カテゴリ:纏う布・暮らしの布( 94 )
床の間の。
f0177373_2115464.jpgお軸・・・じゃなかった、旗のような織物はクニヒサの
『cloth 92』シリーズ。昼夜織りと呼ばれる技法のこの織り
は、表と裏が反転します。
このシリーズ、タピストリーとして仕立てたもののほかに、
このように織りっぱなしの・・まるで端切れのようなモノを
あえて作ったクニヒサ。・・・といいますのも、パネルとか
じゃイヤだったんですね(笑)。
ただピンで留めただけ。
まるで仮止めのようでもあって、でもそのままでキマリのよう
でもあって・・・。
アウトローなiwasaki、『こうあるべし』的なお約束がどうも
苦手でして・・・。タピストリーのときには天地や、裏表逆
なんてコトはないけれど、これならそれもアリ。
現にこれは生地の方向的にはヨコ向きなのです。

どこまでも自由に、伸びやかに・・一刻一刻変わってゆく時間
の、ほんのひとコマでも目に留まって、キレイだなぁ・・なん
て思える、特別な(!?)フツーの日が大好きなのです。
by senshoku-iwasaki | 2012-05-30 22:12 | 纏う布・暮らしの布
タペストリー cloth 92
f0177373_22484654.jpgアフリカの『クパクロス』は、椰子系の素材で織った生地
に刺繍をして・・さらにパッチワークをしたものだけど。

その『クパクロス』のような、素材感のある織物にしたくて。
クニヒサが今回手がけたのは、赤城の節糸の質感を最大限
に引き出すため・・ギマシルクとの交織で、『昼夜織り』という
ちょっとクラフト的な技法(!?)で織ってみました。
表と裏で色の出方が逆転します。

同じギマシルクを使って、ケースメント『white rice』
クニヒサがはじめて作ったのは11年前。
『white rice』は表裏はないけれど、今回は・・・
クニヒサ祭り(!?)表があって、なんと天地もあり(笑)。
織り上がった生地を、バーが通るようにかがって仕立ててと
頼まれたものの。まるで息子の絵を見せられたような・・・。
「エツコさん、逆です!そっちは下です、一応。」クニヒサ。

天にはバーが通るように、地には錘として板を入れて完成。
でも、お好みで逆でも大丈夫なように仕立てました!(笑)

3月28日から3週間、新宿伊勢丹5階の『特選和食器』の
コーナーに展示されます。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-26 00:17 | 纏う布・暮らしの布
山梨組は・・・、
f0177373_1948170.jpgと言っても私(クニヒサ)一人ですが、着尺、帯を制作しつつ、
こんなランナーやマットも制作しております。









素材はギマシルクと赤城玉糸。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-09 20:11 | 纏う布・暮らしの布
仕上がった、新楊柳のストール・doris
f0177373_20274372.jpgゆうべまでヨリヨリしていた
doris。今朝、湯通しして・・
仕上がり。 このシリーズ、しつ
こく(!?)とりかかっておりまし
て(笑)。毎日織っているものの。
キモチはマシーンでも、やっぱり
サクサクとは進みませんで。
一歩一歩前に進んでおります。
iwasakiのストール、全く同じも
のは存在しません。
「私」という人間はこの世に一
人、というように・・・。
のびやかな、絵付けの焼き物の
ような織物・・。iwasakiが目指
す、『民藝』な『楊柳』。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-20 21:24 | 纏う布・暮らしの布
新作の楊柳のストール・真田。
f0177373_20294817.jpg今回は、暮れにクニヒサがつぶやいた『サーベルと金髪』がモチーフかも!?(笑)。まるで真田紐のように密度のたっ
たタテ糸がシルバーグレーと金茶です。
ヨコ糸のイメージ的には『デメル』のクッキー缶やボックスの
パッケージ。(ウィーンのアーチストによるものらしいです)
上田馬之助とタイガージェットシン、そしてそしてデメルとい
う・・クニヒサとエツコの頭の中は異色のタッグマッチ(笑)。
でも、決してふざけていませんっ!大真面目です!
今は寒いけど、もうすぐ立春ですもの。心躍る、春の色を。

