<   2014年 04月 ( 10 )   > この月の画像一覧
お蔭様で・・『染織こうげい・浜松店』さんでの展覧会
本日で終了いたしました。
金・土・日とクニヒサ、会場にお邪魔させていただいて。
昨年いらしてくださったお客様が、iwasakiの織物を身につけてまたおいでくださったり・・・と。
いつものことですが、
数少ないマニアックな(!?)ユーザーさんに支えられて・・・のiwasakiを実感するのと同時に、
そのことが本当に有り難く・・・感謝の思いでいっぱいです。
二人っきりの織物なので、作れるものには限界がありますが・・・。出来る限りイロイロ作ってみたい
とあらためて思っています。
若い頃に織物と出会って、雑誌『民藝』のバックナンバーを読み漁り。大師匠も常々言っていた
「健康であること」の本当の意味が、最近になってようやく解ってきたような気がしています。
健やかなココロとカラダでこそ、感じ取れる生きている喜びを・・・一見なんてことないiwasakiの
織物に詰め込んでゆきたいと思うのです。
民陶の工人が、一定のリズムで絵付けの筆を美しく走らせるように・・・でも織物となると
そうはいっても量産は出来ないけれど、出来ないまでも作り続けるコトでしか見えない景色がある
のだと二人してそう信じています。
時代はどんなに変わっても、人間がサイボーグにならない限り(笑)不確かなヒトの手でしか作れない、
感情のこもった未来に続く・・・iwasaki的民藝な織物を、これからも模索したいと思います。
おいでくださったお客様、『染織こうげい』のみなさま・・・本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
f0177373_230076.jpg

 
          
f0177373_2302582.jpg

f0177373_231838.jpg

f0177373_2332560.jpg

f0177373_233596.jpg

f0177373_2327699.jpg

f0177373_23245460.jpg

by senshoku-iwasaki | 2014-04-28 23:33 | 展示会・お知らせ
明日より『染織こうげい・浜松店』にて展覧会始まります。
『染織こうげい』さん、かなりマニアックな産地や作家モノの織物、染物が充実のお店なのです。
そんな場所で、昨年に引き続き・・・2回目となる『染織こうげい』さんでの展覧会。
大変・・・光栄といいますか・・・緊張といいますか(汗)・・・。

でも、やらせていただくからには
昨年とは違うiwasakiも見ていただきたいなぁ・・・とイロイロ、試行錯誤の一年でした。
今まで作ってこなかった組成とか、シリーズとか。
ストイックなものからファンタスティックなものまで・・・。
自分たちのなかでは振り幅を広げたつもりでしたが・・・昨日荷造りをしながら並べると。
なんだかどれもiwasakiそのもので(笑)。
やっぱり芸風は変わらないものだなぁ・・・と痛感してしまいました。
織物古今東西・・・
南部町の山の中で生まれたiwasakiの帯や着尺たちが、新たな出会いを経て・・・
素晴らしい旅に出かけてくれるコトを願っております。

●第二回 岩崎訓久・悦子展
2014年4月24日~28日   染織こうげい・浜松店にて。
   ※25日(金)・26日(土)・27日(日)は、クニヒサが会場に居ります。


f0177373_2245292.jpg

           生紬着尺『スウィートライチ』
by senshoku-iwasaki | 2014-04-23 23:30 | 展示会・お知らせ
最新作の八寸帯は、スカッとブルーのストライプ。
f0177373_20134838.jpg

クニヒサの大好きな、『愛おしいストライプ』の久留米絣のようなブルーバージョンの『メンデストライプ』を、
24日からの浜松の『染織こうげい』さんでの展覧会に間に合わせたくて・・・。
チームiwasaki(・・といっても、クニヒサと私の二人っきりですが・笑)
結成以来、もしかして一番アクセル全開で頑張ったかもしれません。
私(エツコ)は、崩し格子の生紬を。
クニヒサは、この八寸を。
タテヨコとも宮坂製糸所の絹糸です。
タテ糸の生糸をつくるときに出来る、副産物的な緒糸がヨコ糸で。
青木間道をモチーフにしたこのシリーズ、所々タテのストライプをヨコがチョットだけ消す組成です。
アフリカっぽくも、ニッポンっぽくも、琉球っぽくもあるような気がします。

