カテゴリ:岩崎のある日( 270 )
師匠の手紙。
日置先生は最近、墨絵のほかに版画を描いたりもされているので。
三渓園での『日本の夏じたく』展に、徳島で和紙を漉く中村功さんが出展されるようになった4年前から
味わいのある紙を、少し分けて頂いては日置先生にお送りしておりまして。

今年は紙漉きの一日の最後にしか出来ない、『サデ紙』と中村さんは呼ぶ紙を。
サデる、というのは方言で「落とす」という言葉らしいのですが。
もう漉くことが出来なくなった最後の液を、そのまま枠に落として一晩水を切って。
昔の紙漉きは、自家用としていたものらしいという・・・楮の皮の量も紙の厚みも違う、まるで太織りの
ような紙を送りましたところ、大変喜んでくださいまして。
先日・・郡上から好物の郡上ハムとともにこのお手紙が。
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先生のお手紙・・・。私(エツコ)、学生の頃より何度か頂いているものの。
まず一読では解読出来ませんで(オヨヨ・・・)。
3回読み返して、一晩寝まして。翌日また読んで・・・。
なので届きましたのお電話は、必ず翌日になってしまいます(笑)。
今回は、以前お送りした杉の紙に、梵字が書かれたものも同封されていて。
お手紙によるとその文字は、江戸初期の真言宗の澄禅(ちょうぜん)律師が書かれたものを写したとの
ことで。先生は、真言宗という厳しい戒律の中にあっても、梵字を美しいアートにまで独自に高めた・・
澄禅律師の規格外の美意識と、遊び心にとても惹かれているとありまして・・・。
中村さんのゴツゴツとした杉の和紙に、日置先生が手探りで作った杉の木のヘラのような筆で。

あぁ。
やっぱりどこまでも日置先生なのだなぁ・・・と。写しをしても日置先生なのです。
『超える』という言葉を大切にしていた、大師匠の宗廣力三氏もまた同じで。お二人とも既存の概念には
囚われない、柔軟さを持ち合わせた方々。先生のお便りで初めて知ったけど、きっと澄禅律師も。

日置先生のお便りは、常に進化していて。いつまでたっても追いつけません。

by senshoku-iwasaki | 2017-07-08 23:37 | 岩崎のある日
久々の南部町・本郷の千年桜。
先週の、娘の入学式から・・・ほぼ毎日雨降りで。
中3になった息子と、初めての制服で5年ぶりくらいにスカートをはいた娘と、一日だけ朝歩けたものの。
子供らにしてみれば、雨で車出してもらったほうが楽ちんだし、ゆっくり出来るのだろうけど。
それじゃ、私(エツコ)の運動にならないっ!(笑)
バス停までの1キロちょっと。途中の桜カーブで「あっ!せっかく桜咲いてるのに、カメラ忘れたっ!」私。
「なんで?」息子。
「だって来年はもう、この道みんなで歩けないじゃん。」私。
「それはこっちのセリフだよぅ。たった1年しかこっちの中学校に通えないのに、
部活決めなきゃならないなんて、ないよー。」いつもアニキのタイミングにテンション低い娘。
「あっ!来年といえば。本郷の千年桜、もう咲いたかも!」私。
「だから~。ババちゃんちの最寄りの中学には、女子ソフトテニス部が無いんだってば~。」娘。
「バス停までの1・3キロ歩くこと思ったら、他にも中学は2校くらいあるよ(笑)。」私。
「そーだよ。それにしょーこなら、ココの女テニなら1年でもそこそこ活躍出来るって。保障する!」
男子ソフトテニス部副部長のくせして、全然活躍したことないトホホな息子。
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久し振りに一日中晴れてた昨日。
アニキの学年は、3泊4日の修学旅行中。2年生は1泊の研修会。新入生だけ早下校。
クニヒサと20日からのこうげいさんでの展覧会を前に、実は大わらわなんだけど・・・。
バス停まで車で迎えるクニヒサに同乗しまして。
娘と3人で久し振りに、本郷の千年桜を見に行った夕方。
「美術部にして、チョットいい絵具とデッサン用の鉛筆セット買ってもらうのもイイなとも思ってたん
だけど・・・。(隣りの小学校からきた)Iちゃんにテニス部誘われてて。1年間でもIちゃんと一緒
もイイかなぁ~と思って。」娘。
「女の子って、環境が変わるたびに友達も替わるっていうけれど。できればそんな友達じゃなくて。
一緒に過ごすのはたった一年でも、ひょっとしたら一生の友達になれるかもしれないね。」私。
「まぁ、そうなったらもちろんいいけど。
そうなれなくてもイイね、兄ちゃんみたいに中学ライフを楽しめれば。」アニキと違ってクールな娘。
ここは人も少なくて。観光で来るような感じじゃないところが大好きでして。
県外からの車も、身延の桜見物の帰りに立ち寄る程度。
人知れずとも、千年花を咲かせるような人生にしたいもんだねーと娘と見上げて。
「かぁつん、今日は峠(のラーメン)のもやしって気分だわ。」娘。
アニキ抜きで立ち寄った峠のラーメンは、いつも裏切らない美味しさでした。





