『増孝商店・2019師走場所』始まりました。
たった4日間だけのオープンですが、
iwasakiの「いろんな」が詰まっております!

今日は春のような陽気でしたが。
今年は久々に。
マフラーやウールの広幅ショール、ブランケット
等々暖かい織物もたくさん出来ましたので。
よろしければぜひ、お手に取ってご覧いただきたいです。

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たとえば新作の楊柳のマフラーはぐしぐしと、
まるで運針みたいな文様を、織り出しています。
なんだか可愛くて・・・
制作者的にはかなりなお気に入り(笑)。
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iwasakiの織物は「ぱっと見」よりも「じっと見」で。
じわじわとハートに迫る、愛おしさを
どこかにひっそり(!?)織り込んでおります!



# by senshoku-iwasaki | 2019-12-12 18:28 | 増孝商店 KM
増孝商店『師走場所』、12日より始まります!
久しぶりに簡単なご案内状も作りまして。
これからの『増孝商店』の在り方について考えたり・・・。
つくること、生きることが常に一緒のiwasakiを、リアルタイムで
ユーザーさんであるお客様と繋がれる場であれたらと。
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ところが。
12月に入ってからiwasakiはアクシデント続き(涙)。
10月の台風以降、ちょっとした雨でも3階は雨漏りが。
生活スペースの3階のキッチンの排水が詰まり・・・
工房部分である1階の下水も流れが悪く・・・。
築50年のこのビルの、建設当初からの業者さんに来てもらって、
都の下水局の方も来てもらって・・調べて頂いたら。
がーん!
「ビルの下の下水管が割れて崩れかけています」とのことで。

iwasaki結成から28年。
今までに松本、千葉、山梨南部町、そして蔵前と暮らして
きたけれど。これはかなりの大ピンチー蔵前編ー。

息子が小4くらいの頃、寝ぼけて夜中に私を起こして。
「なんで『つまんない』って言葉があるんだろう?だって
流れているのに」と禅問答のようなコトを言ったことが・・。
まったく。
その息子は高2になり、バカなのに大学進学を希望しており、
中3の娘も今後どうなることやら・・・。
まー。ピンチが止まらない(笑)
詰まりっぱなし(!?)のiwasakiの生きる道は、
きっと『つまんなくない』面白い道なのかも。。。

そんなこんなでひょっとするとトイレが使えないかも!?
な『増孝商店』ですが、
『つまんなくない』織物を所狭しを並べておりますので
よろしければお出かけくださいませ!!




# by senshoku-iwasaki | 2019-12-10 22:03 | 増孝商店 KM
秋に織っていたのは、深い色味の地紋の着尺です。
10・11月の二ヶ月間、クニヒサはブランケットを中心に。
新企画の『半巾50』に取り掛かりまして。。。
私(エツコ)は組成の違う着尺を3反織りました。
一反目はこちらの『地紋ある着尺』。
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タテ糸に群馬・碓氷製糸さんの生糸を。
ヨコ糸に長野・宮坂製糸さんの座繰りの玉糸を使って。
このシリーズは、ヨコ糸の越し数を数えながら・・・
四角の大小でマルをつくる「市松織り」とも呼ばれています。
この大きさでマルを構成したのは今回初めてで、
もっと大きいタイプか、小さいタイプでしたが。
今回の大きさは、もしかしてちょうどいいかもかも・・・。

このシリーズにかかるときは、
数えながらになるので、私語厳禁になりまして。
クニヒサがしゃべりかけても、ほぼスルーなのですが。
何度そう言ってもワカラナイ(いや、ワカリタクナイ!?)
のは岩崎の母でして(笑)。
しゃべりながら嫁のところに直行してくるものだから(涙)
こっちも学習しまして。
ばばちゃんが仕事場に立ち寄る頃合いを見計らって・・・
ヨコ糸を小管に巻く作業に充てておしゃべりタイムに(笑)。
その緩急が良かったのか、
この着尺は織り始めから終わりまで・・何の問題もなく
スムーズにいきまして。

いろんな意味でバランスのよい一品になったかも!?な
この着尺も。
12日からの『増孝商店』に並びます。




# by senshoku-iwasaki | 2019-12-03 22:00 | 着尺・帯
織り上げたばかりの緯吉野着尺は・・・。
キラキラと輝く水面のような段です。
緯吉野の組成は今までに、平織りと組み合わせた
『入り江の波』シリーズがありますが、今回は。
穏やかなさざ波がずっと続きます。。。

