カテゴリ:纏う布・暮らしの布( 93 )
2012ブランケット
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今日、ギャラリー工さんに搬入してきました。
明日、1日から始まります。
会場にはエツコがおります。
最終日には私(クニヒサ)も在廊予定です。

皆様のお越しをお待ちしております。







ぎりぎりまで織っていた、
ジャコブウール×シルク
ヘリンボーンのブランケット。
by senshoku-iwasaki | 2012-11-30 20:00 | 纏う布・暮らしの布
パッチアップ『袖なし』。
f0177373_19243384.jpgギャラリー工さんでの『ゆきかうもの』展の、『ゆきかう』は
過去と現在とを行き交う織物を作りたいと始まったもの。
15年前の初めてのDMは、その昔『ドンザ』とか『ヤンザ』と
呼ばれた作業服のイメージで作った『ドンザジャケット』。
ジャコブウールと久米島式で手つむぎした、まわたのマーブ
ル糸とで織った生地で私(エツコ)が縫い合わせたもの。
『ドンザジャケット』、私も愛用しておりまして。15年使うと硬
かったジャコブウールが、どんどん柔らかくなって・・・今は
フワーンとろーんと、風合いはサイコーになっております。
iwasakiのブランケットも使い込めば込むほど・・馴染んで
くるのが特徴です。
若くて新しいだけよりも、もっと深い(!?)歴史を刻んだ布。
kazumiがつくる、ekkaのコートはシャープにデザインされた
『洋』のものですが、『ドンザ』や『袖なし』は『和』のもの。
私は、『洋』も『和』もどっちも大好きなのです(笑)。
今回の『袖なし』は、今までのekkaのコート地の端切れを
私が手縫いでパッチアップしました。
初めての『ゆきかうもの』展のときの、『ドンザジャケット』に
ものすごく近いモノになりました。
タートルの上にも、キモノの上にも羽織れちゃう『袖なし』。
作業着だものモチロン、日常着の上に限りますが(笑)。
こんな感じで、今回の『ゆきかうもの』展には、エツコのパッチ
アップシリーズもちょこっと・・・並びます。
by senshoku-iwasaki | 2012-11-27 20:54 | 纏う布・暮らしの布
『sunrise shawl』
f0177373_2044307.jpg今年6月だったかしら・・・。サマータイムを導入して。
夜明けの、一刻一刻の時間の美しさというものを改めて体感
いたしまして。
ならば、この一瞬を織物に閉じ込めてしまいたいっ!!と。
そうして生まれたのが、この『sunrise』シリーズ。
今日という日は、今日しかないから・・・このシリーズは全て
違くする、というのが勝手に決めた自分だけのルール(笑)。
クニヒサが経てた、タテ糸にもいろんな色が入っていまして。
一本約2メートルのショールの中で、ヨコ糸で大きく変化しま
す。ヨコ糸に、少しずつ色調の違う・・いろんな色をさしてゆき
ます。私はお花を活けることは出来ないけれど、まるでお花
を一本ずつ挿していくようなイメージです。
『色がある』というのは、オシャレとかハイセンスとか上品と
か・・・のコーディネイトの一つとしては、とっても厄介(!?)
なシロモノなのかもしれません。・・・でもでも。
日本の文化が奥深いなぁ・・と思うコトの一つに、褒め言葉
に否定が入る『クソ真面目』とか、逆にバカという言葉で尊敬
を込めた『釣りバカ』とかって思想があります。
一方から見れば『悪趣味』でも、逆から見れば『粋な趣味』
になるように。
なんだか気分が揚がらない・・・そんな日に、この『sunrise』
でココロが高揚するようなコトがあったら・・!幸せです。


by senshoku-iwasaki | 2012-11-19 22:10 | 纏う布・暮らしの布
新しい楊柳・マコロン。パンプキンオレンジ。
f0177373_2029553.jpg「かぁちゃん、今日はハロウィンだね。」
「かぼちゃプリン作っといてね。」
なんだなんだ!こんな東洋の端っこで、ハロウィンもハロゲン
もないもんだろうが・・・。と思いつつ。
収穫祭かぁ・・。確かに秋は、照柿色のオレンジが似合うなぁ。
以前楊柳のストールで、マカロンをテーマにカラフルなものを
織ったコトがありまして。今回はその第二弾。
大きな節のように、色が変わるコロンのシリーズがマカロン色
なのでマコロン
今回は、ピスタチオグリーンティとか、ショコラフランボワーズ
とか・・・あくまで私の中でのイメージですけど(笑)。
美味しそうなカラーが揃いました!!
最中もイイけど、ダージリンを淹れながら・・・急にマカロンが
ムショーに食べたくなってしまったのに。
ココは、東洋の端っこの・・更に田舎の山の中だった・・・。
かぼちゃプリンを作った残りの、かぼちゃのペーストで夕ご飯
にニョッキを作っていたところ・・・。
「あれ!?エツコさん、今日はかぼちゃ団子汁?」クニヒサ。
「パンプキンニョッキのクリームソースっ!オサレな女子メニュー
オータムバージョンよっ!ふんっ!」
・・・でも、かぼちゃ団子汁もアリだったかなぁ。
今度はそうしよっと。結局何でも大好き、母肥ゆる秋。
by senshoku-iwasaki | 2012-10-31 21:12 | 纏う布・暮らしの布
stole,stole,soul
f0177373_14314917.jpgソウルフルな織物を作りたくて織っているシリーズ。

