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春の嵐のあとに・・・。
f0177373_2131333.jpg夕べから南部町はまるで台風のような雨風で。
軒の隙間から、ピューッと風が舞い上がって。
(・・・どこから?一応屋内なんだけど・笑)
隣の廃屋の萱葺きの屋根にかけられた、ブルーシートの繊
維が。(・・あくまでも屋内での話です・笑)
これだものなぁ。薪ストーブもエアコンも、効き目が今ひとつ
なのも納得。でも、せっせと隙間塞ぎするにも・・他にやること
だらけの昔の家なので、つい後回しになってしまって・・・
この家を工房にしてから、嗚呼・・もう何度目の春かしら!?
今年の冬までには!塞ごうと心に誓って。
午後4時くらいに、雨風がピタッと止んで晴れ間が出ると・・。
雨どいに詰まった、落ち葉を払いに外に出たクニヒサ。

「うわっ!!エツコさん、穴ほじられて筍がなくなってた!」
「えぇ~っ!出てたの?初物なのにぃ?イノシシ?クヤシイ」
韻を踏んでみたりしたのに、クニヒサはお構いなしで・・・
辺りをホジホジとしはじめて・・。
「あった~!!ありましたヨっ!!初物です!」興奮気味。
「ヤッターっ!かあちゃん、筍ごはんにしてぇ~!」息子。
この町に来て、こんな白くて小さな筍は初めて。
「品がいいねー!京都モノみたい!」思わず私。
「京都って、こんな?」息子。
「あくまで、イメージですけど。」私。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-31 22:51 | 岩崎のある日
iwasaki、春のイベント。
いつもなら『春の工房展』のお知らせをそろそろする頃なのですが・・。
『工房展』はiwasakiの、いつもの時間と空気の中で、ギャラリーや百貨店の一角とは違う『織物力』を見ていただきた
い・・・と、はじめた展覧会です。
春は、4月~5月にいつも開催していましたが、今年は初めて『梅雨の工房展』を予定しています。

なんでかというと・・。

ちょうどその頃、愛知・刈谷にある雅趣kujiraさんでiwasakiの帯や着尺の展覧会がありまして。
染織iwasakiの紬とお洒落な帯展・・・4月27日(金)~5月8日(火)座繰りの玉糸や、まわたの手つむぎ糸の素材感を出しつつ・・単衣でシャッキリ、膝が抜けるコトなく丈夫で長持ちを
身上としたなiwasaki紬や、無さそうで無いハズ(!?)だけど、ものすごくあっさりしたiwasakiの八寸帯地など・・を
じっくりとご紹介していただけることになりました。昨年からkujiraさんに向け・・せっせと織りためております。

それで、5月12日(土)13日(日)は、染織iwasaki・岩崎訓久、悦子 IN 神楽坂と称しまして、私(エツコ)の兄で能楽師の鈴木啓吾氏の神楽坂・遊楽スタジオで、初の展示会を開催します!
5月12日13時~15時は、トークイベントとして『能装束と紬』、能楽師と染織作家のそれぞれの目線で『織り』について
掘り下げていけたら・・と。能装束のなかでも錦ばかりではない、庶民の労働着や僧侶の袈裟などの衣装として用いる
『水衣』を実際に取り上げながら・・クニヒサのほうは、糸の話、組成の話・・マニアックなギャラリートークとなりそうです。
※トークイベントのみ、参加費として500円(お茶代)がかかります。飛び入り参加もいただけますが、できましたら
ご予約願います(定員30名程度)
ご予約はメールにて受け付けております。 mail@senshoku-iwasaki.com