ナカナカ織り進まなくて、腰板に乗りっぱなしで
お尻も痛くてぇー。(涙)
かなりな難産となってしまいましたが(笑)。
織り上がって、機から降ろして繁々と眺めて。
あぁ。
今回も愛おしい織物になったなぁ。。。と
お尻の痛さも心なしか和らいで(笑)。

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先日。
郡上に暮らす日置先生から今年も。
岐阜の富有柿と、先生手描きの来年の暦が。
これまで野仏を描いてきた日置先生でしたが、
今回は日置家に伝わる江戸期の『巻子本』から。
7㎝巾で12mもある巻物だそうで、中には
3㎝~5㎝ほどの種子曼荼羅など150体以上の
尊像が線彫されているそうで。
いつも先生が描く石仏や、寺院の仏様とは
違う珍しい造形なので、少しアレンジをして
描きましたとありまして・・・。
扉に『美醜未生』の文字が。

柳宗悦の『美醜未生』の言葉ですが。
電話のなかで先生は、やや興奮気味に・・・
「えっちゃん、やっとこの言葉にボクは
繋がることが出来た気がするヨ。」

柳宗悦が『工藝の道』のなかで
無名の工人が自然や、伝統や実用性に助けられて
生み出したとして民藝を仏教の他力道になぞらえ
『美の法門』のなかで
信と美の深く結ばれた世界の実在を示して、
多くの衆生(僅かな天才ではなく凡夫にこそ)
を招くという論説に出てくる『美醜未生』。

iwasakiの織物づくりもまさに。
『美醜未生』の境地に立って
凡夫にこそ生み出せる「愛おしい」織物たちが。
誰かの「美しい」に昇華出来ることを信じて。

今日もまた。
お尻をさすりながら(笑)、次の織物を作って
おります。。。










# by senshoku-iwasaki | 2019-11-26 23:08 | 着尺・帯
久々に、『増孝商店・師走場所』開催いたします!
◇年に数回のiwasakiのshop
『増孝商店(ますこうしょうてん)』と思いながらも。
ナカナカopenしない(いや、出来ない)
増孝商店なのですが(笑)。2019の締めくくりは!

2019・12月12日(木)~12月15日(日)
iwasakiの蔵前工房内の小さな小さなスペースにて
久々に『増孝商店』をopenします!
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現在機にかかっております、この新しいブランケットも。
毎日ため息つきつつ織っている、新作の緯吉野着尺も。
iwasaki定番の八寸帯地も。
新しいマフラーやショールも。
たった二人で手織りしているiwasaki織物ですが。
イロイロ取り揃えて。
工房ならではのご紹介を出来たらと思っております。







# by senshoku-iwasaki | 2019-11-18 22:17 | 増孝商店 KM
渋皮煮栗の、贅沢な羊羹をいただきながら。。。
今年iwasakiは、8月からブランケットなど
秋冬モノの織物にも取り掛かりながら・・・

気がつけば立冬も過ぎて。
ふと。なんか寒っ(笑)。
あらら、イワサキ家はまだ衣替えも出来ておりませんで(涙)。
なんでこんなに時間が足りないんだろう?
いやいや、あーたの仕事が遅いんじゃと天の声。

ううぅ。
「そういえばこの秋は、栗を食べるのを忘れてたわ。。。
南部町にいた頃は必ず作った渋皮煮だったのにぃ~。」
「あ!エツコさん!!
神戸のRさまからすっごい羊羹を戴いていたんじゃ?」
クニヒサ。
おぉぉ。食いしん坊の私が
こんなに重要なコトを忘れるなんて、重症かも(笑)。

立派なサイズの渋皮煮の栗がゴロゴロと、しかも上品な
白あんで固められた、渋皮煮以上の美味しい渋皮煮栗を
食べている気になる初体験の贅沢な秋をいただきながら。。
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染織こうげい・神戸店さんから送られてきた、Rさまの
御柱織りの画像を。8月に制作させて頂いたもので、
先の神戸店さんでの作品中に仕立て上がったものでして。
しっとりとお召しくださっているお姿に、うっとり。
格子の大きさ、渋皮煮のような(!?)薄茶、Rさまの
イメージは古い伊平織でした。
合わせてくださっている山形斜文の八寸帯も。
あれやこれやとクニヒサと、色味を試行錯誤しながら・・
の制作でしたが。
Rさまがとても喜んでくださったことが何よりも。
私たちにとって嬉しいことなのです。。。

