シカ当たり。
年越しはいつもより暖かだったので、お隣の梅がポチポチと咲き出したお正月。
お隣には昨年まで・・・廃屋になってしまった草屋根のお家がありまして。
こじんまりとした、風情のいいお宅でしたが。荒れ果ててしまったので、取り壊されまして空き地に。
甘い香しさについ・・・
我が家の方に伸びた一枝を・・・拝借いたしましてぇ・・・。
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我が家の床の間に、クニヒサに挿してもらいまして。私(エツコ)は、ドロボーしただけ(笑)。
北側にあって、工房の脇の普段誰も使わない部屋なので・・・10日経ってもまだ大丈夫。
一緒に活けたハランは、奇跡の(!?)一枚。
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お節の仕分けに・・・と、年末ハランを切ろうとしたらビックリ!!
丸坊主に!!ハランドロボーの犯人はシカ!
お隣が無くなったら、すっかりシカの通り道になってしまいまして。
ハランが軸だけになって、日当たりが良くなったせいかしら!?
クリスマスローズはいつもより、大きな芽を出しています。
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興味深いのは、この写真の手前のハランはもっと深くかじられていまして。
裏山に近い側から無くなって。4株あったのですけど・・・きっと最後の株の写真奥も。
軸だけになるのは、時間の問題のようです。
建物が無くなって。風当たりだけじゃなく、シカ当たりまで強くなってしまった年初め。
# by senshoku-iwasaki | 2017-01-12 21:41 | 岩崎のある日
ekkaで制作した和のコート。
昨年の増孝商店・冬場所で、久々に再会のコート。
iwasakiとさかたかずみとの共同制作で、今までに何点か・・・制作してきました。
最近はナカナカ・・・作るコトが出来ないのですが。

生地が織り上がるまでに時間がかかり、尚且つ織れる組成や、幅にも限度があり、既成の服地なら
必須(!?)の、生地の後加工や処理が出来ないなどなど・・・
市販ではゼッタイあり得ないiwasakiの手織り地を、同じくらい時間をかけて地直しをして。
デザインをしてカタチにするさかたの仕事。
滅多に出来ない分、少ないけれど作るコトが出来て本当に良かったと思う日々です。
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Mさまは、打ち合わせの途中から・・・洋装用のインバネスコートから和装用のトンビコートに変更に(笑)。
エリ蚕のウールのような質感がトロンと。羽の落ち感もイイ感じでした。
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Kさまの羽織りコートは、タテが紺に染めたシルク、ヨコがリャマのナチュラルカラーです。
これは10年ほど前にお作りさせていただいて。Kさまにご愛用いただいております。

MさまもKさまも。iwasakiが活動し始めて間もなく・・・からの永いお付き合いを頂いております。
時間はかかるわ、気は利かないわ、安くはないわ・・・のiwasakiですが、
自家織物がこうして・・・さかたの手によってカタチになって、纏われて。また年月を重ねて。
これからも。
ユーザーさんと織物と、年月と経過を重ねてゆきたいから・・・。
とにかく健康で、一日でも永く・・・仕事を続けたいと思っております。


# by senshoku-iwasaki | 2017-01-09 22:42 | ekka
昨年末最後に織りあげた、杉綾織の紬は・・・。
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ちょっぴりエキゾチックなトルコブルーです。
タテ糸は宮坂製糸さんの生糸、ヨコ糸に赤城の節糸を。
昨年秋以降・・・杉綾織のシリーズに取り掛かり、乳灰色に白金色と。
ノーブルでフォーマルな感じのものでしたので、少しだけクセのある(!?)一品にしてみました。

生まれてこのかた・・・あらあら50年近くも!ずっと鎖国中の私(エツコ)ですが。
実はものすごく。
海の彼方に憧れがありまして。それも厄介なコトに(笑)、恐ろしく辺鄙な所ばかり興味がありまして。
ちょっとやそっとじゃ行けそうもない所ばかり。
秘境と言われるような不便な所ほど・・・自家織物のイイ匂いがしてきます(笑)。
生きるコトに精一杯な、過酷な地であればあるほど力強い、生命の花のような織物が。

手織りをしていると、ふと天のチカラを感じる瞬間がありまして。
それがココロと通じていると思えてならない不思議な感覚が、この掌にやってきます。
それはランナーズハイなキモチにも似ていて、アタマの中が空っぽになって織り進めているとき。
あぁ、なるほど。これは幸福感なのだと。。。
秘境といわれるような場所で作られた、生きるための織物たちからも・・・。
ちいさな幸福がいっぱい溢れ出して見えるから。
この幸福感を知らない、大きな国の誰かの利益のために・・・
暮らす場所が戦場になって、織物どころじゃない土地がどれだけあるのだろうと思うと。
なんとも切ないキモチになりまして。

何のチカラも無い私だけど・・・生命の花を感じるような織物力ある織物を、一見なるべく
どーってコトの無い、カタチの無いモノを!信じて作りたいと思っております。








# by senshoku-iwasaki | 2017-01-04 21:40 | 着尺・帯
2017年、明けましておめでとうございます。
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南部町は穏やかな元旦となりました。
今年は地区の神社の当番で、昨晩は11時からお宮に集合のクニヒサ。
今朝は恒例の、ここの集落の互礼会に朝から集合。
iwasaki家を代表して、きっと歳神様に最高のご挨拶が出来ました。

今年はiwasaki、お陰様で25周年の節目の年となりました。
「まず5年。そして5年。10年続けると道が見えるから、そしたら10年。25年出来たら本物だ。」
学生の頃、大師匠が言っていた言葉です。
織物でホンモノになれたかどうかはわからないけれど(笑)。
ホンマモンのバカにはなっている自信があります。
毎日。時間が足りないくらい仕事が楽しくて、終わらないから苦しくて(笑)。
でもバカだから(笑)、きっと明日はもっとイイ仕事ができるんじゃないかと信じてしまうのです。。。
結局。
何もしない、が出来なくなりまして。
今日もモソモソ・・・クニヒサは糸の糊付けに、私は杉綾織の紬に。。。
これから。
より一層バカに磨きをかけて(!?)いぶし銀な織物を目指したいと思います!
こんなiwasakiですが・・・。2017年もどうぞ、よろしくお願いいたします。



# by senshoku-iwasaki | 2017-01-01 19:00 | 骨子・背景
今年のシメも最中。札幌・三好屋の『クマ最中』と、金沢・森八の『蛇玉もなか』。
今年最後のブログは、なんかファンシーです(笑)。
アトリエ紀波さんと、増孝商店・冬場所でお話ししていたときに、
「エツコさん『クマ最中』って知ってる?知らない?じゃ、今度送るね!すっごくカワイイの!」紀波さん。
南部町に戻ったある日、「北海道クマ最中セット」と書かれた箱が届きまして・・・。箱を開けてビックリ。
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別添えの粒あんと、栗餡を・・・立体型のくまちゃんに自分で入れるタイプの最中。
種(皮)は、ぱりっぱり。あんこはみ出し気味もカワイイです。。。
この三好屋さんは、お餅屋さんのようで。餡もそれぞれ美味しいです。
紀波さんが「お湯を注ぐと、ぜんざいになるって書いてあるんだけどね。お椀に入った姿がまたカワイイの!」
あーハイハイ。確かにたしかに。かなーり癒される、美味しいくまちゃんです。
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そしてもうひとつ。
来春から金沢の大学に娘さんが進むことになった、友人から。
龍が持っている珠のようなデザイン。金沢の森八といえば、行ったことのない私も耳にする・・・。
そういえば学生の頃、郡上でお茶を少しだけ習っていたときに・・・
先生が森八さんのお干菓子を出してくれたのを、ふと思い出しまして。
食べ物の記憶というのは、何かの拍子にひょんと飛び出してくるのは・・・私だけでしょうか(笑)。
香ばしい種に、少し甘味の強いなめらかな漉し餡。トラディショナルな最中です。。。
さすが!森八さんの家紋の最中。看板商品に最中、というのがヒジョーにウレシイ私(エツコ)。
それにしても。
ずっとチビッコだと思っていた、ヒナちゃんが。進みたい道を見つけ、もっと勉強したいと編入試験を受ける
ために今の学校の勉強をしながら・・・受験勉強までして。尚且つ、年が明けたらすぐ国家試験と聞き。
立派な二十歳だなぁ。。。
「このお干菓子、ウマいなぁ。どこのかなぁ。」なんて思いながら作法も覚えず(笑)、お茶を頂いていた私とは
えらい違いだなぁ。。。
「・・・やっぱり親の背中でしょう。」蛇玉もなかの包みを開けながら・・小6娘。
「特に母親でしょう。」お茶を手にパクリと・・中2息子。

