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長座体前屈の神。
我が家の息子(小6)は、保育園のころから運動ギライのやや肥満。
毎日通う小学校では、一学期は体力測定やら陸上競技会の練習やら・・・
息子にとっては地獄の日々。・・・らしい(笑)。
一方、娘(小4)のほうは、運動なら同級生の野球や、サッカー少年にだって負けないサル娘。
息子の肥満抑制(!?)のために、町営プールでの週一回の水泳教室に通わせて6年・・・。
今じゃ、後から入った娘のほうが上級クラスにいる始末。
なのに!
学校からの体力測定カードを見ると、2年ほど前からA~E判定でずっとDだった息子に大異変がっ!
「なーんで!?どーしてあーたがB判定なの?」私。
「かぁちゃん、オレを舐めないでいただきたい。
チョッピリ太めのボクちゃんですが、体は柔らかいのです。」息子。
「うん。全体にプニョプニョしてる。赤ちゃんのころから・・。」私
「ブブッ~!!違います!つうか、かぁちゃんには言われたくないですぅ~。
ボクはですねぇ~。友達から『長座体前屈の神』と呼ばれているのですヨ。」得意気に息子。
どうやら長座体前屈のみ(!?)が数字を稼ぎ、D判定をBに引き上げているようで・・・。
「しょーこは苦手なんだけどね。最近、長座体前屈の平均も下がってるんだって~。
だから、にいちゃんスゴイんだよう。」娘。
「へぇ~!そっかぁ~(笑)。」私。
それって・・・。柔軟力もだけど・・息子、極端に胴が長くて足が短いってコトじゃないかなぁ・・・?
いやいや・・・。
私に似て(涙)・・・旧昭和の日本体型の息子にも、一つくらいはメリットのある測定があっても
罰は当たらないか(笑)。
by senshoku-iwasaki | 2014-06-29 21:42 | 岩崎のある日
湯のしがあがった、Mさまの『結びの紬』。
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先日やっと・・・織り上げた、Mさまの『結びの紬』はほぼ八割が『工程』だったような・・・?
織り始めてもよく抜ける繋ぎ糸を、せっせと結ぶ作業に明け暮れて。でもでも
それだけに味も思い入れもある、iwasaki史上最高にiwasaki的な『何てこと無い』傑作となりました(笑)。

織物で一見・・・『何てこと無い』というのは、組成的に『ちょうどイイ』とうコトでもありまして。
なんだけれど。それだけじゃないトコロがまた・・・織物のわかり難くも奥深いトコロ。
見るからにホワーンとしてるとか、ざっくりしてるとか、ふわふわしている織物は、マフラーのような使い方
ならOKでも、着尺としては向かないコトがあります。

織物を勉強し始めた10代の終わりに、たまたま超有名な某デザイナーさんに
「あなた、織物を志しているなら、これ以上のものは無いから、これを目標にしなさい」と、
タテヨコとも手紡の木綿で生成りのままの反物をみせてもらったことがありまして。
それを作られた方は、当然大先輩で。普段はご自身で紡がれた糸を染めて木綿着尺などを
制作されておられる方です。その反物は、そのデザイナーさんのリクエストで作られたものでした。
もちろん私はそのときも今も、その方の生き方、仕事を、尊敬しています。
けれども、今でも疑問なのは某デザイナーさんのあの言葉。
白よりも美しいモノが無いのだとしたら、織物は成立しないとやっぱり思うのです。
iwasakiは絹織物が多いのですが、真っ白でそれだけで美しい絹糸を手にする度に染色するときは
いつだって、この美しい糸を汚してやいないか?と自分自身に問いかけます。
だからこそ、どんな切り糸だって捨てるコトができないのです。

あれから25年。私なりに織物にしがみつきながら生活をしてきました。
私はやっぱり。
あの生成りの反物よりも、大先輩が普段作っておられる縞や格子の織物が美しいと思っています。
それが『ぱっと見』だけじゃない、織物の深みなのだとつくづくと思うのです。

あのときの、あの美しい白にも負けない(と勝手に信じてます・笑)、色だらけの無地。
Mさまに、サンプルをみていただいたときに
「あのカラフルな繋ぎ糸だったから・・・きっと、すっごく田舎臭いモノになると思ってたの!だから
対丈もアリかと思ってたんだけどね。コレって、すっごくモダンじゃないっ!!オドロキだわ~!」
って、喜んでいただいて。
クニヒサと内心『ヤッター!!』ってガッツポーズだったのです。
向島にお住まいで、いつだってお洒落もお人柄も・・・粋でカッコイイMさまだもの。
繋ぎ糸だからって、フツーに野暮ったいなんて野暮なものじゃないモノにしたかったんですぅ~(笑)。

