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モヘア入り楊柳のストール。
f0177373_20423425.jpg「紬が織れたら、なんでも織れるわヨ。ウールなんて、
糸太いんだから・・」学生の頃、先生に言われた言葉。
ウソばっかりっ!!(笑)今だから言えるケド、やったコト無い
人間が憶測でモノを語ってはイケナイのですヨ。
着尺など、工芸的な織物をつくられる方は特に、ファンシーヤ
ーンなどの加工糸を、毛嫌い(ウールだけに?笑)する傾向
が。たぶん、機械織りのツイードとかを連想させてしまう
とか・・手芸っぽいイメージがあるとか・・・じゃないかと思うの
だけど。もちろん、iwasaki的にはどんな糸でも、その特色が
活かせるのならOK!だと思っているので、昨年から毛足の
長いモヘアも取り入れているのだけれど。    これが、
紬用の極細のまわた紡ぎ糸なんかより、よっぽど大変(涙)
杼(シャトル)に入れる小管(こくだ)に、よこ糸のモヘアを巻く
のだけれど、その巻き方が悪いと 毛足と毛足がこんがらが
って糸が出なくなるので、その巻き加減が難しいのです・・。
昨年は 初めてで苦戦しましたからね~。今期は学習した分
扱いがラクになりました~!!
秋冬楊柳ストールは、絹も家蚕、野蚕、ツルツル、フワフワ
毛もベビーアルパカ、リャマ、モヘアウールに、梳毛糸に
紡毛糸、カシミヤシルクに、ファンシーヤーンと。
天然繊維がイロイロ。カラーも色々。
肌触りの良いものにこだわっているので、ウール入りも毛嫌
いしないで巻いてみてくださーい!
by senshoku-iwasaki | 2011-09-29 21:33 | 纏う布・暮らしの布
嵐のあとに。
f0177373_22435147.jpg小1の娘が愛車のスクーター(私たちの子供のころ、大人気
だった『ローラースルーゴーゴー』の最新版)で、いつもの
お散歩に出たと思ったら・・・すぐ戻ってきて。
「おかあさん、大変っ!道無いし、滝あるし。チョットDSで
写真撮っとこうと思って・・・。お母さんも来てぇ~。」
先日の台風の爪あとは、町内でもいろんなところにあって。
工房周辺は特に、人通りの少ないところなので、復旧にも
時間がかかりそう。
今日は、ご近所の裏で崩れた土砂を隣保や消防団で運び
出す作業を手分けして・・・。 
でも、クニヒサはユンボは扱えないし、こういう事態には
ほとんど役に立たないiwasaki。
にしても。
こうしてみると、意外にも杉や竹の根の浅いこと!!
「ひぇ~っ!!怖いからあんまりそっち行かないでっ!!」
ゴォ~っと水の流れる音と、落っこちてる石が大きいのとで
引きまくっている私とは対照的に、娘のほうは冷静に水の
周りに小さな動物の足跡を発見して喜んでいる。
「シカの赤ちゃんじゃないかなぁ・・。会いたいなぁ・・。」娘。
「いいからっ!!コッチに来てっ!危ないって!!」私。
「お母さんも見てよ。キレイな滝なんだから。」娘。



