと糊付け。
おっ!こっちの八寸が先に織り上がったら、クニヒサ待ちで。久々に
昼間っからまわたで糸をつむぐかな~!と一瞬ニヤけた私でしたが。
「エツコさーん、ブランケット織りあがりましたんで。房のヨリヨリ、ヨロシク
お願いします。来週晴れたら湯通ししますんで。」クニヒサ。
チッ。こっちの進行もしっかりバレてたか・・・。
by senshoku-iwasaki | 2015-11-14 21:04 | 着尺・帯
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