カテゴリ:着尺・帯( 302 )
Sさまの着尺が織り上がりました。
Sさまのご注文の紬は、つむいでいても織っていても本当に楽しくて、楽しくて。
気がつけば。あっという間の数日間でした。

iwasakiは、もともと何てことのない縞や、格子の紬が好きでして。。。
産地の匂いがする、そこに自家織物っぽいhandsを感じるものであれば私たちにとって・・最上級!
今回のSさまのリクエストは、そんなiwasakiにスイッチが入ってしまいましてぇ~。
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Sさまがお持ちになった『こんな感じ』の写真は伊兵衛織りでしたので、2本2本の『万筋』でしたが。
ご希望の紬の質感は、iwasakiのいつものタイプでしたから・・・糸が細い分4本4本の『千筋』に。
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Sさまのおばあ様が、お母さまのお嫁入りに持たせたという真綿を私(エツコ)が手つむぎしまして。
約1センチ度に散らします。
右は本来は糸に紡げない、最後の屑の部分からも無理やり・・糸にしました。ゴツゴツとして、着尺には
向きませんが、おまけの1尺ほどに・・これを入れました。
おばあ様手作りの角まわたを、余すことなく使い切りたかったのです。。。
趣味でパッチワークのように帯を仕立てたりもされるSさまなので、きっと何かにしてくださるのでは?
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タテ糸に入った玉糸も、所々ぽつぽつと表情があります。
これからいつもお世話になっている・・・郡上の湯のし屋さんで湯のしをしてもらって完成です。

Sさまの着尺を制作させて頂いて。
私の、久米島式まわたつむぎ台を使っての手つむぎ糸も、こんな風に散らすとやはり・・・。
よりhandsを感じます。
四六時中どっぷりと、手織りの長い工程の中で仕事をしていると。
落としどころが分からなくなるコトがあります。
手をかければかけるだけ・・織物として良くなるかというと、そうではないコトもあります。
ヨコ糸を、全部私の手つむぎ糸にしても、この着尺のような良さが出ないのです。
その分の付加が無ければ、商品としてコンスタントに作るコトは出来ないし・・・。とか。
私もクニヒサも。
とにかく作り続けたいのです。
なので、これからは。
杉綾織りの着尺とはまた違う、ざっくりとした平織りにマーブルの手つむぎ糸を散らした
『愛される定番』としての紬らしい紬のシリーズも。
今までに作ってきた縞の『小径シリーズ』のほかに格子も含めて・・・。
handsを感じる、iwasakiならではの「何てことない、気負いのない」日常着の新シリーズを。
2018年春までにいくつか・・・。作ろうと。実は胸が躍っているのです。。。



by senshoku-iwasaki | 2017-11-03 22:24 | 着尺・帯
またまた・・・銀河絹の山形斜文八寸帯地も織っていました。
クニヒサが昨日織り上げたのは、iwasaki定番の銀河絹の山形斜文八寸帯地。
手前の青磁色は、お世話になっている青山のitonosakiさんでご注文いただいたKさまのもの。
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タテの銀河シルクはライトグレー、ヨコのキビソ糸は青磁色。
なんとも上品で、やわらかな一品となりました。
こういった色味の山形斜文は、今までにも何度か制作してきましたが。
タテのグレーが赤味か青味か、濃いか薄いか・・・ヨコの青磁色ももう少し深くなると、
全く印象が変わります。
iwasakiに「全く同じ」は作れませんで。
もちろん、毎回データはとってありますが、絹糸自体がその時々で違うので。淡い色は特に。
前回と同じ濃度の染料を用意しても、使い切らないうちに上げてしまう事も、その逆もあります。
要は、相手が天然のものだから、こっちも天然力(!?)をフルに発揮して(笑)、「今回はココっ!」
というのを見極めないといけないのです。。。
「ココ!だよね?ココだね!」と二人がかりで摺合せして。

