駆け足で山陰研修(!?)旅行に行ってきました。
今年は作品展が続きまして、ずーっと休むことなく作り続ける毎日でして。それはそれで有り難い日々ではあるんだけれど、息継ぎも必要かということになりまして。

クニヒサが買っておいてくれた格安航空チケット。
当日は松江付近が荒天の為ひょっとしたら戻ってくるかも?な出立でしたが、無事到着できまして一度訪れてみたかった私たちにとってのパワースポットに感謝感激の3日間を過ごしてきました。。。

山陰といえば神様の国。iwasakiリスペクトの民藝窯も多々の大宝庫。
出雲では神在月?八尾萬の神様にご挨拶出来る?なんて思っていたのだけど、そこはクニヒサの格安チケット(笑)。ちょうど神々の皆様お帰りになられた後でして、ホストの神様もきっとお疲れでお休み中だったのかもかも。お天気も荒れていたのもあって、行く先々人が少なくてドラマチックで不思議な体験も。
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インスタとかで目にするスピリチュアル界隈の方々は、神社で突然雨が降ってきたりすると、龍神様に歓迎していただいたとか…。そういうプラス思考こそが生きる上で一番大切なことなのか〜と思っていたものの。いやぁ、山陰地方特有のお天気かもしれませんが、雨が止んで太陽が出たと思ったらいきなり雹が降ってきたり。
ほんの10日ほど前には神迎祭で賑わった筈の稲佐の浜も海は荒れ気味、人影はまだら。

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出雲大社ではなんとお日様が!おぉぉ神々しいです。。
ずっと憧れていた出西窯さんと岩井窯さんにも伺うことが出来たこの日。若かりし日に、民藝の思想に影響を受けて同志と共に出西窯を立ち上げたという先代のストーリーは、私(エツコ)も郡上で織物を勉強しているときにどれだけ心を揺さぶられたことかしれません。。現在出西窯さんは工房の敷地内に、器を買える展示室には買い物カゴが置かれて自由に手にとって選べて。別棟では出西の素敵な器で美味しいランチも食べることが出来て、美味しいベーカリーも入ってて。衣食住暮らしの提案が其処ここにありました。それは岩井窯さんも。私にとってはまるで大社さんのようでした!
お父さんの代から息子さんの代、お孫さんも…活き活きと現在進行形の民藝がキラキラして幸せなオーラが眩しかったです。

パワースポット巡りのお陰で、iwasaki夫婦フル充電となりました!
まだまだ今年の仕事を、出来るだけ高い意識を持って⁉︎ガンバリます💪





# by senshoku-iwasaki | 2024-12-05 00:18 | 岩崎のある日
染織こうげい・東京展で『嬉し過ぎる再会』
先日、日本橋・久松町にて催された染織こうげい・東京展では、こうげいさんにiwasakiのブースを設けて頂いて。お運び頂いた皆さまにお会いすることが出来まして、お陰様でとても充実した3日間を過ごすことが出来ました。

お運び頂きましたお客様、染織こうげいさん、ありがとうございました。

iwasaki の織物をお召しくだってお越しくださったお客様の『嬉し過ぎる再会』をご紹介させてください。

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Tさまはiwasaki尽くしで!
緯吉野着尺「ゼリーのミルフィーユ仕立て」に、「山形斜文の絞り絣の八寸帯」を。
「この組み合わせは岩崎さんにお見せするまでしていなかったので、初めてなんです」
うわぁ!この日私(エツコ)もクニヒサに合流してヨカッタ!本当に嬉しいです。
バッグは残布をカレンブロッソさんで制作していただいたそうで、収納力もあって使いやすいそうです。お色もぴったりです。
Tさま、ありがとうございます😭
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Nさまは緯吉野の半巾帯「甕垂」を。可愛い帯締めがこれまたお色も雰囲気もぴったりで!ありがとうございます😊

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モノトーンのタイプの緯吉野半巾帯を、とても綺麗にお召しくださってOさま。
お着物にほんのり入った小豆色にリンクするように帯揚げと帯締めが…。帯留めがまたぴったりの質感の陶製だそうです。私たちの半巾帯がとても良いものに見えます!
ありがとうございます。

