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2017年、明けましておめでとうございます。
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南部町は穏やかな元旦となりました。
今年は地区の神社の当番で、昨晩は11時からお宮に集合のクニヒサ。
今朝は恒例の、ここの集落の互礼会に朝から集合。
iwasaki家を代表して、きっと歳神様に最高のご挨拶が出来ました。

今年はiwasaki、お陰様で25周年の節目の年となりました。
「まず5年。そして5年。10年続けると道が見えるから、そしたら10年。25年出来たら本物だ。」
学生の頃、大師匠が言っていた言葉です。
織物でホンモノになれたかどうかはわからないけれど(笑)。
ホンマモンのバカにはなっている自信があります。
毎日。時間が足りないくらい仕事が楽しくて、終わらないから苦しくて(笑)。
でもバカだから(笑)、きっと明日はもっとイイ仕事ができるんじゃないかと信じてしまうのです。。。
結局。
何もしない、が出来なくなりまして。
今日もモソモソ・・・クニヒサは糸の糊付けに、私は杉綾織の紬に。。。
これから。
より一層バカに磨きをかけて(!?)いぶし銀な織物を目指したいと思います!
こんなiwasakiですが・・・。2017年もどうぞ、よろしくお願いいたします。



by senshoku-iwasaki | 2017-01-01 19:00 | 骨子・背景
『御柱』な新シリーズを前に・・・。
前回宮坂製糸さんを訪れた際に、とても気になる糸がありまして。
それは玉繭から横挽きで座繰りにとった、玉糸。それもズル節と呼ばれる長い節がかなり有り。
何年か前のストックで、当時いらしたスタッフのある方が挽くと・・・なぜか特に節が出たのだと。
素材的に高価であることと、今現在の技法ではこうした節にならないということで。
宮坂さんでは敬意も込めて『御柱糸』と呼び、丁寧に保存されていまして。
どうしても。
その糸を使って、新シリーズを作りたく・・・。
おぉぉ。そうだった。これまでに何度か宮坂さんを訪れていたものの。
ご近所にはあの、諏訪大社が。なのに、ホンモノの御柱もiwasaki夫婦は見たことが無かった・・・。
これは新シリーズに取り掛かる前に、神様にご報告をしなければ!と。
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諏訪大社の創建は古く、古事記の国譲りの神話にまでさかのぼる・・・日本最古の神社のひとつ。
本殿は持たず、この上社は神体山(守屋山)、下社は御神木(春宮は杉・秋宮はイチイ)をご神体
とする古い形態を残しているそうで。この上社前宮の御柱は、こういった場所に4か所。
どの社の周りにも、こうして川が流れていて。神聖な空気です。
たしかに水と風を司り、信濃国を開拓された神様・・・パワーを感じますっ!!
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こちらは下社秋宮。大きな注連縄の神楽殿です。
今回上社前宮、上社本宮、下社秋宮、下社春宮と4社全てに参拝できまして。
これからのチャレンジを、どうか見守ってください・・・とお願いを。
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そして・・・。こちらが宮坂製糸さんのお蔵。
この中の特別な糸を、iwasaki、これまでに作ってこなかった・・・かなり太糸に撚糸してもらって。
素朴で贅沢な、『特別な』太織りを作りたく。。。
糸が高価であるし、果たして良いモノになるのかどうか・・・とか、売れなければ作るコトが出来なく
なるし・・・とか。ずっと作りたいと思っていたのだけれど、ずっと踏み出せなかった、かなり勇気を
振り絞ってのチャレンジです。
森さんとのコラボもそうですが、iwasaki結成25年を迎える2017年に向けて・・・。
iwasakiのこれから・・・の礎(柱!?)になるような新シリーズにしたいと思っております!!
by senshoku-iwasaki | 2016-09-28 22:37 | 骨子・背景
いま、iwasaki家の床の間の部屋を飾るのは・・・。
尊敬する日置先生の布たちです。
私たちが織物を学んだのは、当時郡上八幡にあった専門学校でしたので。
内弟子に入って、修行したわけではありませんから(笑)
『宗廣先生に師事・・・』とかは無いのですが。
私(エツコ)が、特に強烈に影響を受けたのは、日置先生なのだと思うのです。