なんといっても4月は、行事も多くて(涙)。
先週は、子供らの小学校の授業参観&保護者会。今週は家庭訪問と。
私(エツコ)は、保護者として行かなきゃならない・・・学校のニガテなこと(笑)。
『自覚と責任ある、立派な高学年に!』のスローガンを目にした途端、帰りたくなるキモチを堪えて(笑)。
ガンバレ子供ら、ガンバレ自分!と行事の時間も仕事の時間も・・・。珍しく(!?)やり遂げた感だったり。

本日なんとか・・荷造り発送も終えて、やっと一息ついていたら。
今日は全国学力テストだったという、息子が帰ってきて。
一応なんだけど、とりあえず聞いてみちゃったりした(笑)私の「どうだった?」に
「うん、オレはYDK!」ほぅほぅ・・そういや、最近チョットだけ机に向かっていたような気がする息子。
「おぉっ!『やればできる子』か!アタシとおんなじじゃんっ!」私。
「あのぅ・・かぁちゃん、『やってもできない子』のつもりだったんですが・・・。」息子。
展覧会前に嫌なコト聞いちゃった気がした・・・YDKな母。
by senshoku-iwasaki | 2014-04-22 21:36 | 着尺・帯
生紬最新作は、トラディショナルな崩しの格子。
f0177373_2031542.jpg

ギンガムチェックを取り込んだ前作の生紬を色違いで二反織ったあと・・・。
4月10日から織り始めたのは、格子のなかでも伝統的な『三つ崩し』的な格子。
23日からの『染織こうげい』さんでの展覧会に、どうしても並べたかった三反目。
色味は、大好きなチョコミントカラーです。
チョコ色の玉糸の節感が、まるで砕いたオレオクッキーみたいです(笑)。
タテとヨコがあじろのように見えるのは、一越ずつ色を変えるからなのです。
地味なんだけど。
杼(シャトル)を走らせるコトが出来ないので、織るのに結構、時間がかかります。
なんで作りたかったかというと・・・。
絣の布団表を彷彿させるような格子を、昔の布団表とともに並べたかったのです。
このテの織物は・・・。
産地の織物にありそうなんだけど、なかなか無くて。
作家モノではインパクトが無いぶん、あんまり作りたがらないもの。
・・・なんじゃないかなぁとは思っているのだけれど(笑)。
杉綾の紬しかり、一見なんてコトないものほどiwasaki的なのかもしれないと。
f0177373_20321016.jpg

今回の生紬は、前回のものよりも透ける規格に。
光が入ると、崩しのあじろはふわっと消えて無地のようにも見えます。
・・・にしても。
手間の割に、なんてコト無さ過ぎたかなぁ・・・?
いやいや・・・かなり気に入ってしまったので(笑)
夏じたく展までに色違いをもう一反!織りたいと思うくらいツボにはまりました。
by senshoku-iwasaki | 2014-04-20 21:55 | 着尺・帯
染織こうげい・浜松店での展覧会がもうすぐ始まります。
f0177373_19315743.jpg

先日の、増孝商店オープンのときにおいでいただいた・・・
お世話になっている『染織こうげい』の社長さんがふと、舞台裏で大風呂敷がわりに
荷物を包んできた・・・絣の布団表に眼を留めて。
「22年前になるんですけどね、私たち憧れで新婚生活は松本で過ごしたんですよ。」私。
「松本ですか~。」社長。
「でもね、クニヒサが(冬の寒さから)椎間板ヘルニヤで動けなくなっちゃって・・・
僅か一年半で千葉で暮らすコトになっちゃったんですけどね(笑)。」
「ホントですか!」社長。
「クニヒサが動けない間、私(エツコ)がお勤めをしてたんですけど。有り難いコトに若いから
イロイロ・・・病院通いや治療をしているうちに佳くなったんですよ~。そしたらそのうちに
骨董市の度に、こーゆーのが増えていってるんですよ(笑)!」
「あ、リハビリの一環みたいなものだったんですけどね(笑)」クニヒサ。
「でも困ったコトに私もキライじゃないというより、かなりツボだったりするものだから(オヨヨ)
なんかその自由さとチョイスに・・チョット私、口惜しかったりもしてたりしてたんですけど・・・。」私。
「山陰のモノが中心ですか?」たまたま社長が眼にしたのが山陰の絣だったので、社長。
「山陰のものもありますけど、当時骨董市にはあんまり出てなかったですねー。
ボクは結構、久留米絣が好きですね。バカバカしいくらいに手間隙かけてこれを作る!?
みたいなところが(笑)。趣味がイイとか悪いとか、カンペキに超越しちゃってるところも(笑)。」クニヒサ。
「イワサキさん、今度の浜松での展覧会、それらも展示させてもらえませんか?
もちろん大切なコレクションですから、保管には細心の注意を払います。」社長。
「えぇ~っ!?コレクションってほどのものじゃないですし、ウチの織物と全く関係無いですよ。」クニヒサ。
「関係無くないですよ。20代のイワサキさんが、ちゃんと今の背景になってます。」社長。