伊勢丹に出展する、これらのストールの荷造りを終えて。
ずっと気になっていた、裏山の片付けをこの週末にしました。
昨年秋の台風で、大きな樫の木が折れてようやく所有者の
方が業者さんに剪定を頼んでくれまして。枝を処分するのも
大変だから、薪ストーブがあるなら使ってくれと言われ・・・。
有難く使わせていただいているものの、枝といっても大きく
て。クニヒサが丸ノコで切れそうな、直径10センチくらいまで
のものを引き出していたところ・・右腕が腱鞘炎に(トホホ)。
運び出しを喜んで手伝ってくれたチビッコたちが使える!
やっぱり若いってスバラシイ(涙)
「2時間は働いてくれたから、今日は1時間ゲームしてよ
し!」小3の息子は、DS(ゲーム)に溺れて依存症気味だっ
たので、自主勉強30分でゲーム30分の我が家のルール。
「かぁちゃんっ!ホントいいの!?テストで100点とっても
100分って言ってたのに!?」息子。でも100点はナカナカとれないダメ息子(笑)。
「そーよ。労働はペンより尊し。これからもよろしく頼む!!」
少しでも、手を入れるコトで見事にキレイになる山。おまけに暖もとれ・・。息子は二宮金次郎のようにはなれそうもないけど、金太郎のように力持ちになってくれたら助かるなぁ。
by senshoku-iwasaki | 2012-01-30 21:46 | 纏う布・暮らしの布
新作の楊柳のストール・doris
f0177373_2112549.jpgiwasakiのストールは、タテ糸を
決めてたてるのはクニヒサ。
ヨコ糸を決めて織るのは私(エツ
コ)。まるで中島みゆきサンの
名曲『糸』みたいな(笑)。でも、
結成当初から『なんとなく』
一番お互いストレスの無い方法
なので、きっとベストなのだと。
今年で結成20年ですからね、
初期の頃は、「私のタテを、エツ
コさんがいつも消す・・」などと
クニヒサに嘆かれたコトも(笑)。
それは今もかも!?でもでも
今回はランダムなクニヒサのタテ
縞を、ちゃーんと活かしました!
(・・と思います)絹らしいツヤだっ
たり、柔らかさだったり、未精錬糸の硬さだったりを複雑に見える糸の交差のなかで感じていただけたら嬉しいデス。
2月1日~7日までの新宿伊勢丹に出展いたします!

ジャパンクラフトエナジー~工房からの贈り物~
2月1日(水)~2月7日(火)
伊勢丹新宿店本館5階=ザ・ステージ#5
by senshoku-iwasaki | 2012-01-28 21:27 | 纏う布・暮らしの布
ゆきかうものⅩⅣに出品している『マフラー1980』
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染織iwasakiとekka『ゆきかうものXIV』が
始まりました。
12月3日(土)~12月10日(土)
11:00~19:00(最終日17:00)
全日程、エツコが会場におります。

同時開催
やましたの布きれ展
『冬ごもり。』
ギャラリー工 杉並区梅里1-8-8ー101
tel 03-3313-5065



経糸がシルク、緯糸はラムウールです。
昼夜織りという組織で、リバーシブルになっています。
『80年代の染織クラフト』を意識して作ったのですが・・・
あまりそんな感じではないですかね(笑)。
勝手な思い込みです。
by senshoku-iwasaki | 2011-12-03 19:15 | 纏う布・暮らしの布
ゆきかうものⅩⅣに出品する、『大きな楊柳のストール』
iwasakiの定番『楊柳のストール』は、一本のストールのなかで例えば絹100%なら、糸のとり方や蚕の種類で違う
さまざまな絹の表情を、色だけでなく楽しめるように・・・交織なら尚のこと、絹やベビーアルパカ、リネンやカシミヤ
リャマやラムウール、はたまた細ーい絹糸にステンレスをコイリングした糸を入れてみたり・・・といった具合に自由に
作っているストールです。
今年はその楊柳のストールの巾を倍にして、さらに長くした『大きな楊柳ストール』を作りました。
ブランケットより薄くて軽く、マフラーより大判なのでふわっと暖かなのです。
この『楊柳』のシリーズはエツコが手がけているのですが、クニヒサの織る、『フタタビノフクロ』になんとなく
リンクしているのがチョット面白いのです。(笑)

