無地の着尺色々。
昨年末から今年にかけて・・・。織りも織ったり!(・・・と思っていたのは私だけ?笑)
あらためて、手織りは時間がかかるものなんだなぁ・・・と痛感(涙)。今更!?なんだけど、今更。
なんだかずっと。同じような景色を眺めながら、それでも少しずつ前へ前へ。。。
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増孝商店・冬場所でとりあえず織りたてのはやほやの杉綾織りの着尺、『灰』シリーズを並べましたが。
『乳灰色』『灰色』に続き、『青灰色』と淡い灰の3姉妹が出来ました。
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杉綾織りの着尺、そのほかにヨコ糸に新橋色ともいえるようなブルーを入れた『西方の玉』。
同じくタテに明るめの紺に、ヨコにサンドベージュ色のまわたつむぎ糸を入れた『砂とラピス』。
地紋のある着尺の新作は、『紅消鼠』と『千歳緑』の二色が。
綾織りも地紋も、見る角度のよって見える色や柄が変わる・・・織物らしい織物たちですが。
無地なので、合わせる帯や、シーンにも!そっと融けこむモノになるとイイなぁ・・・と。

iwasaki、結成当初から・・・一見どうってコト無いような織物ばかりを作ってきていますが。
着尺は特に、主張は控えめ!?でもでもしっかり意図は、糸味で。
つるつるの生糸は、密度によって太さも撚りも合わせる原糸の本数も違います。
赤城の節糸は、ごつごつとワイルドなタイプと、ごつごつ少なめの品のいいタイプと。
国産の繭、ブラジル産の繭、中国の繭。
どれがイイもどれがよくないも無い(と、iwasaki夫婦は信じてる・笑)それぞれのシルク力を。
ぱっと見では見えてこない、じわじわ感を。
じっと見と、手触りで。
それぞれの違いと良さを感じていただけたら・・・ウレシイです。








# by senshoku-iwasaki | 2017-02-11 22:28 | 着尺・帯
いよいよ来週から・・・。
愛知県刈谷市のギャラリー・雅趣kujiraさんでのグループ展が、15日より始まります。
今回で3回目になりました。
『日本の夏じたく』でもご一緒させていただいている、久保紀波さんとの展覧会も
今年はこちらから始まります。。。
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写真は『銀河絹の山形斜文八寸帯地・cream soda』。
立春も過ぎて、春が少しずつ近づいて・・・。
やわらかな新色の帯地や着尺を、年末からずっと制作しております。
まいにちまいにち。クニヒサと手分けをして・・・
織りながら、染めながら、糸巻きながら、機にかけながら少しずつの生産でして。
日々の景色は、さほど変わらないので(笑)。写真を撮るタイミングも無い作業が続きましたが。
ようやく何反か・・・着尺を湯のし屋さんに出して、それらが戻ってきまして。
搬入の準備をしながら、
これから少しずつ・・・2017年始まりからのiwasakiの新作をアップしていこうと思っております!

☆『お洒落な帯と着物まわりの展示会 同時開催・骨董の帯留展』
久保紀波・岩崎訓久・岩崎悦子・中島いつ子
2月15日(水)~3月4日(土)10:00~18:00 最終日は16:00まで (日・月曜日定休)
雅趣kujira 刈谷市御幸町1-301  phone 0566-25-9337

kujiraさん、大正時代の漆塗りの空間の素敵なギャラリーです。よろしければぜひ!お出かけくださいませ。




# by senshoku-iwasaki | 2017-02-08 21:38 | 展示会・お知らせ
最新の八寸帯地は、味わいたっぷりです。
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あじろのようにも見えるのは、タテヨコともに地色と隣り合わせの色が対照的な色だからなのですが。
今回はタテ糸に赤城の節糸を濃い茶に染めて。隣り合わせは、カラフルな生糸を。
ヨコ糸にはキビソ糸と1対1で、銀河シルクを中心にした繋ぎ糸を。
そうです。
今までに銀河絹の山形斜文八寸帯地を制作する度、織りつけと織り上げ時に出る切り糸を。
せっせせっせと暇を見つけては繋げておりました。
繋ぎ糸は、色がイロイロ入っているので。タテの影のカラフルな色の効果もあってか・・・。
光の加減で、グラデーションに織っているわけではないのに、機から下すときにこんな感じに見えまして。
ナカナカ面白い、自家織物チックな八寸になりました。

iwasakiの八寸帯地のヨコ糸に使用するコトの多いキビソ糸は、自動操糸機で生糸をとる際に繭から糸口を
見つけるときに取り出す、最初のジョリジョリっとした繊維の束を再生して糸にしたもので。
以前はB級とされていた糸でしたが、手間がかかるので今は国産のものは無く、絹紡糸などの加工用になるそうで。
中国産のものでもB級価格では無いのですけど、それすら今後の生産の見通しは悪いのが現状です。
20年ほど前に、初めて宮坂製糸さんをお訪ねした時。
宮坂社長さんが、ご自宅のお母さまのお部屋を案内してくださって・・・。
日当たりの良い、明るい暖かなお部屋のベッドに腰を掛けて、お母さまが繋げてらしたのはあのジョリジョリで!
「おばば様の糸と呼んでるんですよ。」と宮坂さんがおっしゃっていたのが一番印象的でした。
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iwasaki版、ババァの糸(!?)じゃありません(笑)。iwasakiならではのiwasaki yarn(糸)、えつ糸です。
iwasakiのMOTTINAI(もったいない)は、コンセプト重視のものではなくて。ガチでもありますから(笑)。
さり気なく、何気なく、当然のごとくいつの間にか(!?)に・・・また元に戻って次に繋がってゆくモノに
したいと思っておりまして。今までも何度か八寸帯地に入ってきました。
今回は、タテの節糸に負けない、味わいたっぷりの結び目も見どころのひとつになりました。



# by senshoku-iwasaki | 2017-02-05 22:50 | 着尺・帯
静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアでの展覧会、お陰様で終了いたしました。
年越しで1ヶ月間の・・・長い展覧会でしたが、昨日無事終了いたしまして。
お出で下さいました皆さま、関係者の皆々さま、本当にありがとうございました。
お陰様で、11年も!こちらでご紹介頂いて。心より感謝しております。

この10年で、染織iwasakiも。変わらないようでいて、きっと少しずつ変化しておりまして。
今年初めてお目にかかったお客様で・・・。
10年前はキモノは着なかったけど、今はお嬢さんとキモノライフを一緒に楽しんでおられるそうで。
お二人で使うからと八寸帯地を選んでいたりして。
確かに。11年前は、我が家の子供たちも3歳と1歳でしたから。
この11年は、早いようで長い、長いようであっという間だったような日々です。

ここから。
終わることなく(!?)すでに始まっている(!?)iwasakiの2017年です(笑)。
どこまでもiwasakiらしく(!?)ゆるゆると。だけど直球を放り続けてゆきたいと思っております。


