今年の夏九寸帯地は、『菱とクロス』と『薄明光線』です。。。
夏向けの透ける帯地のシリーズは。
アイボリーベースの『阿波藍とアイボリー』の他に、
濃い色目のものも。
この春に制作した出来たてほやほやです。

今年の夏九寸帯地は、『菱とクロス』と『薄明光線』です。。。_f0177373_21013301.jpeg
クニヒサがかかっていたのは平織りの中に段、
その中に小さな菱とクロス。
セリシンを残した長野の宮坂製糸所さんの上州式
座繰り玉糸と、群馬の碓氷製糸さんの玉糸が節感と
シャリ感を出して。
段には練って絹らしい光沢のある、御柱玉糸を。

今年の夏九寸帯地は、『菱とクロス』と『薄明光線』です。。。_f0177373_21021770.jpeg
私(エツコ)は新シリーズの『薄明光線』を。
透けながら光を放ちながら天へ掛かる梯のような。
夏向けの織物は、シャリ感を出すためにセリシンを
残すので全体的にマットな艶消しになるのですが。
ここにも練った御柱玉糸が光を呼びます。

iwasaki織物は素材のチカラ無くして語れません。
糸のチカラを最大限感じて頂けるように心がけて
制作しております。

いよいよ18日(木)から。
染織こうげい・浜松店さんで。18・19・20日は
クニヒサが会場におります!
お出かけいただけましたら嬉しいです。


岩崎訓久・悦子作品展 絲ぢから
 染織こうげい・浜松店
4/18(木)〜4/22(月)
※18・19・20日クニヒサ在店

# by senshoku-iwasaki | 2024-04-16 23:01 | 着尺・帯
空羽で涼しげな『甕垂・釉の格子』とシャープな『菱とクロス』、新たな定番にしたいです。。
暑いんだか寒いんだか…な陽気の多い昨今。
微妙な季節の、ビミョーな体調にもそっと寄り添って
くれそうな八寸が作れないかなぁ?と思っていまして。

今まで制作してきた空羽の緯吉野の
『イワサキ式ドロップス』のシリーズを、私たちも
大好きな『甕垂』と合体(⁉︎)させてみました。。。
空羽で涼しげな『甕垂・釉の格子』とシャープな『菱とクロス』、新たな定番にしたいです。。_f0177373_19102186.jpeg
今回の『甕垂』はチョコミントアイスのようです。
濃い色味だけど、ミントグリーンが涼やかです。
白っぽい夏きものにも、私(エツコ)の大好きな
単衣の紬にも、木綿のきものにも合うと思います!

今年に入ってから八寸や半巾は、クニヒサが掛かる
ことが多く、この『甕垂』も下の『菱とクロス』も
クニヒサが制作しました。
私は着尺とか『帯揚げにもなるストール』などに
思った以上に時間がかかってあわあわ。。。


空羽で涼しげな『甕垂・釉の格子』とシャープな『菱とクロス』、新たな定番にしたいです。。_f0177373_19110237.jpeg
『菱とクロス』のほかに山形斜文のシリーズも
お太鼓裏が違うお色の「秘密裏」や垂れ先だけ無地、
などなど新しいタイプも生まれています。
でも可笑しなもので。
変わり種をつくると、今までのスタンダードも
良いかも?なんて思ってしまうiwasakiなので(笑)。
それぞれお手にとって染織こうげい・浜松店さんで
じっくりご覧いただけましたら嬉しいです。
クニヒサ在店日に
「本体はこの色で裏はこの色、垂れはこの色で」
とか、「全部この色の組み合わせで」とか…
ご注文もタテ色との兼ね合いはありますが、
ご相談に応じますのでお気軽にお声をかけて
頂ければ嬉しいです!

岩崎訓久・悦子作品展 於 染織こうげい・浜松店
4/18(木)〜4/22(月)
※18・19・20日クニヒサ在店予定

# by senshoku-iwasaki | 2024-04-11 19:09 | 着尺・帯
透け感のある、夏向け九寸帯地の湯通しをしています。
セリシンを残したシャリ感のある絹で、今回は段の
夏九寸を織りました。
お世話になっている宮坂製糸所さんの玉糸がイイ味を
出しています。
透け感のある、夏向け九寸帯地の湯通しをしています。_f0177373_19171013.jpeg
今月18日から染織こうげい・浜松店さんで今年も。
染織iwasaki展が開催されます。
こうげいさんでは毎年春に浜松店、秋に神戸店と。
季節も違うので、メインカラーも質感も変えての制作は
ナカナカ大変でして。。一年中アタフタ…でも幸せ😊
この帯地は2月〜3月にせっせと織った、『帯揚げにも
なるストール』を作りながら考えていまして。
透け感のある夏九寸、クニヒサのほうは『菱とクロス』
の綾織バージョンを制作中です。

このところの陽気は中間の季節無く、いきなり夏日や
急激に真冬の冷え込みだったりするので。あえて真夏
とか真冬っぽくはない(!?)微妙な季節に可能なように
作っています。
八寸帯地にも透け感のあるタイプを今までにも作って
きましたが、今回も登場します!
これから少しずつこのブログにもご紹介したいと思い
ます。