晴れた日も雨の日も、どちらでもないフツーの日も。
時間の移り変わりのひとときに、息を呑むような
『キレイなもの』に出会える瞬間って、誰にもあるハズ。
誰かが練り上げて創ったものでも、自然の造形でも。
田舎に暮らしていると、圧倒的に後者との出会いが多く。
最近では・・・
生まれたてのトカゲの色とか、シジミチョウの羽の色。
オスの雉はキレイだったなぁ・・・。そうそう、毒キノコの色
なんかも(あ、ホントに毒かどうかは判らなかったケド)。
日の出の頃、日暮れの頃の空の色・・・。

そんな、瞬間瞬間をチョットだけストールの中に閉じ込めて
みました。
実際に見たもの。見たような気がするもの。妄想のなかで
ハッキリと(!?)見たもの・・・。

巻きつけたときに出てくる色の場所をずらすと、無地みたく
もなるこのストール。
その日の気分で楽しんでいただけたら、つくり手としては
とってもハッピー!

7月18日からの『手しごとの夏』に出品いたします。

手しごとの夏Ⅰ~美しく涼やかなくらし~
2012.7.18(水)~24(火) 10:00~19:00
日本橋三越本店 本館5階 スペース#5

by senshoku-iwasaki | 2012-07-15 15:22 | 纏う布・暮らしの布
フタタビノヌノ・綾織りバージョン。
f0177373_8124291.jpg約15cm×20cmの、小さなマット。

iwasaki、人に言われてウレシイ一言がありまして。
『ベテランなのに、ルーキーっぽい』
コレ、最高の褒め言葉。(笑)
新作なのに、懐かしい感じ。
新品なのに、ユーズド感。

どこからが始まりで、どこで終わりなのかわからない・・

北欧っぽい?東欧っぽい?いや、新潟?壱岐対馬!?
・・・ってコトは韓国!?
いろんな要素があるのだけれど、世界は一続き。

いつの時代にも、どこの国にも政治や大金に無縁な、
農耕・狩猟民族の手仕事に共通の美がありまして。
そんな、清々しい梅雨の晴れ間のような『美しい雑巾』
を目指して織ってみました。
18日からの三越のイベントに、初お披露目です(笑)。
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手しごとの夏Ⅰ~美しく涼やかなくらし~
2012.7.18(水)~24(火) 10:00~19:00
日本橋三越本店 本館5階 スペース#5