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この日、染織こうげいの佐浦さんはiwasakiの御柱織で「used denimな風情」というリクエストでお作りさせて頂いたお着物に、なんと柳崇さんの帯に「帯揚げにもなるストール」を!
恐縮です💦

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この日は極太のキビソと苧麻も入った、糸ぢから全開の「崩しの八寸帯」を。
かっこいいです!ありがとうございます😭

染織こうげいさんのセレクトは、産地の希少なものや、こだわりの作家モノ。染めも織りも逸品ばかり。こうしてご一緒させていただくと、本当に勉強になることばかりです。iwasakiは2人きりの工房ですが、作品というよりもキモチは小さな産地の織物として制作しております。使いやすくてなるべくお手頃で堅牢で。
今回も皆さまから沢山の刺激と、パワーを頂きまして。早速来年の新作に取り掛かっております!まだ今年も1ヶ月残っていますしね、頑張ります。

お目にかかれました皆さま、染織こうげいさんに改めて感謝申し上げます。


# by senshoku-iwasaki | 2024-11-25 00:24 | 着尺・帯
大阪・心斎橋 御菓子司 庵月さんの「庵月最中(あんげつもなか)」。
先日の染織こうげい・神戸店さんでお客様のRさまから今年も戴いてしまいました美しい最中です。。。

薄型でこちらの商標、雪紋のような常磐車が綺麗です。
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求肥入りと書いてありましたが、食べてびっくり‼️求肥で粒揃いの大納言の餡が包まれています。以前にもRさまに頂いた神戸の杵屋さんの「細雪物語」という最中や、蔵前の榮久堂さんの「柳多留もなか」の中も求肥で包まれていましたが、それらはお煎餅の様な種にサンドされたスタイルです。こちらはみっちりと種(皮)との二重奏です。
甘さ控えめのとても上品な最中です。

この上品さは。。。
こちらの庵月さん、神戸相生町で常磐花壇和菓子部で前田為治郎さんが和菓子販売を始められたのが慶応4年のことだそうで。戦後に大阪で分店として開業されたそうですが、宮家や宮内庁御用達の正真正銘の品の良さでした。なるほどぉ〜。どおりで私(エツコ)のあまり口にしたことのない餡のタイプなわけです(笑)
常磐花壇といえば、神戸の料亭で後の京都ホテルの前身とか。長い歴史を感じます。

Rさま、いつも珍しい最中をありがとうございます!美しい佇まいと素材の良さと仕事。こちらの最中も大変勉強になりました。嗚呼最中、益々深みにハマります。。。
美味しい深み、ご馳走様でした。

# by senshoku-iwasaki | 2024-11-23 01:08 | 最中
染織こうげい・神戸店さんでの作品展で『嬉し過ぎる再会・其の2』
前回に引き続きクニヒサがお邪魔しました3日間にiwasaki 織物をお召しになってお出でくださった『嬉し過ぎる再会』を。。。

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超長綿の杉綾織りシリーズで昨年制作しました、小さな格子着尺『市小路の木苺』に『山形斜文の八寸帯』を合わせてくださって。川村成さんの帯締めが映えます!
この着尺、ブリティッシュっぽい小さなチェックをテーマに縞の中に赤を一本。それが綾織りの中で見えたり隠れたり。山梨で暮らしていたときの娘の秘密の木苺を思い出して作りまして。こうしてキモノとなって素敵にお召し頂いて、嬉しくてたまりません。
綾織りはドレープがとてもきれいに出まして、これも木綿とは思えない光沢としなやかさが魅力の一品だと改めて自負しております。ありがとうございます!