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# by senshoku-iwasaki | 2017-01-30 21:58 | 展示会・お知らせ
新作の着尺は、地紋のあるシリーズです。
タテに濃いチャコールグレーを経てまして。
ヨコに赤味の強いグレーを入れたタイプと、濃いグリーンを入れたタイプの2反制作しました。
このシリーズは、ヨコ糸の越し数を数えながら杼(シャトル)を入れるので・・・無口になります(笑)。
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グレーのほうはクニヒサが先に1反織りまして、そりゃぁもう!無口。
私(エツコ)は、そのとき杉綾織りの着尺を織っていたのですが。
いつもの机上ならぬ機上会議は、一切ナシ(笑)。
お互い仕事が捗ります。。。
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グリーンのほうは、今朝織り上がりました。
この地紋のシリーズは、正面で見るとマルがぼーわんぼわーんと。
斜めから見るとウネがぼわーんぼわーんと。
こちらはヨコ糸に赤城の節糸を使ったので、節と太い細いが激しくて。
越し数で入れるから、マルの大きさが大小さまざまになりまして。それが面白い感じになります。。。
クニヒサ、自分がこの地紋から離れると・・・。
「エツコさん、次なんですけどね。・・・あ、ごめんなさい。」
しばらくして・・・今度は糸染めの途中で、窓の外から。
「このくらいの色(の濃さ)でイイですかね?・・・あ、すいません。」
わざとかも!?とも思うものの。
わかっていても。
何か別のコトを考えたり始めたりするとスグ・・・ちょっと前のコトを忘れちゃうのは、私も同じ。
いや、私のほうが重症かも。
ナカナカ越し数が覚えられずに、毎回チェックしながらの自分が一番信じられない日々(涙)。




# by senshoku-iwasaki | 2017-01-25 21:35 | 着尺・帯
土間と縁側の仕事場。
グルグルグル~っ。ブッヲーンと、昭和のモーターは唸りをあげて。
木枠にタテ糸を巻いていきます。
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今年初の九寸帯地は、吉野格子でして。タテ糸は節のない生糸を使うので、『ぜんまい』が大活躍。
中古機料の小森虎さんがおっしゃってたように・・・本当に糸の振り具合、そしてこんな感じに糸口から
スルスルと出なくなってしまった時にも、決して糸が切れるコト無く!ピタッと停止。・・・素晴らしい。
手でグルグル巻き取ってもナカナカこうはいきませんで(涙)。ピシッと切れてしまったり。
タテ糸は結び目が無ければ無いほど、これから先の作業のストレスになりません。。。
結果・・・織りに反映されるので、重要なタテ糸巻きなのです。
それにしてもこの『ぜんまい』。
機械といっても昭和40年代製の、iwasaki夫婦と同世代のアナログなもの。
当時は西陣で、ガンガン仕事をしてきたのだろうと思います。この『ぜんまい』を制作した機屋さんは、
もう存在しませんが、まだまだ!iwasakiで一緒に働いてもらいます。
『ぜんまい』の置いてある場所は、工房に入りきらず(笑)、玄関開けてすぐの土間。
下からスースー冷たい風がやってきて、ストーブつけても寒いので・・・見た目に暖かそうなストーブを(笑)。
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シルバーの地に、紺、しび茶(カーキ)、水色の縞。
なんかイイものが出来そうな予感です!
そうそう、やっぱり工房に入りきらず(笑)整経台が置いてあるのは、元々は縁側部分の廊下です。
ここは日当たり良好で、昼間は特等席。隣りでは我が家のカメが甲羅干ししています(笑)。

昭和のモーター、iwasaki夫婦の手指、我が家のあっちこっちで!次なる織物の準備を進めております。
カメの手も借りたいくらい(!?)だけど、もう20年以上一緒に暮らしている2匹のカメたちは・・・。
最近はすっかりおじいちゃんみたくなっちゃって。昼間は、甲羅干しをしながらこっくりこっくり・・・。
夜は、ヒーターの入った温かい水槽でぐっすり。
カメは万年。まだまだ!iwasakiと一緒に年をとってもらいたいです。


# by senshoku-iwasaki | 2017-01-22 21:57 | 工程
次は吉野格子の九寸帯地と、薄墨の桜のような杉綾の紬です。
今の季節は、乾燥していて。
糸染めをしても、糊付けも!パらりとキレイに乾いていきます。
でもでも、冬の糊付けは。
北風に吹かれて、濡れてる糸は冷たくて。。。ピリピリするくらい!
それでも乾ききらないうちに・・・定期的に1カセずつ絞りながら・・・そしてパンパンとさばきます。
冷たいのは指先、手のひら、それから手首。
なので・・・。
糸染めと糊付けは、大抵クニヒサが担当です。(笑)
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これから掛かる九寸の帯地は、440シリーズも・・・と思っておりまして。
まずはノーマルタイプをクニヒサが織っている間に、私(エツコ)は絣の準備になりそうです。
その前に今織っている、地紋のある紬を織りあげないと。
年が明けてから。
休みなく毎日織っております。。。
杉綾織りの紬着尺に、八寸帯地の山形斜文に、地紋の着尺と。
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こちらはご依頼を受けてから・・・ずっと悩んでいる着尺のひとつ。
杉綾織りでイメージはピンク。なんだけどお話しをよく伺うと・・・どうやらグレー。
タテがグレーで、何度か試し糸を入れてみましたが・・・イメージとは違うご様子。
綾織りは、ヨコが出る組成なので・・・
ならば逆でタテに淡いピンクを経てて、ヨコにグレーを入れてみようかと。
この糸は濡れている状態なので、一色濃いですが。淡い桜色です。
薄墨桜のようなグレー!・・・なんじゃないかなぁ。こちらにもどーか、春よ来い!



# by senshoku-iwasaki | 2017-01-18 21:36 | 工程
今年も御神楽。
昨日は、恒例の御神楽。
いつの間にか・・・御神楽保存会会員(笑)のクニヒサも。
ピーヒャラピーヒャラ、先週は毎晩公民館で練習の甲斐ありまして。
今年は笛の音も、グッとそれっぽくなっておりました。。。
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♪どっこいきまった!ケヤキの根っこ♪

今年はiwasaki家のある集落からの始まりだったので、おつまみを作る私(エツコ)も早朝から。
どんと焼き用のお団子は、前夜に作ってカッチカチ(笑)。
それでも自分のお習字や、お飾りの火に・・・じっくり炙ってどうにか食べた子供たち。
「風邪ひかないとかよりも、歯が丈夫になるおまじないのようだけど・・・。」息子。

ご近所の(何かと相談役の)おかあさんに
「去年も岩崎さんにお団子の作り方教えてあげようと思ってただよ。」
と、ふっくらむっちり、つやっつやのまん丸だんごのコツを教えていただきまして。
ふむふむ。
ちょっとだけ、腕を上げたような(気になった・笑)小正月。




# by senshoku-iwasaki | 2017-01-16 21:50 | 岩崎のある日
シカ当たり。
年越しはいつもより暖かだったので、お隣の梅がポチポチと咲き出したお正月。
お隣には昨年まで・・・廃屋になってしまった草屋根のお家がありまして。
こじんまりとした、風情のいいお宅でしたが。荒れ果ててしまったので、取り壊されまして空き地に。
甘い香しさについ・・・
我が家の方に伸びた一枝を・・・拝借いたしましてぇ・・・。
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我が家の床の間に、クニヒサに挿してもらいまして。私(エツコ)は、ドロボーしただけ(笑)。
北側にあって、工房の脇の普段誰も使わない部屋なので・・・10日経ってもまだ大丈夫。
一緒に活けたハランは、奇跡の(!?)一枚。
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お節の仕分けに・・・と、年末ハランを切ろうとしたらビックリ!!
丸坊主に!!ハランドロボーの犯人はシカ!
お隣が無くなったら、すっかりシカの通り道になってしまいまして。
ハランが軸だけになって、日当たりが良くなったせいかしら!?
クリスマスローズはいつもより、大きな芽を出しています。
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興味深いのは、この写真の手前のハランはもっと深くかじられていまして。
裏山に近い側から無くなって。4株あったのですけど・・・きっと最後の株の写真奥も。
軸だけになるのは、時間の問題のようです。
建物が無くなって。風当たりだけじゃなく、シカ当たりまで強くなってしまった年初め。
# by senshoku-iwasaki | 2017-01-12 21:41 | 岩崎のある日
ekkaで制作した和のコート。
昨年の増孝商店・冬場所で、久々に再会のコート。
iwasakiとさかたかずみとの共同制作で、今までに何点か・・・制作してきました。
最近はナカナカ・・・作るコトが出来ないのですが。