今年も。思いもかけず、いろんな土地のさまざまな最中を頂きました。
人の数だきっと・・・最中も存在するのだと実感しながら。織物のことばかり考えていました。
来年も。
クセのある?、クセの無い?、上品な?、派手な?、重めの?、軽めな?・・・いろんなiwasaki織物を作りたい
と思っております!!
2016年も有難うございました。





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-31 22:58 | 最中
静岡カントリー浜岡コース&ホテルでの「糸と糸の交差 色と色の交差 染織iwasaki展」始まりました。
本日より。サルとトリの年を挟んで・・・始まりました。
今回の顔は、新作の青木間道をモチーフにしたショールです。
タテ糸にシルク、ヨコ糸にエキストラファインウール、所々に太めのシルクがビーズのように輝いて。
じきにやって来る新しい年も。全ての人に、キラキラと輝く瞬間が沢山ありますように!
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2016年 12月30日(金)~ 2017年 1月29日(日)
10:30~19:00     1月5日・6日のみ休館
静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロア・シンキングルーム 3F
※iwasaki、1月8日(日)・21日(土)・29日(日)は会場におります。
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搬入の日。御前崎の海もキラキラ。
南部町よりも日差しが力強い御前崎市。
あぁぁ。もう春なんだわ・・・と。ひたすらに焦る私。たぶんクニヒサも(笑)。
春には展覧会が重なりまして。
こちらでの展覧会の後に、2月に雅趣kujiraさんで、3月に新宿伊勢丹で、4月に染織こうげい・浜松店さんで。
仕事納めはまだ。仕事始めはきっと明後日から・・・ってコトは元旦!?
ゆるゆると。それもイイかも。








# by senshoku-iwasaki | 2016-12-30 21:11 | 展示会・お知らせ
蜂の家の『栗のまゆ最中』と『まゆ最中』、扇屋の『扇最中』
本日も・・・先日頂いてしまいました、美味しい最中の第2弾。
今回はマルい系の二品です。。。
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Eさまから「『まゆ最中』はエツコさん知ってると思ったんだけどね、これは秋限定の栗餡なの!」と。
『栗の最中』は、栗の粒々が小豆餡に散りばめられた栗餡で。
Kさまからの通年タイプの5色の『まゆ最中』と。愛らしい、繭のカタチは幸せのカタチ。
小ぶりで、しっかり厚目の種(皮)に、栗の餡、小倉、胡麻、白つぶしに柚子餡、そして黒糖と。
季節限定の栗は、来年までお預けですが・・・どの餡も種とのバランスが良くて。大きさも良くてぇー。
どれも香りが良くて、黒糖は後からコクがやってきます。。。
Eさま、Kさま、ごちそうさまでした!!
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Uさまに「ここ扇屋さんは、東大の近くにあって。私はここの栗蒸し羊羹が好きなんですけど、エツコさん
にはやっぱり最中かと・・・。」と(笑)。あわわ。。。ずみまぜんっ!!
Uさまのお好きな羊羹の土台は、やっぱり小豆の餡ですものね。お店の名前のついた最中ですから。。。
裏切りませんっ!潔いシンプルな薄い丸のカタチの種(皮)は、厚くなくパリッと香ばしく。
その種にちょうど馴染む、程よい柔らかさの餡。これは、どストレートに美味しい最中でした。

嗚呼、最中。
さいちゅうと書いて最中。
私(エツコ)はずっと終わらない仕事のさいちゅう。
それは、私自身が死ぬほど恋い焦がれた暮らしみたいなもので。生きていることと、仕事がずっと一緒。
毎日は変わらないようでいて、日々違うから。仕事の内容も味も、きっと少しずつ変化して。
iwasakiの織物が、iwasakiならではの餡であり、種でありたいと日々思いながら・・・手指を動かして。
今年もまだまだ終わらない・・・たぶん、終わらないまま来年が始まり来年のさいちゅうに(笑)。






# by senshoku-iwasaki | 2016-12-27 22:48 | 最中
今年最後の最新作は、久々のMen's仕様です。
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30日から・・・年越しで開催の、静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアでの展覧会に。
「イワサキさん、今年は『男性も照れなく使えるマフラー』作って下さいね」企画をされている小林さんに。。。
こちらでの展覧会は、かれこれ10年以上になりますので・・・。
そんなテーマでMen's向けのマフラーは、過去にも平織りや杉綾織りでは制作しましたが。
肌ざわりが良くて暖かく、毛玉の出来にくいエキストラファインウールを肉厚に感じるマフラーもイイかも!?と。
今回は緯吉野で。たっぷりとヨコ糸が入って地厚です。
ってコトは。
織るのに時間がかかりまして・・・(涙)。
久々に・・・やっちまった~!な後悔なキモチも交じりつつ。
でもタテに経てたマフラー数本分のタテ糸は長く・・・。よく見たら、九寸帯地とほぼおんなじ風情(笑)。

ガチで自家織物作って売って、ガチで暮らすiwasakiは、いつもこんな調子。
もうすぐ結成25周年になりますが。
「こんな感じの織物あったらイイよね。」「日本民藝館にあった、あの布の感じヨカッタよね。」
色柄のデザインだけが重視では無くて。
世界中、人の暮らすところなら必ず存在する・・・創意と工夫と。
その日そのときの、ありったけの美意識を詰め込んだ、どっかの知らない誰かが作った自家織物が大好きで。
そんな空気を孕んだ織物を、ただただ作って生きていきたいのです。
だって、デザイナーになりたいわけでも芸術家になりたいわけでも無いから。
ただ手指を動かして。
まさか本当に。生かされて。今年も、暮れていこうという奇跡。
作るのに時間がかかって、時間もお金も。いつでも足りないけれど(笑)。
この幸せな年月は、きっとそうは得られないと思うから・・・。
若い方で、やりたいコトを諦めようと思ってる人が、たまたまこのブログを見たら・・・。
こんなバカでも、幸せな仕事で生きています!って知ってほしいかも・・・です。








# by senshoku-iwasaki | 2016-12-26 22:17 | 纏う布・暮らしの布
メリークリス升最中。たねやの『斗升最中』と、宗像製菓の『上尾宿』。
先日の増孝商店・冬場所で・・・。頂いてしまった最中たち。
今日は升のようなスクエアな2種をご紹介。
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日本刺繡の飯島桃子さんが差し入れくださったのは、和紙の紙袋も美しいたねやさん。
たねやさんの『斗升最中』は、シャープでカッコイイ升です。ぱかんと2つに割れまして。
柚子の香りの白餡と、上品なこしと粒の中間のような小豆餡で、種(皮)はさっくり。
手づくり最中の『ふくみ天平』と、白餡ベースの栗まんと。
来年春に新宿伊勢丹でまたご一緒させていただく、アトリエ紀波さんと飯島さんと4人で戴きながら・・・。
素材は同じはずなのに、餡が御菓子によって全然違うのは、その柔らかさとかだけではなくて。
小豆の種類や皮の量、お砂糖の種類でも違うとは思うけれど・・・。やっぱり深いなぁ。
絹織物といっても様々なのと通じている気がしてなりません。
今年とは違う・・・iwasaki織物の別の餡じゃなかった(笑)、味わいの帯、着尺を出品できるように頑張ります!!
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上尾にお住まいのSさまから「ご近所の和菓子屋さんのものなの~。」と頂いたのは、
宗像製菓さんの『上尾宿』という最中。甘味求真、昭和の香りもたまりません・・・。
ふわふわの種(皮)に、餡は程々の固さ。
小豆の粒々がしっかりとして、美味しいぜんざいを食べているような最中でした。

