旅の真っ最中。内子・大本製菓舗の『内子座もなか』と坂見輝月堂の『もなか』。
内子の町で見つけた最中2種。
ひとつは、内子座という大正時代に建てられた歌舞伎劇場(西日本はこういった古い劇場が結構残っていて、
現在も使われていたりするから、スゴイなぁ・・・っていつも思います。)
その瓦葺き、入母屋づくりの劇場のすぐ横にある和菓子屋さんに、『内子座もなか』の看板を発見。
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大本製菓舗さんは、昔ながらの木枠のガラスのショーケースに饅頭、おだんごなどが並び・・・。
センターは、こちら!内子座の看板を模した最中です。
80代くらいのかわいらしい(といっては失礼ですが、ほんとうに)おかみさんと大将さんが対応してくれました。
皮(種)はソフトで、ふんわりといった感じ。餡はつぶがしっかりとした、きんつばのような濃厚な餡でして。
手で割らないで、パクリと頬張るほうがイイみたい。観劇をしながら・・・も想定内なのかなぁ。
ガラスケースの上には、『内の子ボーロ』と名付けられたボーロも並んでいまして。
パッケージもレトロでかわいくて。ボーロはいかにも手作りな大小さまざまなサイズが入っておりまして・・・。
素朴で美味しいボーロでした。


そしてもう一軒。
八日市・護国の古い町並みを降りてきたところに、立派な商家の坂見輝月堂さん。
こちらのお店は、栗饅頭が看板でセンターを飾っておりますが、脇にありましたよ。『もなか』。
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枝にうぐいすでしょうか。。。上品な佇まいです。
ただ、私(エツコ)が持ち歩いている間に・・・少しつぶれてしまいました(涙)。
なんせ、作りたての無添加のもので、この陽気ですから・・・箱入りで10個とかは食べきれないので・・・。
栗饅頭二つに最中二つ・・・みたいな買い方をしてしまうので、歩いているうちに当たってしまいました(笑)。
が!このもなか、非常に美味しいです。
皮(種)が絶妙なのです。厚みといいますか、硬さといいますか・・・。香ばしさもあり、もちを感じる柔らかさ
もあり、更に餡が絶品!大納言の粒感を感じつつもなめらかで。皮とのバランスがどストライク!

こちらのお店は、若いキレイなお姉さんが対応してくれまして。
和菓子屋さんなのですが、ロールケーキも人気のようで・・・本日完売の文字が。あら、気になる(笑)。
気になるその2は、「和菓子屋がつくるアイスキャンディー」の文字。ん!?美味しそう。
すかさず息子が「オレはイチゴで。」「えっ!?じゃぁ私は愛媛オレンジ!」娘。さすが私の視線の動きを
捉えるとは・・・。これがまた、そのまんまフルーツのような美味しさで。
若い人の新しい美味しさもいっぱい詰まった老舗の和菓子店のようでした。
そしてやはり、ショーケースの上には『ボーロ』が。こちらの『ボーロ』は、大きめで甘食が小さくなった感じ。
こちらはガリッと固め・・・なんだけど牛乳によく合いまして。どうやら息子のツボにハマったらしく。
我が家に帰った翌日には無くなっておりました。あーっ!!もっと食べたかったのに(笑)。
# by senshoku-iwasaki | 2016-08-11 22:52 | 最中
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。高松→愛媛・大洲→内子町→三津浜
徳島の森さんのアトリエを後にして・・・。
徳島から長尾(讃岐)街道・志度(浜)街道を夕暮れの引田や、津田の海辺を眺めながら
(本当にキレイ!)高松に戻りまして。運転手さんのクニヒサは、何も見られず安全運転(笑)。

修学旅行3日目の朝は、高松の中心地から始まります。
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商店街アーケードには、瀬戸内芸術祭のポスターが。あぁ。この色!この景色・・・。
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高松で行ってみたかった場所のひとつ。1962年創業の喫茶『城の眼』。
昨年訪れて建物とともにとても興味深かった、瀬戸内海歴史民俗資料館を設計した山本忠司さんが設計
されたそうで・・。山本忠司さん、当時香川県庁職員だったそうなのですが、なんと!ヘルシンキ五輪の三
段跳び選手でもあった方だったというから驚きです。平賀源内といい、デキル人は何でも持っている・・・。
一応、事前に調べて・・・。朝7:30からオープンとあったので7:40分に伺ったものの。あれっ!?真っ暗。
定休日?・・・じゃないと思ったんだけどなぁ・・・。えぇ~っ。内装とか家具とか見たかったなぁ・・・。
「かぁつん、自転車置いてあるし、小さな電気が中で点いてるよ。」娘。ん!?ならばトライするか。
「あのぅ・・・。開店前でスミマセン。7時半からかと思って来てしまったのですが8時からでしょうか?」私。
「7時半からですよ。どうぞ。」ママさん。パチパチと照明を点けてくれまして。あ、ヨカッタんですね(笑)。
おぉぉ。万博チックな店内ですっ!店内は写真はNGとのことで。当時から著名人が常連さんだったという
のもよくわかります。大きな石のスピーカーからはクラッシックが流れ、ファブリックと木のソファは、まさに
60年代のモダンデザイン。壁の照明は、陶器製。モーニングセットをお願いしてキョロキョロ。
しばらくすると、ママさんのお手伝いのもう一人のママさん(お二方とも私の母世代)も出社されて。
するとママさん、リモコンを持ってテレビにピッ!NHKの朝ドラが。時代もピッタリンコ!?
ところが次々とお客様がやってきて。きっとママさん、とと姉ちゃん見られなかったんじゃないかなぁ・・・。
浅草界隈のモーニングだと、滞在時間15分みたいな感じなのですが。
こちらはかなーりゆったりな時間が流れていまして。サンドイッチとコーヒーを待つ時間もゆるやかに・・・。
ビジネスマンだと遅刻しちゃうかも!?ですが(笑)。子供たちもチョット大人になった気分の朝ごはんでした。
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伊予の小京都といわれる大洲で、明治に豪商河内寅次郎が茶室建築家八木氏を中心に、大洲や京都の
名大工に建てさせたという・・・すっごい山荘『臥龍山荘』。
いやぁ~。なにもかも。へぇ~。ひぇ~。すっげー。しか出てこないiwasaki一家。
桂離宮、修学院離宮、梨本宮御常御殿などを参考に構想10年、4年の工期・・・。と聞きましたが。
「今ならさ、ググって細部とかまで結構簡単に調べられるけどさ。施主さんも大工さんもどーやって?」息子。
「京都まで行って勉強したんだろうねぇ・・・。知識人じゃないと、大きい商売は出来ないってことだねぇ。」
ビックリするくらい大きな一枚板を使ってるんだけど、華美に見えると野暮だから寄木風に溝をきってある
とか・・・襖の引手とか・・・欄間の透かし彫りとか・・・お庭の石とか。
すごく暑い日でしたが、さすが夏向きの山荘!肱川からの涼しい風が抜け、汗がひいていきます・・・。
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大洲のあとは、こちらも古い町並み内子町。
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こて絵のあるお宅が何軒もありました。こちらは鶴に松。他にはおかめとか亀とか・・・。
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瀬戸内に行ってから・・・。それまであんまり気にしたこともなかったのですが。
全ての歴史は、舟で運ばれたという気になります。三津浜の港も、かつては文化の出入り口。
ここでどんな景色が繰り広げられていたのかしら!?タイムスリップの妄想も、古くは6世紀から・・・
中世、江戸、明治・・・と。う~ん。。知識が乏しすぎて(涙)妄想も途切れ途切れ・・・(笑)。
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アタマを使おうとしたら、お腹が空きまして(笑)。
三津浜のほうが古いとされる・・・広島風のお好み焼き『三津浜焼き』を食べたくて。
6人ほどでいっぱいになってしまう『みっちゃん』に、一家4人貸し切り状態で入れまして。
大きな鉄板で焼いてくれる、ソバ入りミックスは、生地がシンプルで意外にあっさりとしています。
ソースも甘すぎず、ソバ入りソバ無しと全部で4つ作ってもらいまして。結果全員お腹いっぱいの完食!
さすが粉もん文化の西日本。・・・また食べたいっ!

