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最新の楊柳のストール・doris は・・・。
f0177373_2049565.jpgアゲハや、シジミチョウのようなカラー。
一昨年・・裏庭で真冬に出会った、ムラサキシジミ。
確か・・こんな感じだったかなぁ・・・。
ローズガーデンのようだった、前作のdorisが織り上がったの
は先週の木曜日。 クニヒサ、新作の赤城の節糸がタテ糸
の八寸の帯地を整経してから、こちらのタテの準備が出来た
のが金曜日。土日で帯地とこのショール地をはたに糸をかけ
て・・・今日からそれぞれに織りはじめ。
3月7日~19日までの、新宿伊勢丹5階ザ・ステージ#5に
出品します。新作は全部、楊柳の大判 dorisシリーズ。
いつもより、かなりハイペース。
いつもより、仕事を濃くしたいとなると、段取りと手際につき
まして。・・・となると、整理整頓ということに。
ストールの場合は、とにかくさまざまな糸を使うので、使うで
あろう糸を準備して、木枠にあげるものはあげておいて・・。
クニヒサがヨコ糸の小管巻きを使っていたら、その間に他に
するコトを前もって用意しておいたり・・・と。
楊柳のストール、これまでにどれだけ織ったのか自分でも
よくワカラナイのだけど(笑)。自分の思惑以上のモノが出来
る奇跡(!?)に何度か遭遇しています。まるでフワフワっと
空から美しい蝶でも舞い降りてきたかのように・・・。
『想像通りのモノ』だけじゃつまらない・・毎回発見がある、
だからやめられない・・・エンドレスな仕事。

↑ 機にかける前の縦糸 約20m。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-27 23:20 | 工程
早春の。
f0177373_2074668.jpg少し柔らかな雨に濡れ・・・。咲き始めた、
廃屋になってしまったお隣の梅。
15年くらい前までは、お婆ちゃんがいて。
縁側には黒猫がいて。萱葺き屋根のお隣
は、家の前の黒柿とこの梅の木が、まるで
『浪花屋』の柿の種のパッケージのよう。
でも、主をなくして誰も何もしてくれなく
なってから・・黒柿の木も穴だらけの萱の
屋根も、サルに荒らされてボロボロ。
裏には穴クマのすみかがあるらしく、毎年
我が家は遠征先となり・・自家製味噌が
狙われる・・!(笑)
我が家、システムキッチンを入れたときに
旧台所を一部残して壁にして、そこを味噌
などの保存食ストック場に・・。寒いので
ピッタリ!なのだけど、壁が杉板一枚なの
で、空腹で凶暴になった早春の穴クマには
ぶち破られるコトも・・。


f0177373_20914100.jpgウチの梅はまだまだ・・硬い蕾。
でも今年は蕾の数から、実りが期待
できそう!
昨年初めて作ってみた、梅干し。
大寒を過ぎると美味しくなる・・と
聞いたので、壺を開けてみまして。
確かに。秋にはしょっぱかった梅が
なんともまろやかに・・。
寝かせるって大切なんだなぁ・・と。
そういえば。
我が家の味噌も3年寝かせると、
豆味噌なのでまるで八丁味噌のよう
な奥深い味に。
寝かせるって、生きてる状態だから
目も手も入る状態のコトなのね・・。
目も手も入らなくなると、荒れ果て
る。忙しい時ほど、庭とか家の手入
れがしたくなる。なんでだろう・・・?
by senshoku-iwasaki | 2012-02-25 21:57 | 岩崎のある日
素材感!の存在感!。
f0177373_21154226.jpg新作の八寸は、赤城の節糸をタテ糸に、濃い色で。
4月から5月にかけて、愛知県のギャラリー・雅趣kujiraさん
での展覧会に向けて制作中。

この節糸、宮坂製糸所さんのもののように『ちゃんと』してな
いのが特徴!?。農閑期に内職のように、お母さんたちがひ
いてる糸だから、ものすごく太かったり細かったり・・とにかく
味わいはあるのだけれど、扱いはタイヘン。
タテ糸を木枠に巻き上げるのも、整経するのも、こうして機に
二人がかりでタテ巻きするのも・・。
この節糸を使った八寸、今までにも作ってきましたが・・。
今回は前回よりも太いところが多いみたい。
クニヒサ、筬目を再検討。
精製されていない・・荒削りなんだけども、ミョーに魅力的。
素材感!の存在感!を、150パーセント引き出したいのが
今回のシリーズ。それとは別に、脱・素材感!だけど
織物らしい和モノが作れないかとも思っています。