f0177373_22444821.jpg「ホントだ・・・。」
いつもはほとんど水なんて流れてないのに。
山の上の、
岩清水から引いてる『山の水』もあの台風から断水中。
町水道とは別に、この集落ではみんな大事にしている
水なので、それも困った事態。
iwasakiも糸染めや、カメの水は『山の水』だったから
これからそっちもどうにかしないと。
身延線も復旧には時間がかかるみたいだし、来月に予定し
ている、『秋の工房展』は身延線が使えないかも・・・?
ですが、ですが。
10月22日(土)~10月30日(日)の日程で、
今年もiwasaki秋の工房展、予定しております!!
お待ちしておりま~す!!
by senshoku-iwasaki | 2011-09-25 23:37 | 工房周辺
台風15号。
そうはいっても、台風で家屋損壊などの被害のほとんどない南部町。
土砂崩れや、川の増水の危険はあっても。
築120年のこの家には、なんと雨戸が無いっ!(笑)
戦後、障子からアルミサッシに変えたときに、戸袋だけ残して(カッコだけ)なくしてしまったらしい・・。
今日は午後から雨風がさすがに強く、竹や木々がしなりまくっている姿にガラス戸が割れたらどうしよう・・
と心配しつつも、はた織り。
ご近所で裏の土手が崩れて、公民館に避難指示がでたものの・・・。
公民館は2キロほど下った集落にあるので、車での移動がこれまた危険な感じ。
クニヒサ、Tさんのご注文の緯吉野の着尺を織っているのだけれど、柄間違いの無いように・・ずっと
数えながら織っているので、避難指示が出てからも、ナカナカ・・・はたから降りられない。
お山の上の集落、全部で6軒あるのだけれど、イワサキ家は一番最後に公民館に到着。
途中 杉の木は倒れているし、山からの水が滝のようだし・・ビビリまくりながらの非難騒動。
こんなコト、初めてだったけど。
どうにか台風が過ぎて、自宅に戻れてホッ。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-21 22:24 | 岩崎のある日
『ガチ』で『勝ち』にこだわる、秋の花。
f0177373_20303098.jpg娘は、アニキと違って(笑)運動
会での出番の多いこと。
代表リレーや、6年生との競技で
もムキになってくっついていく・・
後姿の頼もしさ。アニキのほうは
まるで見せ場はないけれど、
どういうワケか楽しそう。千葉
から『ばぁば』も呼び寄せて。
運動だけじゃなくて、音楽センス
ゼロだけど、彼を見ていると
ひょっとして!?コイツこそ真の
『ロケンローラー』なんじゃないか
と・・。既存の概念を、無意識に
(多分)見事に壊しながら、楽し
める『ロックな精神』を、努力家
の娘にも少しだけわけてあげた
かった秋晴れの日。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-19 21:12 | 岩崎のある日
秋の花。その2
f0177373_2132847.jpg
白い彼岸花。

 
真っ赤な彼岸花が群生していると写真をパチリ。

白い彼岸花を見ると「白いのね。」とポツリ。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-17 21:17 | 工房周辺
秋の花。
f0177373_20462755.jpgこのところ天気が良いので、毎朝子供と1キロ坂を
下りたバス停まで歩くことに。
往復2キロだから、歩数にしたって大したコトない
のだけれど、コレがどうやら血圧を下げてくれて
いるというのに最近気がついて。せっせと背筋を
伸ばして足元を見ると、草花も秋の花。
「う~ん。この小さいお花なんか見たコトあるような
気もするんだけど・・・」
帰りに一枝もらってよ~く見たら、ホトトギス。
いやぁ・・。ここまで小粒だと風情があります。
そういえば。
『日本の夏じたく』でご一緒させていただいた、
竹工芸作家の吉田佳道さんは、繊細で美しい竹の籠
にサササッ~っと、茶花を活けるのだけど。それが
一段と籠の美しさを引き出して・・カッコイイ。
お花も、長野の安曇野のご自宅で育てておいでで。
「あ~。でもふつうに育てると、健康的に大きくなり過
ぎて籠とのバランスが悪くなるので・・・。ボクは出来
るだけ日陰にしたり、土壌を痩せさせてギリギリの感
じにしてるんですけど、ムズカシイですねぇ・・・。」
っておっしゃっていたけれど。 私の場合、
自分の健康は気遣って、不健康な花を愛でる・・・。
コレは、趣味がイイのか悪いのか・・・?いやいや、
力強く生き抜いている強い花に、『元気』を頂いている、か弱き私・・・というコトにしておこう・・・。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-16 22:14 | 工房周辺
shawl,shawl,soul・・・再び。
f0177373_203338.jpg魂を籠めて(!?)いやはや・・・そんな大袈裟なモノ
じゃなかった(笑)ショールも、秋冬向けにイロイロと
制作中デス。     
毎年ビックリするのだけれど、
彼岸花はお彼岸が近づくと、ニョッキリ出てくる花。
その存在すらすっかり忘れていても、あぁ、秋だわと
気づかされます。
子供のころ。
田んぼの畦に一面の彼岸花を、母と見た日に、
猛毒の彼岸花は、どんな干ばつや冷害でお米が出来
ない年でも花を咲かせる・・・と。
いよいよ何も食べ物が無いときには、猛毒の彼岸花
の球根でも水にさらして毒抜きをして食べられるように
植えたという理由もあるらしいと聞いたコトが、当時の
私にも、そして今でもずっと衝撃的で。
『生きる』と『死ぬ』というコトが常に隣り合わせだった
チョット昔のニッポン人の、『生きる覚悟』を感じる
彼岸花。という、私の中の位置づけなのです。
織物以外のコトは、なんにも出来ないiwasaki。
覚悟を決めて(!?)今日も
『スバラシキこのなんでもない日常をイキテル』を
織り込んでおります・・・。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-13 20:47 | 纏う布・暮らしの布
クニヒサの一張羅。
f0177373_19383658.jpg織物をつくっているくせに、一張羅といっても羅織りで
はありませんで。iwasakiの太織りの単衣です。
横浜の、山本きもの工房さんで仕立てていただきまし
た。ウチで洗ったりするので、単衣というコトだけで
あとはお任せだったのですが、さすがに丁寧な仕事。
袖口に口掛けまであててくださってあります。

