カテゴリ:纏う布・暮らしの布( 98 )
フタタビノヌノ・綾織りバージョン。
f0177373_8124291.jpg約15cm×20cmの、小さなマット。

iwasaki、人に言われてウレシイ一言がありまして。
『ベテランなのに、ルーキーっぽい』
コレ、最高の褒め言葉。(笑)
新作なのに、懐かしい感じ。
新品なのに、ユーズド感。

どこからが始まりで、どこで終わりなのかわからない・・

北欧っぽい?東欧っぽい?いや、新潟?壱岐対馬!?
・・・ってコトは韓国!?
いろんな要素があるのだけれど、世界は一続き。

いつの時代にも、どこの国にも政治や大金に無縁な、
農耕・狩猟民族の手仕事に共通の美がありまして。
そんな、清々しい梅雨の晴れ間のような『美しい雑巾』
を目指して織ってみました。
18日からの三越のイベントに、初お披露目です(笑)。
f0177373_19431978.jpg




手しごとの夏Ⅰ~美しく涼やかなくらし~
2012.7.18(水)~24(火) 10:00~19:00
日本橋三越本店 本館5階 スペース#5

by senshoku-iwasaki | 2012-07-10 08:58 | 纏う布・暮らしの布
丹波布へのオマージュ・茶綿のベッドカバー。
f0177373_8515834.jpgiwasaki結成当初からの定番商品のひとつ。
クニヒサの大好きな丹波布の布団表を、
iwasaki仕様にリミックスバージョン!?
和紡の茶綿の糸が手に入ったときに、そのあまりの風合い
の良さに・・・(iwasakiで製品化しても、売れないコトはわか
っていたけれど・笑)ついつい、買い込んでしまった糸。
コットンの手紡といえば、ガンジーの糸車が象徴的ですが。
インドでもベトナムでも中国でも、歴史はそれほど古くないけ
れど日本でも木綿は、暮らしの必需品のひとつ。
『手織り』という括りで趣味ではなく、iwasakiのように仕事に
していると、そうはいっても売れないと生活が出来ないので。
自分たちで好きであるのは大前提な上で、それでもこれなら
売れるんじゃないかなぁ・・・?と思うモノを優先させて作りま
すが、大好きだけどこりゃ、ナカナカ売れないだろうなぁ・・。
というのも作ってしまいます。そういうモノに限って、手間やら
素材費がかかり・・・採算は合わないのだけど。
そういうモノの代表格が、このベッドカバーだったり、ekkaの
コートやジャケットだったりなのかも・笑。
丹波布の特徴のひとつに、木綿の中にまわたからつむいだ
絹のつむぎ糸が入っているコトがあげられます。
これは自家織物ならではの特徴なので、もちろんiwasaki
も私の紡いだまわた糸が織り込まれております。
by senshoku-iwasaki | 2012-06-25 09:52 | 纏う布・暮らしの布
苧・MATKUN
f0177373_19115238.jpg昨年に引き続き・・・今年も日本橋三越本店での
『手しごとの夏~美しく涼やかなくらし~』に出展いたします。
こちらではiwasaki、ショールやストール、小さな敷物など
を出品する予定ですので、実はそれらの新作にとりかかって
いるところなのです。
これは、10日ほど前にクニヒサが織り上げた
『苧・MATKUN』(ちょまっとくん)。素材は苧麻(ちょま)を中
心に緯吉野織りで透けるように織ったもので、先日織った
科(しな)の半巾帯と同じような規格です。
色が入っているところは絹糸。光沢があって、交織されること
で生まれる奥行きみたいなものがイイなぁと思うのだけど。
こうやって並べてみると、どういうわけか!?苧麻だけで織っ
た無地のタイプがちょっとだけツンとしているような・・?
「それはアレだな、骨董通という噂のお宅にお邪魔して白磁
の小ぶりの猪口でお茶だされて『ははぁ~参りました』って
なっちゃうのと同じ仕組みだな」クニヒサ。
「なるほど・・・。『秘すれば花』的な感じかな?またの名を
『思わせぶり』とも言いますやねぇ・・・。」私。
「エツコさんにそう言われる気がして、無地は一つしか織りま
せんでしたから・・余計良く見えるのかも!?」クニヒサ。
へ!?私のせい?
■手しごとの夏Ⅰ~美しく涼やかなくらし~
2012.7.18(水)~24(火) 10:00~19:00
日本橋三越本店 本館5階 スペース#5

by senshoku-iwasaki | 2012-06-19 20:01 | 纏う布・暮らしの布
shawl,shawl,soulさらに再び。
f0177373_20315356.jpg思いっきりソウルフルなショールを・・・と思いまして。
昨年からつくっている、このシリーズのテーマは吟遊詩人。