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by senshoku-iwasaki | 2011-12-01 21:21 | 纏う布・暮らしの布
ゆきかうものⅩⅣに出品する『フタタビノフクロ』つづき。
f0177373_2029227.jpg持ち手が布バージョン。
この持ち手の巾が広いのと、これはグレーだけど、グリーンと
かブルーだったりするのが、サカタ流。
サカタとコラボをしていていつも思うのは、面白いってコト。
サカタとiwasakiは全然違うから、iwasakiがやんわりと・・・
イメージした通りになんてなったためしが無いっ!(笑)
だけど、サカタにカタチにしてもらって残念だった、といった
ためしが今までに一度も無いっ!のです。
ベースの裂き織りの色に合わせて、サカタがその都度考えて
くれてあるワケだもの。
「ひとつずつ柄の出方が違うように織った生地に、たとえば
こげ茶一色の持ち手だけだったりじゃ、つまんないじゃん。」
サカタ。
『つまんない』が一番つまんない。サカタとは20年来の親友
でもあるけれど、そういうサカタがホントに面白いのです。

地味で単調、に見えるこもしれない織りの仕事。これでも
作っている私たちは毎回・・『面白い』試みをしています。

そんな『面白さ』がサカタの『面白さ』とで倍増していたら
これは・・・面白い、と思うんだけどなぁ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2011-11-26 21:36 | 纏う布・暮らしの布
ゆきかうものⅩⅣに出品する『フタタビノフクロ』
f0177373_19334094.jpgフタタビノフクロは、今年はじめてクラフト部門(!?)で
iwasakiが手がけた裂き織りのシリーズ。

iwasakiは、もともと・・何が好きってどっぷりの民藝派。
ティーンネイジャーの頃よりですから(笑)
裂き織りとなると、チョットやソットじゃ・・逆に作れない・・
だってだって、古いものの中に実に、ソウルフルで美しい
モノをいっぱい知っているから・・・。

そうなんだけど。

新しく作るんだから、昔と同じモノを作るワケにはいかない
ので。現代版丈夫で長持ち、その上軽いかごのような袋。

バッグというより、フクロにしたかったのです。
昔はなんでもフクロ。端切れを丁寧に縫い合わせた、銭袋
だったり、大小さまざまな巾着袋、供米袋・・・。

軽く仕上げたかったので、タテ糸にシルクを密度をたてて。
ヨコには、綿や麻の新反の服地を裂いて織り込んで。


f0177373_19342130.jpg縫製は、ekkaのサカタが担当してくれました。
『布のまんま』にしたかったから、敢えてひとえ仕立てを
お願いしました。

「裏をつけたほうが、雑に処理してもバレないから、
そのほうがずっと楽だし、内ポッケとかも付けられるから
気は利くんだけど、そうじゃない方にしたいのね?」サカタ。

「ハイ。そうじゃない方でお願いします。気の利いたバッグ
は、世の中いっぱいありますから」クニヒサ。

この『フタタビノフクロ』のシリーズ、クニヒサの企画。
フクロのサイズは、織り幅の違いで大中小さまざま。
持ち手の部分は、布タイプと革タイプがあります。
写真は革タイプ。サカタのステッチがカワイイです。

今回の『フタタビノフクロ』用裂き織り地は、全てクニヒサ
が織ったものですが、不思議なコトに!?
私(エツコ)がいつも織っている、『楊柳のストール』に
リンクしています・・・。

次回は、新作の『大きな楊柳のストール』を紹介したいな
と思っています。
by senshoku-iwasaki | 2011-11-25 20:40 | 纏う布・暮らしの布