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こちらも嬉し過ぎるコーディネートで!昨年久し振りに平織りの紬着尺を制作しました。崩し織りで不定期に(私の気の向くままに)色糸を散らした『星屑静かなる夜』。帯は緯吉野の八寸で、昨年出版されたkatsura booksさんの「染織工芸家 浦野理一の仕事」にすっかり魅了されて浦野っぽい赤をイメージして制作したものです。何よりこのお着物を着てご実家に帰られたときにお母様にとても褒めていただいたとのことで。何だか本当にありがとうございます😭
『星屑静かなる夜』淡い色ベースでもう一点その時に制作したのですが、なんと今回その淡いお色の方もお選びくださったそうで…作った私の中ではとても思い入れのあるシリーズでしたので、歓び天にも届く思いです。。。


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こちらの『菱とクロスの八寸帯』も時を経た赤をイメージして…お太鼓裏はヨコ糸をアイボリーにした秘密裏シリーズ。今回はそちら側をお太鼓に、お着物の楓が紅葉したみたいです!ありがとうございます。

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経吉野の織半襟をつけてくださって!嬉しいです☺️ありがとうございます。

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この日の藤さんも。織半襟に、緯吉野の八寸を。この帯地はタテ糸がカラフルに色んな色が入っているのですが、ヨコはシンプルに濃淡のみで織りの奥行きを目指したものです。キモノが仕事着の藤さんに、カッコよくお召し頂いてとても嬉しいです。

今回も皆さまにたくさんのパワーを頂きました。
日々劣化してゆく自分に落ち込む私(エツコ)も、クニヒサの神戸店でのお話やこのスナップに本当に励まされております。斯くなる上は自分のポンコツに磨きをかけまして、私にしか出来ないウマ下手(!?)ワールドを築きたいと野望を抱いている次第です。
まだまだ頑張ります。
お運び頂きました皆さま、染織こうげい・神戸店のスタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。



# by senshoku-iwasaki | 2024-11-22 00:47 | 着尺・帯
染織こうげい・神戸店さんでの作品展で『嬉し過ぎる再会・其の1』
先週末に染織こうげいさんの東京展でもお世話になりまして。
クニヒサが神戸店にお邪魔している間も、戻ってきてからもドタバタとてんやわんやで制作に追われておりまして💦特に私(エツコ)のポンコツ振りが加速中(涙)。オヨヨ…時間が足りなくていつでも焦っておりますが、お陰様でひと段落いたしました。

神戸店さんでの、嬉し過ぎるiwasaki 織物との再会をご紹介させてください!
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初日の午前にいらしてくださったRさま。
昨年制作した杉綾織木綿格子着尺『障子越し』をお召しくださって。
帯はなんと!青戸先生の珍しい裂織りの八寸だそうです。ご高齢になって細かい仕事は難しくなったので裂織りならと制作されたものだそうで。ポンコツエツコ、叱咤激励された気分です。恐悦至極なコーディネート!ありがとうございます😭

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ご注文で制作させていただいた『菱とクロスの八寸帯』を、素敵な黄八丈のお着物に合わせてAさま。タテ糸が水色系でヨコがアイボリーベースで、垂れがタテと同色でお太鼓の菱をより際立たせて見せてくれています。とてもお似合いです!ありがとうございます。

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『山形斜文の絞り絣八寸帯・小さな部屋』と、経吉野の織半襟を合わせてくださって!うわー、嬉しいです!この絞り絣はぼわーんとした丸と、縞、そこに菱。織りの硬さの中に染めの柔らかさをミックスさせたく作ったものです。一度仮に織ってから染めてほぐして…と工程がかかるので、最近は作れていないのですが。こうしてお召し姿を見せていただくと、また絞り絣、作りたくなりました。ありがとうございます。

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こちらのお客様も経吉野織半襟に、緯吉野の半巾帯をゆるりと大人の着こなしをしてくださって。カッコいいです。ありがとうございます。

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この日の神戸店のスタッフの藤さんは、ご注文で制作させて頂いた山形斜文の変わり八寸帯に、帯揚げになるストールをお使いくださって。本当にありがとうございます。
皆さまのお召し姿に私たち、どれだけ励まされているかしれません。。。クニヒサがお邪魔しました3日間の、『嬉し過ぎる再会』は次回に続きます。



# by senshoku-iwasaki | 2024-11-20 00:07 | 着尺・帯