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ご長寿の神様。
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森くみ子さんが藍を仕込むのは晩秋。
昨年お願いしたときに、町内で私(エツコ)の大好きなイチョウの木の落葉の頃と知りまして。
はて、あのイチョウの樹齢はどれくらいなのかなぁ。。。と気になったところ・・・。
工房からそう遠くないところに、なんと!山梨県で一番古いイチョウの木があると南部町マップに。
先週の日曜日。
ならば葉っぱが落ちる前に見に行かねば!と。
えっと・・・。でもどの辺り?とマップを広げてクニヒサと眺めていたら、ちょうど区長さんが
御神楽の寄り合いの件でやってきてくれたので・・・。
「あっ!ちょうどヨカッタ!金山神社ってどこにあるんですかね?」クニヒサ。
「え?金山神社?ん!?どこだろ・・・(笑)」区長さん。
「なんでも山梨一のイチョウの古木があるらしいですねー。」私。
「イチョウの木?あっ!あるある!あそこ金山神社って言うんだ~知らなかったなぁ。
確かにデカいイチョウの木があるよ。ここを下って行ってさ、地震研究所の先の右手にあるよ。」

なるほど!
ホントに大きい!
樹齢300年以上らしいです。
300年、景色はどう変わったのかなぁ。。。今が一番うっそうとしているんじゃないかなぁ。
この裏山も。杉林になる前は、畑だったらしいから・・・もっと見え方も違ったんじゃないかなぁ。
とにかく大きいので、落ち葉やボタボタ落ちてくる銀杏の数も多くて。
ご近所の方は大変なのかも。
でもなんとも生命力溢れるお姿で。
下から・・・ははぁ~と拝んでしまいました。
後ろの杉山が無かったら、大きな黄金のイチョウの木がこんもりと。金山に見えたのかもしれません。

思いのほか近いところに、ご長寿の神様がいらしたので。
あんまり通らない道なのですが、これからは。
ちょっと回り道をして時々・・・もう一つのイチョウの木からも、パワーをいただこうと思っております!



by senshoku-iwasaki | 2016-11-28 22:02 | 工房周辺
Kさまの銀河絹の山形斜文八寸帯。
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昨日お納めさせて頂いた『ピスタチオチョコ』なKさまの八寸帯。
キレイにかがって仕立てて頂くと、帯地だったときの顔ではなくなって、おすまし顔のお姉さんのようです。
Kさま、ご注文くださってからお送りさせていただくまで・・・一度も現物を、ご覧になっていないので。
画像ではご覧いただいていても。
実はこの帯を目の当たりにして、本当に気にいってくださるかどうか・・・とても心配だったのです。

息子の中学の学校行事で出掛けている間も・・・。そろそろ届いた頃かなぁ・・?と気は漫ろ。
戻ってくると。
「エツコさん、Kさまからメール届いていますよ。」クニヒサ。

>いい帯ですねぇ。早く締めたいです。

あぁぁ。。。ヨカッタ~!ほんとうに。何よりのKさまのお言葉に、心からホッとしました。
だってこれから・・・永くお使いいただきたいから、Kさまに少しでも残念なキモチがあったら
きっとそれは、叶わなくなってしまうから。
Kさまが気にいってくださったのなら、大丈夫。
ちゃーんとお似合いになるイメージは、こちらではバッチリありましたので!(笑)。
嬉しくて。
昨夜はいつも以上に早く!?布団に入ってすぐに良い眠りにつけまして。。。まだ夢心地(笑)。

Kさま、次回お目に掛かれます日にはぜひ!お召しいただけましたら幸いです!!









by senshoku-iwasaki | 2016-11-24 22:10 | 着尺・帯
愛おしい半巾帯。
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昨日織り上がったのは、緯吉野の半巾帯。
タテ糸もヨコ糸も。
お陰様で今年もイロイロ・・・八寸帯地を作るコトが出来まして。
それらを制作した残りの糸が、まぁまぁだったりチョットだったり出るものだから。
主にそんな糸たちを使っての、愛おしい半巾帯なのです。
以前にも書いた気がしますが、これを作ることで生まれる発見がありまして。
特にこのシリーズのタテ糸は、ビックリするくらいカラフルだったりするので。
おぉぉ。ココの、この見え方面白いじゃーん!なんて、二人で盛り上がり(笑)。
また八寸で再現したりして、ぐるぐると幸せな行ったり来たりを繰り返しています。

この写真の半巾帯ではないのですが。
最新の『美しいキモノ・冬号』の中で、染織こうげいさんで取り扱って下さっている
iwasakiの半巾帯をご紹介くださいました。
今年の初めに取り掛かっていた、これと同じ緯吉野の組成のものと山形斜文のものと。