Sさまは来年、細い縞の着尺を作らせていただくことになっておりまして。
今年ご実家に帰られた折りに出てきたという、角まわたをお預かりしています。せっかくなので。
チャコールグレーに少しだけ・・・小豆を感じるような、マーブルな手つむぎのまわた糸を散らして・・・。
と考えております。ご実家で養蚕をされていた頃・・・お母さま?お祖母さま?が作られた角まわた。
ちょうどこの最中の種ように、少し耳があって・・・真綿としては、手づくり感がたっぷりありまして。
私(エツコ)の、特注の久米島式まわたつむぎ台を使って、手づくりのまわたの息づかいも残るような・・・
ヨコ糸につむぎ出したいと思っております。。。お正月につむげたらイイんだけどなぁ。





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-24 21:45 | 最中
今年の『コノミノコヨミ』も点滅中。
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iwasakiの大好きな、近正千広さんの手づくり絵カレンダー。
数年前に出会ってから・・・iwasaki家に無くてはならない大切な暦。
日々あわわ。。。としてる間に、私の月日は無常にも過ぎ去ってしまうのだけど(涙)。
昨日より、今日のほうが、そして明日はもっと・・・!イイ日であってほしいから。
千広さんの、千広さんにしか描けない『まいにち』の世界が、まるで織物のごとく愛しくて・・・。
デザインだけでも、モチーフだけでも、色だけでも無い、まるでひとりの個性のように、今日という日を照らしてくれます。

今年はなんだか慌ただしく。
近正ご夫妻の展覧会に出かけるコトが出来ずに。
ほとんど引きこもりで機織りをしておりまして。
ふと気がつくと!!!今年が終わってしまいそう・・・。
『彫刻屋 近正』でネットで直接来年のカレンダー「コノミノコヨミ2017」と
これまた大好き!A6文庫サイズで使いやすい手帳「コノミノテチョウ2017」をお願いして。
iwasakiの2017年がとりあえず確保されたような気分になり、ほっとしております。。。

歴代の「コノミノコヨミ」は、書き込んだり、封筒にしたりするのももったいなくて(笑)、丁寧に保管しておりますが。
「コノミノテチョウ」はスケジュール(特に子供絡みの・・・)を書き込んで。
それも1月から翌年3月まで年度であるので学校行事に欠かせないものでして・・・。
何より。学校があんまり得意じゃない私(エツコ)にとっては、仕事モードでもなくママモードでもない、
ものすっごく自由な千広さんの時間を感じて・・・救われるのです(笑)。
こどもが生まれてからずっと。
母親度を問われると、とにかく困るくらいに自信が無い・・・。
だいたい「フツーってなんだ?」って、いまだに思ってる私なので。
「フツーのママ」には、とうとうなれないままここまで来てしまいましたが(トホホ・・・)
そんな私の、トホホがいっぱい詰まった過去の「コノミノテチョウ」は、宝物です。。。

あぁぁ。
パルシステムのクリスマス&お正月用の先行予約で頼んだ商品たちが、どっさりと届いて。
作ろうと思って頼んだ、ローストチキン用の丸鶏だったり、丹波の黒豆、栗きんとん用の栗、
北海道の花豆、お飾りに松。
なんで素材にしちゃったんだろう・・・。っていうか、大掃除いつ出来るんだろう・・・(涙)。
明けそうもない、真っ暗闇の私の今の現実・・・。
千広さんのイルミネーションがポチポチと、励ましてくれています。。。






# by senshoku-iwasaki | 2016-12-22 23:21 | iwasakiの持ち物
ゆく年くる年で、静岡カントリー浜岡コース&ホテルで展覧会です。
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とうとう11年目に突入しました、静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアでの染織iwasaki展。
なんと!12月30日(金)から始まりまして、来年1月29日(日)までの約1ヶ月間開催いたします。

となると。
12月29日に搬入、ということになりまして。ギリギリまで幸せな(!?)悪足掻きが続きそうです。
増孝商店・冬場所が終わって。南部町に戻ってきてから何かと・・・。用事が多く(涙)。
うぅぅ。。。じ、時間が・・・足りない・・・と言いつつ。
夜の冷え込みに耐えられず(笑)、中2の息子より先に床に就くものだからダメなのだわ・・・と反省をして。
でも睡眠時間はたっぷりなので、何より元気。息子より元気(笑)。
あと10日・・・今年中に終えたい仕事に励みます!

◆「糸と糸の交差 色と色の交差 染織iwasaki展」
2016年12月30日(金)~2017年1月29日(日) 1月5日・6日のみ休館
10:00-19:00
      ※在廊日 1月8日(日)・21日(土)・29日(日)
静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロア・シンキングルーム3F
静岡県御前崎市門屋2070-2   phone 0537-86-2025

ちょうど会期中、奥のカルチャーフロアでは日本刺繍の草乃しずか先生の40年にわたる・・・数々の代表作を
一同に集めた「草乃しずかの世界展~祈りをこめて40年~」を、
2016年12月23日(金・祝)から2017年2月10日(金)まで開催中です。
40年の制作活動のなかで大震災があり、それまで悲しみや喜びの思いを込めてのひと針ひと針が、いつしか
祈りともなっていた刺繍・・・。という言葉に、私たちも全く同じ気持ちで織物製作をしていると思いました。
iwasakiは、まだまだ25年のひよっこですが。
今回草乃先生の作品もじっくりと拝見できるのも・・・とても楽しみです!





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-20 22:41 | 展示会・お知らせ
増孝商店・冬場所'16で・・・。
嬉しすぎる再会の続きです。。。
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ekkaのトンビコートをバサッと脱ぐと、背中に鶴の恩返しの縫い紋の『結びの紬』をお召しのMさま。
しかも首には『摸紗織りのマフラー・ロザ』をぐるりと巻いて。iwasaki尽くしで!
あんまり嬉しくて、うっかり入っちゃった手は私(エツコ)の手です・・・(笑)。

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『地紋のある紬』を、Kさまのイメージカラーでお作りさせていただいて。更に飯島桃子さんの雪花の刺繍を
散らしたお着物に、アトリエ紀波さんの墨染めの帯。峯さんのキノコで染めたというトルコブルーの帯締めに、
根付にカワイイ青い鳥は、一條朋子さんの作とのことで。ブルーがキリッと効いた、温かみがありつつもクール
なお仕度でした。
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iwasakiの440シリーズから。
今年春の新宿伊勢丹でのグループ展で、『緯吉野に丸紋』の九寸帯地をお選びいただきましたOさま。
なんともカッコよくお召しくださいまして・・・。クニヒサとしばし、ぽっかーんと見とれてしまいました。
ご同行のTさまから「また丸紋は作りますか?」と。実は、来年春にも新宿伊勢丹でグループ展が決まりまして。
年明けから・・・今度は、吉野格子に丸紋に取り掛かる予定です。・・・出来るかなぁ・・ガンバリマス(汗)。

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Sさまは『青木間道をモチーフにしたメンデストライプ』をお召しになって。
白倉えみさん作の陶製の帯留めが、金属のようにも見えます。それにピッタリの三分紐が、ヨコに入れた
段とリンクしているようにも見えます。。。

皆さま、本当にありがとうございます。
今回も二人してテンパってしまいまして・・・。お写真に収めることができなかった方々が残念でなりません。
このスナップが、今年の締めくくりのiwasakiのパワーの源です。
実はまだまだ・・・今年の仕事が終わりそうにないiwasakiでして。見通しもつきそうもなく(涙)。
でもでも!なるべく平常心で。
織りは一越一越。
今日の一越が、いつかのどなたかのステキなお仕度の一部になるコトを夢見て・・・。
あと2週間っ!?・・・元気に一越織り重ねたいと思っております。頑張ります!!




