カテゴリ:着尺・帯( 289 )
最新作の八寸帯地の、『アカギブシノコブシ』も『阿波藍とアイボリー』です。
森くみ子さんに染めて頂いた阿波藍の絹糸を散らして。
赤城の節糸に、宮坂製糸所さんの生糸、玉糸、銀河シルク・・・。濃い茶は、野生の蚕のタッサーナーシ。
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赤城の節糸の節と、緯吉野の凹凸感に、銀河シルクの白。ベースはヤマモモで染めた白茶。
阿波藍の、花浅葱と紺と褐色(かちいろ)が、さざ波のようです。
5月に、同じ感じでまず・・・半巾帯を制作しましたが、今回はその八寸バージョン。

同じ絹糸でも・・・。
質感の違うさまざまな絹が、それぞれに地味に(!?)存在感を出しているように感じるのは・・・
iwasaki夫婦だけではないとイイなぁ・・・と希いながら。

『阿波藍とアイボリー』シリーズ、実はiwasakiお馴染みの「楊柳のストール」にもなって!
・・・といっても、今日のお昼過ぎまでギリギリ織って・・・今回は3本のみの限定ですが。
増孝商店・梅雨場所で、皆さまにご覧頂けましたら・・・嬉しいです。



by senshoku-iwasaki | 2017-06-16 22:26 | 着尺・帯
織り上がったばかりの『御柱太織り』。
今回は三つ崩しで。
糸が太いからこそ見える、この感じ。
フワッとしてるのに、キュッとして。とにかく気持ちイイ、絹らしい絹織物に。
だけどとにかく織り難い、節だらけのこの糸味。
細めの生糸で織る、杉綾織りの着尺よりも時間がかかって。
一越一越・・・。織るのは大変、だけど織れていくそばから愛おしさが・・・。
こんなにもストレートに、ダイレクトに『素材』をメインに出来るコトがやっと・・・。
25年かかって(!?)出来るようになりました。
iwasakiの節目の年にふさわしい、節だらけ味わいだらけ(笑)の新シリーズです。
どうにかこうにか・・・18日から3日間の『増孝商店・梅雨場所』に間に合いました。
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この原糸は、上州式と呼ばれる横挽きで。双子の繭、玉繭から生まれた絹糸。
宮坂製糸所さんで以前作られた糸で、大ベテランのある方が挽くとより、節が出たとか・・・。
その方はもう引退されて。
現在は使わないそうなのですが、糸を挽く際の助剤も節が出やすくなったのでは・・。とのことで。

どっしりと重い、一反約1キロの贅沢な着尺。
素朴で質素な見た目とは、かなりギャップのある・・・ある意味、都会的で現代的な太織りかもしれません。



by senshoku-iwasaki | 2017-06-15 22:29 | 着尺・帯
Mさまの銀河絹の山形斜文八寸帯地は、
Mさまのご希望で、『ガリガリ君ソーダ』色です。
昨年の『日本の夏じたく』展でご注文いただきまして。
今年の夏じたく展で、何色かサンプルをご覧頂き、「あんまりキレイ過ぎるのも照れるかな・・・」と。
すこーしヨコ糸は、グレーっぽくなりました。
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そういえば。
タテにシルバーグレーやアイボリーで、ヨコに水色。といった組み合わせは今までに制作しましたが。
写真より、このタテ色はガリガリ君ソーダにかなり近い明るい水色でして。
何度も制作している山形斜文八寸帯地ですが、初めてのカラーで新鮮でした。
今回Mさまのこの帯地のほかに、ヨコに濃いグリーンを入れた秋に向けた新色も制作しました。