日置先生の生き方、モノのつくり方、考え方・・・が、今の私を支えてくれています。
日置先生は、郡上紬の職人として大師匠、宗廣力三氏の右腕でした。
私が学生のときには、宗廣先生は足柄に工房を移して・・日置先生は郡上紬を
引退されていて。畑に藍を植え、すくもをつくり、藍を建てて・・・藍染めをされて
おられました。
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郡上紬で晩年、日置先生が考案したタピストリーのサンプル。
グラデーションが効いていて、凹凸感も美しく・・・。
学生時代・・・高山の旧家のコーヒーショップで、外暖簾としてこのタピストリー
が何連にも掛けてあったお店を見つけたときは、『織物力』を改めて体感した私。
宗廣先生の作品もですが。昭和40年代~50年代の郡上紬のタテ糸の、
しびれる様な色糸使いが大好きなiwasaki。日置先生だったのかぁ~!と
知ったときには、もっとお話が聞きたくて二人してご自宅に乗り込んでしまったのに。
「う~ん・・・。織りのことはなぁ・・・。ぜーんぶ忘れてしまったんじゃよぅ・・・。」と。
「かわりに、えっちゃんにコレをあげる。とにかくなぁ、宗廣先生と一緒に仕事が出来て、
本当に楽しかったなぁ・・・。考えるのが楽しかったもんねー。」
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「今もね、手指動かしてると、アタマの中空っぽになってね・・・。」
と、当時・・・蒲団針でダイナミックな絞りを縫っておられていて。
それから数年後、今から20年ほど前に・・・岐阜の画廊での個展のご案内を頂いた
ときに、どーしてもいただきたくて。初日朝、クニヒサが夜行バスで岐阜まで出掛けて
譲っていただいたのが、DMになっていたこの作品、『樹』。
当時私たちが暮らしていた、千葉の県営住宅にはスケール感が全く合わないコトは
わかっていたけれど(笑)。
のびやかでおおらかで力強くて愛に満ちている・・・日置先生らしい、この作品と一緒
にiwasakiも立っていこう・・・と、我が家の守り神。
20年経って・・・。こんなにピッタリな家屋に自分たちが暮らすなんて!当時は考えも
しなかったなぁ・・・。
絣も絞りも。魅力なのは、その『足』にあるのだと思います。
『足』とは絞ったところと、絞ってない部分との中間の部分。不確かでハッキリとして
いない部分。その部分にこそ、手指とその瞬間の、時の神様が見え隠れしていると・・・
私は感じています。
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iwasaki、今年の秋の新作は、この『足』を感じる八寸帯地です。
『ほぐし織り』という技法を使って・・・。ひょんなご縁で私のところにやってきた、大師匠
のキモノ
が発端で、この企画がはじまったわけですが。そのキモノも日置先生がバリ
バリに関わっておられた時期のものかと思うと感慨深く・・・。
織りと染めの中間のような、チョット堅くてチョット柔らかい日置イズムも感じられる新作
になれば・・・と奮闘中なのです。
by senshoku-iwasaki | 2015-06-26 23:52 | 骨子・背景
掌の神様。
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東京・蔵前でのiwasakiのシーズンショップ、『増孝商店』。
3月26日(水)~31日(月)に春のオープンとなりまして。
しばらくは、春・夏・冬の年に三場所のみの相撲をとるコトになりました。
たった一週間ほどの営業なのですが、ただ今オープンに向けて・・・
ご案内状やら、ショップカード(・・と言える立派なモノでもありませんが・笑)
などなど、いつものコトながら・・・いろんな方のお力も借りながら、平行して
織物製作をしております。

何か新しいコトを始めようとする度に、気づかされる
当たり前過ぎて、普段はすっかり忘れているようなコト。
iwasakiの織物は、組成されている糸一本一本全てにiwasaki夫婦の手指
が触れています。
20年以上・・・よくも飽きずに(笑)、地味な織物づくりをやっているなぁ・・・と
我ながら思うのは、きっと掌の神様を感じるからなのです。
私の思う掌の神様は、『神の手』とは違いまして・・・人命救助は出来ませんが(笑)。
ほんのチョットの、いつもとの違いを感じ取って・・・進む道を教えてくれます。
糸のテンション、筬づかの打ち込み加減・・・不確かな人の掌でしか作れない、
不確かなんだけれど、人の心を打つもの。
それが目標だったんだと、あらためて実感したりしています。