生地が織り上がるまでに時間がかかり、尚且つ織れる組成や、幅にも限度があり、既成の服地なら
必須(!?)の、生地の後加工や処理が出来ないなどなど・・・
市販ではゼッタイあり得ないiwasakiの手織り地を、同じくらい時間をかけて地直しをして。
デザインをしてカタチにするさかたの仕事。
滅多に出来ない分、少ないけれど作るコトが出来て本当に良かったと思う日々です。
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Mさまは、打ち合わせの途中から・・・洋装用のインバネスコートから和装用のトンビコートに変更に(笑)。
エリ蚕のウールのような質感がトロンと。羽の落ち感もイイ感じでした。
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Kさまの羽織りコートは、タテが紺に染めたシルク、ヨコがリャマのナチュラルカラーです。
これは10年ほど前にお作りさせていただいて。Kさまにご愛用いただいております。

MさまもKさまも。iwasakiが活動し始めて間もなく・・・からの永いお付き合いを頂いております。
時間はかかるわ、気は利かないわ、安くはないわ・・・のiwasakiですが、
自家織物がこうして・・・さかたの手によってカタチになって、纏われて。また年月を重ねて。
これからも。
ユーザーさんと織物と、年月と経過を重ねてゆきたいから・・・。
とにかく健康で、一日でも永く・・・仕事を続けたいと思っております。


# by senshoku-iwasaki | 2017-01-09 22:42 | ekka
昨年末最後に織りあげた、杉綾織の紬は・・・。
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ちょっぴりエキゾチックなトルコブルーです。
タテ糸は宮坂製糸さんの生糸、ヨコ糸に赤城の節糸を。
昨年秋以降・・・杉綾織のシリーズに取り掛かり、乳灰色に白金色と。
ノーブルでフォーマルな感じのものでしたので、少しだけクセのある(!?)一品にしてみました。

生まれてこのかた・・・あらあら50年近くも!ずっと鎖国中の私(エツコ)ですが。
実はものすごく。
海の彼方に憧れがありまして。それも厄介なコトに(笑)、恐ろしく辺鄙な所ばかり興味がありまして。
ちょっとやそっとじゃ行けそうもない所ばかり。
秘境と言われるような不便な所ほど・・・自家織物のイイ匂いがしてきます(笑)。
生きるコトに精一杯な、過酷な地であればあるほど力強い、生命の花のような織物が。

手織りをしていると、ふと天のチカラを感じる瞬間がありまして。
それがココロと通じていると思えてならない不思議な感覚が、この掌にやってきます。
それはランナーズハイなキモチにも似ていて、アタマの中が空っぽになって織り進めているとき。
あぁ、なるほど。これは幸福感なのだと。。。
秘境といわれるような場所で作られた、生きるための織物たちからも・・・。
ちいさな幸福がいっぱい溢れ出して見えるから。
この幸福感を知らない、大きな国の誰かの利益のために・・・
暮らす場所が戦場になって、織物どころじゃない土地がどれだけあるのだろうと思うと。
なんとも切ないキモチになりまして。

何のチカラも無い私だけど・・・生命の花を感じるような織物力ある織物を、一見なるべく
どーってコトの無い、カタチの無いモノを!信じて作りたいと思っております。








# by senshoku-iwasaki | 2017-01-04 21:40 | 着尺・帯
2017年、明けましておめでとうございます。
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南部町は穏やかな元旦となりました。
今年は地区の神社の当番で、昨晩は11時からお宮に集合のクニヒサ。
今朝は恒例の、ここの集落の互礼会に朝から集合。
iwasaki家を代表して、きっと歳神様に最高のご挨拶が出来ました。

今年はiwasaki、お陰様で25周年の節目の年となりました。
「まず5年。そして5年。10年続けると道が見えるから、そしたら10年。25年出来たら本物だ。」
学生の頃、大師匠が言っていた言葉です。
織物でホンモノになれたかどうかはわからないけれど(笑)。
ホンマモンのバカにはなっている自信があります。
毎日。時間が足りないくらい仕事が楽しくて、終わらないから苦しくて(笑)。
でもバカだから(笑)、きっと明日はもっとイイ仕事ができるんじゃないかと信じてしまうのです。。。
結局。
何もしない、が出来なくなりまして。
今日もモソモソ・・・クニヒサは糸の糊付けに、私は杉綾織の紬に。。。
これから。
より一層バカに磨きをかけて(!?)いぶし銀な織物を目指したいと思います!
こんなiwasakiですが・・・。2017年もどうぞ、よろしくお願いいたします。



# by senshoku-iwasaki | 2017-01-01 19:00 | 骨子・背景
今年のシメも最中。札幌・三好屋の『クマ最中』と、金沢・森八の『蛇玉もなか』。
今年最後のブログは、なんかファンシーです(笑)。
アトリエ紀波さんと、増孝商店・冬場所でお話ししていたときに、
「エツコさん『クマ最中』って知ってる?知らない?じゃ、今度送るね!すっごくカワイイの!」紀波さん。
南部町に戻ったある日、「北海道クマ最中セット」と書かれた箱が届きまして・・・。箱を開けてビックリ。
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別添えの粒あんと、栗餡を・・・立体型のくまちゃんに自分で入れるタイプの最中。
種(皮)は、ぱりっぱり。あんこはみ出し気味もカワイイです。。。
この三好屋さんは、お餅屋さんのようで。餡もそれぞれ美味しいです。
紀波さんが「お湯を注ぐと、ぜんざいになるって書いてあるんだけどね。お椀に入った姿がまたカワイイの!」
あーハイハイ。確かにたしかに。かなーり癒される、美味しいくまちゃんです。
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そしてもうひとつ。
来春から金沢の大学に娘さんが進むことになった、友人から。
龍が持っている珠のようなデザイン。金沢の森八といえば、行ったことのない私も耳にする・・・。
そういえば学生の頃、郡上でお茶を少しだけ習っていたときに・・・
先生が森八さんのお干菓子を出してくれたのを、ふと思い出しまして。
食べ物の記憶というのは、何かの拍子にひょんと飛び出してくるのは・・・私だけでしょうか(笑)。
香ばしい種に、少し甘味の強いなめらかな漉し餡。トラディショナルな最中です。。。
さすが!森八さんの家紋の最中。看板商品に最中、というのがヒジョーにウレシイ私(エツコ)。
それにしても。
ずっとチビッコだと思っていた、ヒナちゃんが。進みたい道を見つけ、もっと勉強したいと編入試験を受ける
ために今の学校の勉強をしながら・・・受験勉強までして。尚且つ、年が明けたらすぐ国家試験と聞き。
立派な二十歳だなぁ。。。
「このお干菓子、ウマいなぁ。どこのかなぁ。」なんて思いながら作法も覚えず(笑)、お茶を頂いていた私とは
えらい違いだなぁ。。。
「・・・やっぱり親の背中でしょう。」蛇玉もなかの包みを開けながら・・小6娘。
「特に母親でしょう。」お茶を手にパクリと・・中2息子。

