<   2016年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧
新作の九寸帯地には、ゼリービーンズが・・・。
f0177373_2013406.jpg

いっぱいいっぱい並んでおります(笑)。

緯吉野の組成は、糸の密度や太さや質感の違いで、
驚くほど表情が変わります。
ごつごつとした、八寸帯地の『アカギブシノコブシ』
この、帯地と同じ緯吉野。
伝統的で基本的な織り方ではあるのに、これほど
変貌するのは・・・平織りよりも綾織りよりも強力かも。

今回は。
さらりとしてるんだけど、こっくりとした・・・ジューシーな
オレンジのつぶつぶ(砂じょう)のようなイメージで。
新宿伊勢丹での展覧会に向けて。
フレッシュで、ジューシーで、ポップなんだけどトラッド!
地色が変わると、きっとまたグッと変わるはず。(たぶん)
なので、こちらシリーズ化して・・・と思っておりますっ!
by senshoku-iwasaki | 2016-01-28 21:34 | 着尺・帯
春に向けて。
f0177373_19395730.jpg

御前崎市での『染織iwasaki展』は、まだまだ開催中ですが。

iwasaki夫婦、正月太りのダルダルの体をブンブン振りながら・・・(笑)。
3月4月の春の展覧会に向けて、走っております!

春に・・・染織こうげい浜松店さんのほうで、半巾帯を中心にした企画に
出品させて頂くことになっておりまして。
新しいタイプの『メンデストライプ』のシリーズや、緯吉野のシリーズで半巾帯
を織り進めながら・・・新作の九寸帯地や八寸帯地に掛かっております。
といいますのも。
3月末から新宿伊勢丹の特選呉服のコーナーで、『日本の夏じたく』で
お世話になっている・・・アトリエ紀波さんと、飯島桃子さんと一緒に作品展
をさせていただくことになっておりまして。
同じ時期に。
南部町の町立美術館で、町内の工芸作家合同展という企画に作品発表
をさせていただくことにもなっており・・・(汗)。

iwasaki、妄想の古今東西・・・世界旅行をしながら遊牧民のように(!?)
織物を作っております。
黙々と。淡々と。だけど嬉々として。
バカだからかなぁ?いまだに毎日発見がありまして。
たぶん、それをすぐに忘れちゃうからなのか・・・またへぇ~!って驚きが(笑)。
だとしたら。
バカでヨカッタ。
今度は新しい440シリーズの、絣の準備を進めつつの、緯吉野九寸帯地に
またまた半巾。
by senshoku-iwasaki | 2016-01-25 22:00 | 着尺・帯
次は緯吉野の九寸帯地にかかります。
f0177373_19293699.jpg

ぐるぐるぐるぐる~。
昨日クニヒサが染めた糸は、白っぽい金茶。
「白金茶(しろきんちゃ)って、漢字で書くと『しろがねちゃ?』
もしくは『はっきんちゃ?』なんか縁起イイ感じ!?」クニヒサ。
今回は、『入り江の波』シリーズのように平織りは入れずに
たっぷりと。緯吉野で花弁のような、ジューシーな果肉のよう
な・・・?さらりとしつつも、肉厚な九寸帯地を目指します。

今朝も凍りつきそうな朝だったけど。
心を鬼にして(!?)糊付けを始めた、さすが仕事人(笑)。
「クラスでインフルエンザがちらほら出た」と夕べ言っていた娘。
熱を測ると7度5分。一応学校はお休みさせて・・・。
しばらくすると、8度9分に。あわわ・・。

この季節の、糸の糊付けは。
まずは煮溶かして濾した、熱々のふのリをカセにたっぷり浸して。
絞るように、均等に糊がつくように、カセをパンパンと叩きながら。
これが冷たい。乾いた寒風が乾きにイイのだけど、冷たい。
手が荒れると、今度は絹糸をひっかけてしまうので・・。あんまり
やりたくない私(エツコ)。なので、ずーっとクニヒサが担当(笑)。
しかし今日は、娘を病院に連れて行かなきゃならないのだけれど。
着ぶくれして、ふなっしー状態なので(涙)着替えなきゃならない上、
うーん・・・病院が混んでいたら、車が止められるか心配の私。
「エツコさん、これからが肝心です。こうやって・・・」クニヒサ。
「よぅ知ってるわよ~!アタシのほうが一年先輩よっ!」
「あ、でも私のここまでの作業が一番寒くて大変でしたけど」クニヒサ。
「はいはい。」
仕方なく(!?)、途中から糊付けを引き継いで。寒っ!!
でもクニヒサの言う通り、どんどん乾いていくものだから肝心なパンパン。
丁寧に引き継ぎましたからね、
お昼過ぎにはキレイにパラリと乾いて。ぐるぐるもスムーズ!

