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2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。高松→愛媛・大洲→内子町→三津浜
徳島の森さんのアトリエを後にして・・・。
徳島から長尾(讃岐)街道・志度(浜)街道を夕暮れの引田や、津田の海辺を眺めながら
(本当にキレイ!)高松に戻りまして。運転手さんのクニヒサは、何も見られず安全運転(笑)。

修学旅行3日目の朝は、高松の中心地から始まります。
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商店街アーケードには、瀬戸内芸術祭のポスターが。あぁ。この色!この景色・・・。
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高松で行ってみたかった場所のひとつ。1962年創業の喫茶『城の眼』。
昨年訪れて建物とともにとても興味深かった、瀬戸内海歴史民俗資料館を設計した山本忠司さんが設計
されたそうで・・。山本忠司さん、当時香川県庁職員だったそうなのですが、なんと!ヘルシンキ五輪の三
段跳び選手でもあった方だったというから驚きです。平賀源内といい、デキル人は何でも持っている・・・。
一応、事前に調べて・・・。朝7:30からオープンとあったので7:40分に伺ったものの。あれっ!?真っ暗。
定休日?・・・じゃないと思ったんだけどなぁ・・・。えぇ~っ。内装とか家具とか見たかったなぁ・・・。
「かぁつん、自転車置いてあるし、小さな電気が中で点いてるよ。」娘。ん!?ならばトライするか。
「あのぅ・・・。開店前でスミマセン。7時半からかと思って来てしまったのですが8時からでしょうか?」私。
「7時半からですよ。どうぞ。」ママさん。パチパチと照明を点けてくれまして。あ、ヨカッタんですね(笑)。
おぉぉ。万博チックな店内ですっ!店内は写真はNGとのことで。当時から著名人が常連さんだったという
のもよくわかります。大きな石のスピーカーからはクラッシックが流れ、ファブリックと木のソファは、まさに
60年代のモダンデザイン。壁の照明は、陶器製。モーニングセットをお願いしてキョロキョロ。
しばらくすると、ママさんのお手伝いのもう一人のママさん(お二方とも私の母世代)も出社されて。
するとママさん、リモコンを持ってテレビにピッ!NHKの朝ドラが。時代もピッタリンコ!?
ところが次々とお客様がやってきて。きっとママさん、とと姉ちゃん見られなかったんじゃないかなぁ・・・。
浅草界隈のモーニングだと、滞在時間15分みたいな感じなのですが。
こちらはかなーりゆったりな時間が流れていまして。サンドイッチとコーヒーを待つ時間もゆるやかに・・・。
ビジネスマンだと遅刻しちゃうかも!?ですが(笑)。子供たちもチョット大人になった気分の朝ごはんでした。
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伊予の小京都といわれる大洲で、明治に豪商河内寅次郎が茶室建築家八木氏を中心に、大洲や京都の
名大工に建てさせたという・・・すっごい山荘『臥龍山荘』。
いやぁ~。なにもかも。へぇ~。ひぇ~。すっげー。しか出てこないiwasaki一家。
桂離宮、修学院離宮、梨本宮御常御殿などを参考に構想10年、4年の工期・・・。と聞きましたが。
「今ならさ、ググって細部とかまで結構簡単に調べられるけどさ。施主さんも大工さんもどーやって?」息子。
「京都まで行って勉強したんだろうねぇ・・・。知識人じゃないと、大きい商売は出来ないってことだねぇ。」
ビックリするくらい大きな一枚板を使ってるんだけど、華美に見えると野暮だから寄木風に溝をきってある
とか・・・襖の引手とか・・・欄間の透かし彫りとか・・・お庭の石とか。
すごく暑い日でしたが、さすが夏向きの山荘!肱川からの涼しい風が抜け、汗がひいていきます・・・。
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大洲のあとは、こちらも古い町並み内子町。
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こて絵のあるお宅が何軒もありました。こちらは鶴に松。他にはおかめとか亀とか・・・。
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瀬戸内に行ってから・・・。それまであんまり気にしたこともなかったのですが。
全ての歴史は、舟で運ばれたという気になります。三津浜の港も、かつては文化の出入り口。
ここでどんな景色が繰り広げられていたのかしら!?タイムスリップの妄想も、古くは6世紀から・・・
中世、江戸、明治・・・と。う~ん。。知識が乏しすぎて(涙)妄想も途切れ途切れ・・・(笑)。
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アタマを使おうとしたら、お腹が空きまして(笑)。
三津浜のほうが古いとされる・・・広島風のお好み焼き『三津浜焼き』を食べたくて。
6人ほどでいっぱいになってしまう『みっちゃん』に、一家4人貸し切り状態で入れまして。
大きな鉄板で焼いてくれる、ソバ入りミックスは、生地がシンプルで意外にあっさりとしています。
ソースも甘すぎず、ソバ入りソバ無しと全部で4つ作ってもらいまして。結果全員お腹いっぱいの完食!
さすが粉もん文化の西日本。・・・また食べたいっ!

