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増孝商店・夏場所'15お陰様で終了いたしました。
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連日猛暑のなか、お出でくださった皆々様・・・ありがとうございました。
お陰様で、今場所も無事終えることができまして。
iwasakiこれから・・・しっかりと秋冬にシフトを切り替えたいと思います!
今場所中にシコシコと、手つむぎしておりましたまわた糸もかなり貯まりましたので。
(内職の捗る商店って・・・!?笑)新作の着尺となって近い将来登場いたします。

iwasakiにとって増孝商店は、細い細い絹糸なのです。
それもまわたの手つむぎ糸のように・・・。切ろうとしてもナカナカ切れない。
軽くて柔らかいくせして、じんわりじんわり締まってゆく、まわたの糸のように。
たくさんの人を魅了するようなモノではないかもしれませんが、
路地を一本入って、手動の硝子戸を押して入れば・・・
そこはマニアックな手織物の小世界。

これからも。
マニアックな(一部の!?)織物好きな方々にも、またそうじゃない方でも
新たに織物スイッチが入っちゃうかもしれない(入っちゃったらウレシイ・笑)
織物づくりに励みたいと思います。
次回冬場所は、暮れも押し迫った頃・・・となりますが。
またお目にかかれたら大変嬉しいです。

今後ともiwasakiの増孝商店を、よろしくお願いいたします。
by senshoku-iwasaki | 2015-07-30 20:11 | 増孝商店 KM
増孝商店・夏場所’15いよいよ明日千秋楽です。
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連日猛暑のなか・・・ひっそり営業しております(笑)。
『冷た~い織物ありマスコー』とか看板を出したいのですが(ウソです・笑)。
冷たい織物は無いので・・・。せめてひんやり、さらっとした質感の
セリシンを残したタイプの絹織物を中心に並べております。

iwasakiの八寸帯地や、半巾帯にはセリシンを残した絹糸を、タテ糸に
していることが多いのですが。
ヨコ糸との兼ね合いももちろんありますが、とても『締めイイ』と
ご好評いただいておりまして。
今場所はとくに「半巾帯を使ってみて、とてもヨカッタわ~」というお声を
何度か耳にいたしまして、すっかり気をよくしているiwasakiです(笑)。
やはり、実際お使いくださったご感想で、しかも色や柄だけじゃなくて
使いやすかった!というのは・・・とてもチカラが湧いてきます。

今場所は、今日と明日のみとなりました。
よろしければ小さな小さな商店ですが・・・お出かけくださいませ。
by senshoku-iwasaki | 2015-07-28 12:39 | 増孝商店 KM
増孝商店・夏場所'15はじまっております。
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いつものようにゆるゆると・・・まったりと(笑)。
私(エツコ)は久々に、まわたをつむぎながら。
クニヒサは裏方のほうで、裂き織りをしながら。
内職(!?)商店、営業中でございます。

私が今つむいでいるのは、まわたをピスタチオ、ピンク、ゴールドに染めたものと
白いままのまわたを合わせて。マーブル状のシルク糸を作っています。
お道具は、とっても原始的な『久米島式まわたつむぎ台』と呼ばれる道具です。
本来は白いままで糸をつむぎ、糸になってから染めるのですが、
私が手つむぎする際は、このように超不規則な(笑)マーブル状の糸なのです。

iwasakiで使用する素材は、絹がほとんどです。
なんてったって絹は、魅力的な素材でして。
軽くて暖かくて涼しくて、そして堅牢と。
これ以上贅沢で元が取れる(!?)日常着は無いかもしれません・・・。

絹はとにかく長繊維。
なので、まわたから糸にするのに『撚り』は必要ありません。
ウールや、木綿、亜麻などは紡毛機にかけて『撚り』をかけなければなりませんが、
まわたのつむぎ糸は、ただ濡らした掌で転がして・・・毛羽を抑えるだけで糸になります。
こうしてつむがれた糸は、そのままヨコ糸になりまして。しっかりタテ糸とヨコ糸の規格が
合っていれば、長く使っても木綿のように糸が痩せることもなく、しっとりとろんと馴染みます。
そうしていくうちになんともいえない『風合い』を生み出してくれます。

