カテゴリ:着尺・帯( 283 )
一年越しにOさま仕様の『スウェーデニッシュレース織りの八寸帯地・クリームソーダ格子』。
昨年の『日本の夏じたく』でiwasakiのこの、スウェーデニッシュレース織りの八寸帯地をご覧になって。
「あのぅ、こちらの帯の巾なんですが・・・。」Oさま。

iwasakiでは八寸帯は、だいたい8寸2分くらいで制作しておりまして。(半巾帯も4寸2分くらい)
といいますのも。
昨今は、背の高い方が多く・・・。
30年ほど昔に勉強した頃とは、明らかに日本人の平均体型は変わっていますので。
なるべく平均に準じるようにしているのですが・・・。

初めてお目に掛かったOさまは、小柄で華奢な体型です。。。
「お好みの巾にお作りいたしますが・・・。」クニヒサ。

昨年、増孝商店で一度打ち合わせさせていただいて。
26日からの『日本の夏じたく』でお引渡し予定です。
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7寸7分~8分での仕上がりをご希望ということで。
クニヒサはこのレースのように見えるブロックの大きさを少し変えまして制作を。
写真は機にかかっているときのもの。
織り上がりまして、今日は検品をしてOさまにお渡しするばかりにスタンバイ。
きっとOさまにピッタリお似合いになると思います!

少量生産のiwasakiですので、織り巾はお好みに応じて出したり減らしたりできますから。
お急ぎでなければ喜んで(笑)!
お申し付けいただければ、ユーザーさま仕様でお作りいたします。

夏向けのこの『スウェーデニッシュレースの八寸帯地・クリームソーダ』は、格子と縞と。
今年も『日本の夏じたく』に並びます。今回は鶴翔閣広間で。クニヒサがお待ちしております。
ぜひ週末は、三渓園にお出かけくださいませ。



by senshoku-iwasaki | 2017-05-24 21:31 | 着尺・帯
阿波藍とアイボリーの生紬。
森くみ子さんに染めて頂いた、藍染めの絹糸で・・・スカッとした生紬を制作しました。
潮風のような、海風のような・・・。
今回は、花浅葱と瑠璃紺と、甕覗を使って。ベースの白茶は、ヤマモモで染めて。
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森さんから染まってきた、藍の絹糸たちに対面したときに。まず白茶に置きたいと思いまして。
色見本帖のような、縞帳のような・・・。
珍しくない、だけどありふれてない、新しくはない、でも古くない、そんな縞にしたかったのです。
色にチカラがあるからこそ、真っ直ぐに、シンプルに。

セリシンを少し残した生紬は、5月から9月くらいまでの夏の紬。
風を孕んで、べたつかず、爽やかな着物になるように。。。
ヨコ糸は、セリシンを残した玉糸のほかに・・・五越しに一越の割合で練った『いろどり』繭を。
湯のしの前に、何度も湯通しをして砧打ちをしまして。サラサラと柔らかい夏の織物になりました。

同じくアイボリーベースに阿波藍の、最新の半巾と共に。
26日からの『日本の夏じたく』展に出品いたします!
森さんの藍の色、やはり一味違います。実際にご覧いただけましたら・・・と思いますっ!






by senshoku-iwasaki | 2017-05-23 21:51 | 着尺・帯
出来立てほやほやの、半巾帯『メンデストライプ』。
今回のメンデストライプは、大きなジッパーと小さなジッパー(笑)。
ドライでカラフルでプリミティブ。
そんなテーマのアフリカンです。
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iwasaki史上最速のペースで、朝から夜まで二人・・・ほぼ無言でそれぞれに進めておりまして。
取り掛かっている着尺が、ナカナカ目指してる所に着地出来ませんで(涙)。
糸が若干違うと、規格が違う。規格が近づけたら今度は、色が若干違う・・・。
二人掛りでも。未だに機にかけて織ってみないとワカラナイことだらけでして。
だけど約3丈5尺・・・。織っていくうちにそれがたとえ、今目指している方向じゃなくてもどんどん。
好きになっちゃうというのも、織物の魔力だったりしまして。
1反の着尺に、2反織ってみて辿り着けず。今更ながら自分たちの力の無さを思い知り・・・。
でも二人掛りは、落ち込みも半分で済みまして(笑)。
ものすごく建設的に、前向きに、速攻でやり直しが出来るようになりました。
今はまだ、明けない夜の中だけど。きっとこれが、いつかの糧になると信じて・・・。
その合間合間に滑り込むように・・・26日からの『日本の夏じたく』に向けて、新作の半巾も!
まだまだ制作中です!