年を取ると。
眼はショボショボだし、感覚は鈍いし、集中力は続かないし・・・。落ち込むことばかり。
せっかくiwasakiを信じて・・ご注文くださるお客様が現れてくださっているのに。
そんなお客様を、がっかりさせてしまうコトだけはゼッタイしたくないので。。。
こう見えて(!?)実は、日々は必死(笑)。
「あの頃がピークだった」なんて過去は作りたくないので、なんとか今日が一番、
何がっても今が一番を心がけて。ひとつひとつ。
どうかKさまのイメージに近いものであって欲しいし、Kさまにとって愛おしい帯のひとつになって欲しい
と願うばかりです。

銀河絹の山形斜文八寸帯地は、ヨコ糸にキビソ糸を入れたタイプのほかにも生糸のタイプもありまして。
写真奥は、その生糸タイプ。
ライトグレーに、ヨコのこげ茶がシャッキリと。同じタテ糸で、小粋なお姉さんが生まれています。

何度制作しても、毎回初めましてな発見がある・・・それはとても幸せな仕事かと。
たぶん、私(エツコ)が認知症でなければ!(汗)。


by senshoku-iwasaki | 2017-09-29 23:17 | 着尺・帯
2017・秋の『ゼリーのミルフィーユ仕立て』は、三姉妹。
10月12日から始まる、染織こうげい・神戸店さんでの展覧会に向けて・・・。
先日織り上がった秋の新作九寸帯地は、なんとなくムーミン谷です。。。
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これは最後に織り上がった末っ娘。
凍った湖に、スニフとミーの声が聞こえてきそう。

息子が3歳くらいの頃、とにかく毎日のように図書館から借りてきた『楽しいムーミン谷』のビデオを
しつこーく何度も観ていたのを思い出して。
なんだったか、こちらのほうはすっかり内容がごちゃ混ぜになってしまっているのだけど・・・。
ニョロニョロたちが、キラキラと噴水のように飛び出して遊ぶシーンが浮かんだり。

過ぎてしまえば何もかも。
キラキラとした真っ白い光のように・・・
見えそうで見えない、思い出せそうで思い出せない、ステキなモヤモヤになってゆくのかも。

ステキなモヤモヤの真っ最中は、落ち込んだり笑ったりの連続なのに。
毎日って、そんなに変化に富んでいるわけではなくて。
こんな風に。
同じような、違うような、ちょっと変わりダネが入ってきたりしながら・・・重なっていって時となり。
積み重なったゼリーたちが、かけがえのない月日たちとなりますように。
そんなことを考えながら
思った以上に急に細くなったり、太くなったりする座繰りの玉糸に戸惑いながら、魅せられながら。
ポコンポコンと。丸いあぶくのような、ステキなモヤモヤ・・じゃなかった、ゼリーを織り重ねました。




by senshoku-iwasaki | 2017-09-23 22:48 | 着尺・帯
ご注文いただいた、銀河絹の山形斜文八寸帯地2種。
春に展覧会をさせて頂いた、染織こうげい浜松店さんで・・・。
iwasaki定番の山形斜文をご注文くださった、MさまとKさま。秋までに、とお約束して。
お二人とも別の日に、それぞれお好みとご希望を伺ってお承ったのですが。
偶然タテのお色が同じだったので、今回はお二人分の制作となりました。。。
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Mさまは、ヨコ糸にツルツルの少しセリシンを残した生糸を使って。
キリッとシャキッとスッキリと。
タテは宮坂製糸さんの銀河シルクを紺色に染めて、ヨコはライトグレーです。
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Kさまは、着付けの先生をされておられて。
普段は半巾帯を締めることが多いから・・・と。
前回は、やはり銀河絹の山形斜文で半巾帯をご注文くださいまして。「それがとても良かったの。」
「本当にヘビロテで使っていても、へたらないし。あの時に八寸を見て半巾をお願いしたから、今度は
初めから八寸でお願いしようと思って。この着物に合う色目を相談しようと思ってね・・・。」と。
落ち着いたラベンダー色の、お着物の端切れをお持ちくださって。。。
写真ではこれまた分かりにくいのですが・・・ヨコ色は、紫っぽい淡いグレーなのです。
Kさまはヨコ糸にキビソのタイプ。でもあんまり厚みが出ないほうが・・・とのことで、在庫として
僅かにあるキビソ糸の中からなるべく細めのカセを選んで。
どうにかこの帯のヨコ糸分に細めのキビソが足りてヨカッタ・・・。