今年も。思いもかけず、いろんな土地のさまざまな最中を頂きました。
人の数だきっと・・・最中も存在するのだと実感しながら。織物のことばかり考えていました。
来年も。
クセのある?、クセの無い?、上品な?、派手な?、重めの?、軽めな?・・・いろんなiwasaki織物を作りたい
と思っております!!
2016年も有難うございました。





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-31 22:58 | 最中
静岡カントリー浜岡コース&ホテルでの「糸と糸の交差 色と色の交差 染織iwasaki展」始まりました。
本日より。サルとトリの年を挟んで・・・始まりました。
今回の顔は、新作の青木間道をモチーフにしたショールです。
タテ糸にシルク、ヨコ糸にエキストラファインウール、所々に太めのシルクがビーズのように輝いて。
じきにやって来る新しい年も。全ての人に、キラキラと輝く瞬間が沢山ありますように!
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2016年 12月30日(金)~ 2017年 1月29日(日)
10:30~19:00     1月5日・6日のみ休館
静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロア・シンキングルーム 3F
※iwasaki、1月8日(日)・21日(土)・29日(日)は会場におります。
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搬入の日。御前崎の海もキラキラ。
南部町よりも日差しが力強い御前崎市。
あぁぁ。もう春なんだわ・・・と。ひたすらに焦る私。たぶんクニヒサも(笑)。
春には展覧会が重なりまして。
こちらでの展覧会の後に、2月に雅趣kujiraさんで、3月に新宿伊勢丹で、4月に染織こうげい・浜松店さんで。
仕事納めはまだ。仕事始めはきっと明後日から・・・ってコトは元旦!?
ゆるゆると。それもイイかも。








# by senshoku-iwasaki | 2016-12-30 21:11 | 展示会・お知らせ
蜂の家の『栗のまゆ最中』と『まゆ最中』、扇屋の『扇最中』
本日も・・・先日頂いてしまいました、美味しい最中の第2弾。
今回はマルい系の二品です。。。
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Eさまから「『まゆ最中』はエツコさん知ってると思ったんだけどね、これは秋限定の栗餡なの!」と。
『栗の最中』は、栗の粒々が小豆餡に散りばめられた栗餡で。
Kさまからの通年タイプの5色の『まゆ最中』と。愛らしい、繭のカタチは幸せのカタチ。
小ぶりで、しっかり厚目の種(皮)に、栗の餡、小倉、胡麻、白つぶしに柚子餡、そして黒糖と。
季節限定の栗は、来年までお預けですが・・・どの餡も種とのバランスが良くて。大きさも良くてぇー。
どれも香りが良くて、黒糖は後からコクがやってきます。。。
Eさま、Kさま、ごちそうさまでした!!
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Uさまに「ここ扇屋さんは、東大の近くにあって。私はここの栗蒸し羊羹が好きなんですけど、エツコさん
にはやっぱり最中かと・・・。」と(笑)。あわわ。。。ずみまぜんっ!!
Uさまのお好きな羊羹の土台は、やっぱり小豆の餡ですものね。お店の名前のついた最中ですから。。。
裏切りませんっ!潔いシンプルな薄い丸のカタチの種(皮)は、厚くなくパリッと香ばしく。
その種にちょうど馴染む、程よい柔らかさの餡。これは、どストレートに美味しい最中でした。

嗚呼、最中。
さいちゅうと書いて最中。
私(エツコ)はずっと終わらない仕事のさいちゅう。
それは、私自身が死ぬほど恋い焦がれた暮らしみたいなもので。生きていることと、仕事がずっと一緒。
毎日は変わらないようでいて、日々違うから。仕事の内容も味も、きっと少しずつ変化して。
iwasakiの織物が、iwasakiならではの餡であり、種でありたいと日々思いながら・・・手指を動かして。
今年もまだまだ終わらない・・・たぶん、終わらないまま来年が始まり来年のさいちゅうに(笑)。






# by senshoku-iwasaki | 2016-12-27 22:48 | 最中
今年最後の最新作は、久々のMen's仕様です。
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30日から・・・年越しで開催の、静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアでの展覧会に。
「イワサキさん、今年は『男性も照れなく使えるマフラー』作って下さいね」企画をされている小林さんに。。。
こちらでの展覧会は、かれこれ10年以上になりますので・・・。
そんなテーマでMen's向けのマフラーは、過去にも平織りや杉綾織りでは制作しましたが。
肌ざわりが良くて暖かく、毛玉の出来にくいエキストラファインウールを肉厚に感じるマフラーもイイかも!?と。
今回は緯吉野で。たっぷりとヨコ糸が入って地厚です。
ってコトは。
織るのに時間がかかりまして・・・(涙)。
久々に・・・やっちまった~!な後悔なキモチも交じりつつ。
でもタテに経てたマフラー数本分のタテ糸は長く・・・。よく見たら、九寸帯地とほぼおんなじ風情(笑)。

ガチで自家織物作って売って、ガチで暮らすiwasakiは、いつもこんな調子。
もうすぐ結成25周年になりますが。
「こんな感じの織物あったらイイよね。」「日本民藝館にあった、あの布の感じヨカッタよね。」
色柄のデザインだけが重視では無くて。
世界中、人の暮らすところなら必ず存在する・・・創意と工夫と。
その日そのときの、ありったけの美意識を詰め込んだ、どっかの知らない誰かが作った自家織物が大好きで。
そんな空気を孕んだ織物を、ただただ作って生きていきたいのです。
だって、デザイナーになりたいわけでも芸術家になりたいわけでも無いから。
ただ手指を動かして。
まさか本当に。生かされて。今年も、暮れていこうという奇跡。
作るのに時間がかかって、時間もお金も。いつでも足りないけれど(笑)。
この幸せな年月は、きっとそうは得られないと思うから・・・。
若い方で、やりたいコトを諦めようと思ってる人が、たまたまこのブログを見たら・・・。
こんなバカでも、幸せな仕事で生きています!って知ってほしいかも・・・です。








# by senshoku-iwasaki | 2016-12-26 22:17 | 纏う布・暮らしの布
メリークリス升最中。たねやの『斗升最中』と、宗像製菓の『上尾宿』。
先日の増孝商店・冬場所で・・・。頂いてしまった最中たち。
今日は升のようなスクエアな2種をご紹介。
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日本刺繡の飯島桃子さんが差し入れくださったのは、和紙の紙袋も美しいたねやさん。
たねやさんの『斗升最中』は、シャープでカッコイイ升です。ぱかんと2つに割れまして。
柚子の香りの白餡と、上品なこしと粒の中間のような小豆餡で、種(皮)はさっくり。
手づくり最中の『ふくみ天平』と、白餡ベースの栗まんと。
来年春に新宿伊勢丹でまたご一緒させていただく、アトリエ紀波さんと飯島さんと4人で戴きながら・・・。
素材は同じはずなのに、餡が御菓子によって全然違うのは、その柔らかさとかだけではなくて。
小豆の種類や皮の量、お砂糖の種類でも違うとは思うけれど・・・。やっぱり深いなぁ。
絹織物といっても様々なのと通じている気がしてなりません。
今年とは違う・・・iwasaki織物の別の餡じゃなかった(笑)、味わいの帯、着尺を出品できるように頑張ります!!
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上尾にお住まいのSさまから「ご近所の和菓子屋さんのものなの~。」と頂いたのは、
宗像製菓さんの『上尾宿』という最中。甘味求真、昭和の香りもたまりません・・・。
ふわふわの種(皮)に、餡は程々の固さ。
小豆の粒々がしっかりとして、美味しいぜんざいを食べているような最中でした。