by senshoku-iwasaki | 2017-04-14 22:36 | 岩崎のある日
6年間が・・・
あまりにもあっという間に過ぎ去ってしまったと。
先日・・・娘の小学校の卒業式で、ほぼ後悔のキモチで娘を眺めていた私(エツコ)。
ふたつ上の、ダメダメアニキの時には、オヨヨ・・・と涙涙だったのだけど。
娘のほうは、生まれたときから手が掛からなかったものだから・・・。

気がつけば。
いつの間にか考え方や、趣味までも大人みたいになっていて。
5年間通った保育園を卒園のときには、ウサハナやキティのキャラものから一切卒業してしまって。
(娘のお下がりの、キティちゃんのメモ用紙やかきかたえんぴつは、私たちが現在も使用中・笑)
2年生からずっと彼女が自分で買って愛用している鉛筆は、トンボの8900。緑色の昔からあるやつ。
「なんで?」って聞いたら
「ダース箱のデザインがカッコイイから。」
5年生のときには3色ボールペンの、ジェットストリームの木軸タイプに目覚め・・・。
「なんで?」って聞くと、驚きの(笑)・・・
「経年変化を楽しめるから。」
経年変化って!?あーた生まれてまだ10年そこそこでしょーが・・・。
6年生になると、筆箱がステッドラーの革製ペンケースに。
「なんで?」って聞くと
「筆箱の中で、鉛筆やペンがガチャガチャ当たるのがイヤなの。」
中2のアニキのほうは、今でも新幹線のかきかたえんぴつも、娘が景品でもらったけど使いにくい
から要らないといった蛍光ペンも、定規も、プーマの筆箱も!平気で使用中なんだけど。

勉強はキライ。でもカッコイイ文具は、気分だけでも盛り上げてくれる重要なアイティムらしく。
机の上も下も引き出しも、鞄の中もぐっちゃぐちゃのアニキとは対照的に。
いつでも整理整頓、ファイリングもバッチリ。グッズも国内外のド定番セレクトで間違いないけど。
「それと勉強がデキルというのは、全然別問題なんだよねー。」他人事のように娘。

6年前の春の日が、なんだか急に懐かしくなってしまった私。
アニキとはまた違う、楽しい中学生活を送ってほしいものだわと願うだけの私。
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写真は2011年4月11日ブログにあげた、入学直後のころの娘と息子。
バス停まで1キロ。毎日歩いて、このころ軽度肥満だった息子もすっかりヤセに。(デブは私だけ・笑)
最近は二人ともこの1キロが速いっ!デブの母、ついていくのがやっとでゼーゼー(笑)。
まだまだもう一年、ここに暮らすうちは今年も朝は、歩き(遅刻気味でほぼ走っているのが現実)ますっ!




by senshoku-iwasaki | 2017-03-26 22:24 | 岩崎のある日
今年も御神楽。
昨日は、恒例の御神楽。
いつの間にか・・・御神楽保存会会員(笑)のクニヒサも。
ピーヒャラピーヒャラ、先週は毎晩公民館で練習の甲斐ありまして。
今年は笛の音も、グッとそれっぽくなっておりました。。。
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♪どっこいきまった!ケヤキの根っこ♪