ナカナカ織り進めない時間も。
こんな素敵な日がやってきてくれることもあるから
手を止めるコトが出来ません。。。


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そしてこの方も。
手を止めるコトが出来ない、素敵な記憶をいつもくださる
Nさま。ご注文くださった、吉野格子の九寸帯地を見に蔵前
までお出でくださった・・9月中旬のお仕度。
まだまだ残暑厳しい日のことでして、松永恵梨子さんの染め
のお着物にiwasakiの緯吉野半巾帯『SAVON』をさらりと。

実は今。
私(エツコ)はホントに織り進まない(笑)着尺に掛かってて。
一日中織って2尺とか・・・マジかぁ~(涙)
チョット途方に暮れながら(え?今更?って天の声・笑)
こりゃ、織り上がるのはもっと先になりそうだから。。。
明日こそは。
夏物を仕舞って、秋はすっ飛ばして(笑)。
冬物を引っ張り出さないと。








# by senshoku-iwasaki | 2019-11-11 23:26 | 着尺・帯
50の意気込み、大プロジェクト。
カレンダーがとうとう今年もあと2枚になって。
いつものことながら。。。
はて、今年って自分、何したっけ?
な気分になってしまいます。
仕事は(きっと)かなりしています(笑)。
もともとのボケボケな性質に、撚りが掛かって。
一昨日織り上げたモノまで忘れてしまうくらい(涙)。

今年iwasaki夫婦は二人とも50歳になりまして。
節目の年らしくて、iwasakiらしい何かを
51になるまでに作ることは出来ないかしら?と。
とんでもなく忘れっぽい私(エツコ)でも
それだけはこれから先も鮮明に覚えてるような・・・。
やってみたかったけど、今まで出来なかったことで。
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始まりました大!?プロジェクトはコレ、半巾帯です。
大プロジェクトなのは、その数でして。
二人で50本作ります!

iwasakiでは、半巾制作は通常4本ずつなので。
ざっと見積もっても12回は機にセットすることに・・・。
それを他の制作と並行しながら・・となると。
たぶんきっと、そうは見えない(笑)
長閑な手織り工房ですが、
かなりタイトなスケジュールになってしまいます。
なんといっても。
51歳になってしまう前に達成せねば!となると。
6月生まれのクニヒサと、7月生まれの私なので。
来年の5月がタイムリミット。

毎日はいつも同じようでありながら。
50年も経ってしまったら、そりゃもう別世界級の大変化。
でも変わらないモノも必ずあって。
iwasakiはそんな織物でありたいのです。
そんな思いを込めましての大プロジェクト(笑)。
これから時々・・進行状況をアップ出来たらと思います!


# by senshoku-iwasaki | 2019-11-04 22:38 | 着尺・帯
ちょっと贅沢な織り半襟を作りました。
iwasakiの手織りの半襟は、
今までに平織りで緻密なグラデーションタイプや、
小さな格子で小弁慶シリーズ。
昨年は、ヨコ糸に太目のエリ蚕の糸を使った
ざっくりとしたタイプもつくりまして。
今回は。
九寸帯地と同じ規格の、緯吉野。
凹凸があって、可愛くて、大人っぽい。
年末年始の華やかなシーンでも似合いそうな。。。
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織り始めてから。
おぉぉ。こりゃ綺麗だわ~と期待と同時に後悔も(笑)。
この組成は、ヨコ糸を喰う=織り進まない組成でもありまして。
なんてったって
巾は無いけど、九寸帯地のときと同じだけ杼(シャトル)は何度も
私(エツコ)の掌を、右へ左へと行き来します。
一枚約110㎝、それが一日がかりでやっとやっと。
もう懲り懲り!?
いえいえ、私は真のバカ(笑)。もちろんクニヒサも。(笑)
10日間かけて11枚織り上げた後に。
隣の機にセットしたのは。
同じ規格で着尺です。
11枚の半襟の中で、
さまざまな色で試し織りのお宝級の体験をした直後ですから。
きっと良いモノが出来そうです。。。

緯吉野の組成は、iwasakiではおなじみで。
半巾、八寸、九寸に、着尺に、マフラーとかイロイロ。
使用する糸の太さでびっくりするくらい表情が変わります。
永らくこの仕事に携わっておりますが。
いまだに
小さな驚きと発見がありまして、底が見えません。。。