今年は。
なんだかんだと慌ただしいiwasakiで。
仕事以外にもやらなきゃならないコトがいっぱいあるハズなのですが。。。
本業の仕事のほうがナカナカ進みませんで(涙)。
いろんなコトを後回しにしていたら、あわわ・・上半期が終わりそう。。。
中3息子の学校関係とか、一応保護者として参加せねばならない系(!?)のイベントも多々で(汗)。
私(エツコ)の苦手なアウトドアだったりすると・・・。暑いわ、眩しいわで、すぐさまぐったり(笑)。
日ごろの引きこもりが、こんなにもダメダメになっていたのか!と自身を罵りたくなりながら・・・。
あぁぁ。滞った分は、夜業で進めるしかないか・・・と。
この夏は、益々・・・ヒネモグラ化してしまいそう(笑)。

by senshoku-iwasaki | 2017-06-12 22:21 | 着尺・帯
Tさまの吉野格子九寸帯地。
昨年の増孝商店で、iwasakiでは珍しく(!?)ピンクの縞の入った吉野格子九寸帯地
CANDY LEI』をご覧になったTさまは、美しいボルドーカラーのバッグをお持ちで。
「こんな赤紫と、もうひとつ。好きなブルーがありまして。その二色を入れて頂くことはできますか?」
ということで。
クニヒサが織り上げましたのは、こちらの帯地。
私にはすでに・・・Tさまのお召し姿が目に浮かびます。
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吉野格子はこの高密度になる縞と、段の幅とその色で・・・印象がかなり変わります。
カラフルなタイプ、シックなタイプ、ストイックなタイプ・・・。
今までに色々なタイプを制作してきました。
息子の5歳の祝い着に、クニヒサが織ってから・・・早いものでちょうど10年が経ちました。

当時は娘も3歳で、今ほど制作に打ち込める時間も無く・・・保育園に預けている貴重な昼の時間に、
自家用の吉野格子を織るなんて!今から思えばチャレンジャーでした・・・(笑)。
その間仕事は止まるわ、仕立てに、着付け、お参り、写真撮影・・・と当然かかりまして。
親のほうの格好は、そりゃヒドイもので・・・(笑)。
でもそのお陰で。
iwasakiのアイティムのひとつに吉野間道が追加となり、今日に至っております。
あの時に、榊神社の神様が気の毒に思ってくれたのかも!?

榊神社脇の『増孝商店』、梅雨場所と題しまして6月18日(日)~20日(火)の3日間オープンします。
Tさまのこの帯地と姉妹の、同じタテだけどヨコ糸の色柄違いの帯地も1点だけ制作しました。
森くみ子さんに染めて頂いた、阿波藍染めの絹糸を使った新シリーズ『阿波藍とアイボリー』の
第一弾とともに、iwasakiの最新作をご覧頂きたく・・・まだまだ制作中です!




by senshoku-iwasaki | 2017-06-07 22:26 | 着尺・帯
御柱糸祭り。
只今iwasaki工房では・・・。
クニヒサは、Tさまにご注文いただいている吉野格子の九寸帯地を。
私(エツコ)は、Mさまの銀河絹の山形斜文八寸帯地を織りながら・・・。
次に掛かるのは、いよいよ『御柱』です。
とにかく節、節、節。節がスゴイです!
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昨年宮坂製糸所さんに伺った際に、デットストックされていた玉糸。
それも『御柱』と名付けられ、大切に保管されていて。見せて頂いた瞬間に、これは!・・・と。
今まで作ってきた着尺の規格とは違う、糸感たっぷりの、質素で贅沢な最高の普段着を作りたい。

糸感、一本の糸味を魅せるために。
iwasakiの着尺の平均的なタテ糸の太さの約4倍近くの太さに撚糸してもらって。
一反にこんなに使うのかぁ~!!と、ビンボー症のイワサキ夫婦はドッキドキ(笑)。
なんといっても。素材費が倍です(涙)。ずっと作りたかった。でも作れなかったのは高価だから。

阿波藍の森くみ子さんとのコラボ企画もですが。
理由があってお値段が高い、ということを説明できることが25年やってきてようやく・・出来そうな
のと。この機会を逃したら、もう二度と作れないんじゃないかと直感したから。
でもiwasakiで作る限り。
やっぱり『使える価格』を意識して。