二人して、すぐに忘れちゃう悪い習性(!?)がありまして。
ホントにダメじゃーん!(涙)って、そのことについては落ち込みっぱなしの私(エツコ)。
でもでも。
すぐに忘れちゃうから、毎日本当に発見がありまして。
メモをとっても、写真に残しても気がつかなかった小さな小さな驚きが、織物制作を
続けさせてくれています。やり尽くすコトも、飽きるコトもさせてくれないのです。
同じタテ糸で、これだけ違う3本の半巾帯。
色柄だけではないのが、織物の最大の魅力なのだと今日もまた改めて実感しました。

この半巾帯も、増孝商店・冬場所に並びます。
iwasakiの織物の中でも特に、『ぱっと見』と『じっと見』でかなり見え方が変わるタイプ
のひとつですので、じっくりとご覧頂けたらウレシイです。




by senshoku-iwasaki | 2016-11-20 22:36 | 着尺・帯
2016 増孝商店・冬場所のお知らせ。
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東京蔵前・・・増孝商店、久々の開店です。

◆2016年 12月8日(木)・9日(金)・10日(土)・11日(日)の4日間限りのオープンです。

今年は、和モノの展覧会が(iwasakiにとっては)多かったので。
ナカナカ自分たちのお店を開く余裕がありませんで。(情けないコトに・涙)
GW場所以来の増孝商店となりました。
GW場所は3日間でしたので、この冬場所合わせて・・・ちょうど7日間の相撲(!?)です。

写真は、エキストラファインウールを使った楊柳のマフラーの整経中。
今年制作した帯地や着尺を中心に。
あったか~い織物、マフラーやショール、ブランケットも並びます。

工房では。
Fさまの杉綾織りの着尺を、機にセットする間に・・・2種の半巾帯地を織りながら・・・。
夜には久々の、ショールの房のヨリヨリ仕上げをする日々。
山形斜文、青木間道モチーフの組成、平織りだったかと思ったら、緯吉野・・・と。
目まぐるしく組成も、糸も太さも、出来る織物の用途も変わるので。
織る私(エツコ)も次々とアタマを切り換えつつも。
マフラーに、半巾帯・・・おっとこれは!
チョットずつ残った、中途半端な量の(だけど、私にとってはお宝の)糸たちをかき集めまして。
楽しくて幸せなんだけど、面倒で時間も食う・・・逆算の制織作業に燃えております(笑)。
チラチラと。
綜絖、筬通し作業中のクニヒサの進行を気にしつつ、あれが終わるまでには!と。
が、しかし。最近クニヒサの仕事も早くなりまして。ムムム・・・。ずっと焦り気味の私。








by senshoku-iwasaki | 2016-11-15 21:51 | 展示会・お知らせ
素晴らしきエンドレスを目指して。
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次にかかる、Fさまの杉綾織りの紬のタテ糸を染めて・・・。
更に来月の『増孝商店・冬場所』でお渡し予定の、
Hさまの半巾帯のタテ糸を染めるために大鍋で湯を沸かす間に・・・チョキチョキと。
クニヒサは庭木の枝を剪定中。
今年たくさん実をつけてくれたカボスの木は、風通しの良いようにして、根本にはお礼肥を。

今年は。
杉綾織りの着尺を、かなり織らせて頂いている気がします。
iwasakiではご注文で制作するときは、同じタテ糸で着尺なら2反分経てることが多いです。
特に杉綾織りは。
タテ糸本数が1500本近くあるので、その度に綜絖通して筬通して・・・の時間を考えると。
せめて2反は織りたいのです。
ご注文の反物のほかに、このタテ色にこのヨコ糸で作ってみたかった・・・というものを。
そういうものも含めて。
今年はまだあと数反は作らないと!
作れるうちに、とにかく作りたいのです。
それは眼に限界があるから(涙)。
年を重ねて、経験を積んで、どんどん作れるモノが増えるのならばいいのだけれど。
たぶん、そうはいかなくて。
平織りに比べて仕事量も糸量もある杉綾織りは、自分たちで作って売るスタイルの、アウトロー
のiwasakiでは価格も平織りより高くなるので、若いときには作る勇気がなかったのです。
10年ほど前からようやく・・・作ることが出来まして。
少しずつステキなユーザーさんの元へ。それは本当に幸せなことなので、二人眼が見えるうちは
出来る限り織りたいのです。
経験を積んでも、限界はあるけど。
圧倒的に作っていないと作れない領域は、あるのだと思うのです。

