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生紬・『マンゴーシャーベット』準備中です。
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先日クニヒサが染めた糸は、昨年『日本の夏じたく』展でご注文いただいた・・・
東京のSさまの生紬になる、宮坂製糸所さんの上州式座繰り玉糸。
クニヒサ、いつものようにグルグル・・・木枠に巻き上げて、一昨日整経を。
昨日は二人で機にタテ巻きしまして。玉糸の節が絡みやすく・・綾棒を動かすのにコツが要ります(笑)。

昨年のお正月頃でしたか。
手織りらしいランダムな格子の好きな私(エツコ)と、機械織りっぽいギンガムチェックが好きなクニヒサの
両方を取り入れた生紬を作りたいと思いまして。当初はトロピカル三姉妹の予定でした。
最初にデザインをたてたのがマンゴーシャーベット。次にスタフルーツシャワー、そしてスウィートライチ
スターフルーツとライチは作ったのですが、マンゴーは「夏物でオレンジってのも・・・どう?」と。
クニヒサにストップをかけられて(!?)お蔵入りしていたのですが。
『日本の夏じたく』に出展されている、横浜の山本きもの工房さんで和裁を習われているSさま。
昨年スウィートライチをご覧になられているときに、そんな話をさせていただいていたら・・・。
「じゃ、ぜひ『マンゴーシャーベット』注文させていただきたいのですが・・・。」Sさま。
「糸を染めたら、サンプルをお送りいたしましょうか?」という私たちに・・・。
「お任せします。イワサキさんの作られる『マンゴーシャーベット』、楽しみにしています。」と・・・。
結局。
クニヒサがノリノリで(笑)糸染めをしまして。ノリノリの整経。

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ノリノリで綜絖通しと筬通しを進めるクニヒサ。
明日お天気になったら、ヨコ糸もノリノリで染める予定。
ヨコ糸が染まったら・・・今度は私にバトンタッチ。緊張しますが・・・。
Sさまのご期待に副えられるよう、ガンバリます!!
by senshoku-iwasaki | 2015-02-26 21:45 | 着尺・帯
2015・春夏向け『sunriseショール』織っています。
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先週から私(エツコ)が織っているのは、春夏向けのsunriseショール。
2メートルのショールのなかで、大きく色が変化してゆく・・・その日、そのとき、その瞬間の私の
ココロのまま。織ってる私でも、ふたつと同じモノが作れない・・・まさにある朝のsunnrise。

私はモノを作るうえで、何かを生かして何かを殺す・・みたいなコトだけは出来なくて。
この道に入ってしまうキッカケになったのが、どこかのお婆ちゃんがかつて織ったくず糸だらけの
自家織物でして。だからこそ、切ってしまった糸だってゼッタイ捨てられない・・・。
繋げるのが間に合わなくても(笑)。

このシリーズ、私は『楊柳のストール』と並んで大好き!な仕事でして。クニヒサは織りません。
何が好きって、工房中の残り糸の逆算から生まれてくる・・・『冷蔵庫のお掃除でごちそうメニュー』
といったところがたまらない・・・のです(笑)。
木枠に巻いてちょっとだけ残ったタテ糸、着尺や帯地を織ったあと小管に巻かれたままのヨコ糸。
ちょこっと節のある、つるっとした座繰りの玉糸、セリシンを残した硬い糸、まわたのふわーっとした糸・・
手触りもツヤも、太さや細さもまちまち、いろんな絹糸の、いろんな色が作り出す不思議な色。
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絹糸もたんぱく質ですので、新鮮なほうがイイに決まってる!と思っています。
今回のsunriseには、さっそく新春にかかっていた着尺や帯地の糸たちが・・・。
今年のクニヒサのお気に入りカラー、ターコイズブルーもグリーンもイイ仕事をしてくれています。
ちょうど1.5メートル付近でコーヒーブレイク。やっぱり今日は、ブラジルサンライズ!
by senshoku-iwasaki | 2015-02-24 21:14 | 纏う布・暮らしの布
雅趣 Kujiraさんでの三人展、終了いたしました。
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お陰様で終了いたしました。
お出でいただきました皆さま、Kujiraさん、本当にありがとうございました。
約2年ぶりのKujiraさんでの出展でしたが、前回よりも面白くなっていたらイイなぁ・・・。と
思いながら制作しておりましたが。そんな私たちの思いが少しでも・・・感じ取っていただけた方が
ありましたら、作り手としましては何よりも嬉しいです。
iwasakiは、ゆっくりゆっくりとしか進みませんが(涙)。チョットずつ変化(!?)進化(!?)出来るよう
努力していきます。どうかこれからもヨロシクお願いいたします。