古今東西、地球のいろんなところを旅して詠っているつもり。
なーんて(笑)。でもホント(笑)。
中国の、水墨画のような山水を詠んでみたかと思ったら・・・
今度は中世のヨーロッパにでも飛ぼうかな・・なんて自在に。
これはぼかしの段だけど、シャープに変化する段もアリ。

iwasakiの織物はすべて、基本的にみんな違います。
楊柳のストールだけじゃなくて、帯や着尺だってビミョーに
変えているのだけれど。このショールはもっと自由自在。
カチカチの、吉野格子(間道)を織るのはクニヒサですが。
ゆるゆるの(!?)soulシリーズは、私(エツコ)。
「エツコさん、こんな着尺あってもイイんじゃない?」クニヒサ
「ほぅ・・。こんな感じで、三丈三尺ずっと変化し続ける・・・?」
そういや、そんな小振袖も織ったコトがありましたっけ。
吟遊詩人なソウルフル!?シリーズ。これからポツポツ・・・
イロイロつくってみようかと思っております。
by senshoku-iwasaki | 2012-06-07 21:51 | 纏う布・暮らしの布
床の間の。
f0177373_2115464.jpgお軸・・・じゃなかった、旗のような織物はクニヒサの
『cloth 92』シリーズ。昼夜織りと呼ばれる技法のこの織り
は、表と裏が反転します。
このシリーズ、タピストリーとして仕立てたもののほかに、
このように織りっぱなしの・・まるで端切れのようなモノを
あえて作ったクニヒサ。・・・といいますのも、パネルとか
じゃイヤだったんですね(笑)。
ただピンで留めただけ。
まるで仮止めのようでもあって、でもそのままでキマリのよう
でもあって・・・。
アウトローなiwasaki、『こうあるべし』的なお約束がどうも
苦手でして・・・。タピストリーのときには天地や、裏表逆
なんてコトはないけれど、これならそれもアリ。
現にこれは生地の方向的にはヨコ向きなのです。

どこまでも自由に、伸びやかに・・一刻一刻変わってゆく時間
の、ほんのひとコマでも目に留まって、キレイだなぁ・・なん
て思える、特別な(!?)フツーの日が大好きなのです。
by senshoku-iwasaki | 2012-05-30 22:12 | 纏う布・暮らしの布
タペストリー cloth 92
f0177373_22484654.jpgアフリカの『クパクロス』は、椰子系の素材で織った生地
に刺繍をして・・さらにパッチワークをしたものだけど。

その『クパクロス』のような、素材感のある織物にしたくて。
クニヒサが今回手がけたのは、赤城の節糸の質感を最大限
に引き出すため・・ギマシルクとの交織で、『昼夜織り』という
ちょっとクラフト的な技法(!?)で織ってみました。
表と裏で色の出方が逆転します。

同じギマシルクを使って、ケースメント『white rice』
クニヒサがはじめて作ったのは11年前。
『white rice』は表裏はないけれど、今回は・・・
クニヒサ祭り(!?)表があって、なんと天地もあり(笑)。
織り上がった生地を、バーが通るようにかがって仕立ててと
頼まれたものの。まるで息子の絵を見せられたような・・・。
「エツコさん、逆です!そっちは下です、一応。」クニヒサ。

天にはバーが通るように、地には錘として板を入れて完成。
でも、お好みで逆でも大丈夫なように仕立てました!(笑)

3月28日から3週間、新宿伊勢丹5階の『特選和食器』の
コーナーに展示されます。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-26 00:17 | 纏う布・暮らしの布
山梨組は・・・、
f0177373_1948170.jpgと言っても私(クニヒサ)一人ですが、着尺、帯を制作しつつ、
こんなランナーやマットも制作しております。