あのデザイナーさんにいつかもう一度・・・お目にかかる日があったら・・・と思っていたのだけれど。
残念ながらそれは叶わなかったので。
まだまだ・・・生きているあいだ中、私は織物にしがみついて(笑)。
いつか天国で、「織物は深いんですよ~」って言い返してやろうと企んでおります。
by senshoku-iwasaki | 2014-06-27 22:58 | 着尺・帯
Tさまにお送りした、銀河シルクの山形斜文八寸帯・『ルビー』
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昨晩Tさまより嬉しいメールをいただきまして。


>帯地のままの時、生成り色の縦糸は見えていましたが、
>今日切れ端の横糸がツツツーと少しほどけまして、
>初めてルビー色の糸そのものを見ました。

>単独だと、それぞれ味わいはありながらもシンプルだった糸が、
>縦糸と横糸になって織られることによって、こんなにも複雑な美しさの布に生まれ変わる。
>織物って素晴らしい!
>一本の糸から広くて深い布という宇宙を作りだす、織り手さんてすごい!と思いました。


いやぁ・・・。制作者といたしましては、恐悦至極でゴザイマス・・・(汗・汗・汗・・・)なのですが。
iwasakiの織物、iwasakiの脳ミソと同じで(笑)・・・シンプルであります。実に。
山形斜文のような綾織りは、組成としてもシンプル。
そもそもこのシリーズ、まだ試験段階のころに見せていただいた・・・宮坂製糸所で手作りされている
『銀河シルク』という糸が、あまりにもキレイだったので。宮坂さんで生産されるようになってから、
ダイレクトにこの『キレイさ』を表現できる帯にしよう!と作り始めたものです。
なのでタテ糸に『銀河シルク』、ヨコにはさまざまな種類の糸を使ってきました。
タッサーナーシやのような、野趣あふれるタイプだったり。
この『ルビー』には、柞蚕(さくさん)種という野蚕系の生糸です。家蚕より、ギラッとした光沢の絹糸です。
時間帯や角度、照明の具合によっても光り方や見え方が変わる・・・そんな織物にしたかったのです。
iwasakiの織物は、絵のように表現するコトはありませんで。
一見何てコトないものばかり・・・。ですが、Tさまのようにココに宇宙を感じていただけたとなりますと・・・
iwasaki、何よりの喜びですっ!!
織物を表現する言葉って・・・昔の文献でも、研究者だったり文学者だったりするせいか・・・
やたら小難しい言葉の羅列だったり、思わせぶりだったりするコトが多いと私たちは感じておりまして。
iwasakiの場合は、小学生の目線で(!?)五感で感じる織物を作りたいと思っております!

これから・・・。
この『ルビー』は帯として・・・Tさまに末永くお使い頂いて、Tさまの一部になってゆきますことを
願っております。Tさま、ありがとうございました!!
by senshoku-iwasaki | 2014-06-23 20:47 | 着尺・帯
日本刺繍の飯島桃子さんとのコラボ、密かに(!?)増殖中。
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『日本の夏じたく』のときに、先日の生紬と一緒にお直しにお持ちくださったKさま。
これも以前・・・iwasakiで織らせていただいた『貝殻色の紬』。
乳灰色のタテ糸の密度をあげて、ヨコのつむぎ糸は濃い目の紫茶。
タテとヨコのコントラストが強いので、玉虫のように見える無地を作りたかったのです。
あれはたしか・・・息子が7歳、娘が5歳くらいの夏だったような・・・。
海で彼らが見つけた、小さなタカラガイがモチーフでした。
Kさま、こちらもご愛用くださって、古藤さんに一緒にお直しの予定だったのですが。
飯島さんがそのときに着ていたお着物の、花紋に「ステキ~!」
Kさま、iwasakiにオーダーくださるときもそうなのですが、ほとんどお任せなのです。
今回の刺繍も、飯島さんに「合うように、良いようにしてください」とお願いされただけで。
飯島さん、ちゃーんと控えめなKさまにピッタリな花紋を刺してくださいまして。
昨日荷造りをして発送させていただいたところ・・・
「今届きました~!!とっても嬉しいです!さりげなくてとっても気に入りました!!
飯島さんにくれぐれもよろしくお伝え下さいね。次回のコラボもまたまた楽しみになりました。」と。