今年はiwasaki家のある集落からの始まりだったので、おつまみを作る私(エツコ)も早朝から。
どんと焼き用のお団子は、前夜に作ってカッチカチ(笑)。
それでも自分のお習字や、お飾りの火に・・・じっくり炙ってどうにか食べた子供たち。
「風邪ひかないとかよりも、歯が丈夫になるおまじないのようだけど・・・。」息子。

ご近所の(何かと相談役の)おかあさんに
「去年も岩崎さんにお団子の作り方教えてあげようと思ってただよ。」
と、ふっくらむっちり、つやっつやのまん丸だんごのコツを教えていただきまして。
ふむふむ。
ちょっとだけ、腕を上げたような(気になった・笑)小正月。




by senshoku-iwasaki | 2017-01-16 21:50 | 岩崎のある日
シカ当たり。
年越しはいつもより暖かだったので、お隣の梅がポチポチと咲き出したお正月。
お隣には昨年まで・・・廃屋になってしまった草屋根のお家がありまして。
こじんまりとした、風情のいいお宅でしたが。荒れ果ててしまったので、取り壊されまして空き地に。
甘い香しさについ・・・
我が家の方に伸びた一枝を・・・拝借いたしましてぇ・・・。
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我が家の床の間に、クニヒサに挿してもらいまして。私(エツコ)は、ドロボーしただけ(笑)。
北側にあって、工房の脇の普段誰も使わない部屋なので・・・10日経ってもまだ大丈夫。
一緒に活けたハランは、奇跡の(!?)一枚。
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お節の仕分けに・・・と、年末ハランを切ろうとしたらビックリ!!
丸坊主に!!ハランドロボーの犯人はシカ!
お隣が無くなったら、すっかりシカの通り道になってしまいまして。
ハランが軸だけになって、日当たりが良くなったせいかしら!?
クリスマスローズはいつもより、大きな芽を出しています。
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興味深いのは、この写真の手前のハランはもっと深くかじられていまして。
裏山に近い側から無くなって。4株あったのですけど・・・きっと最後の株の写真奥も。
軸だけになるのは、時間の問題のようです。
建物が無くなって。風当たりだけじゃなく、シカ当たりまで強くなってしまった年初め。
by senshoku-iwasaki | 2017-01-12 21:41 | 岩崎のある日
夢のようなひととき。
昨日午前、いつものようにクニヒサとそれぞれ織っていると・・・電話が。
「おぉぅ・・。えっちゃんか。あのな今、息子が来とってな。
 今日3時ころになるかな、えっちゃん達のとこへ寄ってもらおうと思ってなぁ・・・。」
「えっ!?日置先生?えっ!?き、今日いらしてくださるんですか??」私。
 一度どうしてもなぁ、えっちゃん達の仕事場に行かなあかんと思っとってなぁ。
「えぇえぇ。ぜひ先生にお出で頂きたいです!って、ホントに今日ですか!?」私。
 そしたらそういうことで。失礼します。」ガチャン。
イワサキの母もだけど、この年代のお方は、言いたいことを言うと受話器を置いちゃう(笑)。
「エツコさん、日置先生が何か?」緯吉野の半巾を織りながら・・・クニヒサ。
「・・・。」
「エツコさん?」手が止まって・・・クニヒサ。
「・・・アタシ今、幻を聞いたんじゃ・・・ないよねぇ。」とりあえず自分の機に戻って。
「エツコさん、大丈夫ですか。そこまでボケました?んで、先生は何と?」クニヒサ。
「う~ん。息子さんが郡上に来たから、その息子さんの車に乗ってここに寄ってもらうっていうんだけど。」
「あ、千葉にいらっしゃるって前に聞いた次男さんじゃない?」クニヒサ。
「そーだ、きっと。・・・じゃ、ホントか!」と言いつつまだ信じられない私。
手はどうしたものか・・・織り途中の新作の杉綾の着尺を進めて。なんかしばらく落ち着かない。。。
しばらく・・・1時間ほど無言で。なんでかそれぞれ織り進めたところで、アタマが整理できまして。
「!!!」
工房は、只今大変な散らかり放題(涙)。
湯通し前のマフラー、湯通し後のショール、iwasakiタグ付け途中のショール。
ウールの糸の入った衣装ケースが山積み。織り上がって間もない、検品途中の半巾帯。。。
でも今週中に増孝商店が始まっちゃうから、今機にかかっているものは織りあげないといけなくて・・・。
そこから
二人で手分けをして、急きょ大掃除!というか大移動!?
どうにかこうにか片付いたところで・・・。先生!!連れてきてくださった息子さん、ありがとうございます!
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ほんとうに。
夢じゃなかった。夢が叶いました。ほんの一時だったけど。
日置先生は、若いときに京都の超老舗の呉服店に就職されて。ご結婚を機に郡上に帰られたころ・・・
故・宗廣力三先生に手伝って欲しいと声をかけてもらったのが昭和39年の出来事。とお聞きして。
郡上紬を、産地の織物としての初期設定に大きく大きく貢献された御仁。
私たちが染織を学んだ学校の先生ではなかったのだけど。
私にとって日置先生は、大きな大きな師匠なのです。
日置先生に会っていなかったら、今の暮らしはきっと出来なかった。日置先生ご夫妻が憧れだったから。
機にかかった織物たちを見て、工房を見て。
「えっちゃん、えっちゃん達はほんとにええ仕事しとるよ。今日は本当に来てよかったよ。」日置先生。
いつかきっと。
こうやって夢は、突然叶うのですね。
せっかくの魔法だったのに、ビックリのほうが大きくて。今年の仕事を見てもらうことも忘れて・・・。
もっとキチンとお掃除をして、私もこんなゆるゆるの仕事着じゃなくてお迎えしたかった・・・(涙)。
全ては後から気がつきました(笑)。
人生を変えてしまうほどのご縁は、細い細い絹糸で。
大師匠と日置先生を結んだように、iwasakiと日置先生も結んでくれています。きっと。
日置先生をグッと近くにまた・・・感じながら、これから気を引き締めて仕事に専念いたしますっ!