織りのキモノは、元々普段着だもの。洋服で言うなら、
『 Street系』。43歳になるiwasaki夫婦、今更だけど
『 Rockな魂』も持って(!?)この、『 Street系』に
取り掛かっていきたいと思っております!
by senshoku-iwasaki | 2012-02-23 22:36 | 素材
秘密基地。
f0177373_20471714.jpg私(エツコ)の父は、戦後しばらく・・千葉の山の中で木こり
をしていたらしいのだけど。
チェーンソーがまだなくて、二人がかりで大きな鋸を、
エッサオッサ・・と気合と腕力で。
この工房を手に入れたとき、この家の間取りや納屋や
馬小屋・・すべてが父の生家にソックリだったものだから、
父はチョット嬉しそうに(!?)鎌を研ぎ、草刈りをかってでて
くれ。「裏山はここのウチのものかい?」と。
残念ながら、この家の土地はほんの少し。この大きな樫の木
の手前まで。ここの周辺は、杉山がほとんどなのだけど、
手入れがされずに荒れた感じ。
薪ストーブを入れてから、iwasaki家は薪の準備に大忙し。
この大きな樫が、昨年秋の台風で折れて。(ウチに倒れなく
てヨカッタ~・笑)切った、幹や枝も我が家の燃料に。
朝、チビッコたちと下のバス停まで歩いて・・上ってくる際に
道々に落ちてる、杉の小枝や、枯れ枝も拾って焚きつけにし
ているうちに・・なんと道がキレイに!
荒れたよそ様の山が気になる、気になる・・。欲しくなる!?
父が生きてたらなぁ・・・。
ほんの一昔前まで、火が家の中心だった頃の暮らしに戻す
とこの周辺はきっと・・・ナカナカの山里になるんだろうなぁ。
山の神様が出てきそうな、娘の秘密基地。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-21 21:42 | 工房周辺
仕上がった、新楊柳のストール・doris
f0177373_20274372.jpgゆうべまでヨリヨリしていた
doris。今朝、湯通しして・・
仕上がり。 このシリーズ、しつ
こく(!?)とりかかっておりまし
て(笑)。毎日織っているものの。
キモチはマシーンでも、やっぱり
サクサクとは進みませんで。
一歩一歩前に進んでおります。
iwasakiのストール、全く同じも
のは存在しません。
「私」という人間はこの世に一
人、というように・・・。
のびやかな、絵付けの焼き物の
ような織物・・。iwasakiが目指
す、『民藝』な『楊柳』。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-20 21:24 | 纏う布・暮らしの布
『素晴らしい』より『カッコイイ』
iwasakiの定番の『楊柳のストール』。
その広幅でタテのストライプが利いた、dorisのシリーズはこれまに何度か作ってきましたが。
最新作のdorisの房を、ヨリヨリしていたところ・・・
「おぉっ!かぁちゃん、ソレ、カッコイイじゃんっ!」息子。
「嬉しいコト言ってくれるね~!『カッコイイ』は最高の褒め言葉だね~」私。
「やっぱり!?かぁちゃんもそう思う?オレは、たまに年配の先生から『素晴らしいお子さん』って言ってもらうコトがある
んだけど、あんまりピンとこないんだ。」息子。
「きっと『素晴らしい』には、先生のそれまでの経験とか知識から・・あーたみたいに褒めるところが無さそうなタイプから
でも、どうにか引き出した感があるのかしらね~。」私。
「かぁちゃん、そんなぁ・・・。でも、『カッコイイ』には直感だけか~。」息子。
「そうなのよ!おデブちゃん、大切なのは『考えるより感じろ』なのよっ!」私。
「そういやオレ、車には興味ないけどさ。「ナカムラサン」や、時々ウチに来る、とうちゃんたちが「トモエクン」って言ってる人の車は『カッコイイ』と思うんだ。おデブじゃないけど。」息子。
「たしかに・・。「ナカムラサン」のボルボは1974年式だったかな・・。「トモエクン」のはそれよりもっと前の1960年代の
イギリスの・・・なんって名前だったかなぁ・・?とにかく、確かに共に車が『カッコイイ』時代に中でも更に『カッコイイ』といった名車っつう感じやね~・」私。
「そういや「トモエクン」は、iwasakiのストールを「なんかワカンナイッスけど、カッコイイっすね~。」って買ってくれた最若手の男の人だったのよ・・。」私。
「えっ!?お客さんだったの?」息子。
「15年前に、はじめてギャラリー工さんでの展覧会で、何回か見てくれていて「今日バイト代はいったんで・・・」って。まだ、二十歳くらいの学生さんだったの。」私。
「へぇ~っ!買うモノほかにあるだろう・・・って感じだね。」息子。
「ハハハ・・確かに。でも、それまで草木染めで手つむぎで・・・大変手間がかかった『素晴らしいもの』ですネって言われるコトが多かったから、『カッコイイっす』の一言が、めっちゃ嬉しかった!」私。
「なるほどぉ~。それで「トモエクン」って今カメラマンなんでしょ?『カッコイイ』仕事だよねぇ?」息子。
「そうだね~。カメラ好きはいっぱいいても、お仕事にしている人は、そうはいないでしょうねぇ・・。それも、なんだっだか・・有名な写真家もたくさん輩出している、人気のスタジオで広告写真を撮っているんだって。」私。
「かぁちゃん、その話も『カッコイイ』!」息子。
「そーだ!「トモエクン」の『カッコイイ』に便乗するとだねぇ・・そのスタジオに入社するきっかけになった写真のモデルがなんと、アタシなのだ!今思い出したけど・・。」私。
「うっそ~!?マジ?」息子。
「マジです。10年前にウチに遊びに来てくれて、富士川のほとりで撮った写真。しかもそのとき気づいてなかったんだが、お腹にあーたがいたときの写真。」私。
「『カッコイイ』話に、オレも入ってた!?ヤッタ~!」息子。
「あーたもホントは、Nちゃん(クラスのマドンナ)に『カッコイイ』って言われたい?おデブちゃん。」私。
「・・・いや、モデルは美人でなくてもスリムでなくてもアリ。というコトは・・?オレにも来るね、『カッコイイ』が!!」息子。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-19 22:27 | 岩崎のある日
18日(土)から名古屋・MONONさんで、
f0177373_20581030.jpg
『伊勢木綿展』が始まります。
木綿好きな方は興奮すると思います。
昨年の『伊勢木綿展』に伺って、
私(クニヒサ)は興奮しました。(笑)


