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新作着尺は、ソウルフル。
f0177373_19384639.jpg紬織りでぼかしの段といえば、『創作作家モノ』の代名詞の
ような印象がありますが・・・。
今回のiwasakiの場合は、趣旨がチョット違うのです。
自家織物好きの私たちは本来、縞や格子といった潔い
織物が好きでして。絵羽仕立てのような、デザイン先行で
は考えるコトが出来ないのです(笑)。
性分だからしょうがないのだけど、自分のイメージ通りなん
て何に措いてもつまらない!!『思いもかけず・・・』が一番
面白い!と思っちゃうのが私の魂の声でして。
今回の着尺のヨコ糸は、ほとんどが今まで織ってきた紬の
残り糸なのです。お茶や矢車附子、桜や梅などで、今まで
グレーの紬を随分織ってきました。つむぎ糸は太い、細い
がかなりあるので、糸は足りないといけないので必ず多め
に用意します。なので、いろんなグレーがいっぱい!
以前、グレーだけで14色使って規則的な大きい格子を織
ったので、今回はグレーの上に染め重ねた小豆色でぼか
そうと。ただ、元の色が違うんですもの・・・。濃淡イロイロ。
杼は11丁!設計図は、3パターン!しかも長くなった(泣)
老眼鏡が手放せず、集中力きらせず。『無口なかぁちゃん』
に、学校から帰った子供等は、なぜかホッとしている様子。
『無口なかぁちゃん』、ストレスは溜まりますが、きっと仕立
てると人によって『思った以上に』面白いを・・・期待して。
by senshoku-iwasaki | 2012-09-26 21:09 | 着尺・帯
お彼岸に幸福の(!?)ヘビ来る。
f0177373_20105425.jpg彼岸の頃となると、不思議と咲き出すマンジュシャゲ。
ゴミの分別が細分化された南部町。
生ゴミ、プラスチック、ミックス紙・・・。生ゴミくらい、せっかく
の田舎暮らし。土に返すようにしたいものなんだけど。
町内でもクマの目撃情報があるらしいので、動物の餌場に
なっても怖いので。タマゴの殻や、コーヒーやお茶がらなど
は花壇の隅に穴を掘って入れているのだけど。
昨日夕方、鍋に火をかけながらちょっと外に出ようと思った
ところ・・・ニョロニョロ~っと。え!?家の中ですってば!
しかも、リビングです(涙)。こういう非常事態に限って・・・
チビッコたちを向かえにクニヒサも居らず。ひぃっ!うぇ!
あまりにもビックリすると、声も出ない・・・目を離すとこの
小さいけど、赤いヘビに噛み付かれるかも!?とか・・。
恐る恐るカメラに撮って、様子を見るうちに・・・床と壁の隙間
にシュル~っと消え行く赤いヘビ。
「ふぅーん。マムシじゃなくてよかってね。」
「コオロギ追いかけて、間違って入ってきたんじゃない?」
「チョットチョット!!なんで、あーたたち落ち着き払って!」
調べてみたら、『ジムグリ』っていう、ヘビなんだそうで。
山の中にいる、毒の無いヘビでネズミなどを食べたりするそう。もうちょっとで素足で踏むところだった・・・(怖)。
それとも・・・。大して驚かないチビッコたちといい・・・。
ひょっとして、お彼岸におはぎでもつまみに天国から来た、真っ赤に酔っぱらった父だったりして(笑)。
by senshoku-iwasaki | 2012-09-22 21:49 | 岩崎のある日
いろんな杼(シャトル)。
f0177373_20595992.jpg今、iwasakiでは一年の中でも
一番いろんな素材を同時期に
使うときでして。
工房にある、4台のはたには全
て糸がかかっている状態。
織り手は二人きりなのに(笑)。
着尺に帯地に、ショール地に
マフラーと。それぞれ絹糸でも
太さも違うし、ウールなら尚さら
なんだけど・・・。ここにある他
にも10丁くらいあります。でも
元々は、こんなにはなくて。
少しずつ作るものに合わせて
買い足したり、縁あって譲り受
けたものだったりとイロイロ。
最近譲り受けたお道具は、
30年ほど前に、紬織りの大家について学んだ方のもので。ご結婚とともに20年以上しまいこんでいたというもの。
ほとんど使っていない、まっさらな杼に、『昭和54年12月』なんて文字を見つけて・・・。
私が今の息子と同じ、10歳のころ、33年後にこんな出会いがあるなんて!人生って、思いもよらない出来事の
連続なんだなぁ。その10年後に織りの道に迷い込んでしまった・・・私たち。
『続ける』コトが出来るのは、とても幸せなコトなんだけど。
女の幸せとなると・・どーなんだろうなぁ・・・。安定とはとても言い難い(笑)、相変わらずのiwasakiのいかだ舟(涙)
いやいや・・・いろんな素材の、いろんな人の夢を乗せたシャトルで宇宙まで(!?)ガンバッテみようと思ってます。
by senshoku-iwasaki | 2012-09-20 22:11 | 道具
空中菜園。
f0177373_1931286.jpgお隣の廃屋の、崩れかかった草屋根に