by senshoku-iwasaki | 2016-12-04 00:11 | 岩崎のある日
バス停まで。
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毎朝の私(エツコ)の僅かばかりの運動のひとつ。
工房から1キロ先のバス停まで子供と歩くことでして。
息子が小3、娘が小1になった春、工房が住まいとなり。
6年前は、ゆっくりチビッコに合わせて歩いていましたが。
今では子供のほうが歩みが速く、あらら私は足手まとい!?
部活の朝練で、更に1時間早い息子に至っては・・・ギリギリで
走るものだから(笑)、時間差で私のほうが早く家を出るように。
でもそんな目に見える成長が、まるで朝日のように眩しいのです。
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最後の200mはお見送り。バス停はこの先に。
彼女がバス停で友達と合流したのを確認して・・・。
私はまた1キロ、今度は上ります。
ランドセル背負う、娘の後姿を見られるのもあと少し。
この更に1キロほど先の川沿いに、大イチョウがありまして。
青葉生い茂る夏場は見えないのですが、この季節になると確認出来ます。
黄色い扇の葉が落ちてしまう頃・・・森さんの藍の仕込みが始まります。
娘の背中を眺めながら、森さんにお願いする糸の段取りを考えながら。
目に見える成長は、ほとんど期待できない私なので。。。
1時間前と同じように、大きく息を吸って吐いて…大股歩きで。
背筋を伸ばして~。途中、最近アナグマを見かける側溝を覗き込みながら~。
今日出来るであろう仕事のイメージを。
今年もとうとうあと2か月。んんん・・・予定より若干遅れ気味(汗)





by senshoku-iwasaki | 2016-10-31 22:13 | 岩崎のある日
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。宇野港→直島→岡山市内。
iwasaki家の夏のビンボー旅行、いよいよ最終日。

尾道から岡山の宇野港をめざしまして。車を置いてフェリーに乗ります。
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宇野港、ビックリするほど観光客で溢れています。ちょうど瀬戸内芸術祭も開催中ということもあって、
中国・台湾系や、欧米系の外国人もいっぱい!