iwasakiは半幅帯を出品しております。
半幅好きの方が興奮して頂けたら良いなぁ。




『伊勢木綿展』
2月18日~3月20日

MONON
地下鉄東山線「星が丘」駅より徒歩3分
星が丘テラス EAST2F
営業時間10:00~20:00 年中無休
Tel&Fax 052-782-0747
by senshoku-iwasaki | 2012-02-17 21:26 | 展示会・お知らせ
新作の半幅帯・其の三。
f0177373_2053549.jpgチョット民藝チック(!?)な感じ
もあるコチラも最新作。
緯吉野のこのシリーズは、
『SAVON』。しゃぼん玉みたい
にプクプク・・といろんな風に見え
ると面白いなぁ・・と。
地模様の緯吉野。段にいれた色
糸。タテ糸の色。
しゃぼんの表面が虹色に見える
みたいに・・・。その日の気分
で見え方が違ってみえたら、
それはそれで幸せな帯かと。
クニヒサ、この規格で次は八寸
にとりかかる予定。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-15 20:47 | 着尺・帯
新作の半幅・其の二
f0177373_203269.jpg金茶と水色のタテ縞か効いた、『和モノ』っぽくない!?(笑)
半幅を作ろう!と準備をしたのは、昨年末。

先々週、新宿伊勢丹の地下に行ってみたら・・・
すっかりバレンタイン一色。海外の、人気のショコラティエの
コーナーを覗いてみると、チョコとは思えないパステルカラー
やビビットカラーのファンタスティックなチョコレートたちが。
やっぱりオシャレなイセタンだなぁ・・。

・・・そういえば。
私が工房を出る前に、クニヒサがコレを織っておりましたが。
あらあら・・ベルギーのショコラティエみたいなカラーリング?
キレイなお姉さんたちで溢れかえっていた、チョコレート売り
場。クニヒサの新作にも「カワイイ~!」なんて声が聞けたら
よいのだけれど(笑)。

バレンタイン。
わかってはいても、チョットだけ何かを期待しちゃうのは今も
昔も小学男子の切ないキモチ。
モテモテ君を恨めしく眺めながら帰ってきた、我が家の理屈
っぽい肥満児。
結局。今年も妹が作った、「友チョコ」の残りをもらって溜息。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-14 21:11 | 着尺・帯
新作の半幅帯。
f0177373_2116758.jpg名古屋の、ギャラリーMONONさんの『伊勢木綿展』に出品する
新作の半幅帯は、緯吉野。
タテ糸はタッサーシルク。ヨコ糸
は、宮坂製糸所の国産絹の
キビソ糸。
キュッと締まって、戻らない、
手織りの絹織物ならではの
『締りのよさ』があります。
私(エツコ)はいつでも半幅派。
半幅が大好きなんだけど、織る
手間は八寸と同じだし、単衣な
ぶん、規格を考えるのがムズカ
シくも面白いシロモノ。
クニヒサが年明けから取り掛かっ
ておりました。
by senshoku-iwasaki | 2012-02-13 21:38 | 着尺・帯