Sさまは来年、細い縞の着尺を作らせていただくことになっておりまして。
今年ご実家に帰られた折りに出てきたという、角まわたをお預かりしています。せっかくなので。
チャコールグレーに少しだけ・・・小豆を感じるような、マーブルな手つむぎのまわた糸を散らして・・・。
と考えております。ご実家で養蚕をされていた頃・・・お母さま?お祖母さま?が作られた角まわた。
ちょうどこの最中の種ように、少し耳があって・・・真綿としては、手づくり感がたっぷりありまして。
私(エツコ)の、特注の久米島式まわたつむぎ台を使って、手づくりのまわたの息づかいも残るような・・・
ヨコ糸につむぎ出したいと思っております。。。お正月につむげたらイイんだけどなぁ。





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-24 21:45 | 最中
今年の『コノミノコヨミ』も点滅中。
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iwasakiの大好きな、近正千広さんの手づくり絵カレンダー。
数年前に出会ってから・・・iwasaki家に無くてはならない大切な暦。
日々あわわ。。。としてる間に、私の月日は無常にも過ぎ去ってしまうのだけど(涙)。
昨日より、今日のほうが、そして明日はもっと・・・!イイ日であってほしいから。
千広さんの、千広さんにしか描けない『まいにち』の世界が、まるで織物のごとく愛しくて・・・。
デザインだけでも、モチーフだけでも、色だけでも無い、まるでひとりの個性のように、今日という日を照らしてくれます。

今年はなんだか慌ただしく。
近正ご夫妻の展覧会に出かけるコトが出来ずに。
ほとんど引きこもりで機織りをしておりまして。
ふと気がつくと!!!今年が終わってしまいそう・・・。
『彫刻屋 近正』でネットで直接来年のカレンダー「コノミノコヨミ2017」と
これまた大好き!A6文庫サイズで使いやすい手帳「コノミノテチョウ2017」をお願いして。
iwasakiの2017年がとりあえず確保されたような気分になり、ほっとしております。。。

歴代の「コノミノコヨミ」は、書き込んだり、封筒にしたりするのももったいなくて(笑)、丁寧に保管しておりますが。
「コノミノテチョウ」はスケジュール(特に子供絡みの・・・)を書き込んで。
それも1月から翌年3月まで年度であるので学校行事に欠かせないものでして・・・。
何より。学校があんまり得意じゃない私(エツコ)にとっては、仕事モードでもなくママモードでもない、
ものすっごく自由な千広さんの時間を感じて・・・救われるのです(笑)。
こどもが生まれてからずっと。
母親度を問われると、とにかく困るくらいに自信が無い・・・。
だいたい「フツーってなんだ?」って、いまだに思ってる私なので。
「フツーのママ」には、とうとうなれないままここまで来てしまいましたが(トホホ・・・)
そんな私の、トホホがいっぱい詰まった過去の「コノミノテチョウ」は、宝物です。。。

あぁぁ。
パルシステムのクリスマス&お正月用の先行予約で頼んだ商品たちが、どっさりと届いて。
作ろうと思って頼んだ、ローストチキン用の丸鶏だったり、丹波の黒豆、栗きんとん用の栗、
北海道の花豆、お飾りに松。
なんで素材にしちゃったんだろう・・・。っていうか、大掃除いつ出来るんだろう・・・(涙)。
明けそうもない、真っ暗闇の私の今の現実・・・。
千広さんのイルミネーションがポチポチと、励ましてくれています。。。






# by senshoku-iwasaki | 2016-12-22 23:21 | iwasakiの持ち物
ゆく年くる年で、静岡カントリー浜岡コース&ホテルで展覧会です。
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とうとう11年目に突入しました、静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアでの染織iwasaki展。
なんと!12月30日(金)から始まりまして、来年1月29日(日)までの約1ヶ月間開催いたします。

となると。
12月29日に搬入、ということになりまして。ギリギリまで幸せな(!?)悪足掻きが続きそうです。
増孝商店・冬場所が終わって。南部町に戻ってきてから何かと・・・。用事が多く(涙)。
うぅぅ。。。じ、時間が・・・足りない・・・と言いつつ。
夜の冷え込みに耐えられず(笑)、中2の息子より先に床に就くものだからダメなのだわ・・・と反省をして。
でも睡眠時間はたっぷりなので、何より元気。息子より元気(笑)。
あと10日・・・今年中に終えたい仕事に励みます!

◆「糸と糸の交差 色と色の交差 染織iwasaki展」
2016年12月30日(金)~2017年1月29日(日) 1月5日・6日のみ休館
10:00-19:00
      ※在廊日 1月8日(日)・21日(土)・29日(日)
静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロア・シンキングルーム3F
静岡県御前崎市門屋2070-2   phone 0537-86-2025

ちょうど会期中、奥のカルチャーフロアでは日本刺繍の草乃しずか先生の40年にわたる・・・数々の代表作を
一同に集めた「草乃しずかの世界展~祈りをこめて40年~」を、
2016年12月23日(金・祝)から2017年2月10日(金)まで開催中です。
40年の制作活動のなかで大震災があり、それまで悲しみや喜びの思いを込めてのひと針ひと針が、いつしか
祈りともなっていた刺繍・・・。という言葉に、私たちも全く同じ気持ちで織物製作をしていると思いました。
iwasakiは、まだまだ25年のひよっこですが。
今回草乃先生の作品もじっくりと拝見できるのも・・・とても楽しみです!





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-20 22:41 | 展示会・お知らせ
増孝商店・冬場所'16で・・・。
嬉しすぎる再会の続きです。。。
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ekkaのトンビコートをバサッと脱ぐと、背中に鶴の恩返しの縫い紋の『結びの紬』をお召しのMさま。
しかも首には『摸紗織りのマフラー・ロザ』をぐるりと巻いて。iwasaki尽くしで!
あんまり嬉しくて、うっかり入っちゃった手は私(エツコ)の手です・・・(笑)。

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『地紋のある紬』を、Kさまのイメージカラーでお作りさせていただいて。更に飯島桃子さんの雪花の刺繍を
散らしたお着物に、アトリエ紀波さんの墨染めの帯。峯さんのキノコで染めたというトルコブルーの帯締めに、
根付にカワイイ青い鳥は、一條朋子さんの作とのことで。ブルーがキリッと効いた、温かみがありつつもクール
なお仕度でした。
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iwasakiの440シリーズから。
今年春の新宿伊勢丹でのグループ展で、『緯吉野に丸紋』の九寸帯地をお選びいただきましたOさま。
なんともカッコよくお召しくださいまして・・・。クニヒサとしばし、ぽっかーんと見とれてしまいました。
ご同行のTさまから「また丸紋は作りますか?」と。実は、来年春にも新宿伊勢丹でグループ展が決まりまして。
年明けから・・・今度は、吉野格子に丸紋に取り掛かる予定です。・・・出来るかなぁ・・ガンバリマス(汗)。

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Sさまは『青木間道をモチーフにしたメンデストライプ』をお召しになって。
白倉えみさん作の陶製の帯留めが、金属のようにも見えます。それにピッタリの三分紐が、ヨコに入れた
段とリンクしているようにも見えます。。。

皆さま、本当にありがとうございます。
今回も二人してテンパってしまいまして・・・。お写真に収めることができなかった方々が残念でなりません。
このスナップが、今年の締めくくりのiwasakiのパワーの源です。
実はまだまだ・・・今年の仕事が終わりそうにないiwasakiでして。見通しもつきそうもなく(涙)。
でもでも!なるべく平常心で。
織りは一越一越。
今日の一越が、いつかのどなたかのステキなお仕度の一部になるコトを夢見て・・・。
あと2週間っ!?・・・元気に一越織り重ねたいと思っております。頑張ります!!