なにやら生えている・・・・。

「アレレ!?トマトじゃんっ!」クニヒサ。

「ええ~っ!!」

「うっそぉ~!」

「かぁちゃん、ホントだよ~!トマト!ミニトマト!!」娘。

「オレなんか、学校で苗から育てたのに・・・ただの一個も
生らなかったのに・・・まさか!の生ってる!!」息子。

実は、このお家の前に大きな柿の木があって。

どういうわけか?毎年梅雨明けころの、小さな青柿をサル
が大勢でやって来ては全部食べちゃう。

そのときに屋根の上でしでかした(!?)糞から出たのか。
それともトリなのか?


f0177373_1935296.jpg「これは絶対、サルが育ててるとしか思えない。」クニヒサ。

「色づく頃になると、人間のヤローが採るからなぁ。まったく
油断も隙もねぇな。高いところに植えるか」って?私。

萱の、湿り具合がイイのか?栄養がイイのか(笑)
もはや・・プロの板金屋さんだって、危なくて上りたくない
空中菜園。食べごろは来週ですよー。おサルさーん!
by senshoku-iwasaki | 2012-09-17 20:13 | 工房周辺
ekkaのサカタに送る生地。
f0177373_19542245.jpg先日織り上げた、
Mさまのシルクのインバネスコートになる生地。
Uさまのジャコブウールとシルクのケープになる生地。
フタタビノフクロ2012になる、裂き織りの生地。
そして今年初めての試みの、楊柳のストール・コロンの
ネックウェア用に織った生地。
ネックウェアの裏地用に、国産のシルク地を染めて。
なんせ、100センチ近い幅の生地と一緒に送るので発送
用のダンボールも、大きくて丈夫そうなダンボールのカタチ
を変えて・・・の手作りです。
毎年『日本の夏じたく』展が終わると、12月にギャラリー工
さんでの・・昨年の『ゆきかうもの』展でのご注文分の生地
にとりかかるのがここ数年のiwasaki。
暑~い季節に、真冬用のあったか~い織物づくり(笑)。
これから
10月、11月、12月・・・と。あったか~い織物がメインの
個展が続きまして。
秋の工房展もやりたいと思っているところなのですが・・・。
10月は、静岡県富士宮市のRYU GALLERYさんで、
17日~28日まで開催します。
13・14日は松本で、京都の下村ねん糸さんたちと一緒に
繊維の素材展+染織道具展にもチョット参加・・・。
11月は、静岡県御前崎市での7回目の個展。
12月にギャラリー工さんでの『ゆきかうもの』展と。
工房展、いつ出来るかしら~!?いつもドタバタのiwasaki(涙)。
私(エツコ)もストールを中心にずっと織っておりましたが、ここいらで一回・・ソウルフルな着尺(!?)を織りたいな
ぁ・・・と思っておりまして。今月中には取り掛かる予定・・・。できるかなぁ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2012-09-13 21:19 | 岩崎のある日
整経。
f0177373_185512.jpg世界のグーグラーじゃなかった、iwasakiの『グルグラー』
といえばクニヒサ(笑)。
カセから木枠にグルグルグル・・・と、回転数を数えながら
巻き上げるのだけど。先日手に入れた、『ぜんまい』だと
とりあえず木枠に上げるところまでは・・何カセか同時に進
めることが出来はしますが。そこからもう一度、整経に必要
な量=回転数分巻きなおす・・・という作業になります。
iwasakiでたてるタテ糸の長さは、長くても全長25mくらい