『ベネッセアートサイト直島』は、瀬戸内海の直島、豊島、犬島を舞台にベネッセホールディングスと
福武財団が展開するアート活動でして。
一昨年は犬島に行きましたので、今回は直島に・・・。ということになりました。

美が、歴史が、侘び寂びが、アートが、建築が・・・。ウィキペディアで出てくるような回答は、何一つ
語れないけれど。何とも言えない景色とともに、子供たちと一緒に「へぇ~!」って言えるだけでも
親として嬉しいし、iwasakiとしても何かまた・・・生まれてきそう。
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地中美術館といったら、モネですもんね。美術館のアプローチから世界に引き込んでくれます。
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安藤建築によるクロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・ダレル、それぞれに『最高の空間』
として作られたというだけありまして、裏切りません。。。自然光だから、きっと作品も観る時間によって
も見え方が違ってみえるのだと思います。なので、何度見に来てもたぶん、違うのだろうなぁ。
「・・・だもの。きっと、ベネッセハウスも裏切らない宿泊施設に違いないわね。」私。
「今度、そこにみんなで泊まろうよ!」『カッコイイ』は大好き!娘。
「イイねぇ!」本当にそう思ってるのか?息子。
「予算上、一泊旅行になるけど・・・。」クニヒサ。
「う~ん。」一同。
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島内は、こんなポップなバスが定期的に運行しているので、さまざまなミュージアムに行けます。
外国の方も多いのですが、道々にもガイドスッタッフの方々がいて。3か国語くらい通じそうな、
優秀なスタッフさんも・・・。外国語学科の学生さんかなぁ。日本語も残念な母と息子、ひたすら感心。
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草間彌生の南瓜、大人も子供もつい、みんなして入り込んでしまいます(笑)。
直島アートを満喫しまして、また宇野港に戻りまして・・・。
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高速に入る岡山インターまで、岡山市内を。♪~がたんごとんがたんごとん・・・路面電車はいくよ~♪
この頃車内で子供たちは、それぞれウォークマンを聴いておりまして。CKBを一緒に聴いてくれない
のは寂しいなぁ。。。
今回も約2000キロの道中、運転手さんはクニヒサお一人で(笑)。無事に南部町まで戻ってきまして。
翌日から仕事に取り掛かっておりますっ!
旅の景色の記憶、ココロの動き。
これらは、これから・・・織物の中に織り込まれてゆくと思います。
そして道中クニヒサを眠くさせないために(笑)、いっぱい車中で今後の企画会議を重ねましたから・・・。
計画に沿って、段取りよくiwasakiのリズムを刻みたいと思います。
by senshoku-iwasaki | 2016-08-15 22:28 | 岩崎のある日
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。大崎下島・御手洗→呉→尾道
映画『ももへの手紙』では、ここらへんで主人公のももと妖怪が、イノシシに追いかけられる・・・
みかん畑とトロッコの。ハラハラドキドキのシーンと、この景色!!『歴史の見える丘公園』。
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大崎下島に行ってみたいと思ったときに、このアニメ映画が舞台と知り・・・。子供らに「知ってる?」聞くと。
「あっ!西田敏行が声だしてるやつ・・・。兄ちゃんと前に一緒に映画観に行ったとき宣伝してた~」娘。
「面白そうだったよ~。」息子。ならば!と、精神年齢小5の私(エツコ。あら、いつの間にか子供たちのほう
が年上になっております・笑)TUTAYAでDVDを借りまして、一家で鑑賞会をして来た甲斐がありました。