# by senshoku-iwasaki | 2016-12-17 23:31 | 増孝商店 KM
お陰様で増孝商店・冬場所'16終了いたしました。
師走の慌ただしいときに、たった4日間の増孝商店にもかかわらず・・・多くの皆さまにお出で頂きまして。
織りのこと、糸のこと、お話しが出来ましたこと・・・とても嬉しくて。心より感謝しております。

毎回のことなのですが、増孝商店はiwasakiのshopではあるのですが・・・。呉服屋さんのようなきめ細かな
サービスが出来るわけでも、トータルコーディネイトが出来るわけでもありません。
たった二人きりの工房で生まれた、(よーく見れば)さまざまな表情を持つ手織物を並べただけのお店です。
ですが、
自家織物としてのとびっきりの(!?)夢も希望も過去も未来も織り込んだ『特別な』イワサキさんち(産地!?)
の織物専門店として・・・これからもひっそりと(!?)開店させたいと思っております。
なんでか時々・・・増孝オーナーのイワサキの母が、看板ばあさんのように(笑)やって来る賑やかなお店ですが・・・。
どうぞ、今後とも末永くお付き合いいただけましたら幸いです。

今場所もiwasakiを身に着けてお出で下さった方々・・・。
残念ながらすべての皆さまのお写真を撮ることが出来ず(><)、一部の方々をご紹介させてください!



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まるで機械織りの服地のようにも見えちゃうくらい(笑)、潔いヘリングボーンの九寸帯地は、10年ほど前にクニヒサが制作したもの。
洋服もキモノも。いつでも男前でカッコイイKさま、この帯地は一目で「コレ!」と。以来「とっても重宝しているのよ。」と。
来年は、刈安で黄色の、これまたiwasakiでもかなり潔い縞のシリーズ『小径』をお作りさせていただくことになっております・・・。
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山梨県民のOさまは、「南部町に行くよりも東京のほうが行きやすいの!」と杉綾織の紬をお召しになって・・・。
「とても気に入ってます。『育てていくキモノ』にハマっちゃった!」とウレシイお言葉を。この日の首元にはiwasaki初期
時代のストールが・・・。一瞬自分で織ったのに、ウチのだっけ!?な私に「これもずーっと使ってるの。」あぁぁ。。。
Oさまにも来年は、お持ちの博多の八寸に合う『一見どーってコトないけど、じわじわくる三つ崩し的な着尺』をお納め予定です。
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Uさまに杉綾織りの紬をお納めさせて頂いたのは、昨年末のこと。ご注文いただいてからお色味の検討を重ねて。
タテの紺に、ヨコをグレーにするか茶系にするか・・・結局。茶味のベージュがなんともUさまにピッタリと。
この日の更紗の帯がまた、杉綾織りの紬をグッとカッコよく見せてくれていて・・・とても嬉しかったです!
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GW場所で新作の緯吉野九寸帯地『ゼリーのミルフィーユ仕立て』をお選びくださったTさま。
「若い時に作ってもらった着物を、染めに出して渋くしたんですけど、この帯に合っていますか?」
うは~。ありがとうございます!とってもお似合いです。今年念願の、毘沙門天のだるま市で健康をお祈りして。
小さな髭だるまを眺めながら織った帯地です(笑)。こんな素敵にお召しいただいて。毘沙門さま?だるまさん?の
お陰かもしれません。
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昨年こんな感じの半巾帯を作りまして。「この感じで八寸を」とご注文いただきましたHさま。今年の『日本の夏じたく』
でお引渡しさせていただきました。『帯』となった姿では初めてでしたので、うっかり写ってしまった私が、ぽわーんと
お間抜けな顔をしております(笑)。いつものことなのですが・・・。工房で機にかかっていたときとはまるで違うのです。
「どーよ。イイでしょ」と帯に言われているような気になるくらい、素敵にお似合いでした。
次回に続きます。


# by senshoku-iwasaki | 2016-12-13 23:40 | 増孝商店 KM
増孝商店・冬場所'16 明日千秋楽です。
たった4日間の増孝商店・冬場所ですが・・・。
連日お忙しい中、皆さまにおいで頂きまして感謝感激です!(涙)
初日、2日目と私(エツコ)一人で店番でしたので・・・。
不備不手際の対応で・・・ご迷惑をおかけしたことも多々かと思います。
何分普段は山の中で。サルやシカには沢山会うのですが(笑)、ヒトとの接触が極端に少ないもので・・・。
申し訳なく思っております。。。
今日からクニヒサも合流して、少し落ち着きました。二人がかりでも、うっかりだらけの(汗)素人商店で。
最終日の明日は5時までですが・・・よろしければお出かけくださいませ。
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連日iwasakiで制作させて頂いたお着物や、帯、ストール、マフラーを身に着けてお出で下さるお客様に。
本当に。心から救われております。
庭にやって来たおサルを追い払いたいと思いつつも、織り目を数えつつ織っているので機から立てなくてムムム~!
ってなりながら織った帯地だわ!とか。ステキなユーザーさんに、素敵に着こなして頂いて格調高くなっている織物
たちに、毎度のことながら・・・織物を続けてきてヨカッタと思うばかりです。
お写真を撮らせて頂けた方々のお姿は、また追ってご紹介させてください!!
今日はほんの一箇所。
なんと!繋ぎ糸だらけで再構築した、iwasakiの大作リサイクル『結びの紬』のMさま。
「背中の鶴は、エツコさんよ。」と。鶴の恩返しの縫い紋がっ!!
私自身は身を削るどころか、どんどん太るばかりですが(笑)。
「せっかくだからね、頂いてからこうなるまでに2年かかっちゃったけど。どう?イイでしょ?」Mさま。
イロイロ考えてくださって。楽しんでくださって。
つくづくと自分たちは幸せモノだと。織物をしていなければ、この歓びにも出逢えませんでしたから。
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今場所で私が着用しております紬は、クニヒサが20歳の時に2反目に織ったもの。
全て植物染料で、苅安や藍、ヤマモモに阿仙・・・。実は当時はとても派手でしたし、柄行も着尺らしくないし・・・。
と約30年タンスで反物のまま、眠っていたものです。
それが年月と共に色味も落ち着きまして、最近仕立てていただきました。
この28年、iwasakiも様々な紆余曲折がありましたが。年月と共にこの着尺のように落ち着くところに落ち着いて。
たくさんの方々に支えて頂いて・・・今日のこの日に繋がっているコトに感謝しかありません。

# by senshoku-iwasaki | 2016-12-10 20:48 | 増孝商店 KM
明後日12月8日から4日間!増孝商店・冬場所'16始まります。
年に数回のiwasakiのshop、増孝商店。
もともとは玩具問屋だったクニヒサの実家です。
天国の祖父も父も。3代目の仕事を、応援してくれていると(勝手に!?)思っております(笑)。
今場所は。
今年手掛けた帯や着尺を中心に、新作のウールの楊柳のマフラーやブランケットも並びます。
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12月は、我が家の中学生と小学生の子供達の学校の用事もそれぞれあって。
ナカナカ時間が合わなくて(涙)。
今年と来年も・・・。増孝商店はあんまりオープンできないかもしれませんが(トホホ・・・)
再来年以降は、iwasaki工房もこの増孝商店奥に一部お引越しなので・・・。
もう少し定期的に営業できるようになると思います!
来年じゃなくて再来年の話では、鬼も呆れちゃうような気の長い話ですが。
iwasakiの織物も、増孝商店も。
これから少しずつ、一越ずつ前に進むつもりですので!!
たった4日間の増孝商店・冬場所ですが、よろしければぜひ!お出かけくださーい。
8日(木)9日(金)は、私(エツコ)が一人で店番です。
10日(土)11日(日)はクニヒサも合流して二人でお待ちしております。