増孝商店もiwasakiにとっては、大切な過程ののひとつです。
使い手であるお客様と、直接お会いしてお話をうかがって・・・
そしてそれが近い将来より、使い手に沿った『風合い』の生まれる織物になれば!と。
この暑いときに・・・たった一週間の営業ですが、よろしければぜひ!
皆様のお越しをお待ちしております。

※明日25日は、隅田川花火大会のため11時~15時の営業となります。申し訳ありません!!
by senshoku-iwasaki | 2015-07-24 20:11 | 増孝商店 KM
増孝商店・夏場所'15いよいよ始まります。
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南部町の工房周辺では鳴いていなかった、ミンミンゼミの声を聞きながら・・・。
この数ヶ月・・・買い物にも出かけず(笑)引きこもって作っていた反物たちを並べております。
一日のうちのほとんどを、これらの制作に充てていたわりには・・・?
やっぱり生産効率の悪い仕事だったのかぁ・・・。と改めて(笑)。
でもとっても楽しい上半期の仕事でした!
iwasakiの小さな舟は、海を越えて空を飛んで。空想の旅を繰り返しております。
今年は、地中海方面から東欧の小さな街を経て・・・中央アジアをゆるゆると・・・。
やっぱりシルクロードも辿りたいなぁ・・・。妄想の、織物の旅のお土産は。
iwasakiですから、どこに行ってもその土地の、子供も大人も老人も。
みーんな関わって出来たような自家織物たちです。
帯に、着尺に、ストールに。小さな敷物も。
蒸し暑い東京の夏・・・蔵前までお越しいただけましたら嬉しいです!

増孝商店(ますこうしょうてん)・夏場所'15

7.23 thu→7.29 wed  11:00-19:00 
☆25日のみ11:00-15:00

増孝商店
台東区蔵前1-6-11
by senshoku-iwasaki | 2015-07-22 19:32 | 増孝商店 KM
増孝商店・春場所中に繋いだ糸が・・・。
この度、新作の緯吉野の八寸帯地と半巾帯に入りました。
宮坂製糸所の銀河シルクと、赤城の節糸、カバーリングされたキビソ糸などなど。
今まで八寸帯地で使ったタテ糸たち。
織り上がって切り落とされた20センチほどの糸、織りつけの10センチほどの糸を
『はた結び』した糸です。
繋ぎ糸は結び先が、チョンチョンと出るのがカワイイ(!?)のですが。
今回の使い方だと、チョンチョンは切ってしまったほうが仕上がりがキレイなので。
クニヒサが織ったこの半巾の、チョンチョンカット(笑)をしながら検品中。

緯吉野の、くねくねとした波のような畝の微妙な色糸。
途切れたり、始まったり。
まるで生きてるみたいに。

私たちが学生のころ、大師匠は「ひとすじの糸のいのちを大切に」ということと、
「一日に(絣や格子など)一デザインを考える」とおっしゃっておられましたが。
あれから27年ほど経った今も、バカみたいに私が続けているのが糸繋ぎ。
デザインは後回し(笑)。大師匠ゴメンナサイ。
こんな脈略の無いような(実は脈略だけは考えて繋げていますが・笑)
繋ぎ糸を入れた織物が見せる、『思いもかけない』面白さを超えたデザインを、
私には描くことは出来ないから。

昼間、ひたすらに織るコトができる悦びから生まれた切り糸が、夜に繋いでまた
ひとすじの糸に蘇り、そしてまた『思いもかけない』悦びをくれます。
ちっちゃいちっちゃいリサイクルなんだけれど、私(エツコ)にとっちゃ大宇宙。
糸繋ぎをしていたら、イヤなコトも忘れちゃう。喧嘩も面倒くさくなっちゃう(笑)。
この糸繋ぎ、阿倍さんにも教えてあげたいなぁ。

そんなちっちゃなLOVE&PEACEなこの半巾帯も。
23日からの増孝商店・夏場所に並びます!