ということで。
4月24日(木)~28日(月) 岩崎訓久・悦子展
                染織こうげい浜松店にて。
ただ今最後の悪足掻き(!?)でクニヒサと二人で今回初めて久留米の布団表にリンクしたような
シリーズにもかかっております!!(絣ではないのですけど・笑)
iwasakiの背景にあるもの・・・。うーん・・・。考えたコトもなかったけれど、なんだかウレシイです。
by senshoku-iwasaki | 2014-04-17 20:58 | 展示会・お知らせ
浜松のSさまの杉綾織り紬。
f0177373_19334633.jpg

『ピンクがかったグレー』の杉綾織り紬は、昨年春にご注文いただいたもの。
こちらも・・・前回のAさまの格子同様、大変お時間をいただいて作らせてもらったものです。
Sさまのものは、お色味が難しかったのです。
グレーなんだけれど、藤色も感じるような・・・でも紫じゃなくて、ピンクを感じるグレー。
綾織りなので、角度によってグレーに見えたり、ピンクに見えたり・・・が
平織りのときよりも複雑に見えてきます。

制作は、忘れもしない(笑)あの大雪の・・・2月の2週から3月にかけて。
後半は、雪掻きによる筋肉痛に悩まされながら・・・の想定外のペースダウンで(涙)。
大幅に仕事が遅れたにもかかわらず。
織り上がりを本当に喜んでくださいまして。

3月末にはこのようにお召しくださった、とお写真を頂きまして(喜!)。
そうだったのか・・・と。
この帯の桜には、桜色はありませんが。
Sさまのお好みで、シックにまとめられたこの後姿から・・・。
確かに桜色を、感じることが出来ました!

織物は、染物のようにダイレクトに季節を表現することは出来ませんが。
こうやって・・・キモノになって、美しい染めの作家さんとコラボ出来ちゃう喜びは
織物をやってきてヨカッタなぁ~と、つくづく思う瞬間でもあります。
f0177373_20443155.jpg

by senshoku-iwasaki | 2014-04-15 20:40 | 着尺・帯
Aさまの格子着尺。
f0177373_19522773.jpg

昨年ご注文いただいてから・・・何度も考えて。
Aさまとも何度も打ち合わせさせてもらって・・・やっと出来ました!
格子は、タテとヨコの交差のバランス。
縞と段を・・・クッキリさせたりボンヤリさせるコトでより、深みが出ます。
シンプルなものだからこそ、一本線にするか二本線にするかとか・・・
似ていても明度の違う金茶にしようか・・・とか。
イロイロ・・・考え甲斐のあるのが格子でしょうか。
だからといって、『考えられてるなぁ~、この格子。』なんて見た目でスグわかっちゃうなんて
ゼッタイに無いのが、哀しいかなでも、それこそが織物の醍醐味なのでして。
(もしそんなコトがあったら、たぶんその格子はキモノとしては着にくい格子だったりと・・・)
Aさまは、それをよ~く解ってらっしゃる方なので。
クニヒサ、今回はこの格子のなかに緯吉野を散して、光の凹凸感も取り入れました。
控えめではあるものの。
なんとも上品な格子になりました。
紬など先染めの織物は、カジュアルなものですが。
吉野格子に代表されるような『間道』となると、また別格のものになりまして。
織物のなかでも、格子となればよりカジュアルなイメージを持つ方も多いと思いますが。
今回のAさまの格子は、別格の『間道』と、カジュアル格子のちょうど中間にあるもの
になったのではないかと思います。
iwasaki、『レレレのおじさん』のようなカジュアル格子も大好きですが、
今回のAさまのような、控えめに・・品格のある格子ももっと作りたい!
と、二人してつくづく思いました。
なのですが。
織り上がるまでに大変時間がかってしまって・・・。
Aさま・・・申し訳ありませんっ!!(汗)。
by senshoku-iwasaki | 2014-04-13 21:25 | 着尺・帯
新学期、こどもと朝の散歩道。
f0177373_20132768.jpg