A型インフルエンザだったという娘。薬を飲んでぐっすり。
お茶の時間、Aさまに頂いた最中『ふくみ天平』を食べながら・・・。
「エツコさん、なんか背中がゾクゾクするんですけど。」クニヒサ。
えぇ~っ!!
白金パワー(!?)でインフルさま、どーか回復力の乏しい・・・
親のほうには来ないでくださいっ!
by senshoku-iwasaki | 2016-01-21 21:02 | 工程
紀州白浜・みなと屋の『柚もなか』と東京ひよ子の『ぴよぴよもなか』。
今回も戴いてしまいました最中、なのですが。
どちらもお土産系(!?)愛おしい、愛され系の香りがたっぷりです。

f0177373_201934.jpg

まずは、Iさまがお取り寄せくださった・・・和歌山・白浜町のみなと屋さんの
『柚もなか』。パッケージも昭和な感じで!私(エツコ)のテンションは揚がります。
下部温泉の『かくし最中』も同じ周波数(!?)を感じましたが(笑)。
その地に泊まる、お宿に着いたら「お疲れでしょう」なーんて仲居さんが淹れて
くれるお茶とともに出てくる・・・そんなイイ感じなのです(笑)。
小ぶりの一口サイズ。中はユズの香りの美味しい白餡。
ストイックな、四角いカタチも頬張りやすく・・。
みなと屋さん、皮も餡もすべて社長さん自ら製造に立つ・・・自社製品だそうで。
香料や人工甘味料など一切用いない創業以来の味だそうです。
あぁぁ・・・。南紀・白浜、行ったコトはありませんが、ものすごく。
出かけてみたくなりました。
できればお泊りは、みなと屋さんの『柚最中』がお茶請けの・・・昭和な旅館に。
Iさん、ありがとうございました!

f0177373_2005121.jpg

「エツコさん、知ってました?『ひよ子』って本店は福岡なんですってね。」
先日アトリエにお邪魔させていただいた、型絵染め作家の遠藤あけみさん。
「東京ひよ子の『ぴよぴよもなか』って、食べたことある?」遠藤さん。
「きゃー♡カワイイ!2個セットというか、2羽でぴよ+ぴよなんですねっ!!」
カワイイというのは、無条件でキモチを持っていかれます・・・。
こちらは意匠系最中。
クニヒサが大好きな、明治の布団表などの絣で例えるのなら(わかりにくい例えですね)
先の『柚最中』は、ミニマムな久留米絣といった感じですが(どんな?笑)
こちらの『ぴよぴよもなか』は、山陰の絵絣、しかも波千鳥や、波兎といった
ところでしょうか・・・。

『ぴよぴよもなか』、カワイイだけじゃぁありません。
白ひよこは、抹茶餡。茶ひよこは粒餡。
どちらも香り豊かで、すっかりやられてしまいます。ひと袋でふたつのお味。
ああぁ・・・。どちらも皮と餡の馴染みが良くて美味しいです。
遠藤さん、ごちそうさまでした!
by senshoku-iwasaki | 2016-01-19 22:03 | 最中
今年もお神楽。
f0177373_20194738.jpg

iwasakiが暮らす集落では、毎年小正月の頃にお神楽がありまして。
ここに暮らして5年。舞っていただくのも5回目の春。
3年前からクニヒサもお神楽保存会に誘ってもらって。
篠笛担当・・・なんだけれど、未だに出来ないそうで(涙)。
今年は御前崎市での展覧会中で、昨日は在廊日だったため
クニヒサの笛は欠席でしたが。あれあれ・・問題は無かったみたい(笑)。
f0177373_20185514.jpg

ちょうどお昼ころに我が家に到着予定だったので・・・。
お神酒に、つまみに、軽食を、朝からせっせと作るのも慣れまして。
こうなったら、少しでも食べてもらおうと・・・。
よそのお宅とかぶりにくいメニューがイイかしら!?とか。
一口サイズが食べいいのかなぁ?
ちまちまと・・・。小稲荷寿司に、姫てまり寿司を作ってみたり。
食の細い子を持つ母の気分って、こんな感じなのかしら!?
「おぉっ!かぁちゃん、芸が細かい!やれば出来るコじゃん!」息子。
「ホントだ!いつものサイズの半分じゃん。品のイイ家みたい」娘。
はいはい。どーせ品が無いですよー。いつも大皿料理の私(笑)。
なんでも喰らう、我が家の子供たちには無縁だったなぁ・・・。

