浮かび上がる仕掛け(!?)にしたいと思っておりまして。4月の、浜松の染織こうげいさんでの展覧会に向け・・・下拵え中です。絞り絣は、ほぐし絣と呼ばれる技法で一度仮に織った後、絞りや板締めで後染めをして。せっかく『生地』になったモノをまた・・・ほどいて織り直す、回りくどい技法です(笑)。その回りくどさが、『織り』と『染め』の中間の面白さを引き出すような気がして。織物って難しいなぁ・・・と、25年もやってきてやっぱり思います。やり過ぎても、足りな過ぎても結局ダメなのです。作ってるほうは精一杯の仕事をしてるんだけど、見た目はちょっと足りないくらいがちょうどイイ。それがiwasakiの思うベストなところです。この縞も。そうは見えないかもだけど、実は結構面倒くさいんです(笑)。整経は、結成当時からクニヒサが担当していますが。作りやすいかチョット面倒とか・・は、お互い直ぐにわかるのですが・・・。最近は。チョット面倒な方向に進んでしまいます。それをいかに何でもない感じに落とし込むか・・・なーんて。 昨年の生紬『island』からの縞のシリーズ。今年は、小さな島からもう少し成長して(!?)島国にしたいと思っております!この絞り絣の他にも、縞が生まれる予定です。
by senshoku-iwasaki
| 2017-02-26 22:06
| 工程
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岩崎 訓久・悦子
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