中3の娘はどうしても行きたい高校があるらしく。
「ここの推薦入試を受けるなら、入試説明会は全部来たほうがいい」
って在校生に言われたからと、娘に付き合わされて。
私はただいるだけの保護者なのだけど・・・。
担当の先生から「自分がどう生きたいのか明確に伝えられるように」
と言われていて。
ふーむ。
キッパリと明確に生き方語る15歳なんて、
私だったらあんまり信じられないなぁ。
50年生きてても、アタシは迷いぱなっしなんだけどなぁ。。。
真のバカは保護者には向かないなぁ。











# by senshoku-iwasaki | 2019-10-28 23:15 | 着尺・帯
今年はブランケットも充実させて・・・。
ブランケットは幅広で。
整経をするのも機にセットするのも織るのも。
糸が太いので嵩高く、4枚分ずつしか機にかけられません。。。
冬の定番として
もう20年以上作ってきていますが、制作しない年もあるものの。
おそらく今までに
二人で100枚以上は織ってきたのかと思うと。
有難いなぁ。嬉しいなぁ。
当初はこんなに毎冬制作するなんて思っていなかったなぁ。。。
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iwasakiのブランケットはジャコブウールを中心に。
初めは硬くても、使い込むほどに柔らかく馴染む『育てる系』の
ロングライフ規格です。
南部町で制作していた頃から何度か取り扱ってくださった、
南部町のセレクトショップの『おるがん』さんから
「来年の冬はブランケットをぜひ!」と昨年からお声をいただいて。
久々に里帰り(!?)のiwasaki織物となりそうです。

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「黒っぽいのだとお葬式にも持てるからって、
お客さんに言われてるもんでお願いしますね。覚えとると
思いますけど、お通夜なんかだともう冷えるんですよ・・。」
ハイハイ。よーく覚えてます。
何につけても車移動なので。バサッと纏って外に出て。
車に乗ったら膝に掛けて。
ホントに重宝な重みと厚みでもあるんです。

あぁ。南部町。
ブランケットと一緒に。
私(エツコ)も里帰りしたいなぁ。
あの、暑かったお盆の日には考えられないくらい肌寒いんだろうなぁ。
そうなると。
あら。お山のお家の薪は、使い切って無いから・・・
寒いじゃん!(涙)
ブランケット一枚じゃ耐えられないかぁ・・・。

# by senshoku-iwasaki | 2019-10-22 22:29 | 纏う布・暮らしの布
染織こうげい・神戸店さんでの作品展、お陰様で終了いたしました。
台風と重なってしまって・・・。
予定を変更して10日、11日と二日間だけ神戸店さんにお邪魔した
クニヒサでしたが。
10月とは思えない、蒸し暑い日にもかかわらずお出でくださった
心優しいお客様に・・・心より感謝申し上げます。
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今年ご注文で制作させていただいた、
『あかい八寸帯』をお召しくださって・・・Rさま。
ぼかしの入った帯締めがきりっと効いてとても素敵です!

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太目の国産キビソ糸を使って、緯吉野で三つ崩しのようにあじろ
にした『雨上がりの石畳』を締めてくださって。
シックなコーディネイトのなかに、こちらのお客様も帯締めの
赤が効いていていまして。やはり秋を感じます。。。

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染織こうげい・神戸店さんのスタッフの藤さま。
昨年の作品展のときにiwasaki定番の『銀河絹の山形斜文八寸帯地』
にお太鼓に少し変化をつけてほしいとのリクエストで生まれました。
「とても気に入っております!」のお言葉と、お似合いのお姿に
心からホッとしました。


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ちょうど神戸店さんにいたときに、仕立て上がってきた
Rさまの『お柱織り』。
やはり着物のカタチになると、見え方が変わってきます。
Rさまもとても喜んでくださって。
またまた・・・次回Rさまにお目にかかれる日が本当に楽しみです!