by senshoku-iwasaki | 2012-07-10 08:58 | 纏う布・暮らしの布
丹波布へのオマージュ・茶綿のベッドカバー。
f0177373_8515834.jpgiwasaki結成当初からの定番商品のひとつ。
クニヒサの大好きな丹波布の布団表を、
iwasaki仕様にリミックスバージョン!?
和紡の茶綿の糸が手に入ったときに、そのあまりの風合い
の良さに・・・(iwasakiで製品化しても、売れないコトはわか
っていたけれど・笑)ついつい、買い込んでしまった糸。
コットンの手紡といえば、ガンジーの糸車が象徴的ですが。
インドでもベトナムでも中国でも、歴史はそれほど古くないけ
れど日本でも木綿は、暮らしの必需品のひとつ。
『手織り』という括りで趣味ではなく、iwasakiのように仕事に
していると、そうはいっても売れないと生活が出来ないので。
自分たちで好きであるのは大前提な上で、それでもこれなら
売れるんじゃないかなぁ・・・?と思うモノを優先させて作りま
すが、大好きだけどこりゃ、ナカナカ売れないだろうなぁ・・。
というのも作ってしまいます。そういうモノに限って、手間やら
素材費がかかり・・・採算は合わないのだけど。
そういうモノの代表格が、このベッドカバーだったり、ekkaの
コートやジャケットだったりなのかも・笑。
丹波布の特徴のひとつに、木綿の中にまわたからつむいだ
絹のつむぎ糸が入っているコトがあげられます。
これは自家織物ならではの特徴なので、もちろんiwasaki
も私の紡いだまわた糸が織り込まれております。
by senshoku-iwasaki | 2012-06-25 09:52 | 纏う布・暮らしの布
苧・MATKUN
f0177373_19115238.jpg昨年に引き続き・・・今年も日本橋三越本店での
『手しごとの夏~美しく涼やかなくらし~』に出展いたします。
こちらではiwasaki、ショールやストール、小さな敷物など
を出品する予定ですので、実はそれらの新作にとりかかって
いるところなのです。
これは、10日ほど前にクニヒサが織り上げた
『苧・MATKUN』(ちょまっとくん)。素材は苧麻(ちょま)を中
心に緯吉野織りで透けるように織ったもので、先日織った
科(しな)の半巾帯と同じような規格です。
色が入っているところは絹糸。光沢があって、交織されること
で生まれる奥行きみたいなものがイイなぁと思うのだけど。
こうやって並べてみると、どういうわけか!?苧麻だけで織っ
た無地のタイプがちょっとだけツンとしているような・・?
「それはアレだな、骨董通という噂のお宅にお邪魔して白磁
の小ぶりの猪口でお茶だされて『ははぁ~参りました』って
なっちゃうのと同じ仕組みだな」クニヒサ。
「なるほど・・・。『秘すれば花』的な感じかな?またの名を
『思わせぶり』とも言いますやねぇ・・・。」私。
「エツコさんにそう言われる気がして、無地は一つしか織りま
せんでしたから・・余計良く見えるのかも!?」クニヒサ。
へ!?私のせい?
■手しごとの夏Ⅰ~美しく涼やかなくらし~
2012.7.18(水)~24(火) 10:00~19:00
日本橋三越本店 本館5階 スペース#5

by senshoku-iwasaki | 2012-06-19 20:01 | 纏う布・暮らしの布
shawl,shawl,soulさらに再び。
f0177373_20315356.jpg思いっきりソウルフルなショールを・・・と思いまして。
昨年からつくっている、このシリーズのテーマは吟遊詩人。

古今東西、地球のいろんなところを旅して詠っているつもり。
なーんて(笑)。でもホント(笑)。
中国の、水墨画のような山水を詠んでみたかと思ったら・・・
今度は中世のヨーロッパにでも飛ぼうかな・・なんて自在に。
これはぼかしの段だけど、シャープに変化する段もアリ。

iwasakiの織物はすべて、基本的にみんな違います。
楊柳のストールだけじゃなくて、帯や着尺だってビミョーに
変えているのだけれど。このショールはもっと自由自在。
カチカチの、吉野格子(間道)を織るのはクニヒサですが。
ゆるゆるの(!?)soulシリーズは、私(エツコ)。
「エツコさん、こんな着尺あってもイイんじゃない?」クニヒサ
「ほぅ・・。こんな感じで、三丈三尺ずっと変化し続ける・・・?」
そういや、そんな小振袖も織ったコトがありましたっけ。
吟遊詩人なソウルフル!?シリーズ。これからポツポツ・・・
イロイロつくってみようかと思っております。
by senshoku-iwasaki | 2012-06-07 21:51 | 纏う布・暮らしの布
床の間の。
f0177373_2115464.jpgお軸・・・じゃなかった、旗のような織物はクニヒサの
『cloth 92』シリーズ。昼夜織りと呼ばれる技法のこの織り
は、表と裏が反転します。
このシリーズ、タピストリーとして仕立てたもののほかに、
このように織りっぱなしの・・まるで端切れのようなモノを
あえて作ったクニヒサ。・・・といいますのも、パネルとか
じゃイヤだったんですね(笑)。
ただピンで留めただけ。
まるで仮止めのようでもあって、でもそのままでキマリのよう
でもあって・・・。
アウトローなiwasaki、『こうあるべし』的なお約束がどうも
苦手でして・・・。タピストリーのときには天地や、裏表逆
なんてコトはないけれど、これならそれもアリ。
現にこれは生地の方向的にはヨコ向きなのです。

どこまでも自由に、伸びやかに・・一刻一刻変わってゆく時間
の、ほんのひとコマでも目に留まって、キレイだなぁ・・なん
て思える、特別な(!?)フツーの日が大好きなのです。
by senshoku-iwasaki | 2012-05-30 22:12 | 纏う布・暮らしの布