自分がキモノを着るコトに、ずっと躊躇してきた
クニヒサでしたが。
作り手が自ら着るキモノも、作り手らしいスタイルなら
それはそれでアリ!なのだと・・・。
織物の組成的に、丈夫であるかどうかとか・・着ない
と解らないコトも多いので、私(エツコ)は工房でも
展覧会場でもほぼ同じ、iwasaki紬だったりします。

「でも、やっぱり着流しというのも気恥ずかしい・・」
自分で織った角帯を締めながら、クニヒサはモジョモ
ジョ・・・。長じゅばんの代わりに、白シャツを。
水屋袴のような、袴でも作りますか!(笑)
クニヒサの日常も、お蔭様で少しずつ変わりそうです。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-09 20:29 | いわさきのつながり
台風一過。
f0177373_2172920.jpg4日間も!断続的に降り続いた雨・・・。
はた織りをしていても、気が気ではなかったものの。
今朝はやっと晴れ!
盛大に、外に干した洗濯物を・・・クニヒサにとっとと
取り込まれた!と思ったら、糸染めをしておりました。
スミマセン。お仕事優先でお願いしま~す!(笑)
Tさんご注文の、緯吉野の着尺。
緯糸が出る組成の織りなので、グレーベースに緑や
青、茶・・といった挿し色がどう出るか・・・が、
難しくもあり、楽しくもあり、悩めるトコロ。
糸染めもかなり・・・悩んでいる様子・・・。
Tさん、とてもお洒落な男性の方。織物の知識も豊か
な方なので、iwasakiらしい織物ができれば・・・と。
「エツコさーん。・・・どうかなぁ・・・。」クニヒサ。
「私もTさんのイメージっぽいと思うケド。ヨコ糸って
結局いれてみないとわかんないよね・・・。」私。
「・・・だよねぇ・・。」クニヒサ。
「ま、止まない雨はないっ!」私。
「チョット!他人事みたいな言い方しないでください
っ!」クニヒサ。 悩みながら、楽しく進めている時間。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-06 21:49 | 工程
餡子色の羽織りジャケット地。
f0177373_21174994.jpg「今年のekkaは、キモノの上に着られるような・・・
カーディガンジャケットみたいな・・・」私。
「えっちゃん、ソレって羽織のコト?」サカタ。
「う~ん・・・。いわゆる羽織はキライなの。」私。
「あ・・・なんかワカル気もする。」サカタ。
春夏秋冬、iwasakiの紬で規格を変えて、単衣で
(しかも半巾帯で!)過ごす私にとって、共布で
羽織にすればアンサンブルになるんだろうけど。
あくまで私個人の話なのデスが。
羽織でゴサイマス・・的な風情が、なんか山の手っぽ
い(!?)要は、仕事着の私には上品すぎかもと。
洋服だと、カジュアルブランドだったら、カシミヤシルク
みたいな上質の素材を使ってパーカー、みたいな砕け
たモノだっていっぱいあるのに、キモノの世界は
お約束事が多くて正直、不マジメな私にはチョット・・。
なーんて言いながら、男の羽織地など楽しく作って
きておりますが(笑)
裏地に染めのキモノ地とかにしてもらおうかな?とか
思って。私の大好きな柳橋梅花亭の、白梅最中の
小倉餡の色、もしくは虎屋の羊羹、夜の梅かな。
「かぁちゃん、小豆色だね」息子。
「ばかやろう、餡子色です!」私。
「どこが違うの?」息子。
「ぜーんぜんちゃうわいっ!仕事前と仕事後!それも
とびっきりの和菓子職人さんの!!」私。   味わい深い、今年のekkaが生まれるといいなぁ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2011-09-03 22:19 | ekka