翌日は、昨年訪れて再びの大三島、大山祇神社に。歴史は、ここから始まったのかもかも。
そんなキモチも再確認に出かけます!
by senshoku-iwasaki | 2016-08-10 23:49 | 岩崎のある日
森くみ子さんのアトリエに伺いました。
今回の旅の目的のひとつ。
森くみ子さんは、徳島で阿波藍を建て染めて。研究者でもある方です。
藍染めというと、さまざまなイメージが人それぞれあるかと思いますが。
工房に伺って。
あぁ。やっぱり。森さんだ・・・。と二人で納得しました。
計算された設計で、特注の藍甕はステンレス製。甕の周りは、驚くくらいキレイです。
20年以上・・・ここで日々、藍染めをしているとは思えない、シミひとつ無い床です。
こちらは森さんの御祖母さまが暮らしていたお家だそうで。東京・千葉で育ち、東京で暮らしていた
森さんが御祖母さまの介護に徳島に戻られたのが・・・藍とのきっかけになったそうなのです。

徳島の街の中心地。
ご近所にはデパートや、ホテル、マンション・・・。
とても藍染め工房のあるような雰囲気ではないのだけれど・・・。
あぁ。なるほど。森さんの藍の建て方なら、込み入った住宅地でも大丈夫だろうと。
臭いがほとんど無いのです。
藍液の中は、多くの菌が働いているので・・・雑菌が増えれば異臭もするし、ハエも発生するはず。
森さんは慎重に、でも確実に眼で藍液の調子を見極めながら管理しています。
なんせ、この染め場の隣がダイニングですから。
そのダイニングのほうでいただいた、お庭の柿の実を昨年凍らせたもので作ってくださった・・・
デザートが美味しくて。丁寧で、豊かなお暮しがわかります。。。
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森さんとのプロジェクトの第一弾となる、森さんと私(エツコ)の生紬を2反織りまして。
縞なので、ほとんど姉妹のようにそっくりなのですが(笑)。お好きな方を選んでいただいたり、
藍のお話をうかがったりしている間・・・なんと我が家の二人の子供たちに藍染め体験をさせて
くださいまして。
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三木文庫で、藍の葉っぱからすくもを作って、すくもに灰汁と石灰とふすまでこの藍液を作る・・・。
という工程は眺めてきた子供たちでしたが。実際は不思議がいっぱい。
子供たちには、森さんのような大人も初めてのタイプの大人。

今回森さんのアトリエにお伺いして。
やっぱり、森さんが情熱を注いでいる阿波藍を、森さんが建て染めたものだからこそ!使ってみた
いし、iwasakiの商品としていいものを作りたいと心から思いました。

晩秋ころから始まる、森さんの今年の仕込みから本格的に糸染めをお願いする予定です。
シリーズタイトルはもう決まりました!
フツフツ・・・と沸いてくる、藍の中の妖精のような菌たち。
森さんには見えているのかもしれません。
私もこれから・・・目を凝らして(!?)その妖精たちと一緒に仕事が出来るのが楽しみです!!
by senshoku-iwasaki | 2016-08-09 23:45 | いわさきのつながり
旅の真っ最中。寳月堂の『丸亀お城もなか』。
今回も旅の途中で、いくつかの愛おしい最中たちに出会いまして。
こちらは、栗林公園内にあります香川物産館・栗林庵で見つけました。
意匠系最中のなかでもインパクトある、お城の天守閣。丸亀城ですっ!
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石積みがよく出来ていますね~。カワイイですね~。あぁぁ。お城。たまらないですね~(笑)。
意匠系でお城。といったら、明治の久留米絣の布団表でも花形の存在。
絞りでも甘木などでは、お城柄がありました。
お城はその土地の誇りであり、憧れであり、平和の象徴。
きっとこれを作っている、丸亀市の寶月堂さんも国の重要文化財でもある、おらが町の丸亀城
にいろんな思いや、願いを込めているに違いありません。。。