月曜日から新学期、通常授業の我が家のこどもたち。
気がつけば、6年生と4年生に。
小学生はイイなぁ。留年とか無いし。確実に進級できる安心感(特にアニキのほう・笑)。
「今年こそ!アレだわよ、目標とか自覚とかちゃーんと持ち続けて学校生活送ってちょーだいよ。」
いつものことながら・・・やっぱりチョット説得力に欠ける私(トホホ・・)。
「おぉっ!トドのボールショーだっ!」話を変えるか、息子。
「ホントだ!かぁつん見て!!」娘。
今年はどういうわけか、桜もカイドウもいつもなら5月に咲くウラシマソウまで・・・一斉に花盛り。
ヒノキの実のサッカーボール乗せて・・・このウラシマソウ、これからどうするのかなぁ?
f0177373_20143895.jpg

ご近所の六地蔵公園前の枝垂桜は、これからが見ごろ。
昨日は、地区の老人会のお花見会を六地蔵さん前で。
私は最若手(やった!笑)のお手伝いで、チョットだけ参加しました。
みんなでラジオ体操をして、お茶とお弁当と持ち寄りのおやつや漬物で、健康的なお花見で。
私の人生の目標は、どうにかこうにか健康で、いくつになっても現役で織物づくりをするコトですっ!
って、何故か六地蔵さんたちに心の中で宣言してきました。
by senshoku-iwasaki | 2014-04-09 21:00 | 工房周辺
生紬・『スウィートライチ』。
f0177373_201017.jpg

先月織り上げた、『スターフルーツ・シャワー』の第二弾。
トロピカル(!?)格子の妹分も、スターフルーツと同じようなギンガムチェックを取り入れた格子。

前回のも今回のものも、前々回に織った『サヤサヤルルル』の格子の生紬も、共通点がありまして。
ベースは同じく刻みながら・・・リズムはチョットずつ変わります。
ギンガムのチェックは6分置きに定期的。間にくる線の格子はそのつど私のココロのままに。
柄を間違えたのではありません(笑)。
少しだけ・・・気づくか気づかないかわからないくらいチョットだけ、即興的な部分を取り込みたい
のです。織物は、我慢強く根気強く地味な作業の繰り返しで出来ますが。
でもでも、人生とおんなじで(!?)。
自分が当初決めたコト全てがイイとは限らないっ!デザインなんか特に(笑)。
iwasakiがこの世界に入り込むキッカケになった織物は、どこか田舎のお婆ちゃんの自家織物。
のびやかで健やかで、温かくって・・・。
だから、息遣いを感じる織物にしたいと思うのです。特に格子は・・・。
四角四面なんだけど、どこかチョット隙というか風通ししてあげるというか・・・。

なんだけど。糸がとぶ「とび目」や、定期的の部分の柄間違いは、NG!!と決めているので
今回の玉糸は、味わいぶかいのだけど。糸の節が隣り合う糸を絡めて・・・「とび目」しやすく(涙)。
織ってはほどき・・・ナカナカ進みませんで(トホホ・・・)。
それはAさまのご注文の、緯吉野の組成の入った格子着尺を織っているクニヒサも同じく・・・。
東京から戻った翌日から二人して。ため息をつきながら(笑)せっせと織り進めております!
by senshoku-iwasaki | 2014-04-06 21:20 | 着尺・帯
お蔭様で春場所(!?)終了いたしました。
f0177373_2212739.jpg

増孝商店、春の部はお蔭様で・・・思いもかけず多くの方々においでいただきまして。
連日本当に有り難く、感謝のキモチでいっぱいです。
気がつけば25年ほど織物に携わっておりますが。
アウトローで、どこまでもマイナーなiwasakiなのですが(笑)。
今回「iwasakiのHPや、ブログを読んで楽しみに来ました!」
・・・なんて、まだお会いしたコトの無かったお客様に出会うコトが出来ました事、
ビックリしたり、緊張したり、嬉しかったり・・・。
もっともっと作りたかったなぁ・・・。いや、でもこれが精一杯だったんだよなぁ・・・とか。
結局。
クニヒサと私(エツコ)の二人っきりの織物なのですが、
これからどうにか・・・稽古に精進しまして、夏場所を迎えたいと思っております!
お出でくださった皆さま、本当に有難うございました。
どうかこれからも、iwasakiと増孝商店をよろしくお願いいたします。
by senshoku-iwasaki | 2014-04-01 22:57 | 増孝商店 KM