次回のコラボ・・・。
Kさまからのリクエストは、地紋のあるiwasakiの紬に飯島さんの雪花が舞う・・・予定。
こちらのイメージはもう、アタマに浮かんでおります。
ですが、飯島さんのお仕事はいつも!イイ意味でこちらの想像を裏切ってくれます。
「思いもかけない!!」が大好きなiwasaki。
ekkaもそうなのですが、コラボの一番の醍醐味がこういうところなのだと思っております。
by senshoku-iwasaki | 2014-06-20 22:50 | 着尺・帯
つながりのつながり。
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築140年のこの家。
我が家のリビングは、もともと玄関から土間つづきの旧台所と、農機具置き場(!?)になったり
農繁期とか、人手の多いときに使うような控えの間のようだったけれど・・・。
昭和50年代には子供部屋のように使っていたような形跡があって。
その当時のベニヤ板を剥がしたら、出てきたのがこの壁と柱。槍鉋で削ったような味わい深い
まるでアフリカの古道具みたいで、お気に入りのひとつです。
工房部分の座敷だったところは、フローリングにしたくらいの改装しかしていませんが。
リビング側は、水周りのこともあって、業者さんや大工さんにやっていただきました。
そのときに・・・。大工さんが「イワサキさん、こっちは140年よりも古い、古材で出来てるよ!」と。一体何年もの?
この家を建てる前の家のときの材料で、使えるモノは使う精神が滲み出ているこの景色。
こうなったら、使えるウチは使い切る、iwasakiの精神もさらに繋げて・・・。
この家には、更に長生きをしてもらいたいものですが・・・。
我が家の子供たちは、何が憧れって・・・「絶対マンション暮らし!」だそうで(笑)。
締め切ると湿気るし、雨どいや、裏の水路はすぐに落ち葉で詰まる・・・。
別荘使いには向かない古い家ですが、毎日のちょっとした手の入れ方ひとつで格段に快適になる・・・
この家に暮らしてから、私(エツコ)はかなりの引きこもり(笑)。
食材も日用品も、ほぼ宅配のパルシステムで。買い物に出かけることも無く、ここでの時間が一番なのです。


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by senshoku-iwasaki | 2014-06-17 20:54 | iwasakiの持ち物
yes,we can!
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「エツコさーん、どうでもいいんですけどねコレら、振り分けられてるんですか?」クニヒサ。
「もっちろーん!着尺の織り上げ部分の長い切り糸はこのイケアのクッキー缶で、今は
この丸缶二つを供米袋に入れて・・仕事場とリビングを行き来ね。
織りつけの短い切り糸はクリスマスじゃないほうのイケア缶。ショールの糸はこっち。
このチョコとか入ってた、小さめ缶は携帯用ね。移動中とか、滞在先とか。角型缶には
銀河シルクの切り糸ばっかりなのよん。今度、銀河シルクの結び糸シリーズ考えてんの!」私。
「ほぅ!宮坂製糸所の銀河シルクも、そんなに貯まりましたか・・・。イイかもしれませんねぇ。」クニヒサ。
「でしょっ!!あー。もう忙しいわー。誰かアタシを休ませてぇ~!みたいな感じよー(笑)。」私。
「『これ以上糸繋ぎすると、命の保障はありませんよ』ってドクターストップかかっちゃいますね。」クニヒサ。
「そーそー!そーゆーの好き(笑)。」私。
「かぁちゃんはイイなぁ。幸せそうで。」小6息子。なんだなんだ!
お幸せな私、今日も大統領のように(!?)目まぐるしく手指と踏み木を踏む足だけ動かして仕事中!


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Mさまの繋ぎ糸だらけの『結びの着尺』、予想通りに悪戦苦闘しながら・・・
それでもココロ穏やかに(笑)、ただいま九合目あたり。死の淵(!?)をようやく越えたあたり。
by senshoku-iwasaki | 2014-06-15 20:48 | iwasakiの持ち物
整経中の半巾帯『savon』。
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和モノであんまり使わないカラーで、半巾帯を作ろう!と思い立ったのは数年前。
頂き物の、大好きなデメルのクッキーをクニヒサと食べながら。

「私はこの、ピスタチオが好きです・・。あれ!?今、缶じゃないの?」クニヒサ。
「缶じゃないのよ~。もう10年ちかくになるかも。もっととっておけばよかったなぁ。
引越しするときに何個か捨てたのが後悔だわ~。それからなのよね~アタシ、
イケアのクリスマスクッキー缶が捨てられなくてぇ・・・。(今は全部切り糸入りだけど。)
おっ!このカラーリングで半巾、カワイイかも!?」私。
「あぁ・・・たしかに。イイかもですねー。」クニヒサ。