素材はギマシルクと赤城玉糸。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-09 20:11 | 纏う布・暮らしの布
仕上がった、新楊柳のストール・doris
f0177373_20274372.jpgゆうべまでヨリヨリしていた
doris。今朝、湯通しして・・
仕上がり。 このシリーズ、しつ
こく(!?)とりかかっておりまし
て(笑)。毎日織っているものの。
キモチはマシーンでも、やっぱり
サクサクとは進みませんで。
一歩一歩前に進んでおります。
iwasakiのストール、全く同じも
のは存在しません。
「私」という人間はこの世に一
人、というように・・・。
のびやかな、絵付けの焼き物の
ような織物・・。iwasakiが目指
す、『民藝』な『楊柳』。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-20 21:24 | 纏う布・暮らしの布
新作の楊柳のストール・真田。
f0177373_20294817.jpg今回は、暮れにクニヒサがつぶやいた『サーベルと金髪』がモチーフかも!?(笑)。まるで真田紐のように密度のたっ
たタテ糸がシルバーグレーと金茶です。
ヨコ糸のイメージ的には『デメル』のクッキー缶やボックスの
パッケージ。(ウィーンのアーチストによるものらしいです)
上田馬之助とタイガージェットシン、そしてそしてデメルとい
う・・クニヒサとエツコの頭の中は異色のタッグマッチ(笑)。
でも、決してふざけていませんっ!大真面目です!
今は寒いけど、もうすぐ立春ですもの。心躍る、春の色を。

伊勢丹に出展する、これらのストールの荷造りを終えて。
ずっと気になっていた、裏山の片付けをこの週末にしました。
昨年秋の台風で、大きな樫の木が折れてようやく所有者の
方が業者さんに剪定を頼んでくれまして。枝を処分するのも
大変だから、薪ストーブがあるなら使ってくれと言われ・・・。
有難く使わせていただいているものの、枝といっても大きく
て。クニヒサが丸ノコで切れそうな、直径10センチくらいまで
のものを引き出していたところ・・右腕が腱鞘炎に(トホホ)。
運び出しを喜んで手伝ってくれたチビッコたちが使える!
やっぱり若いってスバラシイ(涙)
「2時間は働いてくれたから、今日は1時間ゲームしてよ
し!」小3の息子は、DS(ゲーム)に溺れて依存症気味だっ
たので、自主勉強30分でゲーム30分の我が家のルール。
「かぁちゃんっ!ホントいいの!?テストで100点とっても
100分って言ってたのに!?」息子。でも100点はナカナカとれないダメ息子(笑)。
「そーよ。労働はペンより尊し。これからもよろしく頼む!!」
少しでも、手を入れるコトで見事にキレイになる山。おまけに暖もとれ・・。息子は二宮金次郎のようにはなれそうもないけど、金太郎のように力持ちになってくれたら助かるなぁ。
by senshoku-iwasaki | 2012-01-30 21:46 | 纏う布・暮らしの布
新作の楊柳のストール・doris
f0177373_2112549.jpgiwasakiのストールは、タテ糸を
決めてたてるのはクニヒサ。
ヨコ糸を決めて織るのは私(エツ
コ)。まるで中島みゆきサンの
名曲『糸』みたいな(笑)。でも、
結成当初から『なんとなく』
一番お互いストレスの無い方法
なので、きっとベストなのだと。
今年で結成20年ですからね、
初期の頃は、「私のタテを、エツ
コさんがいつも消す・・」などと
クニヒサに嘆かれたコトも(笑)。
それは今もかも!?でもでも
今回はランダムなクニヒサのタテ
縞を、ちゃーんと活かしました!
(・・と思います)絹らしいツヤだっ
たり、柔らかさだったり、未精錬糸の硬さだったりを複雑に見える糸の交差のなかで感じていただけたら嬉しいデス。
2月1日~7日までの新宿伊勢丹に出展いたします!

ジャパンクラフトエナジー~工房からの贈り物~
2月1日(水)~2月7日(火)
伊勢丹新宿店本館5階=ザ・ステージ#5
by senshoku-iwasaki | 2012-01-28 21:27 | 纏う布・暮らしの布