翌日は、昨年訪れて再びの大三島、大山祇神社に。歴史は、ここから始まったのかもかも。
そんなキモチも再確認に出かけます!
# by senshoku-iwasaki | 2016-08-10 23:49 | 岩崎のある日
森くみ子さんのアトリエに伺いました。
今回の旅の目的のひとつ。
森くみ子さんは、徳島で阿波藍を建て染めて。研究者でもある方です。
藍染めというと、さまざまなイメージが人それぞれあるかと思いますが。
工房に伺って。
あぁ。やっぱり。森さんだ・・・。と二人で納得しました。
計算された設計で、特注の藍甕はステンレス製。甕の周りは、驚くくらいキレイです。
20年以上・・・ここで日々、藍染めをしているとは思えない、シミひとつ無い床です。
こちらは森さんの御祖母さまが暮らしていたお家だそうで。東京・千葉で育ち、東京で暮らしていた
森さんが御祖母さまの介護に徳島に戻られたのが・・・藍とのきっかけになったそうなのです。

徳島の街の中心地。
ご近所にはデパートや、ホテル、マンション・・・。
とても藍染め工房のあるような雰囲気ではないのだけれど・・・。
あぁ。なるほど。森さんの藍の建て方なら、込み入った住宅地でも大丈夫だろうと。
臭いがほとんど無いのです。
藍液の中は、多くの菌が働いているので・・・雑菌が増えれば異臭もするし、ハエも発生するはず。
森さんは慎重に、でも確実に眼で藍液の調子を見極めながら管理しています。
なんせ、この染め場の隣がダイニングですから。
そのダイニングのほうでいただいた、お庭の柿の実を昨年凍らせたもので作ってくださった・・・
デザートが美味しくて。丁寧で、豊かなお暮しがわかります。。。
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森さんとのプロジェクトの第一弾となる、森さんと私(エツコ)の生紬を2反織りまして。
縞なので、ほとんど姉妹のようにそっくりなのですが(笑)。お好きな方を選んでいただいたり、
藍のお話をうかがったりしている間・・・なんと我が家の二人の子供たちに藍染め体験をさせて
くださいまして。
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三木文庫で、藍の葉っぱからすくもを作って、すくもに灰汁と石灰とふすまでこの藍液を作る・・・。
という工程は眺めてきた子供たちでしたが。実際は不思議がいっぱい。
子供たちには、森さんのような大人も初めてのタイプの大人。

今回森さんのアトリエにお伺いして。
やっぱり、森さんが情熱を注いでいる阿波藍を、森さんが建て染めたものだからこそ!使ってみた
いし、iwasakiの商品としていいものを作りたいと心から思いました。

晩秋ころから始まる、森さんの今年の仕込みから本格的に糸染めをお願いする予定です。
シリーズタイトルはもう決まりました!
フツフツ・・・と沸いてくる、藍の中の妖精のような菌たち。
森さんには見えているのかもしれません。
私もこれから・・・目を凝らして(!?)その妖精たちと一緒に仕事が出来るのが楽しみです!!
# by senshoku-iwasaki | 2016-08-09 23:45 | いわさきのつながり
旅の真っ最中。寳月堂の『丸亀お城もなか』。
今回も旅の途中で、いくつかの愛おしい最中たちに出会いまして。
こちらは、栗林公園内にあります香川物産館・栗林庵で見つけました。
意匠系最中のなかでもインパクトある、お城の天守閣。丸亀城ですっ!
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石積みがよく出来ていますね~。カワイイですね~。あぁぁ。お城。たまらないですね~(笑)。
意匠系でお城。といったら、明治の久留米絣の布団表でも花形の存在。
絞りでも甘木などでは、お城柄がありました。
お城はその土地の誇りであり、憧れであり、平和の象徴。
きっとこれを作っている、丸亀市の寶月堂さんも国の重要文化財でもある、おらが町の丸亀城
にいろんな思いや、願いを込めているに違いありません。。。

皮と餡が別々にパッケージされている、いわゆる「手作り最中」。
日持ちがするので、真夏の旅行中でも安心して持ち歩けました。
餡はつぶあんで、やや甘め。皮(種)はしっかりとした餅を感じます。
私(エツコ)、旅先では歩きながら・・・キョロキョロといろんなところを眺めたり、クンクンと鼻孔を
膨らませたり。香りによっては、ひとりで暴走してみたり(笑)。
なので、いつも以上に体力を使いまして・・・。こちらの最中の餡の甘さが沁みました。

西日本。木綿絣なら意匠系が充実しているエリアですからね。
きっと最中の世界でも・・・ユニークな意匠系最中たちに出会える予感を感じた旅の二日目。
# by senshoku-iwasaki | 2016-08-08 21:44 | 最中
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。高松・栗林公園→徳島・三木文庫
ホテルで朝食を取ってから、いそいそと向かったのは栗林公園です。
4月から9月までは、朝の5:30から開園と知りまして。早朝ならば夏でもキモチよく散策できそう!と。
目標は7:30入りだったのだけど、30分寝坊しまして(笑)8時入り。
それでも昼間と比べれば格段に、過ごしやすいです。

栗林公園は、なんと!400年近くの年月をかけて造られた庭園で。
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千本あるといわれる松の木々が、まー。どれも見事に手が入っておりまして。
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池には鯉、亀が悠々と泳いでおりまして。
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ありゃま、立派なすっぽんも!すっぽんの甲羅干しは、初めて見ました。
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およそ1時間かけて・・・大人も子供も「へぇ~!!」「ほーっ。」「すっげーなぁ。」の連呼(笑)。
ちょうど9時になりまして、庭園内のお茶屋さんも開きまして。お殿様気分で(!?)鯉にエサを・・・。
「かぁちゃん、やばい!あっちからもこっちからもすっごい勢いで鯉と亀と鯰がっ!!」息子。
朝からでも1時間たっぷり歩きまして・・・汗だくに。
「かぁつん、やっぱりかき氷は外で食べるに限るね~。今年一番美味しいかき氷だわ~。」娘。

月・火が休館日の、園内にある讃岐民芸館に入れなかったのは残念でしたが。
栗林公園、わざわざでも行くべきと、ミシェランガイドにも載っているだけのことはあります。
造詣の無い(トホホ・・・)iwasaki一家でも!それぞれに印象に残るお庭でした。
一代じゃとてもとても作れない、自然にあるように、でもゼッタイ自然じゃあり得ない『人の意思と手』
の生み出す、自然のような景色づくりの庭。なんて高い美意識なんでしょう!いやぁ、ヨカッタ~。
高松に住む人は羨ましいなぁ。また見たいっ!!

高松から1時間ほど高速に乗りまして、向かいますのは徳島県。
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森くみ子さんに会う前に、貴重な阿波藍の資料館『三木文庫』を見学させて頂きました。
三木家は、「関東売り藍商」として本店を徳島に、支店を江戸日本橋ほか全国各地に構えた商家。
吉野川の河口の地の利を活かして、舟で商いを始め、延宝2年(1674年)に阿波藍の取り扱いを
始められたそうで・・・。現在の三木産業の創業の年とされているそうです。
その時代からのさまざまな経営資料や、もちろん阿波藍の資料、郷土資料として阿波人形浄瑠璃の
木偶人形頭や多くの衣装、太布(楮布)や和三盆の製糖用具・・・。
こちら・・・。見学には事前に予約が必要ですが、スゴイです。
阿波藍に関する民俗資料も大変興味深かったのですが、三木家の諸記録が。
藍や染料に関する本業の商売以外にも、江戸時代には塩業、廻船業、新田開発・・・。明治になると
農林業、銀行、バス、新聞などへの投資。徳島県内のさまざまな産業を生み出しているのです。
良い藍を育てるには、肥料がたくさん要るのですが、その肥料を作り出したのはこちら。
その技術で、さまざまな美味しい農産物を生み出しているのも徳島県。
三木文庫近くの高速道路の降り口付近は、一面に蓮畑が続いておりまして。
ちょうど蓮の花が美しく・・・。夢のような景色でした。
こちらの資料館、昭和44年に建てられたそうで。なんとiwasaki夫婦と同じ47歳。(ちなみに増孝商店
の増孝ビルも昭和44年建築!・・・って、無理やりな類似点探し・笑)
玄関前エントランスの階段と、階段下の石がなんとも美しい色でして。
親切に対応してくださった学芸員さんに、帰り際に尋ねましたら「阿波の青石です。原石はほら、そこに」
軒外アプローチに、それはそれは大きな一枚の長ーい石(岩!?)が敷いてありまして。
大きすぎて(!?)気づかないスケール感もあるのかぁ・・・と。
いろんな意味で、ものすごく刺激を受けました。
三木文庫さんに感謝をして、森さんのお宅に向かいます。
# by senshoku-iwasaki | 2016-08-07 23:56 | 岩崎のある日
2016iwasaki夏の修学(!?)旅行。児島→丸亀→志度
子供たちが『子供』のうちに・・・夏休みに無理やり(!?)時間を共有しようと始まった、
iwasaki夏の修学旅行。なるべく普段見られない景色が見たくて。
憧れの山陰から始まって・・・大好きになってしまった瀬戸内は、今回3年目。
しまなみ海道ももっと!だし、ならば昨年寄れなかった愛媛県の内子や、大洲あたりも。
せっかくだからとびしま街道も渡りたい、だとすると広島かぁ。
森くみ子さんの暮らす徳島は初めてだし、だったら香川県東部のほうの景色も見たいなぁ。
オヨヨ・・・。5泊6日の大掛かりな旅になってしまって。でもビンボーなiwasaki家なので(笑)。
お宿は、早い段階で子供の予定も決まる前から・・・ネット予約で安く押さえてしまったので。
結局・・・『家事情』ということで、息子の登校日やら、部活を休ませることになってしまって。
それでも!中坊時代にいろんな人や、場所、モノを目にするのは、決して無駄じゃないと・・・
勝手に信じて(笑)いるものの。ありゃりゃ・・・来年からは難しいかなぁ。
せとうち三部作、最終編の始まりは岡山県児島から。
お昼は地元の人気店『いしはるうどん』で。美味しくてボリュームたっぷり!あぁぁ幸せ~。
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最初に伺ったのは、KAPITAL瀬戸内児島店。「エレファントブランドバンダナミュージアム」で
キャピタルオリジナルバンダナの10年間の歴史と、それらの背景にあるコレクション。
アメリカのヴィンテージバンダナが約300点!この展示会が8月31日までだったものだから、
これはぜひ!見ておきたかったのです。
KAPITALさんはアパレルメーカーですが、そのモノづくりの姿勢とか発信とかモチーフとか・・・。
個人製造のiwasaki夫婦も、煮詰まるとKAPITALショップでエネルギーを頂いております。
展示会も良かったし、今回もまた元気をいっぱい頂きまして。早速この旅で使うコトになった、
バンダナと大きな底の、丈夫な帆布のトートバックを手に入れまして瀬戸内海を渡ります。
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3年前のせとうち第一弾のときに買ったパナマ帽。
以来この5日間の旅の為に・・・普段はiwasaki家の壁で360日出番を待ってます(笑)。
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もうひとつ。ココも行きたかった、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館。
駅前に建つその建物もカッコイイ。そこに並ぶ彫刻たちに引き込まれます。
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なんと高校生以下は、丸亀市民に限らず入場無料。猪熊さんが美術をアタマで考えないで
ココロで感じてほしいと思っていたというのがわかります。
図工大好き!娘(小6)も、美術・技術超苦手!息子(中2)も同じ楽しさをを感じたようで・・・。
さすがだなぁ。美しさとはシンプルなものなんだろうけど、その組み立て方なのかなぁ。。。
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そして初日最後は、歴史好きの息子からのリクエスト。平賀源内記念館。
エレキテルに、土用の丑の日うなぎの日のキャッチコピー、きっとユニークで楽しい御仁・・・と
息子も私(エツコ)も思っておりましたが。薬学・博物学家で、発明家、文豪家で陶芸家、画家で
起業家、鉱山家。え~っ!!今どきの何でも出来るスペシャリストじゃーん!と、息子も母も
どんより(笑)。健康のための薬になる薬草研究から、お金を生む鉱山開発、西洋画を描いて
教えて・・・スゴイなぁ。香川県、いろんな人物を輩出してます。
平賀源内旧邸庭では、今もいろんな種類の薬草を育てていまして。
そちらで作っている、冷たい『源内健康茶』を出してくださり・・・あ、まさに私の母が以前作って
飲んでいたのと同じ味!(当時あんまり美味しいとは思えなかったけど・笑)。
なんだか有り難く思えまして・・・2、3お土産に買いまして。(今日はさっそく麦茶にブレンド。)
ドクダミ、エビスグサ、ジュズダマ、アロエ・・・高血圧予防、美肌、健胃・整腸・・・効果の期待。