ということがほとんどなので、小分けしないとならないのが
残念といえば残念なわけだけど、ほぼ毎日のようにクニヒ
サ『ぜんまい』を稼動させております。
これは次にかかる、昼夜織りのマフラーのタテ糸でシルク。
ヨコにはウールが入ります。こういうツルっとした、絹糸は
『ぜんまい』は得意みたいだったけど、今日かけた着尺の
タテになる、玉糸は苦手だったようでクニヒサ、つきっきり
の糸巻きとなりました(笑)。さすがグルグラー。
機械まかせだけには出来ないって感じの背中(笑)。
『ぜんまい』のグォ~っというモーター音が、『生産中!』
と言ってるようで・・・なんだか活気付いているような気に
なってるつもりのiwasakiなのですが・・・。
家内制手工業化にはナカナカなれそうもありません。
by senshoku-iwasaki | 2012-09-10 21:18 | 工程
モーター付きカセ上げ機。
f0177373_1952165.jpgぜんまい』のときに、iwasaki
初のモーター付き・・・と言いつ
つ。あれ!?まだあった!
もう10年以上前になるけれど
お世話になっている、Nさんに
いただいたものです。
木枠や、コーンなどに巻いた糸
からカセに上げる・・というコトは
ウチでは、そうたくさんはないの
だけれど。たまにあるのです。
そういうときはホントに便利!
こちらのメカは、多分最近・・・
平成生まれかな(笑)。ものすご
く静音タイプ。この辺りの古い
民家で明治と大正くらいの差
を感じたのは私だけ!?
by senshoku-iwasaki | 2012-09-07 20:59 | 道具
お山のヴァンパイア。
f0177373_19352847.jpgうへぇ~ヤダヤダ(><)
秋が近づいていても、まだま
だ勢力衰えず・・・。
落ち葉に乗っかってきたのか
車にくっついていて、ギョウェ~
今年の夏こそは、ヒルにつかれ
(憑かれ!?)ないぞ!と心に
決めて(笑)草むらに入らない
とか、草刈りは長袖長ズボン
長靴にピッタリ手袋に酢をつけ
て・・・の重装備だったのに。
今朝、子供らとバス停まで歩い
て上ってくる帰り・・・車で降りて
きたご近所さんと立ち話してい
たら、チクリ。ソックスの上から
やられてしまいました・・・。(涙)
これから・・・道は、くれぐれも真ん中を歩くことにいたします!!
by senshoku-iwasaki | 2012-09-05 20:19 | 工房周辺
検品。
f0177373_19175197.jpgやっと織り上がった・・・
Mさまのシルクのインバネスコート地。
生地幅約95センチの、無地なんだけど無地じゃない・・・
この生地。筬目に入った、タテ糸は同系色で細い縞なん
だけど、本数が違うので見え方が違って見えます。
ヨコ糸は野蚕系の玉糸で、カセによってはちょっと扱いに
くかったりして(笑)クニヒサも思ってたより、時間がかか
った様子。生地幅が広いのも、右と左で同じテンションに
するのも難しいのです・・・。アーチが問われる仕事なの
で、広幅はクニヒサの担当の一つ。

まだまだ残暑の続く日々ですが、秋冬に向けて・・・
私(エツコ)も暑苦しい(!?)ショール、ネックウェア地
などなど・・・制作中。

今年12月のギャラリー工さんでの、『ゆきかうもの』は
15年目にして、工さんではひとまず最後の展覧会になり
ます。盛りだくさんの15周年記念の『ゆきかうもの』にし
たいと思っております!!
by senshoku-iwasaki | 2012-09-03 20:44 | 工程