写真は、最最近作!(ホントについ最近・笑)の銀河シルクの山形斜文の八寸帯地。
ヨコ糸に柞蚕種の生糸を、クニヒサお気に入りの(笑)ターコイズブルーに染めて。
Kujiraさんにお問い合わせいただいて、会期中に追加でお送りさせていただいたものです。
iwasakiは、生きるコトと織物づくりがどこまでも一緒。
だからiwasakiの織物が充実していれば、私たちが充実しているというコトでして。
iwasakiのなかで、今キテル色だったり、織り方だったり、糸使いだったり・・・をしつこくしつこく(笑)
あれやこれや展開していくなかで、もっともっと引き出しを増やしていけるよう、伸びシロを信じて(笑)
勉強してゆきたいと思っております!
by senshoku-iwasaki | 2015-02-21 22:13 | 展示会・お知らせ
織り上がったばかりの『地紋のある紬』の新シリーズは・・・。
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名づけて『3Dぼわーんと格子』!と思いながら・・・楽しく織り進みまして。
久々に・・・私(エツコ)だけの現象!?なのですが(笑)。久留米絣の生みの親、『井上伝』降臨かと
自分で勝手に思うくらいの・・・数年に一度やってくるかどうかキセキの波がやってきた一週間でした(笑)。

タテヨコともに4色のグラデーションで、越し数を数えながら四角のブロックの大小で丸を作るのですが。
タテのグラデーションの縞が、視覚の邪魔をして・・・ナカナカ丸が見えてこないハズなのですが。
それがそのうち・・・焦点が地紋の丸を捉え始めると・・・今度は丸の中に格子が見えてくる錯覚格子。
地紋のシリーズは、光の凹凸が出来るので・・・織物なんだけど垂れモノのようなゴージャス感があります。
今回のものは更に格子、という織物のなかでもカジュアルな部類に属するハズなんだけどきっと・・・。
これも仕立て映えのしそうな、ドレッシーな一着になるんじゃないかしら~!?とかイロイロ妄想しながら
織っておりました。

今回のカラーは、昨年末からクニヒサのなかで流行っている(!?)お気に入りのカラーでして。
トルコブルーからトルコグリーンといった感じの色味。糸染めや糊付けなどなど担当のクニヒサ自身が
なんといってもテンションが上がってくれれば、織り上がりまでの長い道のりも順調に進むコトが多く。
今回はちっちゃい神様たちも手伝ってくれて・・・(!?)かなりイメージに近いものになりました。
このシリーズ、色違いだったり糸の種類を変えてみたり・・・と、これから更に変化を楽しみたいと思います。
by senshoku-iwasaki | 2015-02-18 21:17 | 着尺・帯
雅趣 Kujiraさんでの三人展開催中です。
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11日、12日とKujiraさんにお邪魔させていただいたクニヒサ。
「初日はオープン前からお越し頂いたお客様がいらして・・・。
私は10時半ころ行ったのだけど、お客様が大勢でびっくりしました。」クニヒサ。
Kujiraさんがこの展覧会に向けて、お客様と一緒に盛り上げてくださっていたのがとても伝わってきました。
中島いつ子さんの独特なテクスチャーの織物。
遠藤あけみさんの世界観溢れる型絵染め。
中島さんも遠藤さんもお目にかかったのは初めてでしたが、
今回ご一緒させていただいて大変刺激になりました。
お二人のように、iwasakiもiwasakiならでは!になれるよう・・・ガンバリたいと思います!
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雅趣 Kujiraさん、大正時代の建物で大変風情があります。
ゆったりとした時間のなかで、お客様もみなさん・・・ゆっくりと作品に触れていただいております。
15(日)・16(月)は定休日ですが、21(土)まで開催中です。
by senshoku-iwasaki | 2015-02-14 22:18 | 展示会・お知らせ
いよいよ明日から・・・。
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雅趣 Kujiraさんでの展覧会がはじまります。
新作の、ピカピカな銀河シルクの八寸帯地も出品いたします。
一昨日から・・・全国的に冷た~い空気に包まれておりますが。
明日からは、穏やかな春の日差しが期待できるとイイなぁ・・・と。