年とともに・・・作れるモノも少しずつ変化して当然ですが。
やっぱり良い年を重ねたいので(笑)、精一杯まだまだガンバリマス!




by senshoku-iwasaki | 2016-11-12 00:01 | 工程
イチョウとカリンと。
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我が家から1キロ坂を下ると、遠くに見える大きなイチョウの木。
私(エツコ)は、このイチョウが好きで。
自宅が工房と別だったときは、毎日眺めて工房に通うのが嬉しかったのがこの木。
こうして色づいてくると、坂の麓から確認出来まして・・・あぁ、黄色。
きっと私は、この色がたまらなく好きなんだということに、最近になって気づきました。

18年前に南部町の借家を探していたときの決め手になったのも黄色。
ちょうど今くらいの季節でして。
家の脇にかりんの木が、たわわに黄色の大きな実をつけていたものだから!
その借家に12年暮らして。
毎年かりんの蜂蜜漬けを作りまして、イワサキ家の冬の喉を潤してくれまして。
そのときに、虫食いだったりしたところを庭に捨てていたところ・・・なんとある春に芽が!
ちょうどその頃、手に入れたのが現在の工房でしたので。
10センチくらいの、小さなかりんの木の赤ちゃんを庭に植えました。
その子がなんと!
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今年初めて実をつけたのです!!それもたったひとつだけ。
木はすくすく成長していたのだけれど。
花が咲くまでに何年もかかり、やっと咲くようになっても実は付けず。
「エツコさん、かりんは実生だと実は付けないって聞いたことありますよ。」
クニヒサに何度も切られそうになったのも、ある意味良いストレスだったのかも(笑)。

このかりんの隣には、今年大豊作のカボスの木がありまして。
ナカナカ収穫出来ないうちに・・・木で完熟しまして、すっかりゴールデンに。
黄色いマフラーを織りながら、なんとも幸せな気分で庭を眺めていたのだけれど。
かりんはまだ大丈夫だけど、カボスはさすがにもう収穫しなきゃ!・・・と。

珍しく日曜も出かけることなく、のんびりしていた息子を使って・・・。
昨日全部取ってもらったので。(今じゃ、クニヒサより背が高く便利なことで・笑)
今晩から・・・ゴールデンかぼすポン酢の仕込みに。

黄色、黄色、黄色。
我が家で23年一緒に暮らすカメもキイロちゃん。キバラガメ(黄腹亀)とも言われる
けど、23年前はペットショップで『イエローゲーリー』って書いてあったっけ・・・。
きれいな黄色だったキイロちゃん。
その後やってきた、ミドリガメのミドリちゃんと・・・今じゃ同じ風貌に(笑)。

大きなイチョウの木のように、何年も何十年も・・・この黄色が続きますように!!

by senshoku-iwasaki | 2016-11-07 21:47 | 工房周辺
ジャコブウールのブランケットにも取り掛かりました。
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今年はラドナー種のブランケットだけでいこうかな・・・
と言っていたクニヒサでしたが。
前回のグリーン系のブランケットを織っている間に・・・
やっぱり・・・。ジャコブウールの糸も注文。
今年は、ジャコブのタイプもシンプルな感じです。

ご注文をいただいている、杉綾織りの着尺がまだ何点かありまして。
今年中にお納めさせて頂く予定で進めておりまして。
先日宮坂さんでお願いした、経糸の生糸が届くまでの間に
クニヒサはブランケットを。私(エツコ)は絹とウールのショール
の他に、久々に楊柳のマフラーを織っております。
マフラーのほうは、明るいカラーで。
オレンジやメロンやグレープといった、ポップなカラーがキモチ明る
くしてくれて、肌ざわりの良いエキストラファインウールとシルクで
冬将軍と戦ってもらおうと。

二人でウールに取り掛かっているものだから、工房はホコリが・・・。
最近手に入れた、マキタのコードレス掃除機をちょいちょいかけて。

12月初旬には蔵前の『増孝商店・冬場所』を予定しておりまして。
温かい織物たちは、そのときにと思って作っているところです。
夏場所を休場(!?)しましたので・・・
たった二場所限りの2016年となりそうです(笑)。

年が明けたら。
お世話になっている、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテル
での展覧会から始まって。愛知県の雅趣kujiraさんでのグループ展、
それから・・・染織こうげい・浜松店さんでの展覧会と。
桜の頃まで続きます。。。なので、ずっと引きこもり(笑)。

久々のポップなマフラーや、ブランケットがiwasaki夫婦の気分転換に
なっておりますっ!






by senshoku-iwasaki | 2016-11-04 23:30 | 纏う布・暮らしの布