# by senshoku-iwasaki | 2016-12-17 23:31 | 増孝商店 KM
お陰様で増孝商店・冬場所'16終了いたしました。
師走の慌ただしいときに、たった4日間の増孝商店にもかかわらず・・・多くの皆さまにお出で頂きまして。
織りのこと、糸のこと、お話しが出来ましたこと・・・とても嬉しくて。心より感謝しております。

毎回のことなのですが、増孝商店はiwasakiのshopではあるのですが・・・。呉服屋さんのようなきめ細かな
サービスが出来るわけでも、トータルコーディネイトが出来るわけでもありません。
たった二人きりの工房で生まれた、(よーく見れば)さまざまな表情を持つ手織物を並べただけのお店です。
ですが、
自家織物としてのとびっきりの(!?)夢も希望も過去も未来も織り込んだ『特別な』イワサキさんち(産地!?)
の織物専門店として・・・これからもひっそりと(!?)開店させたいと思っております。
なんでか時々・・・増孝オーナーのイワサキの母が、看板ばあさんのように(笑)やって来る賑やかなお店ですが・・・。
どうぞ、今後とも末永くお付き合いいただけましたら幸いです。

今場所もiwasakiを身に着けてお出で下さった方々・・・。
残念ながらすべての皆さまのお写真を撮ることが出来ず(><)、一部の方々をご紹介させてください!



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まるで機械織りの服地のようにも見えちゃうくらい(笑)、潔いヘリングボーンの九寸帯地は、10年ほど前にクニヒサが制作したもの。
洋服もキモノも。いつでも男前でカッコイイKさま、この帯地は一目で「コレ!」と。以来「とっても重宝しているのよ。」と。
来年は、刈安で黄色の、これまたiwasakiでもかなり潔い縞のシリーズ『小径』をお作りさせていただくことになっております・・・。
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山梨県民のOさまは、「南部町に行くよりも東京のほうが行きやすいの!」と杉綾織の紬をお召しになって・・・。
「とても気に入ってます。『育てていくキモノ』にハマっちゃった!」とウレシイお言葉を。この日の首元にはiwasaki初期
時代のストールが・・・。一瞬自分で織ったのに、ウチのだっけ!?な私に「これもずーっと使ってるの。」あぁぁ。。。
Oさまにも来年は、お持ちの博多の八寸に合う『一見どーってコトないけど、じわじわくる三つ崩し的な着尺』をお納め予定です。
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Uさまに杉綾織りの紬をお納めさせて頂いたのは、昨年末のこと。ご注文いただいてからお色味の検討を重ねて。
タテの紺に、ヨコをグレーにするか茶系にするか・・・結局。茶味のベージュがなんともUさまにピッタリと。
この日の更紗の帯がまた、杉綾織りの紬をグッとカッコよく見せてくれていて・・・とても嬉しかったです!
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GW場所で新作の緯吉野九寸帯地『ゼリーのミルフィーユ仕立て』をお選びくださったTさま。
「若い時に作ってもらった着物を、染めに出して渋くしたんですけど、この帯に合っていますか?」
うは~。ありがとうございます!とってもお似合いです。今年念願の、毘沙門天のだるま市で健康をお祈りして。
小さな髭だるまを眺めながら織った帯地です(笑)。こんな素敵にお召しいただいて。毘沙門さま?だるまさん?の
お陰かもしれません。
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昨年こんな感じの半巾帯を作りまして。「この感じで八寸を」とご注文いただきましたHさま。今年の『日本の夏じたく』
でお引渡しさせていただきました。『帯』となった姿では初めてでしたので、うっかり写ってしまった私が、ぽわーんと
お間抜けな顔をしております(笑)。いつものことなのですが・・・。工房で機にかかっていたときとはまるで違うのです。
「どーよ。イイでしょ」と帯に言われているような気になるくらい、素敵にお似合いでした。
次回に続きます。


# by senshoku-iwasaki | 2016-12-13 23:40 | 増孝商店 KM
増孝商店・冬場所'16 明日千秋楽です。
たった4日間の増孝商店・冬場所ですが・・・。
連日お忙しい中、皆さまにおいで頂きまして感謝感激です!(涙)
初日、2日目と私(エツコ)一人で店番でしたので・・・。
不備不手際の対応で・・・ご迷惑をおかけしたことも多々かと思います。
何分普段は山の中で。サルやシカには沢山会うのですが(笑)、ヒトとの接触が極端に少ないもので・・・。
申し訳なく思っております。。。
今日からクニヒサも合流して、少し落ち着きました。二人がかりでも、うっかりだらけの(汗)素人商店で。
最終日の明日は5時までですが・・・よろしければお出かけくださいませ。
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連日iwasakiで制作させて頂いたお着物や、帯、ストール、マフラーを身に着けてお出で下さるお客様に。
本当に。心から救われております。
庭にやって来たおサルを追い払いたいと思いつつも、織り目を数えつつ織っているので機から立てなくてムムム~!
ってなりながら織った帯地だわ!とか。ステキなユーザーさんに、素敵に着こなして頂いて格調高くなっている織物
たちに、毎度のことながら・・・織物を続けてきてヨカッタと思うばかりです。
お写真を撮らせて頂けた方々のお姿は、また追ってご紹介させてください!!
今日はほんの一箇所。
なんと!繋ぎ糸だらけで再構築した、iwasakiの大作リサイクル『結びの紬』のMさま。
「背中の鶴は、エツコさんよ。」と。鶴の恩返しの縫い紋がっ!!
私自身は身を削るどころか、どんどん太るばかりですが(笑)。
「せっかくだからね、頂いてからこうなるまでに2年かかっちゃったけど。どう?イイでしょ?」Mさま。
イロイロ考えてくださって。楽しんでくださって。
つくづくと自分たちは幸せモノだと。織物をしていなければ、この歓びにも出逢えませんでしたから。
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今場所で私が着用しております紬は、クニヒサが20歳の時に2反目に織ったもの。
全て植物染料で、苅安や藍、ヤマモモに阿仙・・・。実は当時はとても派手でしたし、柄行も着尺らしくないし・・・。
と約30年タンスで反物のまま、眠っていたものです。
それが年月と共に色味も落ち着きまして、最近仕立てていただきました。
この28年、iwasakiも様々な紆余曲折がありましたが。年月と共にこの着尺のように落ち着くところに落ち着いて。
たくさんの方々に支えて頂いて・・・今日のこの日に繋がっているコトに感謝しかありません。