欠航となった12日の飛行機を諦めて前日の夜、激混みの新幹線で
蔵前の戻ったクニヒサと。蔵前の仕事場は1階なので・・・。
機はムリでもせめて糸だけは!とせっせと高所に上げていた私。
今回ここは、自宅部分の雨漏りくらいでしたが。
ニュースを見るたびに心潰れそうになりますが、あらためて。
iwasakiに出来ることをひとつずつ、一越ずつ日々を織り進めたいと
思っております。

不安定なお天気のなか・・・
お運びくださったお客様、染織こうげい・神戸店のスタッフの皆さま
本当にありがとうございました。








# by senshoku-iwasaki | 2019-10-15 23:04 | 展示会・お知らせ
10月10日から
今年もiwasakiの作品展『糸ぢから』を開催いたします。

春の浜松店さんのときとは違う、秋らしい織物も充実させて。
今回も『糸ぢから』全開で、iwasakiらしいラインナップです。

10日(木)11日(金)12日(土)の3日間は、
クニヒサが染織こうげい・神戸店さんにお邪魔します!
(・・・ただ、台風の行方が。iwasakiはいつでも雲行きが怪しい・笑)。

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10月10日(木)~14日(月)
岩崎訓久・悦子展
『糸ぢから』

iwasaki、関西方面で作品展をする機会はほとんどないので。。。
お近くで・・・ご興味がもしございましたら!
お出かけいただけましたら嬉しいです。



# by senshoku-iwasaki | 2019-10-08 21:27 | 展示会・お知らせ
過去から未来へ縫い進む魔法の(!?)ミシン。
工房の入り口正面でお迎えしてくれるのは、アメリカ製の古いミシン。

何年か前に神戸のHさまに譲っていただいたものでして。
南部町の家に置いてきた、私の足踏みミシンと違うのは電動なのです。
もちろん現役で使用出来るものなのですが・・・。
まだ一度も稼働できていません。。。
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なんでか慌ただしい日々がずっと続いていて。
年季の入った素敵な小冊子のような取説は、眺めてるだけで使っている気分(笑)。
眺めに徹してしまうのは、当然ながら英語表記なものでして(涙)。

今はまだ。
落ち着いてこの上蓋を開けることが出来なくても。
あれやこれや考えているこの時間が、何よりも好き。

Hさまがお使いになる前は、どんな方が使っていたのかしら?
何を縫ったのかしら?やっぱり幸せなキモチだったかな・・。
さてと、私はまず何を縫おうかな?

新旧二つの砧と、
木製の繭皿には、半巾帯を織った時の織り付け部分。
Hさまの魔法のミシンが、iwasakiの過去と今とそして未来まで!
ジグザグジグザグ・・・心地よいテンポで縫い付けてくれそうです。。。





# by senshoku-iwasaki | 2019-10-05 22:26 | iwasakiの持ち物
深い葡萄色の山形斜文八寸帯地を織っています。
きっちりと、まるまなこ。再び。
タテヨコともに紫がかった濃いグレーの無地です。

こっくりと。
深まるこれからの季節に・・・。
淡い色のときよりも堀が深く見える菱たちが、
少し冷え込んだ朝の
朝露のようにも、朝靄の中に注ぎ込む陽ざしのようにも。
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蔵前のiwasaki工房は、
只今3台の機全てに糸がかかっており、慌ただしく制作中なのですが。。。
ふと。
あまりにも工房が片付いていないことに改めて気づきまして。
おまけにこの工房は、
ガラス張りの外からまる見えの仕事場でして(涙)。
これはいけない、このままではイケナイ・・・。

私(エツコ)、蔵前に来てからお掃除する箇所が増えまして。
そのうえ千葉の実家だったり、南部町の家だったり。
(この2軒は間違いなく大掃除になるので)とにかく休日はそれらに代わり。。
なるべく工房にいる時間は、織り進めることに専念したく。。。
そもそも
蔵前に引っ越してきたときにも、仕事を早く再開させるためにとりあえず
置いた道具の配置だったりするので・・・。
果たして使い勝手が良いのか悪いのかもよくわからず。
これはいけない、このままではイケナイ・・・。

作業効率を高めるためにも、自分たちのキモチを高めるためにも!
工房をナントカしよう。
・・・ナントカなるのかなぁ?
山形斜文の菱山を数えながら悶々と考え中。。。






# by senshoku-iwasaki | 2019-09-30 22:34 | 着尺・帯
銀鼠色の山形斜文八寸帯地は。。。
染織こうげい・浜松店さんで、Oさまよりのご注文頂きましたもの。
タテ・ヨコともにツルツルの生糸でキッチリピッタリの菱は、まるまなこ。
タテ色はアイボリーで、ヨコ色がシルバーグレーです。
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艶やかな光沢と、立体感。
山形斜文のシリーズはiwasakiの定番として・・・今までにかなり制作してきました。
シンプルなのに。
これほどチカラを感じる織物は、そうは無いんじゃないかと自分で思うくらい(笑)
世界中で作られてきている、ド定番の組成のチカラでしょうか・・・。

このOさまの帯を制作したときに、もう一本同じタテ糸で作りまして。
それはヨコ色に深いグリーンのタイプです。
幾度となく作ってきても。
飽きるコトが無いのも定番ならではのチカラ。
タテ色の濃いタイプも欲しくなりまして、クニヒサ染めた色は・・・。
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紫がかった濃いグレーです。
秋から冬に。
深い奥行きのある菱たちが、豊かな輝きの雫のような帯地にしたいと思います!




