久々の「かいこ趣味」な切り糸入れ。
先日ようやく工房の糸を収納するボックスやら棚やら
念願の大片付けが出来まして。

結成当初から一度も捨てたことのない、織物をつくる
と必ず出る、切り糸を繋ぐために系統別に入れている
クッキー缶などの缶かんも。あまり入らない缶などは
私(エツコ)断腸の思いで一部資源ごみに(涙)。

その代わりに晴れ晴れしく(!?)切り糸入れとして
デビューした缶は、新入りなのに大御所の風格。
大きな水玉模様の黒缶はあの、『絹石鹸』!
あぁシルクさん、おかえりなさーいのお気に入りです。

この缶のパッケージ、私を含めてある一定の年齢の方々
には見覚えがあるんじゃないかしら・・・・

実は昨年このブログにも登場した、池之端のEXPOさん
で小さいサイズのこの絹石鹸の空き缶があり・・・。
飛びつきたいキモチを必死で抑えまして(笑)。
糸を入れるには若干小さいかもとか、サビが出てる
から糸は入れられないか・・とか。
物好きガラクタ好きの自身なれど、与えられたスペース
と残りの寿命の許容範囲を少し考えられるようになり。
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久々の「かいこ趣味」な切り糸入れ。_f0177373_18451807.jpg
いや、しかし。
うぅぅ。。。サイズがなぁ、サビがなぁの私の独り言
がクニヒサに筒抜け(!?)というか、状態の良いの
を探してくれという指令(!?)に聞こえてしまった
ようで(笑)。大きなサイズを探してくれました。
しかもなんと!中身入り!一個だけ欠けてました。
久々の「かいこ趣味」な切り糸入れ。_f0177373_18452389.jpg
フタを開けた姿もイイですねぇ。。。
絹のお肌に 絹石鹼。懐かしいなぁ・・・ただ、
ひとつだけ使ってそのままだった秘密って?ほほう。
この芳しい昭和の香りだったりして。これもまた
何ともノスタルジックです。

我が家の洗面所で手洗いに使いながらも。この紙箱
がまた愛しく、捨てられず飾ってしまいます(笑)。

それにしても月日はあっという間に過ぎ去るもの。
私のクッキー缶も、この30年の間にもはや存在しな
いメーカーも。。。
切り糸たちも貯まり過ぎないうちにせっせと繋いで。
ただ、居間の明かりでは糸繋ぎまで出来なくなって
しまったお婆ちゃんの私(涙)。






# by senshoku-iwasaki | 2022-08-16 22:26 | iwasakiの持ち物
Kさまの九寸帯地を織っています。。。
昨年からご注文いただいているKさまの帯は、
日本刺繡の飯島桃子さんとの合作バージョンです。

Kさまは今までにもiwasaki+飯島桃子さんとの
八寸帯から始まって、地紋のある紬着尺に雪花と。
そして三作目は愛犬の沙羅ちゃんの刺繡が入ります。

20年以上の長いお付き合いをさせていただいている
Kさまは当初からずっと。作り手の私たちを尊重して
お任せくださいます。今回は沙羅ちゃんの毛並みの
ブラウンを引き立てつつも、Kさまのお持ちのお着物
に合うようなグレーベースに。
今年制作した杉綾織着尺『万糸雨』の感じがよいかも
ということになり、柔らかな縞が入りました。
Kさまの九寸帯地を織っています。。。_f0177373_18284810.jpg
沙羅ちゃんは山梨の工房時代にも何度か来てくれて。
小型犬なれど、チビッコだった我が家の子供たちは
すっかりなめられ(笑)。めちゃくちゃかわいい顔
をして気の強い、かなーり癖になる可愛さで。
我が家のペットの水亀たちとは違って、やっぱりワンコ
はイイなぁ。。。とずっと思っていましたが。
30年近く一緒に過ごしたキバラガメのキイロちゃんが
旅立って5年経ってもロスな私(エツコ)。

星になってしまったとKさまからお聞きしたときは
かける言葉も見当たらずオヨヨ・・・だったのですが。
幸せな沙羅ちゃん、Kさまのご主人は箱瀬さんにお願い
して蒔絵のお皿になり、飯島さんの刺繡が入り帯となり
お二人に大切にされ生き続けます。
箱瀬さんのお皿はとっくに出来たのに、スミマセン。。。
Kさま、今しばらくお待ちくださいませっ!!







# by senshoku-iwasaki | 2022-08-09 22:30 | 着尺・帯
草刈り大掃除墓参り、時々仕事夜散歩。
コロナ禍の夏休みとなって・・・
やっと借りることの出来たレンタカーで、天気予報
とにらめっこしながら7月末に山梨・南部町の工房の
草刈りに。

蔵前でいつも通り仕事をしてから夜に移動したものの、
深夜着いた留守宅はネズミに荒らされた気配が。
そこから真夜中の大掃除が始まって(涙)。
朝方やっと横になれたと思ったら一斉にヒグラシの
大合唱で寝られず・・・。ヨタヨタと庭の草刈りを。

2ヶ月でこんなに草だらけぇ?ってがっかりしつつも。
どんどんキレイになっていくのがキモチよくて。
クッタクッタに疲れ切ってから入る、町内の温泉施設
『なんぶの湯』がサイコーなのです。。。
今回は滅多に使わないから山梨工房に置いたままの
綛上げ機を稼働させて。クニヒサ、草刈りをしながら
内職も。

蔵前に工房移転してから4年が経ち。
織物は一越でも進めない限りなんにも生まれないので、
とりあえず、とりあえず・・と道具を並べて始めて。
最近、蔵前工房の使い勝手をどうにかしたい!のが
私(エツコ)の切望でもありまして。
レンタカーのあるうちに両家のお墓参りをして、また
また草刈りをして。帰りにIKEAに寄って糸を収納する
棚とボックスを増やして。