# by senshoku-iwasaki | 2016-12-10 20:48 | 増孝商店 KM
明後日12月8日から4日間!増孝商店・冬場所'16始まります。
年に数回のiwasakiのshop、増孝商店。
もともとは玩具問屋だったクニヒサの実家です。
天国の祖父も父も。3代目の仕事を、応援してくれていると(勝手に!?)思っております(笑)。
今場所は。
今年手掛けた帯や着尺を中心に、新作のウールの楊柳のマフラーやブランケットも並びます。
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12月は、我が家の中学生と小学生の子供達の学校の用事もそれぞれあって。
ナカナカ時間が合わなくて(涙)。
今年と来年も・・・。増孝商店はあんまりオープンできないかもしれませんが(トホホ・・・)
再来年以降は、iwasaki工房もこの増孝商店奥に一部お引越しなので・・・。
もう少し定期的に営業できるようになると思います!
来年じゃなくて再来年の話では、鬼も呆れちゃうような気の長い話ですが。
iwasakiの織物も、増孝商店も。
これから少しずつ、一越ずつ前に進むつもりですので!!
たった4日間の増孝商店・冬場所ですが、よろしければぜひ!お出かけくださーい。
8日(木)9日(金)は、私(エツコ)が一人で店番です。
10日(土)11日(日)はクニヒサも合流して二人でお待ちしております。



# by senshoku-iwasaki | 2016-12-06 21:52 | 増孝商店 KM
夢のようなひととき。
昨日午前、いつものようにクニヒサとそれぞれ織っていると・・・電話が。
「おぉぅ・・。えっちゃんか。あのな今、息子が来とってな。
 今日3時ころになるかな、えっちゃん達のとこへ寄ってもらおうと思ってなぁ・・・。」
「えっ!?日置先生?えっ!?き、今日いらしてくださるんですか??」私。
 一度どうしてもなぁ、えっちゃん達の仕事場に行かなあかんと思っとってなぁ。
「えぇえぇ。ぜひ先生にお出で頂きたいです!って、ホントに今日ですか!?」私。
 そしたらそういうことで。失礼します。」ガチャン。
イワサキの母もだけど、この年代のお方は、言いたいことを言うと受話器を置いちゃう(笑)。
「エツコさん、日置先生が何か?」緯吉野の半巾を織りながら・・・クニヒサ。
「・・・。」
「エツコさん?」手が止まって・・・クニヒサ。
「・・・アタシ今、幻を聞いたんじゃ・・・ないよねぇ。」とりあえず自分の機に戻って。
「エツコさん、大丈夫ですか。そこまでボケました?んで、先生は何と?」クニヒサ。
「う~ん。息子さんが郡上に来たから、その息子さんの車に乗ってここに寄ってもらうっていうんだけど。」
「あ、千葉にいらっしゃるって前に聞いた次男さんじゃない?」クニヒサ。
「そーだ、きっと。・・・じゃ、ホントか!」と言いつつまだ信じられない私。
手はどうしたものか・・・織り途中の新作の杉綾の着尺を進めて。なんかしばらく落ち着かない。。。
しばらく・・・1時間ほど無言で。なんでかそれぞれ織り進めたところで、アタマが整理できまして。
「!!!」
工房は、只今大変な散らかり放題(涙)。
湯通し前のマフラー、湯通し後のショール、iwasakiタグ付け途中のショール。
ウールの糸の入った衣装ケースが山積み。織り上がって間もない、検品途中の半巾帯。。。
でも今週中に増孝商店が始まっちゃうから、今機にかかっているものは織りあげないといけなくて・・・。
そこから
二人で手分けをして、急きょ大掃除!というか大移動!?
どうにかこうにか片付いたところで・・・。先生!!連れてきてくださった息子さん、ありがとうございます!
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ほんとうに。
夢じゃなかった。夢が叶いました。ほんの一時だったけど。
日置先生は、若いときに京都の超老舗の呉服店に就職されて。ご結婚を機に郡上に帰られたころ・・・
故・宗廣力三先生に手伝って欲しいと声をかけてもらったのが昭和39年の出来事。とお聞きして。
郡上紬を、産地の織物としての初期設定に大きく大きく貢献された御仁。
私たちが染織を学んだ学校の先生ではなかったのだけど。
私にとって日置先生は、大きな大きな師匠なのです。
日置先生に会っていなかったら、今の暮らしはきっと出来なかった。日置先生ご夫妻が憧れだったから。
機にかかった織物たちを見て、工房を見て。
「えっちゃん、えっちゃん達はほんとにええ仕事しとるよ。今日は本当に来てよかったよ。」日置先生。
いつかきっと。
こうやって夢は、突然叶うのですね。
せっかくの魔法だったのに、ビックリのほうが大きくて。今年の仕事を見てもらうことも忘れて・・・。
もっとキチンとお掃除をして、私もこんなゆるゆるの仕事着じゃなくてお迎えしたかった・・・(涙)。
全ては後から気がつきました(笑)。
人生を変えてしまうほどのご縁は、細い細い絹糸で。
大師匠と日置先生を結んだように、iwasakiと日置先生も結んでくれています。きっと。
日置先生をグッと近くにまた・・・感じながら、これから気を引き締めて仕事に専念いたしますっ!





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-04 00:11 | 岩崎のある日
久々に、白い銀河絹の山形斜文八寸帯地を織っています。
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今ではiwasaki定番の、銀河絹の山形斜文八寸帯地ですが。
すべてはこの乳白色の、シロから始まりました。

当時宮坂製糸さんで新たに取り組んだ、銀河シルクがとにかくキレイだったから。
このテープ状のキラキラの絹糸を、そのままに近い淡い色に染めて使った半巾帯が始まりでした。
その後にお客さまのリクエストから八寸に・・・。

いまだにだけど、初めは特に。
白いって、やっぱりドキドキ。
だって『糸を染めて織る』のが仕事なので。
染めているといっても白茶なのでわかりづらいし(笑)。

いつでも素材のチカラを信じているし、それが一番引き出せる仕事がしたいと希っていますが。
ただ『白っぽい合わせやすい帯』じゃなくて、チカラのあるシロでありたいと思って制作しております。

銀河絹の山形斜文八寸帯地は、それから幾度となく制作させていただいて。
すっかり定番となって(とはいっても少量生産ですが・笑)。
おかげさまで密かに(!?かもですが)一部のお客様方にご愛用頂いている・・・iwasakiでは一番制作
している八寸帯地に成長いたしました。

一番最初にリクエストして下さったHさまに、心から感謝をして・・・。
時々、この乳白色の山形斜文に取り掛かって・・・キモチを新たにしています。




# by senshoku-iwasaki | 2016-12-01 22:17 | 着尺・帯
ご長寿の神様。
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森くみ子さんが藍を仕込むのは晩秋。
昨年お願いしたときに、町内で私(エツコ)の大好きなイチョウの木の落葉の頃と知りまして。
はて、あのイチョウの樹齢はどれくらいなのかなぁ。。。と気になったところ・・・。
工房からそう遠くないところに、なんと!山梨県で一番古いイチョウの木があると南部町マップに。
先週の日曜日。
ならば葉っぱが落ちる前に見に行かねば!と。
えっと・・・。でもどの辺り?とマップを広げてクニヒサと眺めていたら、ちょうど区長さんが
御神楽の寄り合いの件でやってきてくれたので・・・。
「あっ!ちょうどヨカッタ!金山神社ってどこにあるんですかね?」クニヒサ。
「え?金山神社?ん!?どこだろ・・・(笑)」区長さん。
「なんでも山梨一のイチョウの古木があるらしいですねー。」私。
「イチョウの木?あっ!あるある!あそこ金山神社って言うんだ~知らなかったなぁ。
確かにデカいイチョウの木があるよ。ここを下って行ってさ、地震研究所の先の右手にあるよ。」

なるほど!
ホントに大きい!
樹齢300年以上らしいです。
300年、景色はどう変わったのかなぁ。。。今が一番うっそうとしているんじゃないかなぁ。
この裏山も。杉林になる前は、畑だったらしいから・・・もっと見え方も違ったんじゃないかなぁ。
とにかく大きいので、落ち葉やボタボタ落ちてくる銀杏の数も多くて。
ご近所の方は大変なのかも。
でもなんとも生命力溢れるお姿で。
下から・・・ははぁ~と拝んでしまいました。
後ろの杉山が無かったら、大きな黄金のイチョウの木がこんもりと。金山に見えたのかもしれません。

思いのほか近いところに、ご長寿の神様がいらしたので。
あんまり通らない道なのですが、これからは。
ちょっと回り道をして時々・・・もう一つのイチョウの木からも、パワーをいただこうと思っております!