皮と餡が別々にパッケージされている、いわゆる「手作り最中」。
日持ちがするので、真夏の旅行中でも安心して持ち歩けました。
餡はつぶあんで、やや甘め。皮(種)はしっかりとした餅を感じます。
私(エツコ)、旅先では歩きながら・・・キョロキョロといろんなところを眺めたり、クンクンと鼻孔を
膨らませたり。香りによっては、ひとりで暴走してみたり(笑)。
なので、いつも以上に体力を使いまして・・・。こちらの最中の餡の甘さが沁みました。

西日本。木綿絣なら意匠系が充実しているエリアですからね。
きっと最中の世界でも・・・ユニークな意匠系最中たちに出会える予感を感じた旅の二日目。
by senshoku-iwasaki | 2016-08-08 21:44 | 最中
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。高松・栗林公園→徳島・三木文庫
ホテルで朝食を取ってから、いそいそと向かったのは栗林公園です。
4月から9月までは、朝の5:30から開園と知りまして。早朝ならば夏でもキモチよく散策できそう!と。
目標は7:30入りだったのだけど、30分寝坊しまして(笑)8時入り。
それでも昼間と比べれば格段に、過ごしやすいです。

栗林公園は、なんと!400年近くの年月をかけて造られた庭園で。
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千本あるといわれる松の木々が、まー。どれも見事に手が入っておりまして。
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池には鯉、亀が悠々と泳いでおりまして。
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ありゃま、立派なすっぽんも!すっぽんの甲羅干しは、初めて見ました。
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およそ1時間かけて・・・大人も子供も「へぇ~!!」「ほーっ。」「すっげーなぁ。」の連呼(笑)。
ちょうど9時になりまして、庭園内のお茶屋さんも開きまして。お殿様気分で(!?)鯉にエサを・・・。
「かぁちゃん、やばい!あっちからもこっちからもすっごい勢いで鯉と亀と鯰がっ!!」息子。
朝からでも1時間たっぷり歩きまして・・・汗だくに。
「かぁつん、やっぱりかき氷は外で食べるに限るね~。今年一番美味しいかき氷だわ~。」娘。

月・火が休館日の、園内にある讃岐民芸館に入れなかったのは残念でしたが。
栗林公園、わざわざでも行くべきと、ミシェランガイドにも載っているだけのことはあります。
造詣の無い(トホホ・・・)iwasaki一家でも!それぞれに印象に残るお庭でした。
一代じゃとてもとても作れない、自然にあるように、でもゼッタイ自然じゃあり得ない『人の意思と手』
の生み出す、自然のような景色づくりの庭。なんて高い美意識なんでしょう!いやぁ、ヨカッタ~。
高松に住む人は羨ましいなぁ。また見たいっ!!

