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アブラゼミ
先々週、まだ夫が教会の布を織っていたとき。
「エツコさん、私 次にコート地にかかろうと思ったんだけど・・・
時間的にその前に吉野格子の帯地を、もう一回織ったほうが良いよねぇ?」
「うん、うん。そうして!」と私。
『織り子』なんて言っておいて私、吉野格子は織れません。
だって・・・ちょいとめんどくちゃいんだも~ん(泣)
「・・・そうなると、どんな色系が良いと思う?」と夫。
私は、楊柳のストールを織りながら・・・
「う~ん。白茶ベース!」
「ほぅ!白茶ね・・・。春に向けって感じかな?」
机上会議ならぬ機上会議は、いつもこんな具合にゆる~く始まります。
「そうそう、春にもオッケー。秋冬もね。」って差し色入れて・・・。」
哀しいかな染織iwasaki、たった二人で織っているので、過程過程と仕事の手の早い方がやっておりますが・・それでも織りは時間がかかり・・・。なかなか、注文品でない限り・・
秋冬に向けこっくりとした秋冬限定みたいなものは作れませんで。
どうしても3シーズン可。みたいな柄行になってしまいます。
機上会議は終わり、先週は糸を並べて柄の最終確認を(これまたゆるめに!?)して。
ベースは梅で染めてあった白茶。茶はくるみ。緑はヤマモモで黄色に染めた糸にブルーをかけることに決定。緑は難しくて、最初に染まった緑はどうもイメージが違い・・・。もう一度夫が染め直し、のりづけして、昨日の整経に。
「うわぁ~。おとーさん、キレイキレイ!いい感じじゃーん。いよっ!職人!」
なんてオダテまくって昨日ウチに帰ってきて。
洗濯物を取り込もうと、窓を開けて「ぎゃ~っ!!」
「敏ィ(息子)!しょーこ(娘)!おとーさーんっ!!ちょっとぉ!!」
「あ!セミが生まれる~(喜)!!」と息子。
「朝じゃないんだ・・・。」と夫。
私も夫も、初めて見ました。
キホン私は虫嫌い・・・。こんな田舎に住んでいても、セミもカブトムシも苦手です。
「キモチわるっ!と一瞬思ったものの、でもこの羽の美しさに感動。

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あまりのセミの美しさに、昨日は整経の写真と一緒に並べるのはちょっと・・。という気になり。
美しいって、スゴイことです・・・。
朝になると・・『ジーリジリジリー』暑苦しく鳴き、イワサキ家を起こしてくれました。
羽はすっかりお馴染みの茶色でしたが。
これまたよく見ると、教会の布の制作に錆びた鉄の感じの色を出したくて
夫は苦労してましたが・・・まさにそんな色と質感。
この暑苦しいアブラゼミにやっつけられてしまった気分。
by senshoku-iwasaki | 2008-08-06 21:32 | 岩崎のある日
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