# by senshoku-iwasaki | 2016-11-28 22:02 | 工房周辺
Kさまの銀河絹の山形斜文八寸帯。
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昨日お納めさせて頂いた『ピスタチオチョコ』なKさまの八寸帯。
キレイにかがって仕立てて頂くと、帯地だったときの顔ではなくなって、おすまし顔のお姉さんのようです。
Kさま、ご注文くださってからお送りさせていただくまで・・・一度も現物を、ご覧になっていないので。
画像ではご覧いただいていても。
実はこの帯を目の当たりにして、本当に気にいってくださるかどうか・・・とても心配だったのです。

息子の中学の学校行事で出掛けている間も・・・。そろそろ届いた頃かなぁ・・?と気は漫ろ。
戻ってくると。
「エツコさん、Kさまからメール届いていますよ。」クニヒサ。

>いい帯ですねぇ。早く締めたいです。

あぁぁ。。。ヨカッタ~!ほんとうに。何よりのKさまのお言葉に、心からホッとしました。
だってこれから・・・永くお使いいただきたいから、Kさまに少しでも残念なキモチがあったら
きっとそれは、叶わなくなってしまうから。
Kさまが気にいってくださったのなら、大丈夫。
ちゃーんとお似合いになるイメージは、こちらではバッチリありましたので!(笑)。
嬉しくて。
昨夜はいつも以上に早く!?布団に入ってすぐに良い眠りにつけまして。。。まだ夢心地(笑)。

Kさま、次回お目に掛かれます日にはぜひ!お召しいただけましたら幸いです!!









# by senshoku-iwasaki | 2016-11-24 22:10 | 着尺・帯
愛おしい半巾帯。
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昨日織り上がったのは、緯吉野の半巾帯。
タテ糸もヨコ糸も。
お陰様で今年もイロイロ・・・八寸帯地を作るコトが出来まして。
それらを制作した残りの糸が、まぁまぁだったりチョットだったり出るものだから。
主にそんな糸たちを使っての、愛おしい半巾帯なのです。
以前にも書いた気がしますが、これを作ることで生まれる発見がありまして。
特にこのシリーズのタテ糸は、ビックリするくらいカラフルだったりするので。
おぉぉ。ココの、この見え方面白いじゃーん!なんて、二人で盛り上がり(笑)。
また八寸で再現したりして、ぐるぐると幸せな行ったり来たりを繰り返しています。

この写真の半巾帯ではないのですが。
最新の『美しいキモノ・冬号』の中で、染織こうげいさんで取り扱って下さっている
iwasakiの半巾帯をご紹介くださいました。
今年の初めに取り掛かっていた、これと同じ緯吉野の組成のものと山形斜文のものと。

二人して、すぐに忘れちゃう悪い習性(!?)がありまして。
ホントにダメじゃーん!(涙)って、そのことについては落ち込みっぱなしの私(エツコ)。
でもでも。
すぐに忘れちゃうから、毎日本当に発見がありまして。
メモをとっても、写真に残しても気がつかなかった小さな小さな驚きが、織物制作を
続けさせてくれています。やり尽くすコトも、飽きるコトもさせてくれないのです。
同じタテ糸で、これだけ違う3本の半巾帯。
色柄だけではないのが、織物の最大の魅力なのだと今日もまた改めて実感しました。

この半巾帯も、増孝商店・冬場所に並びます。
iwasakiの織物の中でも特に、『ぱっと見』と『じっと見』でかなり見え方が変わるタイプ
のひとつですので、じっくりとご覧頂けたらウレシイです。




# by senshoku-iwasaki | 2016-11-20 22:36 | 着尺・帯
2016 増孝商店・冬場所のお知らせ。
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東京蔵前・・・増孝商店、久々の開店です。

◆2016年 12月8日(木)・9日(金)・10日(土)・11日(日)の4日間限りのオープンです。

今年は、和モノの展覧会が(iwasakiにとっては)多かったので。
ナカナカ自分たちのお店を開く余裕がありませんで。(情けないコトに・涙)
GW場所以来の増孝商店となりました。
GW場所は3日間でしたので、この冬場所合わせて・・・ちょうど7日間の相撲(!?)です。

写真は、エキストラファインウールを使った楊柳のマフラーの整経中。
今年制作した帯地や着尺を中心に。
あったか~い織物、マフラーやショール、ブランケットも並びます。

工房では。
Fさまの杉綾織りの着尺を、機にセットする間に・・・2種の半巾帯地を織りながら・・・。
夜には久々の、ショールの房のヨリヨリ仕上げをする日々。
山形斜文、青木間道モチーフの組成、平織りだったかと思ったら、緯吉野・・・と。
目まぐるしく組成も、糸も太さも、出来る織物の用途も変わるので。
織る私(エツコ)も次々とアタマを切り換えつつも。
マフラーに、半巾帯・・・おっとこれは!
チョットずつ残った、中途半端な量の(だけど、私にとってはお宝の)糸たちをかき集めまして。
楽しくて幸せなんだけど、面倒で時間も食う・・・逆算の制織作業に燃えております(笑)。
チラチラと。
綜絖、筬通し作業中のクニヒサの進行を気にしつつ、あれが終わるまでには!と。
が、しかし。最近クニヒサの仕事も早くなりまして。ムムム・・・。ずっと焦り気味の私。








# by senshoku-iwasaki | 2016-11-15 21:51 | 展示会・お知らせ
素晴らしきエンドレスを目指して。
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次にかかる、Fさまの杉綾織りの紬のタテ糸を染めて・・・。
更に来月の『増孝商店・冬場所』でお渡し予定の、
Hさまの半巾帯のタテ糸を染めるために大鍋で湯を沸かす間に・・・チョキチョキと。
クニヒサは庭木の枝を剪定中。
今年たくさん実をつけてくれたカボスの木は、風通しの良いようにして、根本にはお礼肥を。

今年は。
杉綾織りの着尺を、かなり織らせて頂いている気がします。
iwasakiではご注文で制作するときは、同じタテ糸で着尺なら2反分経てることが多いです。
特に杉綾織りは。
タテ糸本数が1500本近くあるので、その度に綜絖通して筬通して・・・の時間を考えると。
せめて2反は織りたいのです。
ご注文の反物のほかに、このタテ色にこのヨコ糸で作ってみたかった・・・というものを。
そういうものも含めて。
今年はまだあと数反は作らないと!
作れるうちに、とにかく作りたいのです。
それは眼に限界があるから(涙)。
年を重ねて、経験を積んで、どんどん作れるモノが増えるのならばいいのだけれど。
たぶん、そうはいかなくて。
平織りに比べて仕事量も糸量もある杉綾織りは、自分たちで作って売るスタイルの、アウトロー
のiwasakiでは価格も平織りより高くなるので、若いときには作る勇気がなかったのです。
10年ほど前からようやく・・・作ることが出来まして。
少しずつステキなユーザーさんの元へ。それは本当に幸せなことなので、二人眼が見えるうちは
出来る限り織りたいのです。
経験を積んでも、限界はあるけど。
圧倒的に作っていないと作れない領域は、あるのだと思うのです。

年とともに・・・作れるモノも少しずつ変化して当然ですが。
やっぱり良い年を重ねたいので(笑)、精一杯まだまだガンバリマス!