掌の神様、20年以上やってきて・・・ようやくその存在をひしひしと
感じる出来事が、最近よくあります。

たぶんきっと・・・
小さな小さな神様だから、この掌からこぼれ落とさないように・・・
神様の声を聞き落とすコトのない、仕事をしたいと思っています。
そして
そのiwasakiの仕事を、皆さまに見て触れていただける『増孝商店』にしたいと思います!
by senshoku-iwasaki | 2014-02-02 21:13 | 骨子・背景
愛着。
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昨日のこと。
NPO川越きもの散歩の方々が工房にお越しくださいまして。
『NPO川越きもの散歩』のみなさんは、きものを身近な暮らしに取り戻し、次代につなげたい。
埼玉の養蚕農家を見学し、埼玉産の繭を購入、本庄や桐生の織元に依頼する
「顔の見えるきもの作り」を進めています。きものでまちづくり、繭の地産地消、伝統工芸ツアー
なども開催し、活動をされておられる方々です。
今回は埼玉の繭から作られた『いろどり』という生糸をわけていただき・・・iwasakiらしいものを
作らせてもらおう・・・というコトになりました。

昨日も大変暑い中・・・。大変不便な私たちの工房までおいでいただきまして。
私(エツコ)の『規格を変えた、一年中単衣仕様で浴衣のようにお風呂場で洗ってしまう・・・紬』
にたいへーん興味を持っていただきまして。私物のキモノで何度も洗って『とろん』となった(笑)
春夏秋冬の、ユーズド品を触っていただきました。
昨日は、奥のベージュの生紬を着ていたのですが・・・汗をたっぷりかいてしまいまして。
今日洗ってさっぱりさせようと思ったところ・・・。手前のグレーの生紬の袖口にシミが出来ている
コトを発見(トホホ・・・)気をつけてはいても、寒い時期なら割烹着を上から着るけど、夏場は
お勝手仕事などでつい・・・知らぬ間に汚していたりするのも、暮らしのなかのキモノならでは。
そうはいっても、織るのに大変時間のかかるものなので、自分用に下ろすのはホントは勇気が要って。
それを丁寧に仕立てていただいたモノに、シミなんて!・・・と、以前だったら相当ショックでしたが。
眼から鱗といいますか、
以前とある温泉旅館の女将さんに、iwasakiの紬や帯を買っていただいたことがありまして。
そのお方は、創業当初から作家モノの織りのキモノばかりを『夢のある仕事着』としてフツーにばんばん
お召しになって・・・。織のキモノなので(そうは見えなくても)大変高価なモノであっても天ぷらだって
揚げちゃう・・・カッコイイお方。私たちにリクエストも、「淡いお色目の格子とか・・・」とだけ。
「私ね、着るから汚れるでしょ、少しずつ上から染めに出しちゃうの。何十年もそういうサイクルで着る
から今は濃い色目の無地の紬ばかりになってしまってね。せっかくだからスタートは、淡いキレイなお色
から・・・と思ってね。」
ちょうど私たちの母親世代の女将さん。
女将さんの濃い色の紬には、女将さんのこれまでの歴史が刻まれているのだと思いました。
後染めをしても、縞や格子はぼんやりと感じるから・・・それは最初からはゼッタイに出来ない奥行きの
ある無地となるのです。
それは、一生懸命日々を生きた証しのようで、すっかり女将さんに憧れてしまいまして。