酔っ払いのおじさんたちによる、素人神楽ですが(笑)。
いやはやきっと・・・。ご利益だらけ。
お蔭さまで。
今年も無事に過ごせそうです。
by senshoku-iwasaki | 2016-01-18 21:29 | 岩崎のある日
現在取り掛かっているのは・・・。
f0177373_22103958.jpg

私(エツコ)は、『銀河シルクの山形斜文の八寸帯地』を。
染織こうげいさんでの展覧会のときに・・・ご注文いただきました
Hさまのインカローズを。
今回の銀河シルクの糸は、若干細めなので、前回のときよりも
菱がキレイに浮きたって見えます。
似ているけれど、毎回違う顔を見せてくれるのが銀河シルクの
山形斜文のシリーズです。
f0177373_2293732.jpg

クニヒサのほうは。
ただいま展覧会をさせていただいている、静岡カントリー浜岡コース
&ホテル・カルチャーフロアさんで・・・昨年からご注文いただいて
おりました、Tさまの『地紋のある八寸帯地』を。
昨年、片耳が柿色のタイプをご覧いただいて。耳を赤にしたいと
いうご希望で、制作させていただいております。
こちらは、ヨコ糸が銀河シルク。
iwasaki工房。
今年は春から縁起よく、キラッキラの銀河シルクで始まっております!
by senshoku-iwasaki | 2016-01-14 22:53 | 着尺・帯
とらやの最中『御代の春』『弥栄』と、空也の『空也もなか』
今回は王道(!?)超有名な二品を。
私(エツコ)自身のセレクト最中では、超有名店でないかもしれない・・・
けれど、心惹かれる愛おしい最中たちをご紹介しておりますが。
今回は、お二人のステキな作り手さんからのセレクト最中です。

日本刺繍の飯島桃子さんから・・・昨年末いただいたのは。
f0177373_2034149.jpg

とらやさんの三色最中、御代の春・白梅はこし餡。紅の桜は白餡。
弥栄は小倉餡です。
とらやさんの餡は、どれもやっぱり上品で・・・いつ食べても。
どなたにも喜ばれるマストなお菓子なんだなぁ・・・とつくづく納得します。
これぞ、超がつく有名な理由なのかもしれません。

そしてこちらは、昨日アトリエにお邪魔させていただきました・・・
型絵染め作家の遠藤あけみさんが、お茶に出してくださいました、銘菓『空也もなか』。
f0177373_2035690.jpg

少しトースターで炙ってくださって・・・。おぉぉ。これまた香ばしい・・・。
この空也さんの営業スタイルは、私・・・若いときから憧れがありまして。
出来る限りの仕事をして、出来る量だけを作り、それを喜んでくださる方が買ってくださる。
そんなふうに織物屋ができたらイイなぁ・・。なんて25年くらい前、漠然と思っていました。
なので、空也の最中を目にする度、食する度・・・今のiwasakiがあるのは、あの日・・・
空也もなかに願をかけたお陰なのかもしれないと思うのです。
なので、遠藤さんにこちらを出していただいたときは、ドキっ!!
「年末に頂いたものなんだけど、年明けにイワサキさんがいらっしゃるかも!?
と思ったものだから、すぐに冷凍しておいたの。美味しい?ヨカッタ~」遠藤さん。

昨年、雅趣kujiraさんでの展覧会でご一緒させていただいて。
すっかり遠藤さんのファンになってしまいました・・・。一度アトリエを見学させて
いただきたいと思っておりまして、願いが叶いました。やっぱり遠藤さん。
お人も、作品も、アトリエもご自宅も・・・。何もかもが遠藤さんでした。
素敵なアトリエでのお仕事の途中は、また後日ご紹介させて頂きたいと思います。
遠藤さん、お土産に・・・と、デパ地下で最中をイロイロ掘ってくださいまして。
そちらのほうも。また次回アップさせてくださいっ!

