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『夏彩展-なついろてん-』
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iwasakiのホームページや名刺のデザインなどもお願いしてます
山下枝梨子さんの展示会が5日(火)から始まります。
山下さんは先に用途をきめないで、『布きれ』という名称で使い手に
使い方を委ねる提案をする、織物づくりをされている方。
そのコンセプト、私たちにはとてもよくワカルのです。
例えばショールと一口にいっても。
生地の厚さや、幅、もちろん着用される人の身長や、お好みによって
長さは一概には決められないものなのです・・・。
大切なコトは、その布がどれくらい好きかどうか・・・?なのです。
好きだったら、チョット長くってもグルリンと巻きつけるでしょうし。
好きだったら、少々短く感じてもハラリンと纏うでしょう・・・。
山下さんのつくる織物には、使い手に使い方を穏やかに委ねながら
まるで、『私のつくる織物をあなたはどれくらい好きですか?』と
静かに試されているようにも思えます。
控えめなのに力強い、山下さんの制作姿勢そのもののようでもあります。

『夏彩展-なついろてん-』
6月5日(火)~10日(日)
10:00から19:00まで (最終日16:00まで)

富沢麻子(木)
高橋亜希子(陶)
山下枝梨子(染織)

桃林堂・青山店にて (東京メトロ 表参道 B4出口すぐ)
東京都港区北青山3-6-12
TEL 03-3400-8703
by senshoku-iwasaki | 2012-06-04 21:56 | いわさきのつながり
ポタポタでカチコチ。田宮亜紀さんのグツグツでホッ。
f0177373_20233429.jpgあー。寒い寒い・・今日は氷柱がっ!(笑)
山の水、ポタポタと蛇口から出ていたのね・・・。

新作の楊柳のストールを、ここのところずっと
夜なべで房ヨリヨリ・・。
手指が慣れると、どんどん加速する私なので(笑)。
クニヒサは「嫌になった」と、後半付き合ってくれなくなり・・。

子供のころ、千葉駅の周りに季節になると、アサリ売りの
おばさんたちがいて。
そのおばさんの、アサリを剥く手の早かったこと・・・。
何に憧れたって、その手指だったコトを思い出して、生きてる
とそのうち何かに繋がるんだなぁ・・・
なんて変な(!?)実感。

「それでこの寒い中、エツコさんが織って、エツコさんが房を
した楊柳のストールを、私が湯通しして仕上げるワケです
ね?」クニヒサ。厭味その1。

「いやいや・・これからiwasakiのネームタグ縫い付けたり
地道な作業を私もしているワケですョ。」私。


f0177373_20241872.jpg「うは~っ!!今日はメッチャ寒いっ!エツコさんエアコンつ
けて、まるでここはハワイですねー。」クニヒサ。厭味その2

「いやいや・・ハワイじゃなくて、韓国にしよう!」私。
どっちも行ったコトもないけど(笑)。

田宮亜紀さんの、直火にかけられる鉢を手に入れてから
『スンドウプ(豆腐チゲ)』が寒い日のお昼の定番に。
今日は、ネギとニラもたっぷり入れて・・グツグツの地獄鍋
の状態が食べ終わる頃まで続く・・本当にホットなうつわ。

計画をたてて出かける旅行が、あんまり好きじゃない私は
いつも行き先だけ決めて、あとは成り行きまかせ。
そうなると、言葉の通じない海外は絶対ムリ・・・(笑)。
生まれてからずっと鎖国中だったコトに改めて気づき・・。
生きていれば、そのうちどこかに繋がるかも・・・?