# by senshoku-iwasaki | 2019-09-24 22:36 | 着尺・帯
HさまとNさまの吉野格子の九寸帯地。
夏にクニヒサが制作していたのは、吉野格子の九寸帯地二種。
吉野間道とも呼ばれるこの織りは、縞の部分の糸の密度が二倍。
凹凸があって、艶やかで、織物らしくて。
iwasakiの織物の中でも・・・
チョット余所行き(!?)おすましなアイティムでもあります。
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Hさまは、吉野格子の『板チョコに銀紙』シリーズをご覧になって。
アイボリーとブルーでリクエスト。
ブルーにアイボリーにシルバーグレーと、少しだけ天蚕の生糸は効かせ色。
すっきりとした、爽やかな一品になりました。
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型染めなどの工芸的な染めのお着物もとても愛するNさま。
お持ちの染めのお着物の画像の中から
「このお着物に合わせたいと思って・・。」と見せてくださったのは。
型絵染め作家の遠藤あけみさんの作品で、素敵なのです。。
「うわっ!!」とiwasaki夫婦二人で喜んでしまったのは、
私たちも遠藤さんの作品とお人柄のファンでして・・・。
アトリエにお伺いさせて頂いたこともありまして。
その遠藤さんの作品に合わせる帯ですから。気合が入ります!
Nさまとの打ち合わせで、シルバーグレーの無地となりまして。
タテ糸は生糸、ヨコ糸に玉糸を使って糸味のある無地に。
先日。
出来上がったこの帯地をご覧になったNさま、とても喜んでくださって!!
ー上品な光沢、色、それでありながらお高くとまっていない(笑)、
温かい親しみやすさがあって・・・
どんな着物にも合うのに、ちゃんと存在感もある帯ですー
あぁぁ。
何よりも嬉しいお言葉を頂きました。

Hさま、Nさまありがとうございました。










# by senshoku-iwasaki | 2019-09-18 21:43 | 着尺・帯
新しい『お柱織り』は、縞の中の小さな格子です。
『お柱織り』は、iwasakiの着尺の中でも最も太口。
糸味全開の素朴でありながら、絹量たっぷり贅沢な一品。

どこか懐かしくて・・でも新しい、そんな風情。
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『お柱織り』は、宮坂製糸所さんの座繰りの玉糸を使用して。
なんといっても糸感、節感、光沢感、そして重量感。

これからの季節に
単衣でも暖かで、何でもない日に特別な心地よさを与えてくれそうです。

『お柱織り』シリーズは、濃い色と薄い色を交互に経てて。
ヨコ糸も濃い薄いで交互に入れると、あじろのような崩しになるのですが。
これはヨコ色は一色です。

不思議なことに
この仕事に長く関わっていますが、全く飽きることが無いのです。
それはこんなシンプルな組成でも、あー。こんな風になるのかぁ。と
ヨコ糸を入れてみるまで、それもヨコ色でまた大きく変わるところなのです。
それは
iwasakiの他の着尺類で使用する糸の太さの約4倍という、糸一本の迫力もある
のだと思うのですが。
やっぱりどこか・・・
正解のない「人の生き方」みたいなものを感じてならないのは、私だけではない
んじゃないかなぁ~。
私自身は織物に出会えてヨカッタと思う瞬間でもあります。。。


# by senshoku-iwasaki | 2019-09-14 23:13 | 着尺・帯
ご注文の『銀河絹の山形斜文の八寸帯地』は、三彩です。
タテ色がグレーのタイプと、アイボリーのタイプ。
染織こうげい・浜松店でUさまとOさまにご注文いただきましたのは、色味サンプルとして
制作したものの中から「これとこれとこの色で!」というリクエスト。