by senshoku-iwasaki | 2017-05-20 22:54 | 着尺・帯
昨日クニヒサが織り上げた半巾帯は・・・。
ちょっとシックな緯吉野です。
夏の、さっぱりとしたお仕度に・・・キリッと映えそうな3種です。
シルク100%のタイプと、ヨコに麻を入れたタイプと。
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iwasaki、春の大ピンチ(!?)は依然続いておりまして(涙)。
全く違う2反の反物を、急ピッチで制作するという・・・試練の只中。
ですが、26日からの『日本の夏じたく』で新作の半巾も出品したいなぁ。。。
織り始めると、織り手は変更できませんから。
着尺に取り掛かっている私(エツコ)は、iwasaki半巾の掟(!?)どおりクニヒサがちゃんと
半端になった糸から逆算で制作しているかしら!?とか、チラチラとチェックしたりして(笑)。
今回のものがシックだったので、久々にアフリカっぽい、カラフルメンデな半巾も!・・・と。
今日はクニヒサ、早速に整経を。

あぁぁ。諸々・・・間に合うかなぁ。
いつもの倍速(のつもり・笑)で進めようと思うと。
機に座る時間を伸ばして。朝早くから始めるので、トントンの速度は、あえてゆったりと。
10時間ペースが変わらないように、飛ばし過ぎないのがポイントでして。
気は焦るけど、ココロは落ち着けて。
元々の性格は、織りにはゼッタイ向かないせっかちだった気がするけど・・・。この頃は。
焦るとロクなことが起こらない自分を、散々思い知らされているので(笑)。
まったく。織りは人を成長させてくれます。。。(トホホ・・・)
遠回りに、疲れ切らない程度の早歩きで(!?)まだまだ先は長いですが(涙)ゴールを目指します!


by senshoku-iwasaki | 2017-05-13 21:39 | 着尺・帯
RさまとTさまの銀河絹の山形斜文八寸帯地。
4色から5色の段が入ったタイプの、銀河絹の山形斜文八寸帯地。
今までにも何回か作ってきましたが、最近制作しましたのはお客様のリクエストのカラーです。
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昨年展示会をさせて頂いた、染織こうげい・神戸店さんで・・・。
杉綾織りの着尺と、こちらの八寸帯地をご注文くださったRさま。
ターコイズカラーで制作した『青い街』をご覧になって、ターコイズブルーではないタイプをご希望で。
写真ではこげ茶のようにも見えますが・・・グレーと紺とピスタチオグリーンにアイボリー。
ピスタチオが効き色になりそうです。
Rさまのイメージに近いものだといいのですが・・・。
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こちらは、増孝商店でTさまに昨年からご依頼いただいていたもので。
Tさまはターコイズブルーがご希望。
濃いターコイズ、淡いターコイズ、グレーのサイズが変化します。そこにアイボリーと金茶が入ります。
Tさま、この金茶がとても気に入りました!とのことで・・・。
あ~。ヨカッタ~。
やっぱり「思ったとおり」や、「思った以上によかった」なんて言って頂くと、
心の底から嬉しくなっちゃうのです。。。織物で生きている歓びを感じるのです。