私も気がつけば・・・折り返し地点はとっくに過ぎたお年頃。
これからの人生は、手を入れながら・・・シミも皺も自分自身とともに愛着を持って大切にしていこうと。

昨日、川越きもの散歩のみなさんにもお話したのですが。
織のモノの褒め言葉に、『風合いがイイ』という言葉がありますが、iwasaki的には最初に『風合いがイイ』
のはNGだと思って制作しています。
『風合い』は、永く着てゆくうちに出来てゆくもの。言ってみれば、ユーザーが育ててゆくものだと・・・。
ユーズド加工のジーンズは、きっと元々のデニムの品質の良さがあってこそのように。
なんてコトないiwasakiの紬や帯たちが、顔の見える繭から出来る糸を使って・・・
どなたかの、なんてコトのない愛おしい日常を重ねて、『愛着の湧く愛着』になっていってくれるコトを願って。
by senshoku-iwasaki | 2013-08-20 22:34 | 骨子・背景
Handsな織物。
先月今月と・・・iwasaki、糸をたくさん買いまして。
お金は無いけど、材料は有る。
とりあえず仕事は出来る・・・チョットだけ安心(笑)。
宮坂さんから以前・・・わけて頂いた生糸を、30キロ近く撚糸してもらいまして。
着尺に使える太さ、帯に使える太さ、うーん・・・どんな風に使おうかなぁ・・・と。
もうひとつは、紬のヨコに使う、まわたのつむぎ糸。
iwasakiの大好きな、自家織物の代表選手のような紬はもともと・・・。
繭を生産している農家で、出荷前に蛹が孵ってしまった『出ガラ繭』を、農閑期にまわたにして紡いだ糸で織ったものなどがルーツです。
今私たちが買うことのできる『まわた』は、ほぼ中国でつくられたものです。
日本国内では、結城紬の材料になる・・・福島県の『入り金まわた』というものも僅かですがありますが・・・。
中国でも山間地などで作られている、まわたの紡ぎ糸が昨年から高騰が続いているのです。
中国国内での需要というものはほとんど無くて、日本の紬向けに僅かに作られているのが実情のようです。
中国の人の、ライフスタイルが変われば・・・
そりゃぁ、キレイな生糸がとれる繭を、わざわざ・・・まわたにして、更にモーターフライヤーという、機械ではあるものの、
ほとんど手作業で糸を作る人なんていなくなるのは日本がそうだったように必至なのかも。
失ってしまってから、郷愁だけで戻るコトなんて出来ないし、それこそそんな懐古趣味な蚕趣味にしたくはないなぁ・・・
と思うのです。
iwasakiでは、久米島式と呼ばれるモーターフライヤーよりもっと原始的な方法で手指で糸を紡ぐコトもしますし、
昭和45年製のモーターフライヤーも、きつつき工房さんにメンテナンスしてもらっていつでも稼動できますが。
僅かにまだ残る、中国のまわたつむぎ糸も使えるうちは・・・使っていたいのです。
私たちがこの織物の世界に迷い込んでしまった、一番のお手本は・・・どこか山の中のおばぁちゃんが、家族のため
に・・・何もかも自分であるもので作った、自家織物でしたが。
そんな、ソウルフルで力強い織物を、たくさんの人の『手』を通してチョットだけ家族向けよりも生産性を高めて作りた
いと願って止まないのです。
手指の感覚と、関わっていないとわからない勘・・・糸偏の仕事はそれらの集大成。
貯金はないけど、今回ガンバッテ仕入れた糸たちは、必ずやiwasaki的に『良い織物』にしてゆく予定です。
着尺にかかっていると、毎日毎日写真を撮っても、ほぼおんなじ景色(笑)。
地味に地道に・・・今日もHandsな織物を、制作中。
by senshoku-iwasaki | 2013-07-13 21:40 | 骨子・背景
2013年、明けましておめでとうございます。
新しい年がまた・・・始まり出しました。
ONとOFFを、ハッキリさせるのが苦手なiwasakiなので(笑)。
大晦日までかかっていた仕事は、今年の新作に。
今年のiwasakiも、引き続き(!?)妄想の織物世界旅行を楽しみながら・・・宇宙まで出かけたいなぁ・・・と。
着尺も。帯も。ストールも。
iwasakiのルーツは日本だからこそ。
どっぷりニッポンのどまんなかに、案外
アフリカっぽかったり、ヨーロッパっぽいモノがあるのは、地球が丸いってコトなんだと・・・
たぶん、桃山時代の茶人は解っていたんじゃないかしら!?と。
そんな自由で、まん丸な織物を・・・一越一越、織り進めたいと思っております。
今日の一越が、未来のヴィンテージになるといいなぁ・・・と祈りをこめて(笑)。
本年もよろしくお願いいたします。
by senshoku-iwasaki | 2013-01-01 00:00 | 骨子・背景
あけましておめでとうございます。
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今年のiwasakiのテーマは、『連作。』

鎖のように、つながっていく・・・がテーマです。
この一分、今日のこの一日も、全てがほんの一部。
自分自身だったり、家族だったり、社会だったり、
人種だったり、動物だったり、地球だったり。
広がれば、そんなに大きな話になっちゃうのかも!?
だけど。
ムズカシイことはよくわからないので(笑)
『しつこく作る』コトで、表現をしたいと思っています。

スイーツシリーズは、チョコやアイスクリーム、(羊羹
なんかも渋くてイイかも・・)甘い幸せをテーマに。
44O(よんよんおー)シリーズは、師匠たちに敬意を
込めて・・・の技法をテーマに。
そのなかで、『紅い』『蒼い』シリーズを・・・。