こんな感じで初日が終わりまして。
香川3回目にも関わらず、余りの暑さに毎年見学を諦めていた・・・栗林公園に、翌日は早朝
にお散歩をしてから、いよいよ森さんの徳島県入りです!
# by senshoku-iwasaki | 2016-08-07 00:44 | 岩崎のある日
2016増孝商店・夏場所休場のお知らせ。
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今日は隅田川の花火大会。
昨年、一昨年の今頃は・・・増孝商店・夏場所中でしたが。
写真は、昨年の場所中の私(エツコ)の内職(!?)の真綿つむぎ。
今年は。
中2と小6の予定が全然合わないっ!(笑)。
夏休みといっても。
子供って、こんなに忙しかったっけ!?な事態でして(トホホ・・・)。
親の方も。
仕事はいつでもエンドレス。それをまた望んでいるのもiwasakiでして(笑)。
秋に向けて。
宿題に励もうと思います!なので、夏場所は休場いたします。
充電もしながら・・・更にパワーアップを目指します!
増孝商店は冬に。
この暑さを懐かしみながら、どすこい!と入場を果たしたいと思います。
iwasakiの秋冬。
ニュアンスのある新しいカラーリングと、素材感でチョットずつ生まれてきています。
どうぞ、お楽しみに!
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-30 22:15 | 展示会・お知らせ
スネークマンション、賃貸物件!?分譲物件!?
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iwasaki家は、お山の上の小さな集落にありまして。
工房の前の道は、この集落で唯一の60mほどの平たい道。(他は急坂・笑)
ほとんど車が通らないので、娘(小6)は、スケボーの練習にゴロゴロゴロと行ったり来たり。
時々くるっと方向転換。Youtubeが彼女のお師匠さん(笑)。
いつもなら一度外に出ると、40分は戻ってこないのに、すっごい速さで戻ってきて。
「スゴイの!ヘビのマンション!満室なのっ!」興奮気味で。
「えっ!?どこに?」と言いつつ、あんまり確認したくない私。
「いいから来てぇ~」
擁壁の水抜き穴になんと!5つは埋まっておりまして。
青大将系の大きな背中(!?お顔は見えなかったので・・・)とか。
たぶんきっとマムシ・・・とか。
こちらのお部屋は、入ったばかり?くりっくりの大きなお目目が・・・カワイイけれどコワイ・・・。
この擁壁の上は竹林になっていまして。
この梅雨は、あんまりまとまった雨も降らず、この水抜き穴から雨水が出ているところを・・・
そういや、見たことが無いなぁ。
「チビッコがうっかり手とか入れちゃ危ないね~」私。
「チビッコはいないけど、カエルくんは気を付けないとね。」娘。
そーでした。注意の看板は、カエル語じゃないと。
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-27 22:16 | 工房周辺
秋に向けて、新しい絞り絣の準備にかかりました。
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絞り絣』はiwasakiの造語。
染めと織りのちょうど中間、『ソメオリモナカ』がテーマ。
絣よりも不確かで、絞り染めよりも曖昧。
ぼんやりと、ハッキリしない、YESでもNOでもないんだけれど・・・。
目にする人の心持で、YESにもNOにも感じる、仏間のご先祖さまの遺影のように。
笑ってる?悲しんでる?美味しい?もしかしてキライ?
大胆で、繊細で、のびやかで、ささやか。
今年は昨年よりも進化(!?)させて・・・。
大まかなデザインは、もう出来ておりますが・・・。
こうしてヨコ糸に木綿でさっくりと仮に織りまして、布にしてから・・・絞るのですが。
さて・・・。
博打性が高い、出たとこ勝負な染めの作業が・・・いつもと全く違います(笑)。
他の作業の合間を縫って・・・シロでもクロでもないんだけれど・・・。
シロにもクロにも化ける、絞り絣を目指します!
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-23 22:02 | 工程
本日届いた糸たちの一部。
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先月、宮坂製糸所さんでお願いしてきた糸たちが・・・。
撚糸屋さん、精練屋さんを経て・・・一部(といっても、20キロほど!)届きまして。
着尺用、九寸帯地用なのですが、『ざっくり糸味系』にしたいのか『ノーブルなキレイ系』でいくか・・・。
原糸もかなり節の多い玉糸だったり、節少なめの玉糸、キレイな生糸・・・原糸の太さも違うので、
作りたいものによって太さも撚りの具合も変えて、規格を変えるのですが。
基本的にクニヒサが担当している規格、この部分を考えるのが面白くて、悩ましくて(笑)。
なんてったって難しい・・・。生地として『ちょうどイイ』を見つけるわけですから。
密度、厚さ、・・・きっとそれだけじゃない・・・う~ん・・・きっと、糸という素材感がどれだけ『自然に』
引き出せているか、が重要なのかも。。。とか。
宮坂さんの魅力的な糸たちを、何種か・・・結構な量頼んじゃいました~(汗)。

この中には、お世話になっている・・・染織こうげいさんで、昨年からご注文いただいている杉綾織の
紬着尺用にと思ってお願いした生糸も。
神戸のHさまからの「デニムっぽい紬」のリクエスト。これから取り掛かり、サンプルをお送りする予定
なのですが。ヨコ糸もiwasaki定番の杉綾織の紬よりも・・・チョット太めのつむぎ糸にしてみようか・・・
とか。イロイロ考えている時間も楽しくて、悩ましくて(笑)。

今日届いた糸は、まだ一部(汗)。まだ第二弾が近日中に届く予定。
こんなに頼んでも、今すぐ足りない別の糸もありまして(涙)。また注文しないと・・・・。
今すぐ使えないのはわかっているのに、買い占めたくなる糸がもっとあったけど。
支払いはこれから・・・。国民健康保険の支払い通知も来てたなぁ。車も車検だったなぁ。
作りたいモノはあるある、けどお金はないない・・・(笑)。これもまた楽しくも悩ましいiwasakiあるある。
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-21 23:04 | 素材
Eさまの『入り江の波の格子着尺』。
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私(エツコ)が藍の着尺にかかっていたときに・・・。
クニヒサが取り掛かっていたのは、昨年Eさまにご注文いただいた格子の着尺。
タテの水色の縞は、グリーンよりのトルコブルー。ヨコはトルコブルー。
ベースは、タテがシルバーグレーで、ヨコはヤマモモで染めたアイボリー。
前回Sさまにご注文いただいた、ブルー系のこのシリーズのときとも違う感じになりました。
キラキラと穏やかに光る、瀬戸内の海が私には浮かびまして。
Eさまの、透明感あふれるステキな笑顔と勝手にリンクして(笑)眩しく眺めておりました。
私がかかっていたのは、江戸チックなものでしたので、グッとモダンに感じられました。
Eさまのイメージに近いものになってるとイイのですが・・・。