ただ、生きているとアクシデントはつきもので・・・(涙)。
実は今、iwasaki史上最大のピンチ(!?)のさなか(まさに最中・笑)。
これを最大のチャンス!に変えるべく・・・クニヒサと私、寸分の余地無く仕事をしております(汗)。
為せば成る為さねば成らぬ何事もぉ~と、鼻を膨らませて、朝から夜まで。
結成25年のチームiwasaki、史上最強のタックルで。
この峠を超えられたら、一皮剥けるかもかも!?と期待して。





by senshoku-iwasaki | 2017-05-04 23:21 | 着尺・帯
染織こうげい・浜松店さんで・・・。嬉しすぎる再会・後編
染織こうげい・浜松店さんでの展覧会でiwasakiの織物たちに再会いたしました。
どれもこれも。
間違いなくイワサキ夫婦が制作した織物ですが。
どれもこれも。
すっかりステキなユーザーさんの一部と昇華して。
あぁっ!と思いつつも、なんだか織物たちがすっかりおすまし顔で・・・。みんな幸せそうで。
制作者といたしましては、これほどの歓びはありません。
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こちらは大島の絣糸をタテヨコに散らした『視覚詩』シリーズの着尺に、緯吉野の『入り江の波九寸帯地』の
iwasaki尽くしで!!この九寸は、我慢をして(!?)色を極力抑えてストイックに制作したもので。
この『視覚詩』もモノトーン。シックでカッコイイお客様の着こなしに・・・うっとりでした。
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銀河絹の山形斜文八寸帯地『葡萄棚』をご覧になって、半巾帯がほしいとご注文くださって。
ご希望は、4寸5分の巾ということで。スラリと美しくお召しくださって・・・。
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吉野格子九寸帯地『CANDY LEI』を、爽やかにお召し下さって。
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緯吉野半巾帯を、こんなふうにさり気なくくしゅくしゅっと・・。私(エツコ)もマネしたいと思いますっ!
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初めてこうげい・浜松店さんで展覧会をさせていただいたときに出品した、『銀河絹の山形斜文八寸帯地』
ヨコ糸はタッサーナーシと呼ばれる、タッサー種の蚕が一番最初に放つ繊維を糸にしたものです。
野趣があって気に入っていたのですが、現在ちょうどよい太さのこの糸が手に入らず作れていないのですが。
ボリュームがあるのに、スッキリとかっこよくお召しで!
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『sunriseショール』を、ふわりと纏って「よく使わせていただいています。」と・・・。
とってもお似合いで、だいぶ身体に馴染んで、しっとりとした風合いに。
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緯吉野八寸帯地『アルバカーキの気球』を春らしく、若々しくお召しで。
お召しのお着物にも色々な色が、さり気なく入った織物らしい格子の織物がとてもお似合いでした。

私たちがお邪魔した3日間でもお目に掛かれたこうげいさんのお客様は、20代から80代ぐらいまでと
幅広い年代のお客様に愛されているのを、肌で感じまして。皆さまとても楽しんでいらして。
笑い声の絶えない店内です。
iwasakiの織物も、さまざまな年代の方々にお使いいただいていて。。。
あらためて。
身の引き締まる思いでいっぱいです。
もっと腕を上げたいっ!と心から欲張りな願望もいっぱいです。
今から、どれだけ成長出来るかは・・・わかりませんが。
先輩の織物の大御所(!?)の先生の作品を、大好きで沢山着て、よーく知っている方々に・・・。
「織物の世界では、80代でも現役でご活躍の先生が多くいらっしゃいます。もちろん今もなお進化して
素晴らしいのですけど、50代のお仕事は皆さま格別なの!岩崎さんもこれからがもっと楽しみです。」
と言っていただいて。
今年48歳のiwasaki夫婦。
とにかく精進いたしますっ!あと30年頑張れるように・・・。