築140年の、我が家もそうといえばそうなのですが、古い家に妖怪あるある。
無駄な空間だったり、暗がりだったり、カビ臭いような匂いであったり。永年の塵であったり。
御手洗の町は、確かに。町自体にも妖怪あるある。ほっそーい路地であったり、くの字路地だったり。
そして・・・この海です。
生きている奇跡、いつ死んじゃってもおかしくない事実。だから日々有り難くがんばるぞ!と。
そんなことを毎年再確認したくて・・・瀬戸内の海を感じに出かけている私。
『ももへの手紙』も、そんな映画でした。
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元映画館の洋館、乙女座。
元々は芝居小屋だったということで・・・。中は傾斜のついた畳敷き。2階席はぐるりと壁付きに回っています。
今も時々、新旧いろんな映画を上映しているようで・・・それが羨ましかったです。
古い町並みだけど観光だけじゃなくて、そこに生活している人たちが生き生きと暮らしている生活感が
そこここにあって。行き交う地元の方は、みなさん声をかけてくださって。
明治維新の立役者、三条実美らが立ち寄ったとされる「七卿落遺跡」(イイ感じの邸宅)では、ご近所の
方が説明してくれたり。子供らに「若い人に、いっぱい勉強して欲しい」とおっしゃてたのが印象的でした。
そんな御手洗の町を後にして広島本土に向かいます。
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おぉぉ。海軍の街、呉です。こちらは海上自衛隊呉資料館。ホンモノの潜水艦を、初めて見学しました。
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資料館のカフェで、『海軍カレー』を売り切れで食べ損ねた息子でしたが。呉のちょっとレトロな『メロンパン』、
『ナナパン』そしてやっぱり、名前がイイな『平和パン』を食べられて幸せ。
そして町を走っていて・・・モナカアイスの文字に即反応!巴屋さんのモナカアイス。ミルク、抹茶、コーヒー
にチョコ・・・いろんな種類がありまして。アイスはさっぱりしたアイスクリンなので後味もイイです。美味しい!
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そして・・・。今年もやって来ちゃいました。尾道の本町通り。カワイイ看板です。
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昨年羨ましく眺めていた・・・地元の人の足。渡船。
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えへへ。じもピー気取りで(!?)向島に向かいます。100円でバスに乗るみたいに船に乗るなんて幸せ!
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向島って、思っていたよりずっと広くて。渡船の種類もイロイロあって。降り口も4か所もあるんだそうで。
何も知らないで渡ってしまったものだから・・・ぐるーっといっぱい歩きました(笑)。
「どこに行きたいのぉ?疲れた~。」娘。「やっぱり、スマホにしたら?便利だよ~」息子。
なんて話していたら、ステキなオアシスが!!懐かしいパッケージで、サイダーいろいろ。美味しいっ!
「いやぁ。今日は忙しかったんだよ、あれ、テレビの取材でさー。『マツコの知らない世界』って知ってる?
あれに出ちゃうらしいから、今度テレビ観てみて。」おじさん、チョット嬉しそう。
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ここで作ってる、ここのサイダー。この日は朝からずっと、ご当地モノしか口にしておりません。。。幸せ!
この先にあった、『住田のパン』屋さんでねじぱん、きなこぱん、ラスクも買って。尾道に渡船で帰ります。
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えへへ。帰るといえば。
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今年も旅の終わりは、昨年泊れてとても幸せだった『西山本館』で。やっぱり幸せ!生きててヨカッタ(笑)。
翌日は、直島に行って・・・帰路につきます。
by senshoku-iwasaki | 2016-08-14 22:53 | 岩崎のある日
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。大三島→岡村島→大崎下島。
三津浜でディープな夜(!?)を過ごしまして、翌朝しまなみ海道を渡りまして。
大三島に到着です。大山祇神社には、昨年やり残した宿題(!?)がありまして、再びの参拝です。