そしてその翌週。
5月18日(金)~20日(日)横浜・三渓園にて『日本の夏じたくに、今年も出展いたします。
一環して今年のiwasakiのテーマは、ニッポンの絹糸が中心。
この春から、国の蚕糸・絹業支援補助金が段階的に無くなるコトとなり、それは価格も含め
いろんな影響が・・・はやくも出始めております。iwasakiは、つくり手として素材が『稀少だから』に頼ろうとは思ってい
ません。iwasakiが関わるコトで、『ありふれたモノ』が『ありふれてない』になるコトこそが夢です。懐古趣味でもない。
養蚕も製糸所も撚糸所も、産業として成り立って、更にその隅っこにiwasakiが存在できたら・・・と。
熱い想いを持って制作した・・・iwasakiの織物を、春から夏にかけて発表します。
是非・・いろんな場所でご覧いただきたいと思っています!!
by senshoku-iwasaki | 2012-03-31 00:36 | 展示会・お知らせ
タペストリー cloth 92
f0177373_22484654.jpgアフリカの『クパクロス』は、椰子系の素材で織った生地
に刺繍をして・・さらにパッチワークをしたものだけど。

その『クパクロス』のような、素材感のある織物にしたくて。
クニヒサが今回手がけたのは、赤城の節糸の質感を最大限
に引き出すため・・ギマシルクとの交織で、『昼夜織り』という
ちょっとクラフト的な技法(!?)で織ってみました。
表と裏で色の出方が逆転します。

同じギマシルクを使って、ケースメント『white rice』
クニヒサがはじめて作ったのは11年前。
『white rice』は表裏はないけれど、今回は・・・
クニヒサ祭り(!?)表があって、なんと天地もあり(笑)。
織り上がった生地を、バーが通るようにかがって仕立ててと
頼まれたものの。まるで息子の絵を見せられたような・・・。
「エツコさん、逆です!そっちは下です、一応。」クニヒサ。

天にはバーが通るように、地には錘として板を入れて完成。
でも、お好みで逆でも大丈夫なように仕立てました!(笑)

3月28日から3週間、新宿伊勢丹5階の『特選和食器』の
コーナーに展示されます。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-26 00:17 | 纏う布・暮らしの布
Tさまの緯吉野着尺。
f0177373_20454952.jpg昨年お作りさせていただいた、Tさまの着尺は緯吉野
ちょうど秋の頃だったので、巻積雲・・絹積雲とも書くらしく。
絹のほうの絹積雲(うろこ雲)を名前にしました。
Tさま、織物の世界でも巨匠と呼ばれるような方々・・・
の作品をイロイロお持ちでして。

ご依頼を頂いたときの、iwasaki夫婦の第一声は・・・
「ホントにウチでよろしいんでしょーか!?」ハモり気味で(笑)。

2月に伊勢丹に出させていただいたときに、Tさまはこれをお召しで
いらしてくださったものの・・・「カメラを持ってくるのを忘れてしまった!!」
・・・。と私(エツコ)はアタフタアタフタ・・・。
結局・・Tさま、先日クニヒサと東京で会ってくださいました。
沖縄の織物のお話など、興味深いお話をたくさんお聞きして・・・クニヒサ、また
『仮想(妄想)師匠』のイメージが膨らんだかも!?
by senshoku-iwasaki | 2012-03-21 21:46 | 着尺・帯
新宿伊勢丹5階 ザ・ステージ#5での
イベントは、明日19日が最終日です。
明日はクニヒサが、会場に居る予定です。でも、あっちこっちとフラフラ・・・としてるかも(笑)。

この4月に 染織iwasakiは、結成20周年なのですが。
この20年、ずっと二人で考え続けて・・だけど答えの出ない問いがあります。

『良い織物って、何だろう?』

iwasakiは、健康的で堅牢な自家織物に惹かれて・・これを仕事にしようと思いました。
でも、織物にはいろんな良さがあります。
ふわっとした、まわたの質感を活かした粗めの組成。
カチっとした、組織の緻密さを活かした細かな組成。
繭の種類、糸の太さ、撚り、精錬の具合・・・いろんな組み合わせが可能なのです。
ぱっと見は・・・たぶん、よくワカラナイと思うのだけど(笑)。

