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無地じゃない無地、杉綾織りの着尺『乳灰色』と『錫色』。
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先月取り掛かっていた・・・杉綾織りの2反の着尺。
昨日、郡上八幡の湯のし屋さんから戻ってきました。
この2反、タテ糸が違いまして。
淡いライトグレーに、ヤマモモで染めたアイボリーをヨコに入れた乳灰色。
それより一色濃い、淡いシルバーグレーに更に一色濃い、シルバーグレーを入れたのが錫色です。
今回はつむぎ糸ではなく、玉糸なので光沢が紬のときよりもありまして。
どちらも色なんだけど、色だけじゃない、織物らしさを控えめに主張しています(笑)。
陰影礼賛な織りの無地は、明るい場所で見るときよりも・・・薄暗い場所で地模様が浮かび上がります。
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無地だけど、縞であり格子でもあるのがこの杉綾織りのシリーズ。
3寸で切り替わり、2寸の間だけ不規則に切り替わる菱が・・・さーっと、静かに力強く落ちてくる・・・
私(エツコ)の勝手な(!?)池波正太郎の雨のイメージです(笑)。
一番最初にこのシリーズにかかったとき、5寸で切り返したのですが。
3寸のほうがしっくりくるような気がして・・・それからはなんとなく3寸に・・・。
ぱっと見ではワカラナイ、じっと見でスーッと見えてくる・・・雨のしずくに気づいていただけたらウレシイです。
by senshoku-iwasaki | 2016-10-08 23:01 | 着尺・帯
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