昨年出来なったコト①、表参道を歩く!です。
駐車場は反対方面にあるものだから、本来の参道は通らないのです。そのためなのか(どこもですが)
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以前は大変な賑わいであったろう参道は、ひっそりとしています。
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今も営業しているお店は、2軒ほどでしたでしょうか・・・。大型駐車場のあるレストラン&お土産品を
扱う大きなショップは、すぐ近くでお客さんがいっぱいだったのになぁ・・・。
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そうそう、昨年帰るときに引いたおみくじで『若いうちは苦労するが、中年以降道が開ける』に、うるうる
喜んでいたら・・・ここで「ばーか」って声が聞こえたんだけど・・・。ひょっとしてこの方に?
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この小千命御手植の大楠(根周20m、高さ15.6m)は、樹齢2600年といわれる大楠で。
「地元の人は、子供のころ・・・この樹の周りを息を止めて3週できたら、伝説の鶴姫さまに会えるって
言い伝えがあったんだって。」私。「じゃ、やってみたい!」娘。「ソフテニで鍛えてるオレが。」息子。
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結局。達成出来たのは私(エツコ)!「あたしゃ、小6のときに100m潜水で泳いで『海女になれる!』って
先生に言われてその気になってたくらい肺活量には自信があるんじゃ~!イエイ!」私。
「ずる~いっ!大人じゃダメだよぉ!」娘。「鶴姫さまもババァに会っても・・・。」息子。なぬ!?

そして昨年出来なったコト②大山祇神社の宝物館の見学。
昨年かるーいキモチで娘が「弁慶の薙刀見てみたい!」と言ったことに対して、ちゃんと心して見ないと
罰が当たる気がする・・・と息子が言ったものだから、じゃ、出直そうというコトになりまして。
国宝級の武具の8割が保存されている紫陽殿。
いやぁ。興味深かったですっ!国宝の源義経の『赤糸威鎧大袖付』河野通信の『紺糸威鎧兜大袖付』。
大三島を守る戦いに参戦した、鶴姫さまの鎧は、ウエストがくびれていて紺糸で。。。
河野通信のものも鶴姫さまも、その他鎧の細工に絹の紺糸・・・これはきっと元々は褐色(かちいろ)かと。
森さんとのコラボが始まってから、いかにこの褐色が特別で、貴重な色であるかということを知りまして。
平安時代のものから全て本物かと思うと、信じられないくらい美しくて。この場所がどれだけ選ばれし特別
な場所であるかとか・・・。なんだかこの大山祇神社の敷地に居るだけで不思議なキモチになります。

んで、息子に結局何が一番印象的だった?と聞いたところ・・・。「弁慶の薙刀かなぁ・・・。」おーい!
「だって、かぁちゃんも見たでしょ。あの大きさ!重さ20キロだってよ!後世の人間驚かすためにチョット
盛ってる!?って思っちゃったり・・・(笑)あんなの振り回すってどんだけ~?ってなるじゃん。」息子。

昨年やり残したことをやったつもりで大山祇神社を後にしましたが。
実はまた・・・まだ(!?)やり残しがありまして。奥の院にある大楠『生樹の御門』をくぐっていない!
というコトに。そういえば神門の建て替え工事中でした。今年秋に完成予定とのことでしたので、やっぱり
これはぜひ次回!もっとひとつひとつの中の神社もお参りしたいです。

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そしてここは、大三島の宗方港。ベンチと手作りの座布団がイイ感じ。
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ここからフェリーで岡村島に向かいます。岡村島から橋を渡って大崎下島へ。
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昨年も行ってみたかった、とびしま街道。御手洗地区は、潮待ち・風待ちの中継地として・・・。かつては
全国の花街番付に入るほどの歓楽地だったそうなのです。映画『ももへの手紙』の舞台にもなった街。
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あっ!ここは『プロフェッショナル』でも以前紹介されていた・・・有名な時計店ですっ。
修理依頼の時計が全国から持ち込まれるという・・・すごいマイスターがいらっしゃるんですね。
硝子戸はキレイに磨かれていて、ステキなお店でした。ゆーっくり前を通りながらキョロキョロ。
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江戸時代のお茶屋さん『若胡子屋跡』は自由に入ることができるようになっていて。電気の点いている
ところを見て表に出たところ・・・「奥の座敷も見た?」と、どうやらボランティアの案内人の方。
奥には屋久杉の天井板の、立派なお座敷があったり。この港からそんな銘木も運ばれてきたのかしら。
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この日は、この御手洗の昭和な「みはらし旅館」で。飾らない、でもとても美味しいお魚で夕ご飯を頂き
お泊りです。とにかく景色が素晴らしいです。
by senshoku-iwasaki | 2016-08-13 00:27 | 岩崎のある日