手前のオレンジの入ったものは、お太鼓裏部分でオレンジの巾が広くなっておりまして。
「巻き方によって2way楽しめるから」とOさま。
Oさまはおそらくiwasakiのユーザーさんの中でも最もiwasakiの帯、着尺をお持ちかと。
しかもおそらくiwasakiユーザーさんの中でも最若手かと。
iwasakiにとって希望の星のようなOさまのご希望ですから希望の2乗で(笑)、
クニヒサ張り切って制作いたしました。
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Uさまもiwasakiの帯をご愛用くださっているユーザーさんです。
グレーの乗った水色と、ピンクと紫がかった赤が落ち着きのある風情となりまして。
お太鼓中心をどこにするかで見え方がかなり変わりそうです。

お二人それぞれの着物のシーンで、それぞれ・・・思いのある一品になってくれたら。
制作者としてもこれらの帯たちも、これ以上の幸せはありません。。。


# by senshoku-iwasaki | 2019-09-09 22:52 | 着尺・帯
新作の『青木間道をモチーフにした八寸帯地』は。
秋の芸術鑑賞のお供にも良さそうな(!?)名物裂っぽい間道です。
国産の絹で質感の違う糸の表情が見せる面に、きりっとストライプ。

焼けるような日差しも。
ワシャワシャ・・と暑苦しいクマゼミの声も。
気がつけば9月の暦とともに影を潜めて。
いなくなってしまうと、なんだかチョットだけ寂しいキモチ。
昭和の時代の9月のヒット曲の数々が脳内に流れて・・・。

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常緑樹のような深いグリーンは、クニヒサのお気に入りの色。
乾いた薄茶は、最近iwasaki夫婦で流行っている(!?)色でして。
私(エツコ)は、この薄茶が効いた『お柱織り』を織っております。。。
過ぎ行く季節を惜しみつつ、秋から冬に向けて。

10月10日(木)~14日(月染織こうげい神戸店さんにて。
今年もiwasakiの作品展を開催させていただきます。

春の浜松店さんのときとはガラリと内容を変えるために・・・
この4ヶ月間二人でせっせと織り進めている「秋冬iwasaki」。
今月に入ってからはギアをトップに入れて・・・
(といっても相当遅い手織りの車・笑)。あとひと月頑張りますっ!







# by senshoku-iwasaki | 2019-09-06 22:07 | 着尺・帯
ヨリきってエツの山、悦の山。
6月末から5回にに亘って織りました、ストールショール類。
巾も細巾から広幅まで、織りも織ったり40枚ほど。
そして先週。
仕上げの房のヨリヨリを、よりにもよって(!?)何本房を撚ったかはワカラナイほど。
久々にランナーズハイのようなテンションで。
私(エツコ)の両手の人差し指と親指の指先の指紋はすり減って(笑)。
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終わってしまうと、なんかチョット寂しいキモチもありますが。。。
ひとまず第一弾として・・・8月中に終わってホッとして。
夏休みの工作が間に合った気分!
どれもこれも。
永く付き合えば付き合うほどに見えてくる、第一印象とは違う魅力が出てくる仕掛け付き(笑)。

10月の染織こうげい・神戸店さんでの作品展に向けて。
クニヒサが新作の帯地に掛かる間も、私はこれらをせっせと織り続けておりましたので。
そろそろまた、着尺や帯地が恋しくなりまして。
神戸店さんでご注文頂いております、Rさまの『お柱織り』の制作が楽しくて・・・。
やっぱり。
イロイロ作るモノがあると、それぞれがその時々とても新鮮なキモチです。

今日は神戸店での作品展の打ち合わせに、染織こうげいの社長さんが工房にいらして。
新作のこのショールたちもいっぱい写真を撮ってもらいました!
ヨリきって悦びの山。
願わくばどの子にも・・素敵な出会いがありますように。




# by senshoku-iwasaki | 2019-08-30 21:37 | 工程
Rさまご注文の『お柱織り』は、秋の風情です。
昨年からご依頼いただいておりまして、6月にお納めした『あかい八寸帯地』に引き続き・・・。
Rさまからのリクエストの格子は、健やかで真っ直ぐ。
古き良き時代の自家織物そのままの、iwasaki的にはどストレートな格子でもあります。

『あかい八寸帯地』のときもとても悩んだのですが。
平織りで無地であったり、今回のようなたった2色だけで構成する格子というのは・・・。
すっぴんで、洗い髪のままブローもせずにいても「美しい人」をつくるみたいに(!?)
素を問われるような難題でもありまして。