岩崎訓久・悦子織物展 於 染織こうげい・浜松店
4/18(木)〜4/22(月)
※18・19・20日クニヒサ在店予定








# by senshoku-iwasaki | 2024-04-03 23:14 | 着尺・帯
福ふく幸せな、北九州・梅園の『河豚最中(ふぐもなか)』
「この辺ではフグのことをフクと言うんですよ」
2月の展覧会でお世話になったふくひろさんから
それはそれはパッケージからしてなんとも
ハッピーカムカムな最中を頂きまして。。。
その名も『福を呼ぶ 河豚最中』です

福ふく幸せな、北九州・梅園の『河豚最中(ふぐもなか)』_f0177373_20541204.jpeg
ぷっくりお腹がかわいい意匠のふぐです。
このオリジナルのふぐの中にはたっぷりの
大納言小豆の粒あんが。私(エツコ)のツボ
の、はみ出し気味に詰まっています。
種(皮)はさっくりと香ばしく、餡と絶妙に
一体感がありまして。あー。幸せ😊
こちらの最中、コーヒーととても相性が
良くて。iwasaki工房ではいつもコーヒー
はクニヒサが淹れてくれるのですが、
コーヒータイムが楽しみな河豚最中でした。
ふくひろさん、ご馳走様でした。

福ふく幸せな、北九州・梅園の『河豚最中(ふぐもなか)』_f0177373_20535720.jpeg
ブロンズカラーのフグのパッケージの箱を開けると
ずらりとフグ!まるで小判!?なんか縁起もイイ
感じ。良きことが起きそうです。。。

気がつけばお彼岸も過ぎて、いよいよ新年度が
始まりますが。
世の中は今年も売り手市場と言われているけど。
我が家の就活中の息子は連敗続き。(まぁ、理由
はわかる気がする…笑)でも、そろそろ良きこと
が起こるとイイねぇと思いつつ。息子の分まで
食べちゃった母にだけイイことあるかも(笑)



# by senshoku-iwasaki | 2024-03-25 23:39 | 最中
iwasaki的手織り木綿考。杉綾織無地着尺『花曇り』と『キウイフルーツ』。
手織りモノの魅力とは?とか、もう毎日毎回かれこれ
30年以上ずぅーっと考えていることです。

絹なら糸のとり方でツルツルの生糸、双子の繭から引いた
節のある玉糸、まわたから紡ぐとふんわりつむぎ糸。

木綿なら唐桟のようなつるりとした細番手の高密度のもの
から、ざっくりとふわっとした手紡のもの。
用途に応じて違うから、どっちが良いも悪いも無くて。
何なら全部が正解で、全部が好きだったりもするから
自分たちでつくるならどんな?が常にテーマなのです。

iwasaki的には着尺なら、つるりと光沢のある超長綿を
密度を経ててしっかりと綾織りで。糸が痩せにくく膝が
出にくいように作っています。
今シーズンは初めて無地のタイプを制作してみました。
iwasaki的手織り木綿考。杉綾織無地着尺『花曇り』と『キウイフルーツ』。_f0177373_19094956.jpeg
先日織り上がったばかりの『花曇り』。
こちらタテが淡いピンク、ヨコがグレーでして。
絹の杉綾織シリーズでは以前、Hさまにお作りさせて
頂いた『淡墨桜』にも似ているのですがそれよりも。
全体にマットな感じが、花曇りの日の様です。。
光沢はあるのですが、絹の光沢とはまた違ってそれが
印象の違いなのかもしれません。

iwasaki的手織り木綿考。杉綾織無地着尺『花曇り』と『キウイフルーツ』。_f0177373_19100613.jpeg
こちらは先に出来て湯のしも済んだ『キウイフルーツ』。
こちらもタテとヨコの色を変えているので玉虫のように
キウイフルーツの皮のようにも見えてきます。


iwasaki的手織り木綿考。杉綾織無地着尺『花曇り』と『キウイフルーツ』。_f0177373_19093352.jpeg
昨年末…心揺さぶる凄い本に出会えて。
この本の写真は、武藤奈緒美さんとのことで。
お着物好きでもある武藤さんならではの、さすがの
質感で。浦野プロデュースの織物の数々がどっさり
感じられる、ものすごいパワーのある教科書のよう
です!表紙カバーは経節の帯地なのかなぁ。これ、
どうやって織ったのかなぁ、織りにくかったろうなぁ。
これくらいの質感があれば、白黒の小津映画の中でも
存在感が出たのかと。
この本の中で、幸田文さんの全集に木綿の幸田格子
を装丁に使うにあたって当時その特製手織り木綿を
お召しになった幸田文さんのお姿も。
ざっくりと、ぽってりとした温かみのある木綿の
幸田格子です。きっと本を手にしたときの手触り、
温かみを重視した質感なのかも。

その下も教科書のひとつ。浦野理一の現代唐桟。
こちらの唐桟のくだりの中で、ー唐桟とは「双子唐桟」
の名称でも知られるように、綿の双糸を用いて、こま
かい経縞に織り上げたのち、仕上げ加工をほどこして、
表面にすっぺりした味と光沢を盛った織物を唐桟と称
するのである。ー原文ママ
『すっぺり』とは初めて聞いた表現だけど、ぽってり
とは対極の質感のよう。

iwasaki的手織り木綿考。
きっとまだまだ続くと思うけど、用途に応じて
規格を変えてこれからも。絹と同様に色々なバージョン
で制作したいと思っております!



# by senshoku-iwasaki | 2024-03-11 23:42 | 着尺・帯