アサリが入ったら、ダシが出てもっとおいしくなるのかも!?
今なら牡蠣か・・・。
by senshoku-iwasaki | 2012-01-27 21:59 | いわさきのつながり
蔵前で。
f0177373_20253396.jpg先日の9日、布きれやました。の山下さんに会ってきました。
山下さんには、iwasakiのホームページやら、タグなどなど・・
のデザインをやっていただいておりまして。
ホームページを少し、リニューアルしていただこうと。
帯や着尺のタグに、書家の小熊さんの篆刻の『岩崎』を使って
新しく作りたいと思いまして・・・の打ち合わせ。
山下さんは、美大を卒業されてから1年近くiwasakiで一緒に
過ごしまして。その後、東京で染織で独立されて5年ほど。
毎年、ギャラリー工さんでの展覧会では同時に発表してるけ
れど。クニヒサと三人一緒で外で会うのは久しぶり。
最近の蔵前周辺。
話題の新しいギャラリーや、ショップが元々の問屋街の中に
ポチポチと点在しています。
あいにく祝日で、オープンしているところは少なかったのです
が・・・(笑)。
「カードは、ごくフツーのゴシック体なんですが、書体はこれで
イイんでしょうか?」山下さん。
「・・うん。なんか、あんまり有難そうに見えない感じがイイなぁ
と思ってね(笑)。」クニヒサ。
活版印刷もいいけれど。今、ごくごくありふれたモノの中にで
も見方が変わればキラリと光る、声は消えても、ココロに残る
言葉・・山下さんの力を借りて、そんな染織iwasakiを発信で
きたらなぁ・・・と思っています。
by senshoku-iwasaki | 2012-01-13 21:46 | いわさきのつながり
おかげさまで、ステキなティータイム。
f0177373_20131566.jpg陶芸家の砂田政美さんは、日ごろからお世話になっている・・
iwasakiにとってアニキ的存在のお一人。
同じ山梨県でも、南部町からだと身延を超えて鰍沢も超えて、
旧六郷町も超えてだんだん空気が澄み切ってくる・・・
旧三珠町。車で1時間チョット・・のご近所(!?)さん。
砂田さん、何度か展覧会でご一緒させていただいておりまし
て、美しくて使いやすい磁器のうつわを制作されています。
まだウチの子供らが1,2歳の頃に、頂いたこども茶碗は
それぞれに愛用させてもらっていまして。『手に馴染む』と
いうのは、こういうコトなのだなぁ・・というのを実感する日々。
ただ・・小3のでぶっちょな息子は最近、こども碗では3杯飯。
「うつわと、かぁちゃんのごはんがイイからだよぅ~」と
調子のいいコトをほざくようになってしまった息子に、大人用の
お茶碗を・・と思ったのだけど。砂田さんのお茶碗がこれまた
とってもステキ過ぎる・・・。息子にはもったいないっ!!
いやいや・・こんな息子にこそ、目にも手にも美しい器で育て
なきゃいけないのかしら!?とかと、クニヒサと二人で心の
葛藤が止まらない・・・(笑)。
しのぎの、エスプレッソカップ&ソーサーと6寸皿、これから
iwasakiのティータイムに登場回数が多そうです。
by senshoku-iwasaki | 2011-12-21 20:59 | いわさきのつながり
日置先生。
f0177373_22224583.jpg紬織りで初めて人間国宝になっ
た故・宗廣力三氏の右腕の職人
だったのが日置先生で。
彼の力なくして大師匠の仕事は
語れない、知る人ぞ知る御仁。
iwasakiが紬を学んだ学校の
先生方は、宗廣力三氏の愛弟
子たちでしたので、先生方も
大師匠の次に頼りにしていたの
が日置先生でした。
学校には当時、8つの藍甕があ
り、藍の具合が良くないと聞け
ば郡上八幡の隣町の大和から、
年季のいったトヨタのカリブで
すっ飛んで駆けつけてくれる・・
藍にも先生方にも、生徒であった
私たちにも・・無償の愛を注いで
くださった方。
大師匠が足柄に工房を移してから、日置先生は郡上紬を退職されてご自身で藍を種から育ててすくもを作り、藍を建て
実に伸びやかで力強い、絞り染めの作品を制作されていました。
また、仏教に造詣の深い日置先生は、羅漢さんや観音様、野の仏さんの墨絵を描かれたりと・・学生だった私(エツコ)は夏休みに泊り込みで藍建てについて個人的に教えていただりもしまして。
優しい奥様に、娘のように接していただいたのを今もはっきり覚えています。
卒業してからもずっと、先生と奥様にはお世話になって・・私たちが始めてギャラリー工さんで個展をひらいたときには
郡上から、はるばるお二人でいらしてくださった・・その3年後から奥様がご病気になって、11年。
この数年、日置先生は藍をつくることも建てることも、もちろん染めることも全て封印されて介護に専念されて。
今年のお盆に、子供たち孫たちみんなに見送られて旅立った・・とお便りと来年の手描きの暦と共にいただき
クニヒサと二人、日置先生に会いに行かずにはいられませんで。
昨日、何年ぶりなんだろう・・先生のお宅にお線香をあげに行かせていただきました。会って話をするだけなんだけど、
子供たちが学校から帰って留守番させるしかないから、ほんの2時間ほどなのに・・・日置先生に会えてヨカッタ!
郡上に行けてヨカッタ!私たち、この仕事続けててヨカッタ!・・まだまだ教えていただきたいコト山ほどアリマス。
これからは日置先生にもう一度、制作活動を始めて欲しい・・・と心から願って。
by senshoku-iwasaki | 2011-11-19 23:12 | いわさきのつながり
書家の、小熊廣美さんの。
f0177373_21202375.jpg字なのです。
このブログのネームカードにも使わせていただいております。
小熊さん、ホームページが新しくできたそうで、見せていただいたら・・
カッコイイのです。・・・やっぱり書家、なんだなぁ・・と。