これらの仕事に掛かり始めた、6月中旬ころから・・・。
iwasaki家では、いろいろなアクシデントがありまして(オヨヨ・・・)。
7月に入ってすぐ、突如パソコンが壊れたり。
私はタブレットもスマホも無いので、1週間ほどカンペキに世間から切り離された状態で。
これはこれでイイかも!?とも思ってしまったり、いや、イカンとも思ったり(笑)。
先週はなんでか・・・選挙の立会人を頼まれてしまって(いや、他にいくらでも適任者がいるはず!
とか思いつつも)ぽっかーんと、13時間も!手指を動かせない時間の苦痛なこと(笑)。
つくづく。自分は織物以外なんにも出来ないクズだと、なんだか落ち込んだり。
中2息子の学校の三者面談では、テストの結果に・・・暑いのに背筋が凍る納涼体験を。
気がつけば。
今週から夏休み!?・・・だったのか~!と、これまたダメ母ぶりに落ち込み(涙)。

工房にはなるべく私情を持ち込まないコトにして(笑)。
青山のitonosakiさんにご注文いただいている、新色の銀河シルクの山形斜文八寸帯地を織り
進めながら・・・。今年も秋に開催される、染織こうげい・神戸店さんでの展覧会に向けて・・・。
新作の絞り絣のシリーズに取り掛かり始めました。
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-17 23:12 | 着尺・帯
湯のしが上がった・・・森くみ子さんとのコラボ着尺。
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昨日、郡上八幡の湯のし屋さんから帰ってきました。
サラサラと。ナカナカ良い感じの肌触りの、夏の紬になりました。
こちらは、タテに森さんの藍染め糸の中でも・・・一番贅沢な褐色(かちいろ)がベース。
紺よりも深く、赤味を孕んだその色は、代々徳川家でも愛されたという、『勝ち』の勝負色。
森さんは、藍の勢いのある状態のときに・・・わずか数回で染め上げるという、やっぱり贅沢な色。
ヨコ糸分は褐色が足りなかったので、ヨコ糸は『御納戸色』を。
前回の写真ではわかりにくかったのですが、しじらのような組織を・・・1寸ごとにひっそりと。
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タテにもヨコにも使った玉糸に、かなーり味があり・・・。その分織りにくかったのですが(笑)。
まるでホントに(!?)大好きな、江戸後期の織物のような風情になりました。
リサイクルが徹底していて、無駄が無かった・・・というiwasaki憧れの江戸時代。
森さんの藍染め方法は、江戸時代と同じ技法で極めてシンプル。
すくもに含まれる藍分を、甕の中の発酵菌をすべて生かして使い切る・・・『甕覗』といわれる一番
淡い水色も染まらなくなった液は、薬品を一切使わないので、最終的に土に還ります。

このヨコ『御納戸色』のタイプと、『瑠璃色』3越に『水色』1越を入れたバージョンと。
透け感もあり、涼やかな夏の織物になりました。
現代と江戸を、行き来するような夏衣になるといいなぁ。。。

JAPANBLUE SPACE  森くみ子 http://www.japanblue.info/
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-13 21:41 | 着尺・帯
森くみ子さんとのコラボ着尺。
阿波藍を、森さんの手によってたっぷりと蓄えられた絹糸たちが・・・ようやく2反の着尺になって。
先日水通しをして、砧打ちを済ませまして。郡上の湯のし屋さんに湯のしをお願いしました。
まずは森さんと、私(エツコ)の生紬から。
織っているときお腹のところに、わざと白い手拭いを挟んでいたのですが。
一反3丈4尺、約13メートル。1週間ほどかかって織るものですから、摩擦で真っ青になるハズ・・・
と思っていたのだけれど。意外にも。ほとんど青くならず、普通に洗濯したらキレイに真っ白に。
それは、この水通しをした後にも。
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今回は森さんから「最初はお湯にしばらくつけて、灰汁を抜いて欲しい」とのことで。
お風呂くらいの温度の湯にしばらく漬け込んだ後、水に何度か漬け込みまして。
そのとき反物を引き上げると・・・水は青ではなく、黄色のような色が少しでました。
そして何度か水をくぐった反物は、外に干して生乾きの状態でアイロンを当てまして。
そのときも。わざと真っ白い手ぬぐいを乗せてのアイロンがけでしたが。
これまた、ビックリするくらい青くならない(笑)。
手のひらには青が付くんです。でも、手は水で洗うと落ちてしまうので、色の付き方が違うのかと・・・。
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iwasakiの大好きな縞木綿は、江戸後期の京阪西日本に集中しておりまして。
私もクニヒサも。なんでか西日本にずっと・・・惹かれっぱなしなのもそのせいもあるのかもかも。
今回は昔の小倉木綿の縞を意識しました。微妙な藍のグラデーションが活きるかと。
織物らしい、だけど作家モノっぽくない無名な産地の織物っぽくしたかったのです。
森さんの藍を使うということは、iwasakiにとっては冒険です。
阿波藍は、高級品です。他の藍の追随を許さない、立派な理由があるからです。
まずは、お米や野菜と同じだけ手がかかる農作物でありながら・・・食べられないのに、広大な敷地が
要ります。そして収穫された良質の藍の葉っぱだけが、約100日かけて特別な『発酵菌』を持った『阿波
のすくも』となります。それを作り出せるのが、ごく数人の藍師と呼ばれるエキスパートでして。
森さんはその発酵菌のチカラを全て使い切る、無理のない藍建てをされる人。
正直なところ・・・。iwasakiは『高級』にはあんまり興味がなかったのです。
『高級』な食材で、『高級なお料理』を『最高級店』で食べるより、『ありふれた』食材を、『丁寧な仕事と
工夫』で美味しいお料理を作るシェフのお料理を食べられるほうが幸せだと思っているから。
出来ることなら、そんなシェフのような織物づくりがしたいので、『高級』だから阿波藍を使いたいと思った
わけではないのです。
森さんのお話しを聞いているうちに・・・いかに阿波藍が独特で、秀逸で。だからこそ江戸時代にどれだけ
の人の憧れの染料であったことか。その直後に、時代は明治になり合成藍が入ってきても阿波藍のブラ
ンド力を使って(!?)阿波藍をブレンドした合成藍の紺屋が全国に広まって・・・。
その中で藍は色落ちがする、という認識も広まったのではないか・・・という森さんの解釈に納得しまして。
森さんがそこまで愛する・・・阿波藍の『発酵力』を、全部出し切った森さんの藍染め糸だからこそ!
使ってみたい、出来たら魅力的な織物にして・・・このコンセプトに賛同してくださるユーザーを見つけたい、
そんな大冒険なのなのです。

水をくぐって、砧で打って、しなやかに変化した着尺。
まずは自分で使ってみてから。でも、使う前から明らかに・・・きっとこの摩訶不思議な藍が、好きになって
しまう予感だらけの(笑)楽しい制作期間でした。
この夏は、iwasaki家恒例(!?)ビンボー家族旅行に、森さんの徳島のアトリエも組み込まれまして。
今回織りあがった2反のうちから・・・森さんに気に入った方を選んでいただこうと思っております。
# by senshoku-iwasaki | 2016-07-10 23:25 | 着尺・帯
奈良磯城郡・たばやの『算額最中』。
あわわ。。。実は今回も頂いてしまった・・・美味しい最中のお話。
「ただいま~。おっ!ぴーなっつ最中!かぁちゃん、食っていい?」って言いつつもう手に取ってる中2息子。
「このパッケージは、『なごみの米屋』のほうだね・・。白あんベースだったよね。」って言いつつもう口に・・・。
「あーたも。それくらいの記憶力が、学業で活かせたらイイのにねぇ・・・。」私。
「いやぁ、期末テスト近いからね~。アタマ使っちゃって糖分要るのよ。うまかった~。」息子。
「さよか。。。だから学業で・・・(涙)。」私。
先日工房にいらしてくださったKさまから頂いた、なごみの米屋の『ぴーなっつ最中』に沸いていたiwasaki家。

そんな先週。
Sさまから届いた、箱を開けると・・・。なんと!
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『算額最中(さんがくもなか)』は、こちら「たばや」さんのご先祖さまが江戸後期に、算術を子弟にご指南する
一方、算術家として日々研鑽にはげまれていたそうで。
当時は、優れた問題を考案したり、その解答を得たときに、感謝の意を込めて数学の絵馬、算額を寺社に納
める風習があったそうで。こちらのご先祖さま、森内弥三郎氏が修行の精進達成の感謝に奉納した算額が、
この『算額最中』の図柄なのだそうです・・・。
なんとも・・・素晴らしいご先祖さまをお持ちのたばやさん。
そしてこの『算額最中』の、美味しいこと!
皮はしっかりと厚めのタイプ。餡は、その皮にバッチリ馴染むしっかりとした粒あん。
添加物は一切使用していないとのことで、日持ちはしない、生の味。
「エツコさんはどちらかというと、粒あん派でしょう?こちらの最中は粒あんなのでお好みかと思って・・・。
私は、こしあんが好みなんですけど・・・。」Sさま。
ハイ!どっちも大好きですけど(笑)、粒あんは大大好きかもしれません(笑)。
こちらの『算額最中』、どストライクにハマりました!!