# by senshoku-iwasaki | 2016-11-12 00:01 | 工程
イチョウとカリンと。
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我が家から1キロ坂を下ると、遠くに見える大きなイチョウの木。
私(エツコ)は、このイチョウが好きで。
自宅が工房と別だったときは、毎日眺めて工房に通うのが嬉しかったのがこの木。
こうして色づいてくると、坂の麓から確認出来まして・・・あぁ、黄色。
きっと私は、この色がたまらなく好きなんだということに、最近になって気づきました。

18年前に南部町の借家を探していたときの決め手になったのも黄色。
ちょうど今くらいの季節でして。
家の脇にかりんの木が、たわわに黄色の大きな実をつけていたものだから!
その借家に12年暮らして。
毎年かりんの蜂蜜漬けを作りまして、イワサキ家の冬の喉を潤してくれまして。
そのときに、虫食いだったりしたところを庭に捨てていたところ・・・なんとある春に芽が!
ちょうどその頃、手に入れたのが現在の工房でしたので。
10センチくらいの、小さなかりんの木の赤ちゃんを庭に植えました。
その子がなんと!
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今年初めて実をつけたのです!!それもたったひとつだけ。
木はすくすく成長していたのだけれど。
花が咲くまでに何年もかかり、やっと咲くようになっても実は付けず。
「エツコさん、かりんは実生だと実は付けないって聞いたことありますよ。」
クニヒサに何度も切られそうになったのも、ある意味良いストレスだったのかも(笑)。

このかりんの隣には、今年大豊作のカボスの木がありまして。
ナカナカ収穫出来ないうちに・・・木で完熟しまして、すっかりゴールデンに。
黄色いマフラーを織りながら、なんとも幸せな気分で庭を眺めていたのだけれど。
かりんはまだ大丈夫だけど、カボスはさすがにもう収穫しなきゃ!・・・と。

珍しく日曜も出かけることなく、のんびりしていた息子を使って・・・。
昨日全部取ってもらったので。(今じゃ、クニヒサより背が高く便利なことで・笑)
今晩から・・・ゴールデンかぼすポン酢の仕込みに。

黄色、黄色、黄色。
我が家で23年一緒に暮らすカメもキイロちゃん。キバラガメ(黄腹亀)とも言われる
けど、23年前はペットショップで『イエローゲーリー』って書いてあったっけ・・・。
きれいな黄色だったキイロちゃん。
その後やってきた、ミドリガメのミドリちゃんと・・・今じゃ同じ風貌に(笑)。

大きなイチョウの木のように、何年も何十年も・・・この黄色が続きますように!!

# by senshoku-iwasaki | 2016-11-07 21:47 | 工房周辺
ジャコブウールのブランケットにも取り掛かりました。
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今年はラドナー種のブランケットだけでいこうかな・・・
と言っていたクニヒサでしたが。
前回のグリーン系のブランケットを織っている間に・・・
やっぱり・・・。ジャコブウールの糸も注文。
今年は、ジャコブのタイプもシンプルな感じです。

ご注文をいただいている、杉綾織りの着尺がまだ何点かありまして。
今年中にお納めさせて頂く予定で進めておりまして。
先日宮坂さんでお願いした、経糸の生糸が届くまでの間に
クニヒサはブランケットを。私(エツコ)は絹とウールのショール
の他に、久々に楊柳のマフラーを織っております。
マフラーのほうは、明るいカラーで。
オレンジやメロンやグレープといった、ポップなカラーがキモチ明る
くしてくれて、肌ざわりの良いエキストラファインウールとシルクで
冬将軍と戦ってもらおうと。

二人でウールに取り掛かっているものだから、工房はホコリが・・・。
最近手に入れた、マキタのコードレス掃除機をちょいちょいかけて。

12月初旬には蔵前の『増孝商店・冬場所』を予定しておりまして。
温かい織物たちは、そのときにと思って作っているところです。
夏場所を休場(!?)しましたので・・・
たった二場所限りの2016年となりそうです(笑)。

年が明けたら。
お世話になっている、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテル
での展覧会から始まって。愛知県の雅趣kujiraさんでのグループ展、
それから・・・染織こうげい・浜松店さんでの展覧会と。
桜の頃まで続きます。。。なので、ずっと引きこもり(笑)。

久々のポップなマフラーや、ブランケットがiwasaki夫婦の気分転換に
なっておりますっ!






# by senshoku-iwasaki | 2016-11-04 23:30 | 纏う布・暮らしの布
バス停まで。
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毎朝の私(エツコ)の僅かばかりの運動のひとつ。
工房から1キロ先のバス停まで子供と歩くことでして。
息子が小3、娘が小1になった春、工房が住まいとなり。
6年前は、ゆっくりチビッコに合わせて歩いていましたが。
今では子供のほうが歩みが速く、あらら私は足手まとい!?
部活の朝練で、更に1時間早い息子に至っては・・・ギリギリで
走るものだから(笑)、時間差で私のほうが早く家を出るように。
でもそんな目に見える成長が、まるで朝日のように眩しいのです。
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最後の200mはお見送り。バス停はこの先に。
彼女がバス停で友達と合流したのを確認して・・・。
私はまた1キロ、今度は上ります。
ランドセル背負う、娘の後姿を見られるのもあと少し。
この更に1キロほど先の川沿いに、大イチョウがありまして。
青葉生い茂る夏場は見えないのですが、この季節になると確認出来ます。
黄色い扇の葉が落ちてしまう頃・・・森さんの藍の仕込みが始まります。
娘の背中を眺めながら、森さんにお願いする糸の段取りを考えながら。
目に見える成長は、ほとんど期待できない私なので。。。
1時間前と同じように、大きく息を吸って吐いて…大股歩きで。
背筋を伸ばして~。途中、最近アナグマを見かける側溝を覗き込みながら~。
今日出来るであろう仕事のイメージを。
今年もとうとうあと2か月。んんん・・・予定より若干遅れ気味(汗)





# by senshoku-iwasaki | 2016-10-31 22:13 | 岩崎のある日
2016・ブランケット。
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iwasaki定番のひとつに、ジャコブウールのブランケットがありますが。
ずいぶんと前から手掛けているような気がします。
作り出してからもう・・・何年になるのかしら。
あれは30歳になる年だったから、南部町に移り住んですぐの頃。

iwasakiの商品の、全てにいえるコトですが・・・。
たくさん作れるワケではないから、いつの間にかステキな使い手さんの元にいき、在庫切れとなり・・・。
毎年のように・・・数枚制作しています。

今年はラドナー種のウールで。
ジャコブのブランケットよりも少し軽い仕上がりに。
以前制作した、『赤ケット』や『青ケット』と同じ質感で今年はグリーン系。
グリーンとグレーのツートンだから、ヨコにどちらかの色を入れるとヘリングボーンの山が見えたり隠れたり。
山になったり、川になったり、雪が降って見えたりと。
この17・8年のiwasakiみたいです。山あり谷あり大雨(!?)あり(涙)。

私(エツコ)は能天気なので(笑)。
いつだって今が一番!なんだけど。
20年前からあんまり芸風は変わりません。。。ってコトは。
たとえ毎年数枚でも。
ブランケットだけでも、かれこれ100枚近く送り出しているのかと思うと。
ひと昔、ふた昔前にお求めのブランケットも。今年の冬も箪笥の中から引き出して(!?)。
今年の木枯らしにも負けない、肩や背中・・・膝や手指を温めてくれるとウレシイです。
そして・・・
iwasakiの野望といいますか、希望といいますか、切望としましては一日でも永く・・・織物を続けることで。