美味しい、嬉しい、とっておき。
飯島さん、遠藤さん、おごちそうさまでした。
by senshoku-iwasaki | 2016-01-09 23:29 | 最中
仙太郎の『ご存知最中』と、日本橋・清寿軒の『小倉最中』。
昨年12月の、私(エツコ)のあんこ納め月間(!?)のお話。
増孝商店・冬場所のときに戴いてしまいました・・・最中です。
今回は、直球も直球、どストレートな二品。

まずはNさまに戴いた、仙太郎の『ご存じ最中』。
f0177373_1955091.jpg

掛け紙は、京都らしい御所人形のような坊やが、「せん」の字を
お馬さんにして乗っかっています。この子が太郎ちゃんなのかな?
そこに大き目の、そして(私のどツボの)はみ出し気味のあんこが!
「エツコさんに、最中って・・・考えちゃったんですけど・・・。」Nさま。
東京でも人気の、和菓子仙太郎のお名前は知っていましたが。
実は、最中は掘っておりませんでした。
こちら・・・。
さすが・・・。
大振りの四角い、しっかりとしたやや厚めの香ばしい皮に、大納言の
これまたしっかりとしたあん。バランスがちょうどいいコンビで、大きいのに
いつの間にかパクリといけてしまいます。こちらの最中、私が2015年
に食した直球最中のなかで・・・一番やられてしまいました(笑)。

そしてもうひとつ。
蔵前からもほど近い、人形町(正式には日本橋になるのですね)
の清寿軒さんの『小倉最中』。
f0177373_19552923.jpg

お世話になっている、染織こうげいの社長さんが差し入れてくださって。
「ここはどら焼きがはまぐりみたいになった、『小判どら焼き』が有名で
行列が出来るんですよ。お近くだし、知ってるかと思ったんですけど・・。」
創業は文久元年とのことで、老舗ですっ!
蔵前生まれ、蔵前育ちで人形町にはいつも買い物に行く・・・イワサキ
の母も知らなかったエリアでした。

ぱりん、と半分こ出来るこのスクエアなスタイルが江戸っぽい小粋さ
を感じます。
皮はやや薄めで、だけど香ばしく。そしてビックリ!あんこはかなり甘め!
おぉぉ。懐かしい・・・。この甘さ。遠くでシャリン、と乾き始めたあんこの
端が結晶化したような。最近は、甘さ控えめのあんこが主流ですが。
久しぶりにガツンときました!
シャープだけれど、食べ応えのある歴史を感じる一品です。

私(エツコ)は、あんこを頬張っているときが至福のときでして。
八百万の神様を信仰する私ですから、コレじゃなきゃダメ!は何一つ
無いのです。どなたかが丹精込めて作った小豆を、どなたかが丹精込
めてあんこにしたもの。豆の種類、砂糖の種類、その分量。
はぁ~ん(うっとり)。それらの内容や、職人さんや、歴史を・・・勝手に
妄想しながら、心から『美味しい』と思えるコトが何より幸せです。
昨年末ギリギリまで・・・、私のあんこ納めは続いて。
新年明け早々から・・・あんこ始めが・・・(笑)。
最中道、まだまだ続きます!
by senshoku-iwasaki | 2016-01-06 23:29 | 最中
森くみ子さんとのプロジェクト・報告1・2
f0177373_19382279.jpg

森さんの藍甕には、蒅(すくも)と灰汁と麸(ふすま)と石灰だけ。

阿波藍の特別さは、その蒅(すくも)の製法にあります。
蒅(すくも)とは。
藍の葉を乾燥させ、水分をあたえて発酵させたものです。
蒅(すくも)は藍師と呼ばれる長年の経験と、技術を持った人たちによって作られ
ておりまして。
葉藍を約100日かけて、藍成分インジゴと糖質やたんぱく質を栄養源とし繊維発酵させる
ことで、多量の有機物と藍還元菌などが含まれた物質に変えたのが蒅(すくも)です。
この繊維発酵が秀逸なので、阿波の地以外で作られた、地藍と呼ばれる蒅(すくも)
とは桁違いなのです。成分的に。それは価格にものすごく反映されていたようです。

その蒅(すくも)に森さんは、木灰汁のアルカリの力で還元(発酵)させて。
黄色い水溶性の物質白藍(インジゴホワイト)に変えて染液にするのですが、
それを、『建てる』と呼びます。

私(エツコ)は、化学も苦手(そもそも得意なものがあるのかどうかも・・・?・涙)
亀の子の化学式は、チンプンカンプンなのですが、なんといってもこの化学反応を、
江戸時代の人がちゃーんと、知恵と経験と工夫で、諸外国の影響を全く受けず
独自の技法で極めていた、というのが阿波藍の歴史。スゴイです。
森さんも。江戸時代の技法のまま、とってもシンプルに藍を建てます。

現代の暮らしのなかで、木灰をたくさん集めることは一番大変です。
アルカリを高めるだけなら、薬品を使う方法もいくらでもありますが。
森さんは、染め切ったあとの廃棄についても、土に還る好アルカリの発酵の
『土壌改良剤』になる藍染めをされている方なのです。