iwasakiは、生きること=つくること、食べること、おしゃべりすること
心動かされること、人とかかわること、ときに腹をたててみたり、
お腹を抱えて笑ってみたり、そしてゆっくり寝ること・・・


小熊さんにとっての『書』というのも、まったく同じなのだと思いました。

なんだかよくワカラナイのだけれど、織物をつくりながらいつも思うのは
『美しい』はいろんなところに潜んでいるのでは?と。
キレイな、ペン習字のような字は練習すれば書けるけど、人の心を動かす
のはたぶん、そういうキレイな字ではなかったり・・・。
キレイにお掃除されていて、なんにもない部屋は『キレイ』でも『美しい』
のとは違うように・・。

小熊さんの、多種多様な『書』は、とてもソウルフルで私たちは大好きな
のです。
by senshoku-iwasaki | 2011-11-18 21:47 | いわさきのつながり
『竹の工芸 よしだ』さん。
f0177373_18432660.jpgずっと行ってみたかった、吉田佳道さんの安曇野のご自宅に
行ってきました。『安曇野スタイル2011』の期間中、4日間
だけ工房を公開されていると伺いまして・・。
南部町から車で2時間半ほど・・中央道を上って行くと、紅葉
の美しいこと!目の覚める鮮やかさでした・・・。
安曇野はすっかり晩秋。
吉田さんのお宅でまず、私たちの目に飛び込んできたのが
この向日葵のような花器。ストイックなほど細いボディが
吉田さんらしい造形だなぁ・・と思いました。
毎朝子供とのお散歩で、この花器に似合うお花を探す楽しみ
が増えました。吉田さんに刺激をいっぱいわけていただき・・
iwasaki、また元気に仕事に取り組めますっ!!
以前から吉田さんのご自宅は、栖風采(さいふうさい)プラン
ニング
の茂木さんご夫妻の設計とお聞きしていまして、
繊細な吉田さんの作品が生み出される空間にも、大変興味
がありました。実際目の当たりにして・・。なるほどぉ~!と。
クニヒサと二人、吉田さんの作品はもちろん、レイアウトなど
三渓園でのときともまた違って、本当にステキでした。
『安曇野スタイル2011』は11月3日(木)~6日(日)まで。
子供らが学校に行ってる隙に・・と出かけたイワサキなので
吉田さんのお宅だけのとんぼ返りでしたが。作家がたくさん
住んでおられる安曇野。多くのオープン工房があるようです。
by senshoku-iwasaki | 2011-11-04 19:50 | いわさきのつながり
クニヒサの一張羅。
f0177373_19383658.jpg織物をつくっているくせに、一張羅といっても羅織りで
はありませんで。iwasakiの太織りの単衣です。
横浜の、山本きもの工房さんで仕立てていただきまし
た。ウチで洗ったりするので、単衣というコトだけで
あとはお任せだったのですが、さすがに丁寧な仕事。
袖口に口掛けまであててくださってあります。