それにしても。
たばやさんは、いわゆる町の和菓子屋さんで、ネットショップとかあるようなお店ではなさそう。
Sさまは、埼玉にお住まい。たばやさんは、奈良県。どうしてご存知だったのか知りたいところですが・・・。
そういえば。Sさまには、ウチの息子と対極にあるような・・・聡明でイケメンの息子さんがいらして・・・。
「おっ!かぁちゃん、こんなところにまた・・・最中隠してたでしょ?」と言いつつ手に取る息子にぱちん(笑)。
「何するんだよ~。」息子。
「チョット・・・ここにちゃーんと座って、まずは手を洗いましたか?数学はどうなのですか。」私。
「へ!?かぁちゃん、今日は寅さん?どうってどうもないかと・・・。ありのままのあなたの息子ですが」息子。
「浄願成就、吉兆の印の『算額最中』、心して味わってお食べなさーい。」私。
「かぁちゃんこれ食ったら、かぁちゃんもオレも毛が3本ばかし増えて・・・賢くなったらイイね。」息子。
研鑽に励まないと・・・。だから・・・(涙)。

Kさま、Sさま、ごちそうさまでした!
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-27 23:05 | 最中
遅くなりましたが、過日の『日本の夏じたく』展で・・・。
iwasakiをお召しでお越しくださった方々。
今回クニヒサ一人での参加でしたので、実は写真を撮るコトが出来なかった方々も・・・(涙)。
iwasakiにとって何よりのパワーの源ですので、今回カメラに納められなかった皆さま・・次回は是非とも!
撮らせてください。よろしくお願いいたします。
そしてお写真いただけました皆さま、本当にありがとうございます!!
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昨年の『観月展』で、緯吉野の八寸帯地『稲束』をお選びくださったWさま。このシリーズ、ここから少しず
つ変化しておりまして。『石畳』、『カラミ煉瓦に煙突』といった・・・クニヒサのお気に入りのシリーズになっ
ております。Wさまのお召し姿、前回の増孝商店でカメラに納めさせていただいた筈なのに、撮れていな
かった(>_<)コトを、大変悔やんでおりまして・・・。
改めてとてもよくお似合いのお姿に、とても嬉しかったです!!
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4月の伊勢丹新宿店でのグループ展でお選び頂いた、『銀河シルクの山形斜文八寸帯地・白金(しろが
ね)』写真では白っぽく見えますが、プラチナシルバー色です。Fさま、このときに色違いの枝豆色もお選
びくださいまして。「アフリカの草ビロードや、クパクロスのような布感がありますね。」と嬉しいお言葉を!
そーなんです。
古今東西、諸国民藝・・・織物力を求めてiwasaki、遊牧民のココロで手織物を作っております!
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Kさまは、生紬『サヤサヤルルル』に『銀河シルクの山形斜文八寸帯地』の初期モデル(!?)を。
ここ2年ほど・・・
銀河シルクの山形斜文の菱の大小の並びが、私たち夫婦のなかで「この感じがイイかも。」が一致しまし
て(笑)。初期のタイプは、菱が同じだったり、大小が違ったりしています。(・・・といっても、ほぼパッと見
ではわかりませんが・笑)。以前は「夏はキモノを着ないのよ・・・」とおっしゃっていたKさまなのに、
数年前に『サヤサヤルルル』をお選び頂いてから、今年は模紗織りの入った透けるタイプの生紬を・・・。
「真夏もいいわね。」真夏ギライのKさまがっ!うぅっ、ウレシイですっ!!
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浜松からお着物でいらしてくださったTさま。増孝商店GW場所ではお写真を見せていただいたので、実
際にお召しいただいた『絞り絣八寸帯地・corona』の嬉しい再会でした。
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Nさまは、日本刺繍の飯島桃子さんと初めてコラボさせていただいたときの『亜麻と苧麻と絹の八寸帯地
に葉』。のびのびと生命力溢れる、飯島さんの葉っぱが、本当にステキです。帯締めも雰囲気にピッタリで
した。

4月の伊勢丹から・・・ナカナカ二人で会場に立つコトが出来ず、私(エツコ)は山梨にお留守番ですが。
こうしてごく最新のものから・・・数年前のものまで。クニヒサと二人で細々と作り続けている織物たちが
それぞれ、本当に素敵なユーザーさんの元で、幸せに過ごしている姿(!?)につくづく有り難く・・・私
たちもとても幸せな気持ちになります。
このところ・・・
二人して急に老眼が進み(涙)、いつまでも同じ内容の仕事は出来ないという覚悟は持ちつつも。
それでもカメの甲より年の甲を信じて(!?・笑)、とにかく健康で、良い仕事をしようと心がけています。
あんまり代わり映えのしないiwasakiの織物ですが(笑)、すこーしずつ変化していきますので・・・。
カメの歩みで頑張ります。  ありがとうございました!
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-24 22:55 | 着尺・帯
森くみ子さんとのプロジェクト・報告8
森さんは、ご自身の作品のなかで・・・木綿や麻の藍染め着尺を制作されています。
驚くことにそれらの作品は、ほとんど襦袢や帯に色移りしないというのです。

『藍染め』と呼ばれるものの中には、インド藍や、琉球藍のように還元建てして染めるもの。
すくもから天然灰汁と石灰、ふすまで地獄建てで染めるもの。苛性ソーダやハイドロといった
薬品を使うもの。合成藍で染めたもの・・・。
森さんも私も。
どれがホンモノで、どれがニセモノとか。だれが正直で、だれが嘘つきだとかとか。。。
そんなコトには、そもそも全くキョーミが無いのです(笑)。

江戸時代に確立された、阿波藍の極上のすくもから江戸時代と同じ方法でシンプルに藍を建て
染める森さん。藍液の微生物の栄養となるのは、ふすまだけ。森さんはお酒も入れません。
「お酒を入れると、還元してしまうんです。
私は、その還元が色移りの要因のひとつに思えるのです。」森さん。
たしかに、私が以前作っていた沈殿藍も還元染めでしたが。
色止め剤を使っても、色移りがとまらない・・・それで自家製藍を諦めた口ですので(笑)。
麻や木綿と違って・・・動物性繊維の絹糸は、そもそも藍液のアルカリで糸が痛むのではないかとか。
と繊維の周りに藍が付着するだけで、浸透しないのではないか・・・等々疑問がありまして。

藍の成分だけではなく、歴史の研究もされている森さんから
「絹糸のセリシンを残した生紬なら、糸を痛めることもないのでは?古い織物にも精練されていない
絹糸を藍で染められているものがあります・・・」のお話しになるほど!

今回はまず森さんと、私(エツコ)の実験台!?プロトタイプです。
あえて色移りが一番しそうな(!?)濃い藍色で。
プロジェクトと言っているのは、早期の商品化を前提としているから。
iwasakiが商品として・・・この森さんが手掛けた、美しい藍の色バリエを楽しめる手織物を作るなら
時間のかかる織物とはいえ、作りやすいものでなければいけません。。。
段取りと下拵えとシュミレーション、工房の機と、仕事のローテーション。今まで(子供の急な病気とか、
予期せぬ事態も踏まえて・・・)予定プラス10日という、余裕をもって計画してきましたが。
今年に入ってから・・・余裕時間、休日無しでキッチリ予定日上げでなんとか・・・。の日々(汗)。

今、このプロトタイプを織っております!
今度の日曜日に・・・東京で森さんと、この反物を持って打ち合わせをするべく・・・・。尻カッチリで(笑)。
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報告8
『微妙な薄い色を染めるには藍液の濃度の具合が適さず、保留にしていました縹色のバリエーションを
染める順番になりました。
藍建てしてから3ヶ月が過ぎ、濃い色は染まらなくなり、折り絞りや込み入った絞りの襞の中の藍液は
酸化しにくい状態になりました。
この間藍瓶には麸を2回、石灰を7〜15日毎に、1〜2番灰汁(PH14前後)が藍液の減り具合に
合わせて投入されています。
藍の色を上手く布、糸に染め付かせるのは、藍液の状態に合わせて素材(絞の種類、布の厚さや
密度、糸の細さや撚りの強さ、繊維の種類など)を的確に判断して染めることが必須です。
藍液は日々変化しますので、特に絹や細糸の布は変化した色が如実に表れます。
欲しい色を染めるためにも藍の管理に気を使います。
藍分(インジゴ)の含有量も染める毎に減っていきます。以前数人で工房を運営し染めていた時は、
だいたい3〜4ヶ月で藍分が無くなり廃棄していました。
今は1人ですので毎日の使用量も少なく、藍菌の負担も少ないからでしょうか、最終的には2年ほど
藍液の中に藍分が残っています。
そのころには何度染めても「瓶覗」といわれるごく薄い青色しか染まらなくなります。