11日・12日は、クニヒサもKujiraさんに参ります。
お出かけいただけたら嬉しいです。
by senshoku-iwasaki | 2015-02-10 20:19 | 展示会・お知らせ
『地紋のある紬着尺・shamrock』。
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Kさまの『地紋のある紬』に取り掛かる前に、私(エツコ)の仕事始めだったのがこちら。
地紋がまるでクローバーのようなので・・・shamrock。
四つ葉のクローバーがいっぱい!並んでいるようだから・・・。
イイコトが、いっぱい連なるとイイなぁ・・・と思いを込めて。
タテ色の紺と、ヨコ色のターコイズブルーっぽいグリーンが(この辺りのカラーが、最近クニヒサ
のお気に入りのカラーのようでして・・・)見る角度によって、葉脈っぽくも見えます。

クローバーといえば。
今じゃ、まるで合わせ鏡のようなトホホな息子(涙)だけれど。
2歳の頃から・・・何が得意って、四つ葉のクローバー探しと、川原でカタチのイイ丸い小石
を見つけ出すのだけには・・・かなーり長けていて。
今から思えば、だからなんだ!?という、およそ何も役に立たない特技ではあるのだけれど(笑)。
5歳くらいまでなら・・・こーゆーしょーもないコトでさえ『天才!』と思える、親バカでいられたものの。
久しぶりに開いた、谷川俊太郎さん編纂の『祝魂歌』という詩集の中。
吉野弘さんの『初めての児に』の詩のページに、2歳の彼が保育園で始めて見つけた小さな小さな
四つ葉を見つけて。
ちょうど娘が生まれた夏だったけ。
そーだそーだ、人はみな生まれたときから・・・生きては帰れない旅に出ているのだもの。
しょーもないとか、役に立たないとか・・・世の中的にどうであれ、親くらいは決めつけちゃいかんと
思ってあげられる親バカでい続けたいものだなぁ・・・と思いつつ。
今から思えば!?
運動ギライの息子は、娘のように駆けまわったり泳いだり・・・が苦手だったからしゃがみ込んで
お宝さがしが好きだったのかと・・・。
今じゃ、ソファにどっかり座り込んで。モンハン4G(ゲーム)なら何時間でもOKな子に(涙)。
10年前の四つ葉では、そろそろ仏の顔も限界かもかも(笑)。
by senshoku-iwasaki | 2015-02-08 20:57 | 着尺・帯
新作の吉野格子・九寸帯地『CANDY LEI』。
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年末から年始にかけて・・・クニヒサが取り掛かっていた、新作の吉野格子の帯地は
キラキラ・・・とポップなキャンディーレイのようです。
昨日、郡上八幡の湯のし屋さんから上がってきました。

旅立ちのとき、卒業や入学・・・人生の節目には、花束だったり花飾りだったり。
キャンディーで出来た、きれいな首飾りも嬉しいプレゼント。
いくつになっても・・・いつだって新しい自分たちの扉を、開けたいと願って止まないiwasaki。
長い冬、土の中でじっと春を待って。
温かな日差しを浴びて、一斉に開きだす花々のように・・・。
春に限らず・・・
この帯が、どなたかの何かの、新しいココロの扉を開けてくれたら・・・
これ以上嬉しいコトはありません。

2月11日からの、雅趣Kujiraさんでの展覧会に出品いたします。
11日、12日は、クニヒサも雅趣Kjiraさんに在廊いたします!!
by senshoku-iwasaki | 2015-02-05 21:08 | 着尺・帯
愛知・刈谷『雅趣 Kujira』さんでの展覧会がはじまります。
中島いつ子・遠藤あけみ・染織iwasaki 作品展
2月11日(水)~21日(土)  ※15(日)・16(月)定休日
雅趣 Kujira
〒448-0821 刈谷市御幸町1-301
tel0566-25-9337