糸が太くても。
この節ですから、サクサク仕事が進むわけではありませんで。
整経中も、経巻き中も、綜絖、筬通し中も。絡む絡む・・・。
当然のことながら、これから始まる織りの作業もきっと。
でも今日、織りつけが済んで。
あぁ、やっぱり。
どこまでも愛おしい、たぶん私が織物の中で最も好きな・・・ど真ん中の太織りとなりそうです。

iwasakiの御柱祭が始まります。



by senshoku-iwasaki | 2017-06-04 22:44 | 着尺・帯
『阿波藍にアイボリー』の半巾帯。
花浅葱と紺と褐色と。
森さんの阿波藍を、掻き消しながら強調しながら。
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私(エツコ)が大好きな半巾帯は、楽しい試行錯誤の連続です。
今回ヨコ糸にはキビソ糸のほかに、宮坂製糸さんで新しく生まれた糸も入っています。

キビソ糸は、繭から糸をとる際に最初に糸口を探す時に出る繊維を、再生して糸にした
もので。現在は中国で作られているものの・・・先行きの見通しは悪そうなのです。

今回宮坂さんで作られた糸は、繭から糸をとった際に最後に残る、蛹の周りの繊維(ビス)
と呼ばれる部分からの再生糸。
社長さん自ら・・・5,6年ほど前から操糸機を考案して開発されたそうなのです。

iwasakiとしては、キビソもビスも!お蚕さんが放った絹糸を、出来れば丸ごと味わいたい
のです。もちろん、それぞれに長所短所あるのも人と一緒だから・・・。
良い所を最大限に引き出せたら!!と願って作ってゆきたいのです。。。
とても良い感じの糸だけに。
今後、どんな規格なら一番相性が良さそうなのか・・・試しに使ってみては考えて。

阿波藍の色、アイボリーのヤマモモの色も、糸によって光り方もさまざま。
今回はまず2本だけ・・・。
変わり結びも楽しめる、長めのサイズ(4.4m)と、iwasakiの通常サイズ(4m)を作りました。
明日から3日間の、『日本の夏じたく』展で。
新作の『阿波藍とアイボリー』生紬とともにご覧頂けましたら嬉しいです。




by senshoku-iwasaki | 2017-05-25 17:08 | 着尺・帯
一年越しにOさま仕様の『スウェーデニッシュレース織りの八寸帯地・クリームソーダ格子』。
昨年の『日本の夏じたく』でiwasakiのこの、スウェーデニッシュレース織りの八寸帯地をご覧になって。
「あのぅ、こちらの帯の巾なんですが・・・。」Oさま。

iwasakiでは八寸帯は、だいたい8寸2分くらいで制作しておりまして。(半巾帯も4寸2分くらい)
といいますのも。
昨今は、背の高い方が多く・・・。
30年ほど昔に勉強した頃とは、明らかに日本人の平均体型は変わっていますので。
なるべく平均に準じるようにしているのですが・・・。

初めてお目に掛かったOさまは、小柄で華奢な体型です。。。
「お好みの巾にお作りいたしますが・・・。」クニヒサ。

昨年、増孝商店で一度打ち合わせさせていただいて。
26日からの『日本の夏じたく』でお引渡し予定です。
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7寸7分~8分での仕上がりをご希望ということで。
クニヒサはこのレースのように見えるブロックの大きさを少し変えまして制作を。
写真は機にかかっているときのもの。
織り上がりまして、今日は検品をしてOさまにお渡しするばかりにスタンバイ。
きっとOさまにピッタリお似合いになると思います!

少量生産のiwasakiですので、織り巾はお好みに応じて出したり減らしたりできますから。
お急ぎでなければ喜んで(笑)!
お申し付けいただければ、ユーザーさま仕様でお作りいたします。

夏向けのこの『スウェーデニッシュレースの八寸帯地・クリームソーダ』は、格子と縞と。
今年も『日本の夏じたく』に並びます。今回は鶴翔閣広間で。クニヒサがお待ちしております。
ぜひ週末は、三渓園にお出かけくださいませ。



by senshoku-iwasaki | 2017-05-24 21:31 | 着尺・帯
阿波藍とアイボリーの生紬。
森くみ子さんに染めて頂いた、藍染めの絹糸で・・・スカッとした生紬を制作しました。
潮風のような、海風のような・・・。
今回は、花浅葱と瑠璃紺と、甕覗を使って。ベースの白茶は、ヤマモモで染めて。
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森さんから染まってきた、藍の絹糸たちに対面したときに。まず白茶に置きたいと思いまして。
色見本帖のような、縞帳のような・・・。
珍しくない、だけどありふれてない、新しくはない、でも古くない、そんな縞にしたかったのです。
色にチカラがあるからこそ、真っ直ぐに、シンプルに。