時間を要するわりには、大したコトに見えないのが
織物の面白さ。
その一越一越に、iwasakiを織り込んで、今年も心新た
に励みたいと思います。
by senshoku-iwasaki | 2011-01-02 20:57 | 骨子・背景
レーサーとトントン。
「ウソじゃないんだよ~!命かけてもイイんだよぅ。お母さんが、ごはん作ってたときに、ゲームの途中でトイレに行きたくなって・・・ゲーム中断したんだってば!」息子。

「それでコーウン(!?)にもそのロスタイムが7分残ってるってコト?」私。

「そーゆーこと!お母さんウマイね~」息子。

wiiのゲームタイムは、平日は30分の我が家の決まりを、キッチンタイマーで操作にかかる時間を止めて・・・
まったく独自の30分を満喫しまくっている息子。大抵4、50分はゲームと対面・・・。結局この日も残り7分に
更にロスタイムを追加で10分ほど楽しんでから・・・。(どーゆーコトだ!?)

「ところでさ、お母さんは 命かけてやってるコトってある?」息子。

「唐突に・・・重いテーマだねぇ・・・。」今度のギャラリー工さん用のストールの房をヨリヨリしながら・・・私。

「お父さんとのはたおりの仕事に、一家4人のご飯(生命)がかかっている‥・
というコトにおいては仕事というコトかしらねぇ・・・。」指先は止まらない・・・私。

「へぇ~っ!トントンの仕事かぁ~。なんかカッコイイね!命かけてるなんて、レーサーみたい!」息子。

「イイねぇ!レーサーとトントン。そのギャップが実にイイ感じじゃん!」ヨリヨリは続く・・・私。

「でもさ~。命がけって、オレ、もっとコワイ感じかと思ってたんだけど・・・。」息子。

「バカヤロウ。だからあーたは、お子様なんだわよ。ずっと全速力で走り続けるなんて出来ないでしょ~。
トントンは、いつでも同じくらいに元気でないといけないのよ。徹夜してどうにかならない仕事だからこそ。」ヨリヨリ・・私。

「う~ん。じゃ・・お母さんはそう見えて、止める時間が無いんだね・・・。」息子。

「・・・スポーツカー並みの速さで走っている人には、アタシの全ての時間がロスタイムかもしれないけど(笑)」

まだまだ・・・ヨリヨリの内職は続くけど、命がけで(!?)生きてる間中現役でいたいから、今日も子供と同じ時間に
寝るコトにしよう・・・(笑)
by senshoku-iwasaki | 2010-11-27 20:29 | 骨子・背景
織物の面白さは、やっぱり組成の面白さのような気がします。
今月は 娘(保育園)のおイモ掘りやら、息子(小学校)のイベントやらで・・・。
私(エツコ)は半日つぶれるコトにガッカリしながら・・・・。
ポケーっと!?車を運転しながら出た、結論。

着物や帯に限らずだと思うのだけど。
ただ色だけでコーディネイトすると、たぶんキット・・・飽きてきてしまわれるコトが多いのでは!?
紅葉した木の葉が美しいのは、いろんな色がいろんなふうに入り込んでいるからで、
たった1色で構成されているワケではない・・・ということだろうと。

植物で染めた糸を、1本ずつたくさんの色調でたてると、大抵 地味になります。
赤やピンクが入っていても、黄色や茶、グレーなんかにのみこまれちゃう感じで。
私自身は、そういう多色使いの『地味』も大好き。
逆に 初めから『地味な』色ばかりで構成した、『地味』も大好き。
たまには目の覚めるような『パッ!とした』明るい色もイイかも。

いろんな人がいるから、人が面白いように。
いろんな糸の特徴を活かして、調和がとれてるような、とれていないような・・!?
そんな、ビミョーな織物も作ってみたいと思うのです。

最初はあんまり好きじゃなかった人が、いつの間にか大好きな人に変わっていた・・・みたいな出来事が、
織物にあったら、なんてステキなことかしら!?

一目惚れがずっと続いたら、それはそれでステキなコトですが、
iwasakiの織物が、後からしみじみ・・・コレ、ヨカッタじゃ~ん!みたいなコトになってくれたら最高だなぁ。
なくても全然困らない、贅沢品だからこそなんだけど(笑)。
by senshoku-iwasaki | 2010-11-09 21:38 | 骨子・背景