絹糸にとっては石灰も多く入りよい環境ではないのですが、薄い色を染めるには1回藍液に浸しても
それ程濃くならず、2回と3回染めたものの色の違いも左程ではありません。
瓶覗、水色、浅縹、浅葱色などを染めます。
染まる力も弱いので液の中にゆっくり浸して、糸を硬く絞りよく酸化させます。


「60中x3玉糸」は水色、花浅葱「42中x5玉糸」は縹、瑠璃色「110中x2玉糸」は水色、浅縹、瑠璃色
に染めました。
前回と同じ糸の同じ色名もありますが、微妙に違う色に染まっていると思います。染まった色に合わせて
13段階の色名で都合上識別していますが、毎年、毎回、同じ色に染まらないのが藍染です。
良さでもあり短所でもありますが、色名で注文をいただいても同じ色に染めるのは大変難しいです。
商業ベースでは欠陥技術の扱いになりますね。
染織iwasakiさんとのお仕事は、欠点でもある揺らぎのある藍糸が個性的な織物になると楽しみにしています。』 
2月1日

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# by senshoku-iwasaki | 2016-06-21 22:46 | いわさきのつながり
長野・岡谷の宮坂製糸所さんに行ってきました。
学生の頃よりお世話になっている、宮坂製糸所さん。
平成26年8月に岡谷蚕糸博物館が移転と同時に、宮坂製糸所をまるごと併設という・・・
工場のfactoryと、シルクの真実factから、「シルクファクトおかや」としてシルクを五感で感じる
新しいタイプの博物館になった・・・と、お話しはうかがっていたのですが。
いつも糸をお願いしつつも、前回宮坂さんを訪ねたのはお引越しの前だったもので・・・。
今年こそは!と。
岡谷蚕糸博物館も初めてでしたので、なんと宮坂社長さんがご案内してくださいました。
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博物館に入るとすぐ迎えてくれるのは、明治初期フランスから輸入されたという、優美な繰糸機ですが。
こちらは、その後にイタリアから輸入された繰糸機。「おぉぉ・・・。このボックス部分はどうしてですか?」
「綛に上げた糸を、この箱の中を通った管に蒸気が走って、乾かすという装置がついてるの。」宮坂さん。
「なるほどぉ。・・・にしてもカッコイイですねー。真鍮打ち出しの槽や、金具は全部手づくり。フランス製と
いい、イタリア製といい、当時相当な高額品ですよね。」
「そりゃあ、高かったと思うよ~。船で運んでくるのも大変なもんだよねー。ただ、ここから急速に国内で
こういった道具を作り出して、発展していくんだよね。。。その後日本では自動繰糸機をつくりだしてね。
その装置は、今も基本的に変わらないんだよ。」宮坂さん。
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そして宮坂製糸所の工場に入ると。
上州式の手繰糸のエリアも、宮坂さんの諏訪式の手繰糸のエリアも人手が僅か・・・?いやいや、今現在
スタッフは、宮坂さんのお嬢さんとそのママ友も多くいらっしゃいまして。
「岩崎さん、今日は午後から中学の保護者会がありまして出ますが。ゆっくりしていってくださいね。」お嬢さん。
80代の超ベテランのお母さんから40歳のママまで。皆さん、宮坂製糸オリジナル手ぬぐいや、バンダナを
してお仕事されています。今は、春蚕の注文糸に追われていて・・・工場は大忙しなのです。
手ぬぐいもバンダナも大好きiwasaki、グッズコーナーでしっかりゲットしてきました(笑)。もちろん、宮坂
シルク石鹸も!こちらの洗顔石鹸とってもオススメなのは、その使い心地のよさに加えて『持ち』の良さ!
ナカナカ減らないのに、泡立ちよくてシルク成分でお肌もちもちなのです。
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シルクの美肌としか思えない(!?)宮坂社長さんと。
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今は、宮坂製糸所をほぼ引き継がれて奔走されている・・・高橋さんと。
駆け出しのときからずっと・・・変わらない、いつでも謙虚で温かい、本当に素敵なご一家です。
京都の下村撚糸の下村さんといい、私たちは若いときからずっと・・・憧れの心の支えのひとつ。
今回また、宮坂さんに糸をイロイロ・・・沢山お願いしてきました。保管場所を作らないと(笑)。
せっかくの宝石のような糸たちを無駄にしないよう、魅力的な織物にしたいと思います!
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-18 23:32 | いわさきのつながり
iwasakiにおける他力本願は・・・。
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仏教用語の意味とは違うかもしれません。
他力は、仏さまだけのチカラに限らず・・・iwasaki織物を支えてくださる他者のチカラ。
でも八百万の神さま、仏さまを信じていますからね、八百万のチカラでもあります(笑)。
そこにiwasakiが精一杯の仕事をすれば、織物力溢れるiwasaki以上のチカラになると
信じているし、実際に25年近くやってきて実感もしているところのものです。

この銀河シルクの山形斜文の八寸帯地・『白金(しろがね)と青磁』は、イトノサキさんのオリジナル。
イトノサキの畔蒜さんからのリクエストで、控えめなこの色目のツートンは、ベースのシルバーグレー
から前柄とお太鼓で青磁色に変化します。
どちらかというと、iwasaki夫婦ともに・・・お太鼓柄よりも全通のほうが好みだったこともあって・・・。
こういうツートンは、初めてでしたが。ほほぅ~。なるほどぉ~イイじゃん。知らなかったなぁ・・・。
カラーだけで変化させるって、もっと単調になるかと勝手に思い込んでいたというコトに気づかされた
のです。一方行の思い込みだけは、なるべくしたくないっていつも思っていたのだけれど。
単調になるどころか、織物力が増して見えます。。。
ここからまた、新しい細い(!?)道が見えてきた気もします。
畔蒜さん、ありがとうございました。

シルバーグレーと青磁色といえば・・・。
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クニヒサが今日整経(せいけい)していたのは、Eさまご注文の・・・緯吉野と平織りの着尺。
Eさまの青磁色は、ターコイズブルーでもグリーンよりのブルー。
うんうん。っぽいっぽい。Eさまの雰囲気が漂い始めました(・・・と思っているのは私だけかも・笑)。
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この着尺の大元は、以前Aさまのご注文で格子の紬なんだけれど、カジュアル過ぎず控えめに・・・
垂れもののような光もあるような・・・。から出来た着尺がありまして。
それをご覧になったSさまが、これのブルー系で・・・。とご注文くださり。
緯吉野の入った、九寸帯地『入り江の波』を見ながら、こんな感じで着尺が欲しいです・・・とおしゃって
くださったEさまが、着尺のサンプルのなかから「コレのお色違いがイイかも!」と手にしたものが
Sさまにお作りした格子の着尺でして。
ぐるぐると。
わらしべ長者のように(!?)他者のチカラを授かりながら・・・もっともっと!iwasakiの仕事を高めて
いきたいと思っております。
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-16 22:53 | 着尺・帯
森くみ子さんとのプロジェクト・報告5・6・7
森くみ子さんの染めた藍染の絹糸。
糸の種類(撚り加減や本数、生糸と玉糸との違い、もちろん色の濃さ・・・)や、その日の湿度によっても
グルグルと綛(カセ)から木枠に巻き上げる手指に付く『青』が違います。
それにしても。自分たちが記憶している・・・藍染の絹糸にしては、手に藍が付きにくいように感じます。
柄は、「お任せします。」と森さん。うーむ。。。
格子と縞なら、どちらがイイですかね?には、「どちらかというと縞でしょうか・・・。」と森さん。うーむ。。。
なんといっても色味がどれもキレイ。
この糸は、森さんがストックされていた玉糸で『甕覗き』と呼ばれるお色。
こちらは一綛しかないので、ポイントとして使います。。。
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贅沢な『褐色(かちいろ)』をベースに、藍の研究家の森さんなら、iwasakiのなんてことない芸風(!?)を
好んでくださる森さんだから・・・。クニヒサと考えたのは、シンプルな昔の小倉縞を連想させるような縞でして。
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『褐色(かちいろ)』は糸違いで二種。『瑠璃色』『紺』『甕覗き』、そしてヤマモモで染めたアイボリーはアクセント。
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報告5
『昨日「60中x3玉糸」今日「42中x5玉糸」「42中x4」の染め重ねをしました。
「60中x3玉糸」は「褐色」(かちいろ ごく暗い青紫)まで濃く染めてみました。セリシンが少し除去されましたが、糸、色の状態はよいです。糸の痛みは少ないと思います。今週中はこの3種類の糸の色の調整をします。』 11月17日