キビソを入れた銀河絹の山形斜文八寸帯地は、まだ何点かご注文分がありまして。
それらを制作すると、キビソ糸のストックは尽きてしまいそうです。
Mさまのタイプのような生糸バージョン、ほわっとした風合いになるビス糸を入れたバージョン・・・
新しい定番をアタマに置きつつ・・・クニヒサ、今日織り上がったこの帯地を機から下して。
MさまとKさまの、イメージに近い帯地になっていることを祈りながらの検品でした。
気に入ってくださると良いのですが。。。







by senshoku-iwasaki | 2017-09-19 22:24 | 着尺・帯
機から下したばかりの、新作八寸帯地は。
オールニッポン、全部がジャパン!?
青木間道をモチーフにしたシリーズなのですが、『新しい』が織り込まれています。
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iwasakiが八寸帯地のヨコ糸に使用してきました、キビソ糸とも呼ばれる緒糸が在庫僅かとなりまして。
国産のキビソ糸はほぼ無く、中国のものを購入してきましたが・・・。それも底が見えてきて。。。
新しく長野の宮坂製糸所で作り始めた、『トルネードシルク』と名付けられたビスと呼ばれている
部分の糸を試験的に使ってみました。

キビソは、生糸をとる際に糸口を探す・・最初の繊維で作った糸。
ビスは、生糸をとった後のキレイな糸のとれない・・蛹の周りの最後の部分で作った糸。
どちらも再生の絹糸になるので、以前はB級とされていましたが。手間がかかるので現在はA級な糸です。
しかも今回は。
宮坂さんの社長さん自ら試行錯誤を繰り返して生まれた、見た目はB級。されど心意気はA級。
今回タテ糸には、やはり宮坂さんの銀河シルクなので・・宮坂尽くしな一品に。

ただ、まだ課題もありまして。
ビスはキビソに比べてどうしても柔らかく、そしてまだ太さも安定しておりません。。。
これには、こちらでピッタンコな(笑)規格をよーく考えて。また、宮坂さんも私たちが使いやすい太さを
作ってくださるとのことで・・・もっと進化したいと思っているけれど。
今は精一杯の糸力(いとぢから)を信じて引き出したつもりです。

『トルネードシルク』が届いたとき、当たり前のように「チョーチョッパ有り」「チョーチョッパ無し」と
メモ書きがされていまして。チョーチョッパ?ああ。糸にちょんちょんとついた眉の蓋のような部分のこと
かな、とは思ったのですが。
先日社長さんからお電話をいただいたので、それを伺うと・・・。
「蝶々の羽のようなので、『ちょうちょうは』それがいつの間にか『チョーチョッパ』って(笑)。
業界用語になってるかもしれませんね。みんな普通にそう呼んでいました(笑)。」

今回3本の八寸帯地を織りまして、『トルネードシルク』を使ったのはこの1本のみですが。
小さな蝶々が羽ばたくように・・・少しずつ前に進んで行こうと思っております!







by senshoku-iwasaki | 2017-09-11 22:45 | 着尺・帯
2017・秋の『ゼリーのミルフィーユ仕立て』九寸帯地。
緯吉野の九寸帯地を織っています。
今回ヨコ糸は、太い細いがかなりある節糸です。
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凹凸を感じたり。光沢を感じたり。ちいさな縞を感じたり。
そしてほっこりと。秋も感じる温かみのある質感になっております。。。

昨年の年明けのころ生まれた『ゼリーのミルフィーユ仕立て』は、ゼリーが幾層か重なっているように
色がストンストンと乗っかっていきます。

緯吉野と呼ばれるこの織りは、糸の入れ方で見え方がかなり違って見えるところが気に入っています。
ぷっくりと膨らませてみせたり、かっちりとシャープにエッジを効かせたり。