20年目のiwasakiは、着尺や帯に、架空の『コレに生きる、師匠』というものを想定して・・・。
それらの師匠へのオマージュとして・・いろんな織物の『良い』を、追求できないか・・と思っています。
その、『妄想師匠』の言い出しっぺはクニヒサ。

さてクニヒサ、どんな作戦があるのかしら!?こればっかりはあっちこっちフラフラ・・・とはさせません(笑)。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-18 21:48 | 岩崎のある日
伊勢丹での催事は今週も・・・。
続いておりますが、後半はiwasakiブースも『布きれ・やました』さんにおまかせをして。
山梨の工房に私(エツコ)は戻ってまいりました。
家のことも子供等も、私が一週間くらい留守にしていても・・・なんにも問題無いのですが。(トホホ・・)
仕事場のほうも、クニヒサがイロイロ・・次の次にかかる作業まで準備が進んでおり・・・。
クニヒサ、父親っぷりも仕事っぷりも・・どうやら私が居ないほうが良い様子(笑)。

新作の着尺は、以前にグレーやチャコールグレーで織った『視覚詩』シリーズの白バージョン。
無地なんだけど、無地に見えなくて、まるで小さな文字が書かれているかのような効果は、大島紬の絣のヨコ糸を
タテ糸に散らす・・・ことから生まれます。
「エツコさん、この小カセの白大島の絣糸に糊付けしときましたので、木枠に巻き上げてください」クニヒサ。
「あのぅ・・都会の人ごみで私、疲れちゃったんですけど、お休み無しですのん?」私。
「気分転換で木枠をグルグル・・・しちゃってください」クニヒサ。
「社長命令じゃ、仕方ない・・・。ハイハイ・・やらせていただきますョ」私。
ヨコ糸用なので、ホントに小さなカセごとに閉じてある、糸をほどいて・・そぅっとグルグルグル・・・
動き出すと止まらない、単純作業好きの私。だんだん要領が掴めてきまして・・・あぁ。止まらない。
おかげさまで、すっかりいつものモードに・・・。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-14 20:55 | 工程
歪んだ筬框が、
f0177373_19204950.jpg直って戻ってきました。
山梨・北杜市に住んでおられるきつつき工房・松永さんに直して頂きました。
同じ山梨に(といっても・・・ウチから車で1時間50分ほど)松永さんがおられるのは大変心強いです。
今度は、あまり調子が良くなくて、使っていなかった管巻き機を預けてきてしまいました。
他にもいろいろと頼んでいるものがありまして・・・
また直って戻ってきたり・・・出来上がったりしましたら
自慢したいと思います。(笑)
by senshoku-iwasaki | 2012-03-10 19:58 | 道具
山梨組は・・・、
f0177373_1948170.jpgと言っても私(クニヒサ)一人ですが、着尺、帯を制作しつつ、
こんなランナーやマットも制作しております。









素材はギマシルクと赤城玉糸。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-09 20:11 | 纏う布・暮らしの布
新宿伊勢丹5階ザ・ステージ#5で、
f0177373_1015431.jpg始まりました。

今回出品している楊柳ストール、
一本の中で、いろいろな絹のテクスチャが出ております。
絹糸の見本のように。(笑)

会場には13日まで、エツコがおります。
私(クニヒサ)は、山梨の工房で着尺・・・帯・・・の制作です。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-07 10:22 | 展示会・お知らせ
新作イロイロ詰め込んで・・・
f0177373_21272973.jpg荷造り発送も済みまして。
あさってから、新宿伊勢丹5階
ザ・ステージ#5に並びます。
会場には13日まで、私(エツコ)
がおります。
今回は大判の楊柳のストールが
中心。今回のシリーズは特に
シルクの種類がイロイロ。こんな
に多種多彩の絹の手触りは、自
分でもつくづく面白いなぁ・・と、
思うのです。
7日~19日までで、布きれ『や
ました』
の山下さんと一緒に参加
いたしま~す!
ご覧頂けたら嬉しいです。
by senshoku-iwasaki | 2012-03-05 21:21 | 展示会・お知らせ