さてさて。今回写真がナカナカ難しかったのですが・・・。これは『紺』。
前回の『褐色(かちいろ)』の次に濃い、贅沢なお色。
なんでかというと、染液である発酵状態が上り状態にある(藍の勢いが強い)とき
に数回で染め上げる、何度も何度も染め重ねて濃くするわけでは無いというのが
『褐色』や、『紺』なのだそうで。
徳川家に代々愛された高貴なお色・・・というのも頷けます。

f0177373_19383531.jpg

報告1
『いい感じに藍建てが完了しました。
今日初めて染めてみましたが、大丈夫です。
これからまず手持ちの糸を染めてみて、
今週中には岩崎さんからのお預かりの糸を染め始めます。
よい色に染まるとよいのですが‥‥とても楽しみです。(ちょっとドキドキですが‥)

始めの段階は醗酵の状態が安定しません。
染め始めの3週間くらいが染液の浸透に勢いがあって濃い色が染められます。

今回、中石といわれる蒅(すくも)の醗酵初期の段階(わたしは発芽するときと思っています)
をゆっくり、できるだけ全ての菌が発芽するように待ちました。
(藍瓶の中の藍菌の様子は見えませんし、わたしの勝手なイメージです)
わたしの藍建てはここが一番大切な時間で、
いつもここだけは慎重に蒅の状態を確認しながら適応します。
ここが上手くいくと後はいくらでも取り返しができるのですが、
失敗するといつまでも多くの麸を投入しないといけません。
(異物はできるだけ少ない方がよいです。建ち上がって直ぐ麸をいれないと
醗酵の勢いが頂点に達しないままズルズルしていまうこともあります)

今回も藍菌がよい醗酵をしてくれました。
15年前の蒅にも藍菌はきちんと生きていて培養に適した環境が
与えられると、発芽、増殖します。
わたしはこの菌を増殖させて、水に溶けない藍の染料「蒅」を
菌の力で還元させ布に染まる状態にします。
菌の活きよいがある(若い!)ときにしか染まらないものを最優先に染めます。

絹の場合あまり濃い事は重要でないのですが、勢いは欲しいのです。
絹の糸染めの経験は少なく初心者と同じです。
色が落着いたもう少し後(2週間後くらい)で染めてもよいのですが、
セリシンの残っている絹をおよそ2Kgも染めた経験はなく、
藍の管理も含め今回手探りでよい方向へ持っていこうと考えています。
上手くいくかは未定です。』  11月10日

報告2
『今日、手持ちの(以前サンプルを送った糸)4綛染めてみました。
水(水道水)と灰汁(PH10位)に一晩浸けたものをテストしましたが、
殆ど変わりません。
セリシンの具合の仔細はまだわかりませんが、
岩崎さんの糸は水に浸けただけで染めてみようと思います。
藍の濃度が濃いので手早くやらないと、絹はすぐ表面だけ染まります。

この環境で染めるのと、もう少し濃度が低くなってから染める方がよいのかは
少しずつ経験を積まないと結果はでません。
今回は初めてなので取り敢えず今しかできない一番濃い状態で
染め上げます。』 11月11日

報告0はこちらです。
by senshoku-iwasaki | 2016-01-04 22:09 | いわさきのつながり
2016年も明けまして。
f0177373_19304951.jpg

南部町は、穏やかなお天気で始まりました。
今日からまた、新しい日々が綴られます。
iwasaki家にも。世界中のすべての人にも。
昨日よりも、3年前よりも、100年前よりも・・・。
今日のこの日が一番イイと思えるような、
そんな毎日が綴れますように。
f0177373_19314573.jpg

毎年恒例の、地域の『新年互礼会』に日の出前から・・・
六地蔵さんのある高台に集合のクニヒサ。
今朝は霜も無く、ここに越してきてから最高の日和だったかも。
まったりと、テレビを眺めていてもなんだか落ち着かず。
おせちにお雑煮・・・しっかり食べて、午後には・・・。
なんでか二人して仕事場で(笑)。
クニヒサは、キラキラの銀河シルクのタテ糸巻きと整経を。
私(エツコ)は、新しい半巾帯に掛かっております。
もうすっかり春色のiwasaki工房。
お蔭さまで。
勤勉な、この地の人たちに近づいてきたのかも!?の
今年の始まり。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
by senshoku-iwasaki | 2016-01-01 21:15 | 岩崎のある日