今回は3本分のタテ糸を機にかけましたので。
3種の『ミルフィーユ仕立て』を制作します。

10月に今年も染織こうげい・神戸店さんでの展覧会がありまして。
今年の夏は、『絞り絣』はお休みして・・・新しい九寸帯地と、新たな八寸帯地にも!
クニヒサと。今取り掛かっているものの次の次の次(!?)の企画会議をしながら・・・増殖中です。



by senshoku-iwasaki | 2017-09-07 22:04 | 着尺・帯
Kさまの杉綾織りは、写真が難しいです。。。
タテはシルバーグレー、ヨコにはこんなピスタチオが入って。
見る角度で様々な見え方、色の感じ方が違う杉綾織りの中でも・・・。今回はとびっきり!?
実際はもう少し萌黄色なのですが・・・写真だとグレーが勝って見えています。
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昨年の染織こうげい・神戸店さんでの展覧会のときにご注文くださったKさま。
iwasakiの杉綾織りサンプルの中から、意外(!?)な組み合わせのこのカラーをお選びくださって。
サンプルのときはほんの2寸ほどだったので、
タテヨコの色が馴染んでいるかどうかが少し心配だったのですが。
こんなにもシックに馴染んで『織り成す』色味というのがあるのかぁ~!と再発見。
今回の発見は、もうひとつ。
Kさまのご希望で、切り返しが3.5㎝2.5㎝1.5㎝と変化するというのも実は初めてでして。
いつもなら同じ幅ずつ切り返すので、見え方が違うのです。

織物は、どこまでも奥が深くて。
こんなに似たようなモノばかり、毎日毎日織っているにも拘わらず。
自分がバカだからかもですが(笑)、本当に。全然わかったような気にさせてもらえません。
25年やっていても、まだまだ毎日に発見があるのです。
だからきっと、こんなにも単調に見える仕事なのに・・・織り以外の事と同時進行が出来なくて(涙)。
これはやっぱり私(エツコ)が、とびっきりのバカだから(トホホ)なんだけど。。。
機に向かうと、ムキになってしまって。
それでも子ども等の学校関係とか、隣保のこととか忘れちゃいけないコトはかなり意識していても。
自分のコトとなると、すっかり抜けてしまって・・・。
あっ!!健康診断が今日だった・・・ガーン。





by senshoku-iwasaki | 2017-08-28 22:38 | 着尺・帯
先日お納めさせて頂いた帯二種。
Tさまの吉野格子九寸帯地と、Iさまの緯吉野八寸帯地、それぞれキレイに仕立てて頂いて。
いつものことながら、帯地だったときとは別人(!?)別モノとなって帰ってきまして。
お届けする前に記念撮影。。。
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爽やかなブルーと、深紅が交差する吉野格子。
増孝商店・梅雨場所でご覧頂いたTさまは、とっても喜んで下さって・・・。
秋以降・・・お召し頂けるのを楽しみにしております!!
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そして・・・。お仕立ても(無理を言って・・・涙)急いで頂いた、Iさまの絹と麻と科の八寸。
仕上がってきた翌日に、ちょうどIさまのお宅の近くに行く用もあり・・すぐにお届けが出来まして。
Iさまにとっても喜んでいただいて、心からホッとしました。
「でもIさま、もし次があるとしたらその時はじっくりお時間くださいねっ!」とお願いを・・・。

織物制作者としましてはいつも。
多くのプロをリスペクトしていますが、仕立ててくださる方には殊更。
Tさまの九寸帯地などは特に、丁寧な地直しがあって、あのようなピシッとした格子になっておりまして、
手織りは特に、どうしても右と左とではゆがみが出てしまうのです。
ekkaとして長年・・サカタと、コートやジャケットを作ってきましたが・・・。
サカタからいつも聞いていたのが、織るのと同じくらい時間のかかる地直しの作業の話。
なので・・・。
iwasakiでお仕立てまで依頼された場合は、知り合いのお仕立てのプロの方々にお願いするのですが。
真のプロだけに、皆さんお忙しいのは熟知しておりますので・・・『お急ぎ』はお願いできません。。。
なるべく余裕を持ってお願いしています。
そんなこちらの気持ちをまた汲んでくださって、本当に丁寧に仕立ててくださいます。

まずは糸になる素材から糸になるまで、糸(原糸)から使いやすい太さにする撚糸(ねんし)、精錬、
iwasakiが使う糸一本とっても、多くのプロの手が関わって。
iwasakiで染めて織って・・織物になったら、ゆのしのプロを経て、それをカタチにしてくれるプロへ。
たくさんのプロの手によって・・・完成、・・・じゃなかった、
これから。
ユーザーさんの手によって、最後にユーザーさんの一部となって完成形となります。