デメルといえば、ウィーンのアーティストが描いたという・・・あのステキなパッケージ。
そのデザイン缶が欲しくて(笑)、自分用に(贅沢にも)クッキーを買ったのは20代のとき。
せっかくデメルのショップに来たら、ザッハトルテを選んじゃうそのキモチを抑えて(笑)。
食べたらやっぱり美味しくって~。日持ちする手土産にしたり、時々は自分用にしたり。

あのとき出来た、『savon』のシリーズ
ブログをご覧になった、Hさまからのリクエストで・・・。
クニヒサ、自分が作ったくせに(笑)、何度も写真を見ながら糸を染めて。
「イイなんて言われちゃうと、すぐ復刻したくなるんだけど。すぐ忘れちゃうんで・・・。
ノート見ても自分が何書いてんのかわかんなかったりしてね・・・(笑)。」クニヒサ。
「ダメじゃんっ!三島由紀夫みたいな、緊張感溢れるナルシストさがないと!これじゃ、
門外不出の暗号文のようだわよっ!」って、人のコト言えない私(笑)。
復刻といえば、デメルのクッキー缶、復刻販売してくれないかなぁ・・・。
by senshoku-iwasaki | 2014-06-12 21:18 | 工程
三つの夏を乗り越えて・・・Kさまの生紬。
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川の流れのイメージの、『サヤサヤルルル・・』の生紬を、
「私ね、暑がりだから夏はキモノを着ないのよ。」とずっとおっしゃっておられたKさまが
「なんだかね、コレなら着てみたいかも。」ってお選びいただいてから3年が過ぎ・・・。
「5月から9月まで、本当に夏のお茶のお稽古に随分と着ているの。
エツコさんみたいに、お風呂場で水洗いもしてサッパリと愛用させていただいてるのよ。
でも、ずっとお稽古で正座したり立ったりでしょ・・・どうしても背縫いの、お尻とふくらはぎ
のところの縫い目が割れてきたので、古藤さんに直していただこうと思って・・・。」と。
先日の『日本の夏じたく』のときにお持ちくださったので、お預かりして。iwasakiとは
永ーいおつきあいの、郡上八幡の仕立士さんの古藤さんより戻ってきました。

「イワサキさんのは丈夫なもんでぇ。生地が切れるようなことは無いでぇ、今回は縫込みを
深くして見えんように押さえ込んだんやけども、これからもいくらでも補修できるもんでぇ・・
いつでもまた言っておくんなれたら有難いわー。それにしても新品のときとはまた違う、
ええ風合いになっとるねぇ」と、いつも穏やかな郡上弁で。

iwasakiの紬は、規格を変えるコトで春秋向き、夏用、冬向けヘヴィーデューティーな綾織りと。
一年を通して単衣でも大丈夫なように制作しています。
なんでかというと、私(エツコ)は単衣が好きだから!(笑)。自分で水洗いして、出来るお手入れ
は自分でして。私における紬は、デニムなのです。
愛すべき・・良いデニムって、ユーズド感しかりユーザーが自分で育ててゆくもの。
大事に着たければ、毎日連続では着ないとか、ユーザーのほうで自分のルールでおしゃれを
楽しんでいると思うのです。
iwasakiの紬は、デニムに比べたら高価だけれど。そんなふうに、なんでもないフツーの日を
存分に楽しむ衣になってほしいなぁ・・・と。

『風合い』は、着ることで生まれるユーズド感のひとつだとiwasakiは考えます。
新反のうちからフワフワの風合いでは、手つむぎや手織り感があるように見えるかもしれませんが。
お尻や膝がぬけて、永くは着れません。
袷にして、仕立てで丈夫にするなんていうのも・・ビンボー症のiwasakiには無理な考えです(笑)。
『民藝』の根本には、堅牢さがありますから~。

それにしても、久々に手にした『サヤサヤルルル』。
Kさまに大切に着ていただいて、空気を孕んでホントにイイ感じ。
日舞でキモノを着る方は、腰巻をギュギュッ~と締めるというけど。
夏は暑いからなぁ・・・。
私も夏は、綿楊柳のステテコで(笑)。キモノもゆったり、キモノの中もゆったりだから。
私の生紬は自分で、見よう見まねでお直しをやってみようと思います!
by senshoku-iwasaki | 2014-06-09 21:19 | 着尺・帯
Mさまの繋ぎ糸だらけの着尺に取り掛かりながら・・・。
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タテにもたっぷり、総糸量の三分の一が繋ぎ糸。
おまけにクニヒサがあわせた糸が、ツルツル生糸じゃなくて(涙)。
かなーり味わいのある玉糸だったりするものだから、こりゃ難航するだろうなぁ・・・と。
なんだけど、先日サンプルを織ってみて・・・iwasaki史上最高の、iwasaki的織物
になりそうな予感ビンビンの一品ではあるものの。これから織るのは私(エツコ)。
ヨコ糸の繋ぎ糸を小管に巻きながら・・・ふと。