# by senshoku-iwasaki | 2016-12-06 21:52 | 増孝商店 KM
夢のようなひととき。
昨日午前、いつものようにクニヒサとそれぞれ織っていると・・・電話が。
「おぉぅ・・。えっちゃんか。あのな今、息子が来とってな。
 今日3時ころになるかな、えっちゃん達のとこへ寄ってもらおうと思ってなぁ・・・。」
「えっ!?日置先生?えっ!?き、今日いらしてくださるんですか??」私。
 一度どうしてもなぁ、えっちゃん達の仕事場に行かなあかんと思っとってなぁ。
「えぇえぇ。ぜひ先生にお出で頂きたいです!って、ホントに今日ですか!?」私。
 そしたらそういうことで。失礼します。」ガチャン。
イワサキの母もだけど、この年代のお方は、言いたいことを言うと受話器を置いちゃう(笑)。
「エツコさん、日置先生が何か?」緯吉野の半巾を織りながら・・・クニヒサ。
「・・・。」
「エツコさん?」手が止まって・・・クニヒサ。
「・・・アタシ今、幻を聞いたんじゃ・・・ないよねぇ。」とりあえず自分の機に戻って。
「エツコさん、大丈夫ですか。そこまでボケました?んで、先生は何と?」クニヒサ。
「う~ん。息子さんが郡上に来たから、その息子さんの車に乗ってここに寄ってもらうっていうんだけど。」
「あ、千葉にいらっしゃるって前に聞いた次男さんじゃない?」クニヒサ。
「そーだ、きっと。・・・じゃ、ホントか!」と言いつつまだ信じられない私。
手はどうしたものか・・・織り途中の新作の杉綾の着尺を進めて。なんかしばらく落ち着かない。。。
しばらく・・・1時間ほど無言で。なんでかそれぞれ織り進めたところで、アタマが整理できまして。
「!!!」
工房は、只今大変な散らかり放題(涙)。
湯通し前のマフラー、湯通し後のショール、iwasakiタグ付け途中のショール。
ウールの糸の入った衣装ケースが山積み。織り上がって間もない、検品途中の半巾帯。。。
でも今週中に増孝商店が始まっちゃうから、今機にかかっているものは織りあげないといけなくて・・・。
そこから
二人で手分けをして、急きょ大掃除!というか大移動!?
どうにかこうにか片付いたところで・・・。先生!!連れてきてくださった息子さん、ありがとうございます!
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ほんとうに。
夢じゃなかった。夢が叶いました。ほんの一時だったけど。
日置先生は、若いときに京都の超老舗の呉服店に就職されて。ご結婚を機に郡上に帰られたころ・・・
故・宗廣力三先生に手伝って欲しいと声をかけてもらったのが昭和39年の出来事。とお聞きして。
郡上紬を、産地の織物としての初期設定に大きく大きく貢献された御仁。
私たちが染織を学んだ学校の先生ではなかったのだけど。
私にとって日置先生は、大きな大きな師匠なのです。
日置先生に会っていなかったら、今の暮らしはきっと出来なかった。日置先生ご夫妻が憧れだったから。
機にかかった織物たちを見て、工房を見て。
「えっちゃん、えっちゃん達はほんとにええ仕事しとるよ。今日は本当に来てよかったよ。」日置先生。
いつかきっと。
こうやって夢は、突然叶うのですね。
せっかくの魔法だったのに、ビックリのほうが大きくて。今年の仕事を見てもらうことも忘れて・・・。
もっとキチンとお掃除をして、私もこんなゆるゆるの仕事着じゃなくてお迎えしたかった・・・(涙)。
全ては後から気がつきました(笑)。
人生を変えてしまうほどのご縁は、細い細い絹糸で。
大師匠と日置先生を結んだように、iwasakiと日置先生も結んでくれています。きっと。
日置先生をグッと近くにまた・・・感じながら、これから気を引き締めて仕事に専念いたしますっ!





# by senshoku-iwasaki | 2016-12-04 00:11 | 岩崎のある日
久々に、白い銀河絹の山形斜文八寸帯地を織っています。
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今ではiwasaki定番の、銀河絹の山形斜文八寸帯地ですが。
すべてはこの乳白色の、シロから始まりました。

当時宮坂製糸さんで新たに取り組んだ、銀河シルクがとにかくキレイだったから。
このテープ状のキラキラの絹糸を、そのままに近い淡い色に染めて使った半巾帯が始まりでした。
その後にお客さまのリクエストから八寸に・・・。

いまだにだけど、初めは特に。
白いって、やっぱりドキドキ。
だって『糸を染めて織る』のが仕事なので。
染めているといっても白茶なのでわかりづらいし(笑)。

いつでも素材のチカラを信じているし、それが一番引き出せる仕事がしたいと希っていますが。
ただ『白っぽい合わせやすい帯』じゃなくて、チカラのあるシロでありたいと思って制作しております。

銀河絹の山形斜文八寸帯地は、それから幾度となく制作させていただいて。
すっかり定番となって(とはいっても少量生産ですが・笑)。
おかげさまで密かに(!?かもですが)一部のお客様方にご愛用頂いている・・・iwasakiでは一番制作
している八寸帯地に成長いたしました。

一番最初にリクエストして下さったHさまに、心から感謝をして・・・。
時々、この乳白色の山形斜文に取り掛かって・・・キモチを新たにしています。




# by senshoku-iwasaki | 2016-12-01 22:17 | 着尺・帯
ご長寿の神様。
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森くみ子さんが藍を仕込むのは晩秋。
昨年お願いしたときに、町内で私(エツコ)の大好きなイチョウの木の落葉の頃と知りまして。
はて、あのイチョウの樹齢はどれくらいなのかなぁ。。。と気になったところ・・・。
工房からそう遠くないところに、なんと!山梨県で一番古いイチョウの木があると南部町マップに。
先週の日曜日。
ならば葉っぱが落ちる前に見に行かねば!と。
えっと・・・。でもどの辺り?とマップを広げてクニヒサと眺めていたら、ちょうど区長さんが
御神楽の寄り合いの件でやってきてくれたので・・・。
「あっ!ちょうどヨカッタ!金山神社ってどこにあるんですかね?」クニヒサ。
「え?金山神社?ん!?どこだろ・・・(笑)」区長さん。
「なんでも山梨一のイチョウの古木があるらしいですねー。」私。
「イチョウの木?あっ!あるある!あそこ金山神社って言うんだ~知らなかったなぁ。
確かにデカいイチョウの木があるよ。ここを下って行ってさ、地震研究所の先の右手にあるよ。」

なるほど!
ホントに大きい!
樹齢300年以上らしいです。
300年、景色はどう変わったのかなぁ。。。今が一番うっそうとしているんじゃないかなぁ。
この裏山も。杉林になる前は、畑だったらしいから・・・もっと見え方も違ったんじゃないかなぁ。
とにかく大きいので、落ち葉やボタボタ落ちてくる銀杏の数も多くて。
ご近所の方は大変なのかも。
でもなんとも生命力溢れるお姿で。
下から・・・ははぁ~と拝んでしまいました。
後ろの杉山が無かったら、大きな黄金のイチョウの木がこんもりと。金山に見えたのかもしれません。

思いのほか近いところに、ご長寿の神様がいらしたので。
あんまり通らない道なのですが、これからは。
ちょっと回り道をして時々・・・もう一つのイチョウの木からも、パワーをいただこうと思っております!