これを仕事に出来て、本当にヨカッタ。
仕立てあがった着物や帯を、たとう紙を広げて見せていただくときは、いつも。
ひしひしとhandsを感じて感謝するひとときなのです。








by senshoku-iwasaki | 2017-08-07 22:50 | 着尺・帯
吉野格子九寸帯地・『板チョコに銀紙』の第2弾。
原糸布を彷彿させる・・・八寸帯地を織り上げて。
クニヒサ、今日から取り掛かりましたのは吉野格子の九寸帯地です。
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春に『板チョコに銀紙』という九寸帯地を制作したのですが、今回は前回よりもストイックに(!?)。
より、板チョコっぽい格子になりました。
今回のヨコ糸は、玉糸でも前回のときよりも太い細いがハッキリしているので、ややざっくりと。
秋らしい質感になっているように思います。

「1本目はこんな感じで、波長の違う色は入れないつもりなんですけどね。
2本目はどうしようかなぁ・・・と思って。」最近織る時だけ眼鏡を累進レンズの近々にしたクニヒサ、
違和感があるのか眼鏡に手をあてながら。
「たまに生協で出るんだけど、アタシ『大人のチョコレート』っていうのがあって好きなの。
クーベルチュールチョコにブルーベリーに全粒粉のビスケットチャンクが入ってて・・・。」私。
「いつの間に?知らないところでコソコソとつまんでるからエツコさん、益々大きくなってますよ。。。
そんな話じゃなくて、私の話を聞いていました?」クニヒサ。
「ちゃーんと聞いてるって(笑)!だから~、大人のご褒美といったらブルーベリーだってば。
このチョコ色に、シックな差し色といえばブルーベリーのような紺もイイんじゃない?って話。」私。
「あぁ。なるほど。じゃ、最初からそう言ってくださいよ。ブルーベリーね。」クニヒサ。

Rさまの杉綾織りの着尺を、ようやく織り上げるところの私。
タテ色が濃紺だったせいもあり・・・タテ糸がナカナカ糸が見えにくくて。
おまけに連日の暑さと、夏休みに入ったもののそれぞれに忙しい子どもたちの予定に振り回されて・・
織り進みのペースは、かなり落ち気味(涙)。
こうなると。
お眼目にもどんより気分の私にも優しい、ブルーベリー入りの『大人のチョコレート』で補給しないと!





by senshoku-iwasaki | 2017-07-29 20:53 | 着尺・帯
Iさまの『絹と麻と科の緯吉野八寸帯地』。
Iさまにご注文いただいていた・・・自然布のような八寸帯地は、無地ライクで。
タテに赤城の節糸、銀河シルク、リネン。ヨコにはキビソ糸に銀河シルク、苧麻、科と。
真夏に締められるよう、透け感を持たせて。
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自然布とか原糸布とか呼ばれるものには、芭蕉、藤や葛、科・・といったものがありますが。
どれもまず糸を績むのが大変時間のかかるものなので、糸として殆ど流通していないものたちです。
今回Iさまは、最初にお話しを伺ったときに「科布のような・・・」とおっしゃっていたので。
僅かに手に入った科の糸を散らして。
「iwasakiらしく」となると、やはり絹との交織かと。
科だけよりもしなやかで、糸感がさまざまに見えると・・・複雑な光も見えてきまして。
緯吉野で、赤城の節糸を使ったボコボコとした八寸は、『アカギブシノコブシ』や『brown sugar』
といったシリーズを作ってきましたが。今回はまたひと味違う質感です。。。

今回の『絹と麻と科の緯吉野八寸帯地』、Iさまのこの帯ともうひとつ。
段を入れたより・・iwasakiっぽいタイプをクニヒサ、制作いたしました。
素材感たっぷりの夏向け八寸、梅雨は明けてしまいましたが・・・。
Iさまのイメージにピッタリだとイイなぁ・・・。

by senshoku-iwasaki | 2017-07-24 21:30 | 着尺・帯