<< 明後日12月8日から4日間!増... 久々に、白い銀河絹の山形斜文八... >>
夢のようなひととき。
昨日午前、いつものようにクニヒサとそれぞれ織っていると・・・電話が。
「おぉぅ・・。えっちゃんか。あのな今、息子が来とってな。
 今日3時ころになるかな、えっちゃん達のとこへ寄ってもらおうと思ってなぁ・・・。」
「えっ!?日置先生?えっ!?き、今日いらしてくださるんですか??」私。
 一度どうしてもなぁ、えっちゃん達の仕事場に行かなあかんと思っとってなぁ。
「えぇえぇ。ぜひ先生にお出で頂きたいです!って、ホントに今日ですか!?」私。
 そしたらそういうことで。失礼します。」ガチャン。
イワサキの母もだけど、この年代のお方は、言いたいことを言うと受話器を置いちゃう(笑)。
「エツコさん、日置先生が何か?」緯吉野の半巾を織りながら・・・クニヒサ。
「・・・。」
「エツコさん?」手が止まって・・・クニヒサ。
「・・・アタシ今、幻を聞いたんじゃ・・・ないよねぇ。」とりあえず自分の機に戻って。
「エツコさん、大丈夫ですか。そこまでボケました?んで、先生は何と?」クニヒサ。
「う~ん。息子さんが郡上に来たから、その息子さんの車に乗ってここに寄ってもらうっていうんだけど。」
「あ、千葉にいらっしゃるって前に聞いた次男さんじゃない?」クニヒサ。
「そーだ、きっと。・・・じゃ、ホントか!」と言いつつまだ信じられない私。
手はどうしたものか・・・織り途中の新作の杉綾の着尺を進めて。なんかしばらく落ち着かない。。。
しばらく・・・1時間ほど無言で。なんでかそれぞれ織り進めたところで、アタマが整理できまして。
「!!!」
工房は、只今大変な散らかり放題(涙)。
湯通し前のマフラー、湯通し後のショール、iwasakiタグ付け途中のショール。
ウールの糸の入った衣装ケースが山積み。織り上がって間もない、検品途中の半巾帯。。。
でも今週中に増孝商店が始まっちゃうから、今機にかかっているものは織りあげないといけなくて・・・。
そこから
二人で手分けをして、急きょ大掃除!というか大移動!?
どうにかこうにか片付いたところで・・・。先生!!連れてきてくださった息子さん、ありがとうございます!
f0177373_21105731.jpg
ほんとうに。
夢じゃなかった。夢が叶いました。ほんの一時だったけど。
日置先生は、若いときに京都の超老舗の呉服店に就職されて。ご結婚を機に郡上に帰られたころ・・・
故・宗廣力三先生に手伝って欲しいと声をかけてもらったのが昭和39年の出来事。とお聞きして。
郡上紬を、産地の織物としての初期設定に大きく大きく貢献された御仁。
私たちが染織を学んだ学校の先生ではなかったのだけど。
私にとって日置先生は、大きな大きな師匠なのです。
日置先生に会っていなかったら、今の暮らしはきっと出来なかった。日置先生ご夫妻が憧れだったから。
機にかかった織物たちを見て、工房を見て。
「えっちゃん、えっちゃん達はほんとにええ仕事しとるよ。今日は本当に来てよかったよ。」日置先生。
いつかきっと。
こうやって夢は、突然叶うのですね。
せっかくの魔法だったのに、ビックリのほうが大きくて。今年の仕事を見てもらうことも忘れて・・・。
もっとキチンとお掃除をして、私もこんなゆるゆるの仕事着じゃなくてお迎えしたかった・・・(涙)。
全ては後から気がつきました(笑)。
人生を変えてしまうほどのご縁は、細い細い絹糸で。
大師匠と日置先生を結んだように、iwasakiと日置先生も結んでくれています。きっと。
日置先生をグッと近くにまた・・・感じながら、これから気を引き締めて仕事に専念いたしますっ!





by senshoku-iwasaki | 2016-12-04 00:11 | 岩崎のある日
<< 明後日12月8日から4日間!増... 久々に、白い銀河絹の山形斜文八... >>