セリシンを少し残した生紬は、5月から9月くらいまでの夏の紬。
風を孕んで、べたつかず、爽やかな着物になるように。。。
ヨコ糸は、セリシンを残した玉糸のほかに・・・五越しに一越の割合で練った『いろどり』繭を。
湯のしの前に、何度も湯通しをして砧打ちをしまして。サラサラと柔らかい夏の織物になりました。

同じくアイボリーベースに阿波藍の、最新の半巾と共に。
26日からの『日本の夏じたく』展に出品いたします!
森さんの藍の色、やはり一味違います。実際にご覧いただけましたら・・・と思いますっ!






by senshoku-iwasaki | 2017-05-23 21:51 | 着尺・帯
出来立てほやほやの、半巾帯『メンデストライプ』。
今回のメンデストライプは、大きなジッパーと小さなジッパー(笑)。
ドライでカラフルでプリミティブ。
そんなテーマのアフリカンです。
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iwasaki史上最速のペースで、朝から夜まで二人・・・ほぼ無言でそれぞれに進めておりまして。
取り掛かっている着尺が、ナカナカ目指してる所に着地出来ませんで(涙)。
糸が若干違うと、規格が違う。規格が近づけたら今度は、色が若干違う・・・。
二人掛りでも。未だに機にかけて織ってみないとワカラナイことだらけでして。
だけど約3丈5尺・・・。織っていくうちにそれがたとえ、今目指している方向じゃなくてもどんどん。
好きになっちゃうというのも、織物の魔力だったりしまして。
1反の着尺に、2反織ってみて辿り着けず。今更ながら自分たちの力の無さを思い知り・・・。
でも二人掛りは、落ち込みも半分で済みまして(笑)。
ものすごく建設的に、前向きに、速攻でやり直しが出来るようになりました。
今はまだ、明けない夜の中だけど。きっとこれが、いつかの糧になると信じて・・・。
その合間合間に滑り込むように・・・26日からの『日本の夏じたく』に向けて、新作の半巾も!
まだまだ制作中です!



by senshoku-iwasaki | 2017-05-20 22:54 | 着尺・帯
昨日クニヒサが織り上げた半巾帯は・・・。
ちょっとシックな緯吉野です。
夏の、さっぱりとしたお仕度に・・・キリッと映えそうな3種です。
シルク100%のタイプと、ヨコに麻を入れたタイプと。
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iwasaki、春の大ピンチ(!?)は依然続いておりまして(涙)。
全く違う2反の反物を、急ピッチで制作するという・・・試練の只中。
ですが、26日からの『日本の夏じたく』で新作の半巾も出品したいなぁ。。。
織り始めると、織り手は変更できませんから。
着尺に取り掛かっている私(エツコ)は、iwasaki半巾の掟(!?)どおりクニヒサがちゃんと
半端になった糸から逆算で制作しているかしら!?とか、チラチラとチェックしたりして(笑)。
今回のものがシックだったので、久々にアフリカっぽい、カラフルメンデな半巾も!・・・と。
今日はクニヒサ、早速に整経を。

あぁぁ。諸々・・・間に合うかなぁ。
いつもの倍速(のつもり・笑)で進めようと思うと。
機に座る時間を伸ばして。朝早くから始めるので、トントンの速度は、あえてゆったりと。
10時間ペースが変わらないように、飛ばし過ぎないのがポイントでして。
気は焦るけど、ココロは落ち着けて。
元々の性格は、織りにはゼッタイ向かないせっかちだった気がするけど・・・。この頃は。
焦るとロクなことが起こらない自分を、散々思い知らされているので(笑)。
まったく。織りは人を成長させてくれます。。。(トホホ・・・)
遠回りに、疲れ切らない程度の早歩きで(!?)まだまだ先は長いですが(涙)ゴールを目指します!


by senshoku-iwasaki | 2017-05-13 21:39 | 着尺・帯