# by senshoku-iwasaki | 2016-11-28 22:02 | 工房周辺
Kさまの銀河絹の山形斜文八寸帯。
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昨日お納めさせて頂いた『ピスタチオチョコ』なKさまの八寸帯。
キレイにかがって仕立てて頂くと、帯地だったときの顔ではなくなって、おすまし顔のお姉さんのようです。
Kさま、ご注文くださってからお送りさせていただくまで・・・一度も現物を、ご覧になっていないので。
画像ではご覧いただいていても。
実はこの帯を目の当たりにして、本当に気にいってくださるかどうか・・・とても心配だったのです。

息子の中学の学校行事で出掛けている間も・・・。そろそろ届いた頃かなぁ・・?と気は漫ろ。
戻ってくると。
「エツコさん、Kさまからメール届いていますよ。」クニヒサ。

>いい帯ですねぇ。早く締めたいです。

あぁぁ。。。ヨカッタ~!ほんとうに。何よりのKさまのお言葉に、心からホッとしました。
だってこれから・・・永くお使いいただきたいから、Kさまに少しでも残念なキモチがあったら
きっとそれは、叶わなくなってしまうから。
Kさまが気にいってくださったのなら、大丈夫。
ちゃーんとお似合いになるイメージは、こちらではバッチリありましたので!(笑)。
嬉しくて。
昨夜はいつも以上に早く!?布団に入ってすぐに良い眠りにつけまして。。。まだ夢心地(笑)。

Kさま、次回お目に掛かれます日にはぜひ!お召しいただけましたら幸いです!!









# by senshoku-iwasaki | 2016-11-24 22:10 | 着尺・帯
愛おしい半巾帯。
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昨日織り上がったのは、緯吉野の半巾帯。
タテ糸もヨコ糸も。
お陰様で今年もイロイロ・・・八寸帯地を作るコトが出来まして。
それらを制作した残りの糸が、まぁまぁだったりチョットだったり出るものだから。
主にそんな糸たちを使っての、愛おしい半巾帯なのです。
以前にも書いた気がしますが、これを作ることで生まれる発見がありまして。
特にこのシリーズのタテ糸は、ビックリするくらいカラフルだったりするので。
おぉぉ。ココの、この見え方面白いじゃーん!なんて、二人で盛り上がり(笑)。
また八寸で再現したりして、ぐるぐると幸せな行ったり来たりを繰り返しています。

この写真の半巾帯ではないのですが。
最新の『美しいキモノ・冬号』の中で、染織こうげいさんで取り扱って下さっている
iwasakiの半巾帯をご紹介くださいました。
今年の初めに取り掛かっていた、これと同じ緯吉野の組成のものと山形斜文のものと。

二人して、すぐに忘れちゃう悪い習性(!?)がありまして。
ホントにダメじゃーん!(涙)って、そのことについては落ち込みっぱなしの私(エツコ)。
でもでも。
すぐに忘れちゃうから、毎日本当に発見がありまして。
メモをとっても、写真に残しても気がつかなかった小さな小さな驚きが、織物制作を
続けさせてくれています。やり尽くすコトも、飽きるコトもさせてくれないのです。
同じタテ糸で、これだけ違う3本の半巾帯。
色柄だけではないのが、織物の最大の魅力なのだと今日もまた改めて実感しました。

この半巾帯も、増孝商店・冬場所に並びます。
iwasakiの織物の中でも特に、『ぱっと見』と『じっと見』でかなり見え方が変わるタイプ
のひとつですので、じっくりとご覧頂けたらウレシイです。




# by senshoku-iwasaki | 2016-11-20 22:36 | 着尺・帯
2016 増孝商店・冬場所のお知らせ。
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東京蔵前・・・増孝商店、久々の開店です。

◆2016年 12月8日(木)・9日(金)・10日(土)・11日(日)の4日間限りのオープンです。

今年は、和モノの展覧会が(iwasakiにとっては)多かったので。
ナカナカ自分たちのお店を開く余裕がありませんで。(情けないコトに・涙)
GW場所以来の増孝商店となりました。
GW場所は3日間でしたので、この冬場所合わせて・・・ちょうど7日間の相撲(!?)です。

写真は、エキストラファインウールを使った楊柳のマフラーの整経中。
今年制作した帯地や着尺を中心に。
あったか~い織物、マフラーやショール、ブランケットも並びます。

工房では。
Fさまの杉綾織りの着尺を、機にセットする間に・・・2種の半巾帯地を織りながら・・・。
夜には久々の、ショールの房のヨリヨリ仕上げをする日々。
山形斜文、青木間道モチーフの組成、平織りだったかと思ったら、緯吉野・・・と。
目まぐるしく組成も、糸も太さも、出来る織物の用途も変わるので。
織る私(エツコ)も次々とアタマを切り換えつつも。
マフラーに、半巾帯・・・おっとこれは!
チョットずつ残った、中途半端な量の(だけど、私にとってはお宝の)糸たちをかき集めまして。
楽しくて幸せなんだけど、面倒で時間も食う・・・逆算の制織作業に燃えております(笑)。
チラチラと。
綜絖、筬通し作業中のクニヒサの進行を気にしつつ、あれが終わるまでには!と。
が、しかし。最近クニヒサの仕事も早くなりまして。ムムム・・・。ずっと焦り気味の私。








# by senshoku-iwasaki | 2016-11-15 21:51 | 展示会・お知らせ
素晴らしきエンドレスを目指して。
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次にかかる、Fさまの杉綾織りの紬のタテ糸を染めて・・・。
更に来月の『増孝商店・冬場所』でお渡し予定の、
Hさまの半巾帯のタテ糸を染めるために大鍋で湯を沸かす間に・・・チョキチョキと。
クニヒサは庭木の枝を剪定中。
今年たくさん実をつけてくれたカボスの木は、風通しの良いようにして、根本にはお礼肥を。

今年は。
杉綾織りの着尺を、かなり織らせて頂いている気がします。
iwasakiではご注文で制作するときは、同じタテ糸で着尺なら2反分経てることが多いです。
特に杉綾織りは。
タテ糸本数が1500本近くあるので、その度に綜絖通して筬通して・・・の時間を考えると。
せめて2反は織りたいのです。
ご注文の反物のほかに、このタテ色にこのヨコ糸で作ってみたかった・・・というものを。
そういうものも含めて。
今年はまだあと数反は作らないと!
作れるうちに、とにかく作りたいのです。
それは眼に限界があるから(涙)。
年を重ねて、経験を積んで、どんどん作れるモノが増えるのならばいいのだけれど。
たぶん、そうはいかなくて。
平織りに比べて仕事量も糸量もある杉綾織りは、自分たちで作って売るスタイルの、アウトロー
のiwasakiでは価格も平織りより高くなるので、若いときには作る勇気がなかったのです。
10年ほど前からようやく・・・作ることが出来まして。
少しずつステキなユーザーさんの元へ。それは本当に幸せなことなので、二人眼が見えるうちは
出来る限り織りたいのです。
経験を積んでも、限界はあるけど。
圧倒的に作っていないと作れない領域は、あるのだと思うのです。

年とともに・・・作れるモノも少しずつ変化して当然ですが。
やっぱり良い年を重ねたいので(笑)、精一杯まだまだガンバリマス!




# by senshoku-iwasaki | 2016-11-12 00:01 | 工程