報告6
『今日から「110中x2玉糸」を染め出しました。「60中x3玉糸」「42中x5玉糸」と比べたら渋い色に染まりました。
セリシンが多く残っているからでしょうか? 数日中に少し濃いめの濃淡に染めます。
引き続き「42中x4」は褐色まで染めます。』 11月22日

報告7
『全ての糸の染めが完了しました。揃って干したらなかなか表情があって美しいです。普段の布染めとは違う景色です。
この後灰汁抜きをして、仕上がりです。半年くらい寝かして(置いて)からの灰汁抜きの方が色も落着くのですが、軽くしときます。』 11月25日

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# by senshoku-iwasaki | 2016-06-14 22:07 | いわさきのつながり
衣裳らくやさんでの展覧会、お陰様で終了いたしました。
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お出かけくださった皆さま、らくやさんのお客さま、そして・・・らくやさんのスタッフの皆々さま。
本当にありがとうございました。

この展覧会がはじまる直前に織り上がった、新作の生紬『island』のアイボリータイプも・・・。
クニヒサがらくやさんにお邪魔しているときに、ステキな嫁ぎ先が決まりまして。
先週はお天気の良い日に、湯通しに砧打ちを施しまして・・・郡上の湯のし屋さんに湯のしを
お願いしました。

手織り物は、少しずつしか織り進められませんが。
こうして多くのお客様にご覧いただいたり、手に取っていただいて・・・手織り物の面白さを
感じていただけたら!何よりもウレシイです。
私たちももっともっと!楽しい織物を、元気に作り続けたいと思っております。
今回も貴重な出会いに・・・心から感謝しております。ありがとうございました!!
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-12 21:27 | 展示会・お知らせ
衣裳らくやさんでの展覧会、いよいよ明日まで・・・。
と、なりましたが。
工房では久々に・・・機織りのトントンとは違う、威勢のいいトンカチトントンが響いております。
実はこの春、お隣の草屋根だった廃屋が解体され、更地になりまして。
風がよく通るようになったと喜びも束の間・・・。外壁の板が、長年の風化でボロボロに・・・。
正面からは見えない、側面だけでも板金屋さんに巻いてもらおうか・・・とも思って聞いてみたところ。
12年前、屋根をやってくれた板金屋さん、難しい顔で「・・・・う~ん、あんまりオススメできないかも」と。
結局、大工さんを紹介してもらって。ならば、ぐるっとこの際お願いしちゃおう!というコトに。
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紙のように薄くなった板を外すと、なんと小さな徳利のような蜂の巣が二つ。
その真ん中に、なんと!ミツバチの巣まで!!
全然気づかなかったなぁ・・・。はちみつ欲しかったなぁ・・・(笑)。
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板と板を止めるのは、大工さんがノミで階段状に削って。ものすごい仕事の速さです。
森くみ子さんとのコラボの、褐色(かちいろ)ベースの着尺のタテ糸を、二人がかりで機に巻きながら。
これからの板の反り分まで計算しながら、躊躇なく体全体で削り出すその姿に・・・職人後光が差して
見えたのは、きっと私(エツコ)だけじゃなくクニヒサも。
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下拵えと段取りと。
揺るぎない動きで・・・工房には大工さんの、手指の神様も宿ってくれそうです。
板の節穴は無いし、厚くなったし、隙間が減って、今年はスズメバチは宿ってくれないでほしいなぁ。。。
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-11 22:18 | 工房改築
衣裳らくやさんで・・・。
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iwasakiの展覧会、日曜日(12日)まででして。まだまだ開催中です!
クニヒサが初日から4日間お邪魔しまして・・・。有意義な時間を過ごさせて頂きました。
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石田節子さんとの対談も、楽しく・・・でも何を話したのか・・・覚えていないくらい!?(笑)
クニヒサも頑張ってきたようです。。。なんせ、普段は山の中で二人っきりの工房で。
およそ・・・人様と、おしゃべりなどしていない生活なものですから、私(エツコ)も考えただけでも脇汗が・・・・。

留守番の私も、先週の『日本の夏じたく』展のときから、我が家の子供たちそれぞれの都合やら、
アクシデントやら(涙)・・・。苦手な運転を、余儀なくさせられるコト多々でヘトヘト(笑)。
今日もおっかなびっくりで(笑)、クニヒサを富士宮まで迎えに行きまして。お昼ごはんを食べながら
この4日間の話を、ポツリポツリと聞きまして。
石田さん、らくやさんの多様なスタッフの皆さん、そしてお客様・・・「ふんふん、あ~なるほど。」
相づちを打ちながら、また作りたいモノがお互い明確に出てきました!
・・・なんだけど。
まだまだ上半期の仕事が終わっておらず、明日からまたピッチを上げて(・・・とイイんだけどなぁ。)
ひとつずつ、クリアしたいと思っております!
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-07 21:12 | 展示会・お知らせ
衣裳らくやさんでの展覧会。
本日よりはじまりました。
クニヒサ・・・らくやさんのスタッフの皆さんや、お客様と楽しく過ごしているようです。
明日は、石田さんとの対談で、iwasakiにおける(クニヒサにおける?)『民藝』を
語るのかもしれません。。。

民藝の面白さは、技巧の極みであればバッチリ!とはいかないところ(笑)。
それは、柳宗悦の『工藝の道』にももちろん書かれていて。美術品ではないところのもの。
そのあたり。
なんだか『粋』にも通じます。
やりすぎは、『野暮』。
でも、個人的には野暮も好きですが(笑)。
あらあら・・・。

でもiwasakiの織物は、たぶん、チョット足りないくらいで・・・。
余白(!?)を大事にしています。その余白は、ユーザーが埋めてくれる部分。
いつもお客様のお召し姿を拝見させて頂く度に、製作者の私たちが一番ビックリする部分。
着尺や帯地が85なら、キモノや帯になったとき、必ず100以上になっているのです。

織っているときの、小さな発見と驚き。
出来上がったものを、纏ってくださったときの驚き。
この驚きが、私たちの何よりの喜びであり、原動力です。
らくやさんでの展覧会で、またさまざまな方にお会いできますのを・・・楽しみにしております。

心惹かれる用の美-素朴と洗練と-
染織iwasaki   6月3日(金)~12日(日)
★衣裳らくや

# by senshoku-iwasaki | 2016-06-04 00:01 | 展示会・お知らせ
『衣裳らくや』さんでの展覧会、『心惹かれる用の美―素朴と洗練と―』
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6月3日(金)より12日(日)まで開催されます。
このタイトルには、ひぃぇ~っ!!と恐縮しまくっているのですが・・・。
昨年の夏、それはそれは暑い日でしたが、増孝商店にいらしてくださって。
iwasakiに、民藝のスピリッツを感じてくださったと・・・石田節子さん、ありがとうございます。

iwasakiの織物は、一見どうってコトないものばかり。
でも使うコトで使い手に馴染む、いつまでも寄り添える・・・ロングライフな織物を目指しています。

そんな『用の美』をテーマに、4日(土)はクニヒサと石田節子さんとの対談もあります。。。
さてクニヒサ、一体どんなコトを喋るのかしら!?石田さんにエスコートしていただいて、きっといつもより
イイお話しができるかも(笑)。
6月4日(土)14:00~  参加無料/要予約 phone 03-5623-9030
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昨日織り上がったばかりの生紬は、先日織った『island』の色味違い、縞違い。
縞は、もともと・・・島とも呼ばれた「渡りモノ」ということもあり、今回は異国の島をイメージしまして。
あんまりキモノっぽくない、縞にしてみました。夏モノで、アイランドですからね・・・。
私(エツコ)のアタマの中では、♪夏夏夏夏ココ夏~♪がぐるぐる(笑)。

今日から6月。
蒸し蒸しジメジメとした梅雨時に、キモチが揚がるような・・・八寸帯地を中心に、着尺や九寸帯地、
ショールを出品いたします。
お出掛けいただけたら嬉しいです。

クニヒサが6月3日(金)4日(土)5日(日)6日(月)の四日間、らくやさんにお邪魔いたします。
# by senshoku-iwasaki | 2016-06-01 21:31 | 展示会・お知らせ
『日本の夏じたく』展、お蔭さまで終了いたしました。
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今年も大勢の皆さまにお出でいただきまして。
10周年の『日本の夏じたく』展、無事終了できまして・・・心より感謝しております。ありがとうございました!!
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今回は会場入り出来なかった私(エツコ)ですが。
クニヒサから会場の様子や、何よりお運びくださったお客様・皆さまが本当に楽しんでくださっていて・・・
と聞きまして。
この夏じたくの事務局リーダーの、アトリエ紀波さんの10年間のご苦労が大きな実りになったのだと・・・。
留守番をしていた(涙)私も!とても嬉しい3日間でした。
iwasakiは、2回目からのこの9年で・・・何か少しでも成長できていたら良いのだけれど・・・(汗)。