ただ、哀しいかなポンコツ夫婦。。。
一気に何もかもやろうとすると、すぐ疲れてしまって
何も思いつかなくなるものだから(笑)。
合間合間にクニヒサはブランケットを織ったり、次
のKさまの帯地の糸染めをしたり。
私は秋色の『帯揚げにもなるストール』を織りながら。

夜になったらお散歩も。
南部町の夜風はキモチよかったけど、もわーんと熱風
を感じながらの浅草寺もナカナカ。
気がかりだった草だらけのモヤモヤもキレイになった
ことだし、ココ蔵前工房の滞りもなくなれば・・・
仕事の効率も上がるんじゃないかなぁ。
上がってほしいなあ。


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# by senshoku-iwasaki | 2022-08-04 23:14 | 岩崎のある日
Nさまの『夏格子着尺』と『阿波藍とアイボリーのもじり織り八寸帯』。
それぞれに仕立て上がって、先週お納めできました。

どちらも。なんてなんてことないんでしょう!(笑)
そして、なんてiwasakiらしいんでしょう。。。

一見どうってないモノほど、実はいろんな「どう?」
を詰め込んでいたりします。
ぱっと見ではわからなくても。じっと見でじわじわと
糸感と、タテとヨコで織りなす色感を感じて頂けたら
いいなぁ・・・と思いながら。

iwasakiの織物のデザインソースは、江戸~明治大正
そして昭和の自家織物にありまして。この組み合わせ
はまさに!


Nさまの『夏格子着尺』と『阿波藍とアイボリーのもじり織り八寸帯』。_f0177373_18322521.jpg

セリシンを少し残した、シャリ感のある夏用の着尺は、
透ける盛夏タイプ、透けない5月~9月の夏単衣タイプ
と今までに制作してきまして。
Nさまはやや透け感のある『チョコミント格子』を
ご愛用頂いております。

「お茶のお稽古によく着たものだから・・・」とNさま。
背縫いの膝下のふくらはぎのあたりと、お尻のあたりの
生地が一部寄ってしまった事があり。修理をさせて頂い
たものの、規格を見直して糸を変えて今年作らせて頂き
ました。宮坂製糸さんの玉糸、碓氷製糸の玉糸と生糸、
駒撚りの絹糸と。紺地に白茶とシルバーグレーの小さな
格子。なんてことないけど、玉糸の節が小雪のように
光ってiwasakiらしい小格子になりました。Nさまにも
気に入って頂けて、それだけで嬉しかったのですが。

なんとNさま「これに会う帯を・・・」と。
お選びくださったのは、森くみ子さんに染めて頂いた
阿波藍の糸を使った古い対馬麻をイメージした、縞自体
はいたってシンプルなもじり織りの八寸でした。

永く傍にあるものは、カッコよすぎない
チョット足りない八分目くらいのデザインのものが
心地よかったりして。
着物は、帯揚げや帯締めや履物までプラスの要素もある
ものなので。。。Nさまらしいこの組み合わせ、何より
も嬉しいです!




# by senshoku-iwasaki | 2022-07-27 23:55 | 着尺・帯
旅する最中、金沢・中田屋の『鍔最中』と秦野・芳甘菓 豆芳(ほうかんか まめよし)の『ピー最中』
和菓子の王道でもあり、昭和の郷愁もあり・・・。
昨今のキラキラ系スイーツとは対極にあるような
控えめな奥ゆかしさも愛おしい(笑)。
二十歳の日に、柳橋・梅花亭の三色梅最中に衝撃(!?)
を受けて以来、餡と最中には目が無い私(エツコ)。
先日・・・
地域色のある美味しい最中を頂戴いたしました。

まずはお世話になっている青山のitonosakiさんの
スタッフの皆さまから刀の鍔をモチーフにした
『鍔最中』。


旅する最中、金沢・中田屋の『鍔最中』と秦野・芳甘菓 豆芳(ほうかんか まめよし)の『ピー最中』_f0177373_18092160.jpg
中田屋さん、きんつばが有名なお店なのだそうです。
おぉぉ。。。なるほどぉ。そのきんつばと同じ粒揃
いの大納言の集合体のような餡がぎっしりです!
しっかりと練りあげた「仕事」の感じる独自の餡。
さすが金沢の名店です。いつか行きたいと思いなが
らイワサキ未踏の地の金沢。歴史に美術に工芸に
餡子!に触れる旅に必ず出たいと思いました。
ご馳走さまでした!


旅する最中、金沢・中田屋の『鍔最中』と秦野・芳甘菓 豆芳(ほうかんか まめよし)の『ピー最中』_f0177373_18091636.jpg
そしてこちらは、甘煮のピーナッツが凝縮したよう
な濃厚な餡の『ピー最中』。
千葉出身の私は、ピーナッツといえば千葉なのかと
思って育ったのですが。いやいや、秦野盆地も
落花生が有名。そういえば富士市でも落花生を栽培
していたけれど、火山灰の土地が落花生栽培に適して
いるそうですね。
オーダーで制作させて頂くお着物の打ち合わせに・・
Oさまがお持ちくださって。
落花生をモチーフにした最中は、このブログでも以前
千葉の落花生最中、ぴーなっつ最中が登場しておりま
すが、その他にもカタチが落花生で中は小豆餡という
タイプのものなどありますが。
こちらの芳甘菓 豆芳さんの『ピー最中』は、落花生
専門店ということだけあって落花生愛を感じます!
Oさまありがとうございました。
Oさまのお着物もiwasaki専門(!?)の織物愛を凝縮
させて制作させて頂きます!




# by senshoku-iwasaki | 2022-07-13 23:16 | 最中