工房では。
18年前には無かった、クニヒサ考案(!?)のゆるゆるエクササイズを取り入れながら(笑)・・・。
中年夫婦、無駄な動きを取りつつ作業を進めております。
# by senshoku-iwasaki | 2016-10-24 22:16 | 纏う布・暮らしの布
Kさまの銀河絹の山形斜文八寸帯地。
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昨年の増孝商店・冬場所で、ご注文頂きまして・・・。
実はKさま、以前からおっしゃってくださっていたのですが・・・出来れば具体的なお色のイメージが
あると助かります・・・という私たちに、お手持ちの素敵な帯揚げをお持ちくださって。
生まれましたのがこの、ピスタチオ&チョコです。
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Kさまの帯揚げは、焦げ茶と挽き茶といったシックなお色目だったのですが。
銀河シルクが光るので、透明感が出てチョット明るくなってしまいましたが・・・美味しそうなカラーです。
何種かヨコ色の違うサンプルをKさまにご覧いただいて・・・。この濃い茶に。
定番のこのシリーズと同じ、ヨコには艶の無い、キビソ糸なので・・・工房の蛍光灯の元ではこのように
輝きますが。室内や、日陰や暗がりともなると・・・また別の表情を見せます。

iwasaki夫婦の間では、とてもイイネ!と勝手に盛り上がってしまっているのですが(笑)。
さて。
Kさまのお気に召していただけると良いのですが・・・。
神戸に行く前に機にセットして。クニヒサがただ今織っております。。。
私(エツコ)は、まだまだ杉綾の着尺を引き続き制作中です。
二人して合間合間に、新作のショールやブランケットの準備や制織作業を進めつつ。
機にかかったKさまのこの帯地を眺めては、楽しいキモチになっております。
なんだかコーヒーが欲しくなる(!?)ピスタチオショコラな帯地です。
# by senshoku-iwasaki | 2016-10-20 22:24 | 着尺・帯
染織こうげい・神戸店さんでの展覧会、お陰様で終了いたしました。
お出で頂きました皆さま、ありがとうございました。
毎年・・・辛抱強く(!?)お付き合いくださる・・・染織こうげいさん、スタッフの皆さまに感謝しております!
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今回もクニヒサ、たくさんのエネルギーをいただきまして。これからの制作のヒントも湧きました。
展覧会は本日まででしたが・・・。
こうげいさんのご厚意で、今月中引き続き一部ご紹介くださることになりました~。
久々の秋晴れで、お出かけ逃した(!?)方・・・よろしければお出かけくださいませ~。
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昨年ご注文頂きまして、9月にお納めさせていただいたばかりの杉綾織りの紬を、早速にお召しくださったHさま。
帯もiwasakiの銀河絹の山形斜文の八寸です。こちらもHさま仕様です。
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デニムのようなイメージとのことで、いつもより若干太めのまわたつむぎ糸をヨコ糸に。菱は不規則に大小色々。
「この帯に合わせたかったの!」と、大変喜んでくださって・・・。クニヒサから報告を受けまして、私もホッ。
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昨年初めて取り掛かった、『絞り絣八寸帯地』の第1号をお召しでご来店のお客様。
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緯吉野八寸帯地『石畳』を、さりげなく締めてくださって・・・。
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乳灰色シリーズの吉野格子の九寸を。帯締めもステキです。。。

皆さま、本当にありがとうございます。
さっそく、今朝から二人でそれぞれ・・・機に向かいながらつくづく。
「3年前より5年前より、きっと今のほうがイイ仕事させてもらってるよねぇ。。。」私。
「ありがたいことだねぇ。。。」クニヒサ。
「種子島の美味しいお茶があるんだけど。チョット早いけどお茶にしますかね。。。」エヘヘの私。
またまたこうげいさんで頂いてしまいました・・・2年ぶりに再会の四代目松川さんの『喜助最中』に
鼻孔を膨らませながら・・・幸せなお茶の時間を。

アウトローでブランド力も無いiwasakiですが。
こうして作り続けることが出来るという幸せを、皆さまから頂いて・・・感謝のキモチでいっぱいです。
これからも。小さなチカラしかありませんが・・・細々と、長々と、命ある限り織り続けたいと思います。
ありがとうございました!!
# by senshoku-iwasaki | 2016-10-17 22:10 | 展示会・お知らせ
来年の準備。
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先日、宮坂製糸所でわけて頂いた・・・特別な糸。
節がとにかくあるので、かなり太く、そして毛羽立ちを抑えつつしっかりと丈夫な織物にしたいので・・・。
手織りの絹織物のセオリーでは、ありえなーいくらいの撚りを撚糸屋さんにしていただきました。
未精練の状態で一部送ってもらいまして、目標は八分練りでクニヒサが精練を。

今回は、3年前の大雪でバキバキ折れた・・・裏山の樫で、暖を取った灰を使って。
八部練りが目標なこれらは、森くみ子さんに藍染めしていただこうと・・・。
藍液は、アルカリが高いので少しセリシンが残っているくらいがベストかと。

セリシンアレルギーのクニヒサなので(笑)、精練中は『適度な距離感』が大切らしく。
染め小屋に籠ることなく、糸を繰ってつけ込み外に出て。
手入れを怠っていた・・・庭木をチョキチョキ。
合間合間に・・・精練終了時には、庭木もスッキリに。
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絹の手織りといえば、絹は撚りが無いほど光沢があるので、
(無撚りの『銀河シルク』が光るのはそのためです。)
甘撚りにするのがセオリーのひとつだったりします。
撚りを強くかけるというのは、初めの光沢感があまり無いということになります。
これほど贅沢な糸なのに。
始めの絹らしさより、使ってゆくいくうちに糸が馴染みあって光沢感が生まれる・・・。
ヘヴィーデューティで、ハードなデニムのような絹織物を目指します。

染織こうげい・神戸店さんでの展覧会がいよいよ明日から始まりますが、
iwasaki工房では、来年の仕事に取り掛かりはじめました。。。
14日・15日・16日と、クニヒサが染織こうげい・神戸店さんに行っている間も。
どっさりと。宿題を置いていくつもりとしか思えない(笑)・・・クニヒサの今日の動き。
自分の仕事回りだけはスッキリさせて(!?)神戸に出かける気のようです(笑)。

明日13日から17日まで、染織こうげい神戸店さんでの展覧会です。
関西方面での作品展は、ほとんど無いiwasakiなので・・・お近くの方々にご覧いただけましたら
大変嬉しいです!!
# by senshoku-iwasaki | 2016-10-12 21:56 | 素材
最新作は、『青木間道をモチーフにしたショール』です。
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タテ糸に絹、ヨコ糸にエキストラファインウールをメインに、所々に絹。

『青木間道をモチーフにした八寸帯地』を織っていて・・・あぁ、こんなショールも良いのかも。。。と。
縦半分に折れば、マフラーに。
広げて使えばショールとして。
キモノにも洋服にも使いやすそうなサイズにしました。

連休前にどうにか織りあげて。
その間に13日から展覧会の、染織こうげい・神戸店さんに発送の準備をしたり。
再来年から暮らすこととなる蔵前の、自宅部分のリノベーションを設計してくださるつみき設計施工社の
河野さんご夫妻が、お子さんと一緒に南部町までいらしてくださったり。
・・・ってコトは、家中大掃除になってしまったり(涙)。
昨日の町民体育祭が、雨で中止になったことに心の底からホッとして(笑)。
ものすごい勢いで私(エツコ)、房をヨリヨリして・・・出来たそばからクニヒサは、湯通ししてアイロンかけて。
本日どうにか・・・染織こうげい・神戸店さんに全ての荷物を発送出来まして。
あっ!出来上がった、このショールの写真撮るのを忘れてた・・・と(笑)。

帯や着尺がメインですが、こうげいさんはiwasakiの纏う布も歓迎してくださるので・・・。
今年も。
織物力をたくさん籠めて・・・新作の帯、着尺とともにショールもぜひ!お手に取ってご覧いただきたいです。
# by senshoku-iwasaki | 2016-10-10 22:01 | 纏う布・暮らしの布