自分がキモノを着るコトに、ずっと躊躇してきた
クニヒサでしたが。
作り手が自ら着るキモノも、作り手らしいスタイルなら
それはそれでアリ!なのだと・・・。
織物の組成的に、丈夫であるかどうかとか・・着ない
と解らないコトも多いので、私(エツコ)は工房でも
展覧会場でもほぼ同じ、iwasaki紬だったりします。

「でも、やっぱり着流しというのも気恥ずかしい・・」
自分で織った角帯を締めながら、クニヒサはモジョモ
ジョ・・・。長じゅばんの代わりに、白シャツを。
水屋袴のような、袴でも作りますか!(笑)
クニヒサの日常も、お蔭様で少しずつ変わりそうです。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-09 20:29 | いわさきのつながり
サイトウカツヨさんのガラスのうつわ。
f0177373_1944289.jpgサイトウカツヨさんは、吹きガラスでうつわを作っています。
暑い、暑い、熱ーい、グラススタジオで。
楽しく、楽しく・・・ずっと続けておられる方。
「宙吹きガラスって、瞬間的にカタチを決められなきゃいけない
し、力仕事だから女性には結構キツイ」
と、以前別のガラス作家さんから伺ったコトがあって、
ホントにそうだなぁ。と思ったことがありまして。
ドロドロに溶けた、熱々の、触るコトのできない物体を、
吹く、という作業からカタチにしてゆく面白さにとりつかれた
カツヨさん。5日(来週月曜)まで、西武渋谷A館7階
art-bookshop渋谷店で作品展を開いています。
昨日、おとといと上京していたクニヒサが、「カツヨさんらしい
のをわけていただきました~」と私に。
3個セットだったという、このグラス。なんかストーリーを感じ
ます。雨が降って、芽が出て、木になって、ヒトが生まれて・・。
『楽しい=生きてる』ってカツヨさんのメッセージみたいで・・
この15年ほど・・見た目もぜーんぜん変わらない、驚異のアンチ
エイジングは、内面から出ているモノだったのねぇ・・・と。
同世代の私としては、なんとしても見習いたいっ!(笑)
このグラスで、毎朝豆乳でもいだたこうっと!
by senshoku-iwasaki | 2011-09-01 20:27 | いわさきのつながり
引越し、いよいよ・・・。
自宅の荷物も だいぶ工房に移動いたしまして。
それにしても。
出る、出る、出る・・・。
明日には 空っぽにせねば・・・と考えておりますが。
今月いっぱいは やっぱりかかってしまいそう。

千葉に住む友人が、明日から宙吹きガラスのコップ展を、神保町のセレクトショップで催します。

◎斉藤可都代 vekt コップ展。
    3月21日(月・祝)→3月26日(土)
    open12:00 → close20:00


vekt 〒101-0051
      東京都千代田区神保町1-44
      03-5577-6368

斉藤 可都代(サイトウ カツヨ)さんは、13年ほど前から吹きガラスを作っていて。
iwasakiが はた織りで独立するときにも、心から応援してくれた一人。
ガラスは、設備や燃料費などに大変お金がかかるため・・・なかなか自分の窯を持って制作活動できにくい
ジャンルだと・・・当時から言われていまして。彼女も勤めながらスタジオを借りて制作を続けています。
この展覧会のために、ずっと前から準備をされてこられたのですが
今回の震災で、やるべきかどうか直前まで悩まれたそうですが、ゆうべ 彼女からメールが届き・・・。
今出来るコトを、一歩踏み出してみたいと・・・。コップ1杯の、お水の重さを噛み締めて発表したいとのことでした。
斉藤さん、初日は終日。以降は16時くらいまで会場にいる予定だそうです。

斉藤さんの展覧会、ホントに久し振りで・・・私たちも飛んで行きたいっ!キモチでいっぱいです。
by senshoku-iwasaki | 2011-03-20 09:33 | いわさきのつながり