芸風はあんまり変わりませんが(笑)・・・。子供たちの成長とともに、仕事に集中出来る時間が増えまして。
最近は本当に、四六時中仕事をしております。おかげさまで、じっくりと帯や着尺に向き合えるこの日々が
9年前より3年前より、今を一番幸せに感じております!
来年もこの場に出展できるよう、頑張りたいと思います。
お運びいただきました皆さま、本当にありがとうございました。

なんと今週金曜日からは、東京・浜町にあります『衣裳らくや』さんでの展覧会が始まります。
留守番中、私はせっせと・・・最新の生紬を織り続けておりました。まだまだ・・・足掻いております!
# by senshoku-iwasaki | 2016-05-29 22:08 | 展示会・お知らせ
横浜・三渓園での『日本の夏じたく』展、明日最終日です。
連日・・・天候にかかわらず、多くのお客様にお運びいただいております『日本の夏じたく』展も
いよいよ明日が最終日となってしまいました。

今回は会場入り出来なかった私(エツコ)ですが、クニヒサから今年も熱い会場の話を聞きまして。
さまざまなジャンルの、さまざまな方向性の作り手たちの展覧会の面白さが『日本の夏じたく』展だと。
なかなか無い展覧会だと思っています。
なので、毎年『日本の夏じたく』展に出展することがiwasakiにとってはパワーの源にもなっており・・・。
もうちょっとがんばらなきゃ、と思い続けて9年・・・(笑)。ナカナカ成長出来ておりません(涙)。

よろしければぜひ!
今年の『日本の夏じたく』展、明日までです!!
クニヒサと出展者一同、皆さまのお越しをお待ちしておりま~す。
# by senshoku-iwasaki | 2016-05-27 23:00 | 展示会・お知らせ
『日本の夏じたく』展、いよいよ明日始まります!
今年で10周年の『日本の夏じたく』展、お天気は下降気味のようですが・・・。
いやいや、雨雲を吹き飛ばして(笑)。ぜひお出掛けくださいっ!

さきほど・・・搬入を終えたクニヒサより連絡がありまして・・・。
幸せの青い鳥は、かなりゆっくりめ!?(それとも猛スピードで追いつかないくらい??)
に飛んでいるようでして・・・(笑)。
今回は、間に合わなかったそうなのです(汗)。
でもでも、確実に。すぐ近くまでやってきていそうな気がします・・・。
飯島桃子さんとのコラボ帯は、来年のお楽しみにとなりました!!スミマセン。。。

飯島さんとの新作は間に合いませんでしたが、iwasakiの新作は並んでおります!
増孝商店・GW場所では、湯のし前でゴワゴワだった、九寸帯地の440シリーズも。
湯のしも済んで、すっかりキレイになっております。
殿方仕様の角帯も・・・合わせてご覧いただきたいです。

実は、三渓園。
雨もとっても・・・風情があって素敵なんです。
鶴翔閣は大きな茅葺き屋根ですので、雨が降ると軒先からサーッっと・・・雨垂れが美しく。
時代小説の中に飛び込めます(笑)。

晴れた日も、雨の日も。
ロケーション最高の『日本の夏じたく』展、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
# by senshoku-iwasaki | 2016-05-25 20:41 | 展示会・お知らせ
いよいよ明後日からとなりました、『日本の夏じたく』展で・・・。
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今年も日本刺繍の飯島桃子さんと、コラボ帯を出品します。(予定です。飯島さん次第・笑)
今回はこの『綾織りの間道・九寸帯地』に、幸せの青い鳥(!?)がやってくるハズです。
明日にならないと、私たちにもわかりません(笑)。
さてさて・・・どんな鳥が舞うのでしょう?iwasakiもとっても楽しみですが、ぜひ!
飯島さんファンの方々も!皆さまお出かけくださいませませ~。

『日本の夏じたく』展、明日が搬入でして、クニヒサは今晩から上京いたします。
毎年二人で三渓園でお待ちしておりましたが、今年は初めてクニヒサが一人で参加いたします。
今年は、どんな夏じたくになるのでしょうか。
私(エツコ)、この眼で見られないのと、一緒に参加出来ないのが・・・なんとも残念ですが(涙)。
中2息子は、会期中に中間テストだったり、テスト明けは部活だったり。
小6娘は、陸上練習中らしく、スクールバスの時間外で迎えが必要だったり・・・。
置いて行くわけにもいかず、南部町から10周年の夏じたく展が良い会になるよう・・・
三渓園に幸せの青い鳥がやってくることを、祈りつつ。電波(!?)を送りたいと思っております。
# by senshoku-iwasaki | 2016-05-24 19:27 | 展示会・お知らせ
先ほど・・・織り上がったばかりの銀河シルクの山形斜文八寸帯地は。
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久しぶりにアイボリーベースです。
先日の増孝商店で、Kさまの初期のころの白い山形斜文を改めて見て。
自分たちで作ったものなのに、あぁ・・・。やっぱりイイなぁ。なんて(笑)。
自画自賛もいいところですが、どうってコトのなさがサイコーだと思っているのです。
まずは宮坂製糸さんの、銀河シルクの艶やかさが活きていて。
特別じゃない、トラディショナルな織りの技法で。
規則さのなかの不規則さ、織物力を無彩色で感じ取れるような・・・。
そして何より。
どんなにクセの有る、またはクセの無い、どちらのキモノにも違和感なく寄り添える。
織物が、いちばんそのまんまのカタチで纏える八寸帯。
いよいよ今週、5月26日(木)27日(金)28日(土)の『日本の夏じたく』展に。
この乳灰色と、アイスミントの二色が加わりました。

昨日は、娘の通う小学校で三世代交流の行事がありまして。
6年生は、機織り体験とのことで。2年前に息子もやった・・・学校教材用に作られた
フレーム織りの小さいもので・・・。超使いにくいっ!(涙)。
「岩崎さんは専門家ですので、お母さん、今日はよろしくお願いいたします。」担任の先生。
息子のときにはクニヒサも助っ人だったのだけど・・・。
おとーさんは、(ホントはアタシもっ!)仕事が終わらない(トホホ・・・)。
2時間くらいでカンタンに、素敵なコースターなんて出来ないのが織物なんだってば!(泣)
子供より、お母さんやおばあちゃんがやる気満々で。
絵のような柄が織りたいとか、日の丸にしたいとか・・・・。
自分の娘などそっちのけで、汗だくで伝えるも・・・ちっともうまくいかなくて・・・。
どっと疲れきっただけの(涙)・・・専門家。
あの教材は・・・。
わかりにくい取説に、何より。縦糸、横糸の表記にうーん・・・。
織物は、経糸と緯糸。と教えてあげてほしいんだけどなぁ・・・。
こんな、めんどくさくて大したもん出来やしなった、『つまんない』織物体験も。
息子や娘の同級生たちの・・・
人生の何かの経緯に繋がってくれていたら、糸たちも救われるんだけどなぁ・・・。
# by senshoku-iwasaki | 2016-05-22 22:31 | 着尺・帯
こんな半巾帯も出来ました。
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今朝織り上がったばかりの半巾は、チョット涼し気。
タテ糸は、八寸帯地残りの糸を・・・クニヒサ、グラデーションに経てまして。
おぉぉ・・・。初鰹のようだわねと、織りだしたのは私(エツコ)。
ヨコ糸も。
半端に残った糸たちを、系統別に取り揃えてございますからね・・・。
(繋ぎ糸づくりとともに、もはや私の生き甲斐になっております・笑)
まぁまぁ残ってる糸、ほんの少し残っている糸、同じキビソ糸でも太い糸、細い糸・・・
色味ごとに振り分けて。

最近は。
段を考えながら・・・残っている糸のカセを見ながら、おおよその糸量がわかるようになりまして。
今回も。
我ながら・・・しびれるくらいピッタンコ!に使い切った糸がありまして。
こんなキモチのイイ日の、我が家の夕ご飯は、決まってギョーザです(笑)。
おぉぉ・・・。やっぱり今日も。
私がテキトー(!?)に刻んだ、残り野菜と豚バラ肉。ピッタリ20個の皮に収まりまして。
(残りものの!?)福の神様が、降りてきたのかもかも。

絹糸も、生ものだと私は思っておりまして・・・。
何年も経った絹糸は、やっぱりもろく切れやすくなったりしますので。
なるべく良いカタチで、美味しいうちに・・・
組成の中に閉じ込めて織物にすることで、その先何十年と丈夫に使えるモノとなるのだと実感
しています。
残り糸を、柄にしてゆくのは手間はかかりますが。その分発見があります。
こうして作られた半巾帯から、次回は八寸帯地で活かされる糸使いが生まれます。
となると。
また半端に残る糸が出まして(笑)。
福の神様を味方にして・・・iwasaki、死ぬまで幸せなエンドレスが続きますように・・・!

こちらの出来立てホヤホヤ半巾帯も、来週(・・・になってしまった!・汗)『日本の夏じたく』展に
出品いたします。
実は、まだまだ・・・。今日から取り掛かった八寸帯地も間に合わせたく・・・二人して足掻いてマス!
# by senshoku-iwasaki | 2016-05-18 22:00 | 着尺・帯