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by senshoku-iwasaki | 2015-07-20 21:44 | 増孝商店 KM
最新のショール、sunriseは。
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sunrise史上最高かもしれない・・・(笑)と。
私(エツコ)の仕上げの際の、毎回のセリフです。

ずっとお天気が怪しかったのと、梅雨の晴れ間は染めた糸や
糊付けされた糸たちと、我が家の洗濯物に干し場がいっぱいで。
湯通ししたショールを干す場所が無く・・・。
台風前にようやく湯通しができまして、今日やっとタグ付けも完了。

まだまだ・・・増孝商店・夏場所に向けての半巾帯を織っている
クニヒサの脇で、最近織り上げた八寸帯地たちの検品をして。
キュッキュッと芯に巻いて反物にして。
sunriseに限らず、検品をして仕上げが終わると。
工房で機にかかっていた『途中の布』から、目的用途のある『商品』
といった顔に変貌してゆきます・・・。
ですので。
近いうちに嫁に行くかもしれない(是非とも行って欲しい!・笑)
お嬢さんたちだもの・・・。
「イイよ~!イイね~!キレイだよ~!最高!」と褒めまくってみたり。

でも本当に。
昨日より、半年前より、3年前より断然!今日がイイに決まってる!
最高の今日よりも更に。
明日はもっと傑作の(!?)、新しい太陽が昇ってくると信じております(笑)。

そんな新作sunriseも。
23日からの増孝商店・夏場所に並びます。
by senshoku-iwasaki | 2015-07-17 22:09 | 増孝商店 KM
梅雨の晴れ間に糊付け。
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次に掛かる着尺は、Uさまの杉綾織りの紬。
紺のタテ糸に、グレー系の予定。
増孝商店・夏場所で、サンプルをご覧頂いて・・・
Uさまのイメージに近いものを決めていただこうと。

その前に。
秋に向け・・・同じ紺のタテで、ヨコにこの小豆色の
新色を作ろうと思っているのです。
先日織り上げた、銀河シルクの山形斜文の八寸帯地
『漆朱』のような、ざらっとした風情にしたくて。

23日から始まる、増孝商店・夏場所ですが。
iwasakiは、まだまだ走っておりまして。

半巾の新作を織りながら、もう一つの機にはiwasaki
とサカタとのコラボ、ekkaの初期のころよりのユーザー
さんである(それもご夫妻で!)Mさま、ご主人の
ジャケット、ベストになる生地のサンプルがかかりました。
タテ糸がシルク。ヨコ糸にウールを入れた杉綾織りで。

ううぅっ・・・。この時間配分・・・我ながら痺れるなぁ・・・(笑)。
織物の場合、いや、不器用なiwasakiの場合。
「その気になれば一日!」なーんて仕事は絶望的にありませんで。
どれもこれも・・・経験上、実際かかるであろう日数+4日くらい
で辻褄が合うスケジュールなのです。
なので、土曜も日曜も。
ゆるゆる、せっせと・・・天気予報とともに作業は同時進行中。
by senshoku-iwasaki | 2015-07-12 21:24 | 工程
最新の、銀河シルクの八寸。
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イトノサキさんよりご依頼を受けまして・・・。
iwasakiの定番となった、銀河シルクの山形斜文の八寸帯地で
シルバーグレー×グリーンの新色。
今までに、若干淡いシルバーグレーに淡いブルーグリーンを制作
したことはありましたが。

こちらは・・・やっぱり新鮮。
なるほど・・・。
イトノサキのオーナー、畔蒜さんがお好きそうな紺系のお着物に・・・
とても映えそうな質感です。

織物の面白さは、色だけでも柄だけでも無いところにあると私たち
は思っておりまして。
経糸と緯糸との交差による、陰影だったり錯覚による見え方の違い
や、光の加減で変化するツヤ感などなど。
毎日織っていても、毎回新しい発見があります。

まったく勉強してこなかった、我が家の中1息子。
散々な結果の中間テストから・・・約1ヶ月の大奮闘だったハズが・・。
現実はかなーり厳しく・・・(涙)。
あんまり変わらない期末テストの結果に、こちらのほうが落ち込み
そう(笑)。
いやいや、しかし。
教科書や、資料集がかなり興味深くて!もっちろん、私も知らない
コトだらけ。中1レベルとはいえ・・・全部知ってたら、池上彰さんに
なっちゃうんじゃないかしら~!?と思うのは私だけ?(笑)。
地理の資料集に、地図の経度緯度は、地上を織物にたとえたから・・
とあって。
やっぱり、私の『空想織物地球一周』は、間違ってなかったんだわ~
と。息子の答案用紙からは目をそらし・・・。
いっそ、ずっと目をそらし続けたいっ(涙)!!
by senshoku-iwasaki | 2015-07-08 21:31 | 着尺・帯
増孝商店・夏場所'15のお知らせ。
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今年の夏も、『年に数回のiwasakiのshop』がオープンいたします!
春場所以降・・・iwasakiがお山の家に引きこもり・・・。
何をしていたかが、チョットだけ(!?)わかっちゃいます(笑)。