高松から1時間ほど高速に乗りまして、向かいますのは徳島県。
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森くみ子さんに会う前に、貴重な阿波藍の資料館『三木文庫』を見学させて頂きました。
三木家は、「関東売り藍商」として本店を徳島に、支店を江戸日本橋ほか全国各地に構えた商家。
吉野川の河口の地の利を活かして、舟で商いを始め、延宝2年(1674年)に阿波藍の取り扱いを
始められたそうで・・・。現在の三木産業の創業の年とされているそうです。
その時代からのさまざまな経営資料や、もちろん阿波藍の資料、郷土資料として阿波人形浄瑠璃の
木偶人形頭や多くの衣装、太布(楮布)や和三盆の製糖用具・・・。
こちら・・・。見学には事前に予約が必要ですが、スゴイです。
阿波藍に関する民俗資料も大変興味深かったのですが、三木家の諸記録が。
藍や染料に関する本業の商売以外にも、江戸時代には塩業、廻船業、新田開発・・・。明治になると
農林業、銀行、バス、新聞などへの投資。徳島県内のさまざまな産業を生み出しているのです。
良い藍を育てるには、肥料がたくさん要るのですが、その肥料を作り出したのはこちら。
その技術で、さまざまな美味しい農産物を生み出しているのも徳島県。
三木文庫近くの高速道路の降り口付近は、一面に蓮畑が続いておりまして。
ちょうど蓮の花が美しく・・・。夢のような景色でした。
こちらの資料館、昭和44年に建てられたそうで。なんとiwasaki夫婦と同じ47歳。(ちなみに増孝商店
の増孝ビルも昭和44年建築!・・・って、無理やりな類似点探し・笑)
玄関前エントランスの階段と、階段下の石がなんとも美しい色でして。
親切に対応してくださった学芸員さんに、帰り際に尋ねましたら「阿波の青石です。原石はほら、そこに」
軒外アプローチに、それはそれは大きな一枚の長ーい石(岩!?)が敷いてありまして。
大きすぎて(!?)気づかないスケール感もあるのかぁ・・・と。
いろんな意味で、ものすごく刺激を受けました。
三木文庫さんに感謝をして、森さんのお宅に向かいます。
by senshoku-iwasaki | 2016-08-07 23:56 | 岩崎のある日
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。児島→丸亀→志度
子供たちが『子供』のうちに・・・夏休みに無理やり(!?)時間を共有しようと始まった、
iwasaki夏の修学旅行。なるべく普段見られない景色が見たくて。
憧れの山陰から始まって・・・大好きになってしまった瀬戸内は、今回3年目。
しまなみ海道ももっと!だし、ならば昨年寄れなかった愛媛県の内子や、大洲あたりも。
せっかくだからとびしま街道も渡りたい、だとすると広島かぁ。
森くみ子さんの暮らす徳島は初めてだし、だったら香川県東部のほうの景色も見たいなぁ。
オヨヨ・・・。5泊6日の大掛かりな旅になってしまって。でもビンボーなiwasaki家なので(笑)。
お宿は、早い段階で子供の予定も決まる前から・・・ネット予約で安く押さえてしまったので。
結局・・・『家事情』ということで、息子の登校日やら、部活を休ませることになってしまって。
それでも!中坊時代にいろんな人や、場所、モノを目にするのは、決して無駄じゃないと・・・
勝手に信じて(笑)いるものの。ありゃりゃ・・・来年からは難しいかなぁ。
せとうち三部作、最終編の始まりは岡山県児島から。
お昼は地元の人気店『いしはるうどん』で。美味しくてボリュームたっぷり!あぁぁ幸せ~。
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最初に伺ったのは、KAPITAL瀬戸内児島店。「エレファントブランドバンダナミュージアム」で
キャピタルオリジナルバンダナの10年間の歴史と、それらの背景にあるコレクション。
アメリカのヴィンテージバンダナが約300点!この展示会が8月31日までだったものだから、
これはぜひ!見ておきたかったのです。
KAPITALさんはアパレルメーカーですが、そのモノづくりの姿勢とか発信とかモチーフとか・・・。
個人製造のiwasaki夫婦も、煮詰まるとKAPITALショップでエネルギーを頂いております。
展示会も良かったし、今回もまた元気をいっぱい頂きまして。早速この旅で使うコトになった、
バンダナと大きな底の、丈夫な帆布のトートバックを手に入れまして瀬戸内海を渡ります。
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3年前のせとうち第一弾のときに買ったパナマ帽。
以来この5日間の旅の為に・・・普段はiwasaki家の壁で360日出番を待ってます(笑)。
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もうひとつ。ココも行きたかった、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館。
駅前に建つその建物もカッコイイ。そこに並ぶ彫刻たちに引き込まれます。
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なんと高校生以下は、丸亀市民に限らず入場無料。猪熊さんが美術をアタマで考えないで
ココロで感じてほしいと思っていたというのがわかります。
図工大好き!娘(小6)も、美術・技術超苦手!息子(中2)も同じ楽しさをを感じたようで・・・。
さすがだなぁ。美しさとはシンプルなものなんだろうけど、その組み立て方なのかなぁ。。。
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そして初日最後は、歴史好きの息子からのリクエスト。平賀源内記念館。
エレキテルに、土用の丑の日うなぎの日のキャッチコピー、きっとユニークで楽しい御仁・・・と
息子も私(エツコ)も思っておりましたが。薬学・博物学家で、発明家、文豪家で陶芸家、画家で
起業家、鉱山家。え~っ!!今どきの何でも出来るスペシャリストじゃーん!と、息子も母も
どんより(笑)。健康のための薬になる薬草研究から、お金を生む鉱山開発、西洋画を描いて
教えて・・・スゴイなぁ。香川県、いろんな人物を輩出してます。
平賀源内旧邸庭では、今もいろんな種類の薬草を育てていまして。
そちらで作っている、冷たい『源内健康茶』を出してくださり・・・あ、まさに私の母が以前作って
飲んでいたのと同じ味!(当時あんまり美味しいとは思えなかったけど・笑)。
なんだか有り難く思えまして・・・2、3お土産に買いまして。(今日はさっそく麦茶にブレンド。)
ドクダミ、エビスグサ、ジュズダマ、アロエ・・・高血圧予防、美肌、健胃・整腸・・・効果の期待。

こんな感じで初日が終わりまして。
香川3回目にも関わらず、余りの暑さに毎年見学を諦めていた・・・栗林公園に、翌日は早朝
にお散歩をしてから、いよいよ森さんの徳島県入りです!
by senshoku-iwasaki | 2016-08-07 00:44 | 岩崎のある日