染織こうげい・浜松店の皆さま、お客様、本当にありがとうございました。











by senshoku-iwasaki | 2017-04-29 23:39 | 着尺・帯
染織こうげい・浜松店さんで・・・。嬉しすぎる再会・前編。
今回が4回目になりました、こうげい浜松店さんでの展覧会。
スタッフの皆さまも含め・・・iwasakiの織物を身に着けてくださって・・・(涙)。
感謝感激の再会ですっ。

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緯吉野八寸帯地『釉の格子』を、青戸先生のお着物に合わせてくださって・・・。憧れます。。。
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こちらも緯吉野八寸帯地『稲束』。今の季節らしくさっぱりとお召し頂いて・・・。
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以前ご注文でお作りさせて頂いた、『赤味を帯びたグレーの杉綾織りの着尺』。
帯揚げもiwasakiのストールです!
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昨年制作した『銀河絹の山形斜文八寸帯地・煉瓦造りの街』。若々しくお召し下さって。
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こうげいさんの展覧会用に初めて『絞り絣八寸帯地』に取り掛かった2年前。
その2作目を、春らしいお着物に。
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『杉綾織りの紬着尺・ムサクイノサクイ』のグリーンに、緯吉野の半巾帯という、iwasakiづくしで!
まわたのつむぎ糸の、独特のムラが段のようにも見え・・・こうして着姿を拝見させていただいて。
おぉぉ。やっぱりイイなぁ・・・なんて自画自賛しそうになりました(笑)。それぐらい、お客様が素敵でした。
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こうげいさんで2回目に展覧会をさせて頂いたときに、ご注文で作らせていただいた『杉綾織りの紬着尺』。
「今日はこれではチョット暑かったんだけどね、せっかくだからお見せしたいとね、思いましてね。」
うわぁ。あ、ありがとうございますっ!!キリッとカッコ良くお召しで、またまた憧れてしまいました。。。

嬉しすぎる再会は、後編に続きます。



by senshoku-iwasaki | 2017-04-27 22:16 | 着尺・帯
染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に向けて・・・2017・絞り絣八寸帯地のもう一種は。
『小さな部屋』というタイトルです。
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『縞花』のような花のカタチはありませんが。
これも四角四面な織りではナカナカ表現出来ない「マル」です。
長いマルが、小さいマルを生み出したり、吸収したり。
小さな部屋から沸々むくむく・・・
キッチリカッチリのリピートの縞を、ふんわりと搔き消します。
円よりも丸い「マル」なんて無いけど、「まる」はココロを満たしてくれます。
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前柄はこんな感じ。繭みたいにも見えます。
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『縞花』同様、この『小さな部屋』も2本分の約11メートルを仮織りしまして、1本ずつ絞って・・・
染めないところは全部括って、ビニールで覆ってしまって1色ずつ染めますので。
非効率的な作り方ですね・・・(笑)。色違いで1本ずつの、今年の絞り絣八寸帯地です。
いよいよ明日から始まります、染織こうげい・浜松店さんでの展覧会で。
金・土・日と、今回初めて私(エツコ)も浜松店にお邪魔いたしますっ!!
今回こうげいさんに向けて、初めて制作しました絵羽の着物2種を手掛けたのも私でして・・・。
ずっと。お山の工房に引きこもりっぱなしで、今からドキドキです(汗)。。。





by senshoku-iwasaki | 2017-04-19 21:33 | 着尺・帯
2017・絞り絣 『縞花』
織り上がった『縞花』はこんな感じです。
タテに経てたランダムでカラフルな縞が、菱綾で浮き立ってくるとイイなぁ・・・と。