気がつけば・・・。
『日本の夏じたく』が終わってから・・・一日も休まず、かといって
馬車馬のようではなく・・・どこまでも農耕馬のごとく・・・エンドレスに
仕事を続けております。
工房に4台ある機のうち、常に3台にタテ糸が掛かった状態でして。
昨日までは緯吉野。
今日から杉綾、来週は平織りを・・・。といった具合に。
終わらない、終わらない、幸せな日々。

真夏の暑いときに、たった一週間なのですが。
熱いハートで織り上げた織物たちに、会いに来ていただけましたら
嬉しいですっ!!
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増孝商店(ますこうしょうてん)・夏場所'15

7.23 thu→7.29 wed  11:00-19:00 
☆25日のみ11:00-15:00

増孝商店
台東区蔵前1-6-11
tel 090-9197-3477
  
by senshoku-iwasaki | 2015-07-04 20:58 | 増孝商店 KM
兄の舞台と、夏のイベントのお知らせ。
観世流能楽師をしております、私(エツコ)の兄・鈴木啓吾のところより
8月・9月のご案内が届きました。

兄が主宰しております『一乃会』、16回目の今年は9月に「藤戸」の公演だそうです。

また、私のように・・・(笑)「お能はムズカシイワカラナイ!」という方にも耳から古典
を楽しんでいただくための『ことのはかぜ』という、解説や朗読といった・・・舞台をより
楽しむためのレクチャーも10周年!とのことで。
神楽坂の遊楽スタジオを飛び出して・・・今回は、講談師の方や、たくさんのゲストも
お招きしてのスペシャル版だそうです。
なんと矢来能楽堂で開催とのことですので、8月16日に『ことのはかぜ』を楽しんで
から・・9月19日の「藤戸」をご覧頂きましたら、より一層深まりそうですね。

よろしければぜひ!お出かけ下さーい!!

<お問い合わせ・お申し込み>
〒162-0802 新宿区改代町18番地 B1遊楽スタジオ内
  一乃会 鈴木啓吾
tel,fax 03-3269-7018 (10時~19時受付)
メール yugaku_stujio@yahoo.co.jp
HP{観世流シテ方能楽師 鈴木啓吾の掲示板}http://ichi-no-kai.jp

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「第16回 一乃会」 

<日時>平成27年9月19日(土)午後2時開始

<会場>神楽坂・矢来能楽堂

<番組>
 仕舞「楊貴妃」観世喜之/「梅枝」観世喜正
 狂言「杭か人か」 石田幸雄・高野和憲

 能 「藤戸」 シテ:鈴木啓吾、ワキ:森 常好
        ワキツレ:則久英志・梅村昌功
        アイ:深田博治
        笛:松田弘之、小鼓:鵜澤洋太郎、大鼓:亀井広忠
        地頭:観世喜正、主後見:奥川恒治
<チケット>
  SS席:7,000円、S席:6,000円、A席:5,000円、B席:4,500円
  自由席(一般):4,000円、自由席(学生):3,000円
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「第7回 古典をことばで旅する ことのはかぜ」

 日時:平成27年8月16日(日)14時開演(13時15分開場)

 場所:矢来能楽堂

 チケット:全席自由 3,000円(オリジナルテキスト付き)

 解説・朗読「藤戸」鈴木啓吾
 講談:「藤戸の渡し」宝井琴柑
    「応挙の幽霊画」一龍斎貞寿
 独調:「天鼓」観世喜正・亀井広忠
 素謡:「藤戸」鈴木啓吾・観世喜正・永島充・坂真太郎
by senshoku-iwasaki | 2015-07-02 20:39 | いわさきのつながり