一昨年前からお話を戴いておりまして。
『雅趣 Kujira』さんでは2回目の展覧会です。
今回は帯を中心に。
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私(エツコ)、最新作の銀河シルクの山形斜文八寸帯地を間に合わせたく・・・。
クニヒサが『地紋のある・・・』の、新作の準備に取り掛かっているあいだ中・・・。
せっせと無言で織り進めております!
最新作の銀河シルクは、タテ色がアイボリー。
ヨコ糸には、中国の野蚕系・柞蚕種のギラッとした生糸をウルトラシルバーに染めて。
ツヤツヤのタテの銀河シルクが、光を集めて・・・ダイヤモンドダストのよう!

連日・・・胸が痛くなるようなニュースばかりで、気分は暗くなりがちだけど。
山形斜文のような綾織りの組織は、世界各国共通の伝統的な組成。
ガンジーの糸車を思い浮かべながら・・・武器じゃなくて杼(シャトル)を持とう!と
ココロで叫んでおります。
平和で、心穏やかでないと、視覚的に少ーしずつ変化する・・・地味な織物に宿る
小さな小さな神様たちは、どこかへ隠れてしまいますから・・・(笑)。
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by senshoku-iwasaki | 2015-02-04 21:01 | 展示会・お知らせ
次なる『地紋のある・・・』は。
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タテ糸が4色のグラデーション。
海のような。湖畔のような。新緑の頃の木漏れ日のような。いやいや、真夏の森で見つけた滝のような・・・。
私たちのイメージどおりになれば・・・地紋のマルは、ぼわーんと立体的になる予定なのだけど。
気がつけば。
20年以上織物にしがみついているにも関わらず・・・まぁ、思い通りになった試しが無いっ(涙)。
というのがiwasakiの常なので(トホホ)。思わぬアクシデントは、想定内で進めています。

1月は、私たちの近しい若いご夫婦で・・・偶然にも出産が重なりまして。
お祝いを用意しながら、おめでとう!のほかに一言添えようと思いながら・・・。
「・・・ん!?何も言えない・・・。」
「かぁちゃん、まるで北島康介じゃん!」小6息子。
「いや、全然違うでしょ、真逆側!・・・てか、原因はあーたでしょーがっ!
12年経ってコレじゃ、アタシの子育てがおかしかったってコトじゃないの~!
でもどこまで遡っても、ほかにどうにも出来なかったのもアタシなんだわ・・・(涙)。」私。
幼子の頃より、何かが欠落している息子・・・困ったコトに、忘れ物や紛失物がハンパ無く・・・。
学校のほうから、幾度となく厳重注意を・・・。中学では減点制になるので、進学にも差し支えるからと・・。
「かぁちゃん、オレは生きる上で何一つ見失ってるモノなんてないよ。むしろそんなコトでしかオレという
人間を評価出来ないのなら、本質を見失ってるのは先生たちなんじゃないかと。オレは・・・
イテテ・・かぁちゃん、スリッパで叩くなよぅ~。それに、なんかカメムシ臭いんだけど。」息子。
「あ、さっきうっかり踏んじゃったんだわ(笑)。ばかたれ。」
まったくもぅ~!でも確かに、人間は生まれたとき・・・素っ裸で、無垢で眼も見えず。
これくらいのコトは、人より出来たほうがイイかも?とか、
これくらいの学校には行った方がイイんじゃないか?とか、もしかして周りのオトナが本人が望んでない、
勝手に幸せだと思う服を、無理やり着せようとしているのかもかも。

ま、元気ならいいか。と結局。
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今日は節分。
クニヒサ、タテ糸を今日は筬に通すところまできまして。
機にセットして、綜絖通しが間違ってなければ・・・(間違ってませんように!)
明日はヨコ糸を二人で決めます。

明日からは、春のはじまり。
一家で無言で恵方巻きも食べたし、めざしも焼いて食べたし。
もっちろん、子供達以上に私(エツコ)は張り切って豆もまいたし。
おバカな母にも息子にも、福がやって来ますように!
by senshoku-iwasaki | 2015-02-03 21:45 | 工程