20日から始まる、染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に向けて制作しました。
浜松は古くからiwasaki夫婦の大好きな、自家織物的な産地の織物が根付いている土地。
こうげいさんのお客様も、織物好きな方のとても多いのが特徴で・・・。

iwasakiらしい織物を、ご覧頂きたいなぁ・・・と常々思っておりまして。
う~ん、iwasakiっぽいとなると。さっぱりとした・・豊かな無駄かもしれない・・・(笑)。
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タテ絣だと、こんな風になりません。絵絣だと際の縫い目のポチポチは出ません。
まだまだ。
やってみないとワカラナイことがいっぱいあります。

iwasakiは、クニヒサとエツコの二人っきりの、たった25年の新参の織物工房です。
親たちから受け継いだのは・・・健康な身体と、不器用な手先(笑)、チョット温かめ(!?)のオツム。
失敗は、今まで数知れずなので(トホホ・・・)。
ただ、織物は。
織る、というところに辿り着くまでに、やたらと工程が長いものだから。
長い工程の中での失敗は、とにかく落ち着いて失敗する前の工程まで戻ってやり直す!に尽きます。
何でもアリのiwasakiに。
特徴があるとしたら、どれも不確かな『自家織物』であるというコト。
工程の長い織物は、一人で制作するのと二人でするのとでは、出来る量が3倍違います。
なので、熟練の職人さんの手がたくさん関わって生産される、西陣を代表するような織元の手織物とは
その完成度と、量が決定的に違います。
分量や、精巧さ、技能は、どう頑張っても敵いません。
でも少量ずつだからこそ、織元の職人さんはしないような生産性の低い技法が出来ます。
個人規模なので、廃棄する糸はほとんど無く、必ず次に活かすコトが出来るのも『自家織物』の強み。

小規模ならでは生まれる、まだ知らない技法がひょっとしたら、あるかもしれない。
あったら是非とも取り入れたい!芸術作品ではなく、使うモノとして使える価格で少量生産したい・・・。
1970年代には出機(でばた)と呼ばれ、内職仕事として各地で盛んに作られた産地の織物のような・・・。
その土地土地と、家々の空気や気配も織り込んだ、産地の織物のような「健全ななんてことなさ」と。
無駄かもしれないけど(笑)、創意と工夫と時間をかけて無駄を作らない「今だからこその豊かな時間」を。
豊かな無駄を持つ『自家織物』をiwasaki、目指しております!






by senshoku-iwasaki | 2017-04-17 22:40 | 着尺・帯
今年の絞り絣は、縞がぱっと・・・『縞花』になりました。
染織こうげい・浜松店さんでの展覧会に向けて、今年の絞り絣を考えていたとき・・・。

『絞り絣』というのもiwasakiの造語なのですが。
『ほぐし絣』と呼ばれる技法で、一度織って布の状態にして板締めや、絞りで後染めをして。
染めと織りの中間のような独特のモノになります。
最中好きの私たち、なんでも『まんなか』が好きでして・・・(笑)。

先染めならではの織りの縞を、思い切って隠してしまうのも面白いかも!?と。
織りのタテ絣ではナカナカ作れない、花紋も面白いかも!?と。
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せっかくクニヒサが経てた、(結構面倒くさい整経の・笑)ストライプを消してしまって・・・。
前とお太鼓に作った、このお花の絞りの中だけに織りならではの『縞』がぱっと咲きます。
この後に、山形斜文で織りまして。結局しっかり『織り』が出てきまして。
こうなると。織りと染めの中間というより、やっぱり織り寄りの染めかもしれません。。。
いずれにしても。
少量生産でないと作れない、楽茶碗のような不確かな魅力を秘めているもののようにも思います。

新しいコトに取り組むときにいつもアタマをよぎるのは、やり過ぎて独りよがりになっていないかとか。
この手間が、実は余計な仕事で糸を痛めてはいないかとか・・・。
20年前の自分なら、だっせーなーって思うんじゃないか・・・とか(笑)。
でも25年やってこられた今だからこそ、技法や技巧を超えて・・・産地の、織元の仕事とは違う
より不確かな自家織物ならではの表現が出来るような気がしているのです。

今年の絞り絣、この『縞花』は色違いで2種。
まだ機にはもう一種、今度は絞りの部分だけストライプを消しちゃうタイプを・・・ギリギリまで
頑張って制作中です!





by senshoku-iwasaki | 2017-04-12 22:11 | 着尺・帯