「小学校のときだったんだけど、知能テストのおまけみたいに『職業適性診断』みたいな
のが千葉ではあったんだけど・・・。東京もあった?」私。

「んー!?記憶には無いなぁ・・・。それでエツコさん、何が向いてると?」クニヒサ。

「それがねぇ~。エンジニアとか接客とかあったはずだったんだけど。
なぜかアタシ、提灯貼りとか和傘制作とかっていうのが突出して適合とか出て(笑)。
そんな時代劇に出てくる、武士の内職みたいな仕事なんて無いじゃーんっ!って
確か・・・小4くらいの頃だったんだけど、何なんだろう?って思ったコトがあって。」私。

「ハハハ・・・。見事にどれも。地道な作業の連続と、高度なコツの要する職人仕事ですね。
それは『金の卵』世代の頃に始まった、『適性診断』だったのかなぁ?」クニヒサ。

「あー!そーだったのかも。翌年から無くなったから、時代にそぐわないってコトになった
のかもねー。九つと六つ上の兄たちも当時「まだやってんだ~?」って笑ってたから
きっとそうなのね。アタシのその突出した結果に、兄たちまた大笑いでさ・・・。けどあれ、あながち
ハズレてなかったというか・・・当たってたというか・・・。上の兄はエンジニアと出たし、
下の兄は役者、芸術家と出たと言っていたと思うのよ。」私

「ほう!それはスゴイ。エツコさんはそれらじゃなくて、提灯貼りと?」クニヒサ。

「そ!それもね、ウナギの栄養成分みたいに突出して(笑)。あと団扇とか蝋燭づくりとか・・・。」私。

考えてみたら
時代に逆行していたのはその診断ではなくて。アタシそのものだったのかと・・・。
35年も昔の直感だけの診断で、今の自分が映し出されていたなんて(笑)。

かなり織りづらい・・・今回のMさまの着尺。
手指のわずかな感覚と、両眼の、糸目だけを見るための焦点合わせ力(!?)を駆使
しまくって立派な提灯・・・じゃなかった(笑)結びの着尺、2週間を目標に織り上げますっ!
by senshoku-iwasaki | 2014-06-05 20:36 | 岩崎のある日
娘の養殖場。
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我が家のサル・・・じゃなかった(笑)、誰に似たのかワイルドな・・・
小4の娘は、小さい頃から木苺や桑の実が大好き。
ありんこがついていようが、ヒルにつかれる危険があろうが、足場が悪かろうが
全くお構いなしで。
家の周りにも娘曰く『養殖!?』で、日当たりの良いところは木苺が増えたのだけど。
娘と、鳥と、本物のサルで美味しいところの睨み合い(笑)。
この争い、やっぱり一番早起きな鳥さんたちが勝利することが多く。
そのお陰でまた・・・年々木苺が増えるコトとなりまして。
これが鳥さんを見逃してあげるコトで、自分のチャンスも増やすという・・娘の『養殖』
作戦らしい。
「損をすることでね、得をするの。家の庭のは、鳥さんにあげて。鳥さんも気づいていない
秘密の場所を、高等動物のしょーこさまはちゃーんと見つけてあるの。ふっふっふっ・・・
ねぇ、かぁつんも行かない?」
「えー。アタシ、虫キライなんだってば・・。ヒルがいるし、ヘビだって出るよぅ。やだやだ・・。」私。
「つまんないの~。きのうね、キジの夫婦がいたんだよ。イノシシの親子も見たんだよ!」娘。
「得意気に言われてもねぇ・・・。キジはともかく、ちょっとイノシシは危ないんじゃない?」私。
「しょーがないなぁ。オレがついていってやるか。」どん臭い小6兄。
「兄ちゃん、足場悪いけど・・・。」さすがに足手まといとは言えない娘(笑)。
結局・・・クニヒサが獣対策についていくことに(笑)。
損して得をする、共存共栄な我が家のおサル。彼女が一番生きる力が強いかも。
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by senshoku-iwasaki | 2014-06-03 21:55 | 岩崎のある日