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こういったシンプルな格子でも。
もし、iwasakiのシンプルシリーズとして作るならばきっと・・・私ならもう1色、おそらく
白茶を入れて・・遠目に見ても少し変化をつけたくなるだろうなぁ・・とか。
いや、タテの縞に一本違う色を添えるかも・・・とか。
要は、健やかな自家織物好きなiwasaki夫婦でも、自分たちが商品として作ろうとすると・・・。
あれやこれやと考えて(笑)、ここまで潔い格子をつくる勇気(!?)はないかなぁ・・と。

織物制作は、気長でないと出来ないコトだらけ。
それでいて、「新しい」と思ったコトでも必ず過去に似たようなモノは存在しまして。
ならば古今東西、手織物にあるあるな「心地イイ感じ」の縞、格子を目指して日々制作している
iwasaki夫婦なのですが・・それでも今回またひとつ改めて!ここまで潔いのもイイなぁ・・・。

10代で織物づくりに出会ってしまった私たちですが。
何の後ろ盾もなく、これを仕事にしようと思った2,30代が一番キツかった時代で(笑)。
40代は、お陰様で帯着尺をイロイロと制作できるようになりまして。
そして50代に突入の今年。
Rさまのお蔭をもちまして、更に『素』を磨きたいと心から思いました。
カンタンなシンプルではなくて、これまで織物に関わった30年分の(僅かかもしれないけれど)
スキルを詰め込んだシンプルを。
でもこれは性分なので・・・寄せては返す波のようにあれやこれやとやっぱり悩んで(笑)。
あと30年作り続けることがもし出来るとしたら、
今回のような「真っ直ぐ」な『素トレート』ばかりを放れる老夫婦になってると思います!

中3の娘が、大真面目に子ガメを飼う準備を始めておりまして・・・。
我が家の25歳のミドリガメのミドリちゃんを眺めつつ、
娘のカメの成長をどこまで見届けられるのか、カメより自分が心配な私(笑)。









# by senshoku-iwasaki | 2019-08-27 23:54 | 着尺・帯
せっせとヨリヨリ、しこしこと湯通し、アイロンで仕上げ。
7月から取り掛かっていた、ストールやショール類。
途中でご注文の飾り布を織り交ぜながら(まさに)。

自分のなかでは「すっげぇ~つくった!」感ですっかり満腹なのですが(笑)。
実はそーでもないのが織物で。
それはヨリヨリの房の仕上げでも全く同じ現象が。。。

Rさまにご注文頂いている『お柱織り』に取り掛かるまでにもう少し。
クニヒサが糸染めをして整経して、二人で機にセットするまでの間に・・・。
私(エツコ)のヨリヨリのペースも上がっております!

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こちらはシルク100%の「平織りと綾織りのショール」。
若干地厚なので、秋冬に絹のマフラーとしてぐるぐる巻いても軽くて温かいショールです。

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こちらも「平織りと綾織りのショール」ですが、タテのシルクは大きなグラデーション。
ヨコ糸は肌触りの良い、エキストラファインウールです。
このシリーズはクニヒサが織りまして。シックなタイプが揃いました。

秋から冬への季節は。
コートやセーターやお着物が、ダークでシックな色味が増えるので。。。
首元は少し明るめ、個性的もイイんじゃないかなぁ~。と、私はイロイロ作りました(笑)。
この2ヶ月ほど・・私はいつもの妄想の古今東西世界旅行をしながら。
チョットだけ東欧、チョットだけ南欧、チョットだけ中東・・・チョットだけ江戸中期(!?)
えへへ。
これから少しずつ。仕上がる予定です。




# by senshoku-iwasaki | 2019-08-22 22:40 | 纏う布・暮らしの布
久々に一家で南部町の家で過ごした2日半。
「お盆休み中じゃないと、ナカナカみんなに会えない・・・」我が家の高2と中3の子供たち。
南部町で生まれ育った彼らにとっては、里帰りでもあるので。。。
Uターンラッシュは覚悟して(涙)2泊3日で南部町の家の大掃除に行ってきました。

蔵前では土曜日にクニヒサの弟くん一家が遊びにきて。
日曜日は私(エツコ)の実家に一家で顔を出して、お墓参りをしてその晩に蔵前を出て。
真夜中の東名は混雑もなく、早朝3時に南部町の家に到着しまして。
なんかお盆休みっぽい過ごし方も新鮮なiwasaki家。

なんせ長梅雨だったから。
築150年の家の中は、カビだらけでクモの巣だらけ。庭はもう、草だらけ。
とりあえず(これは毎度のことながら・笑)玄関脇に置いた、クイックルワイパーで何度も
ウェットタイプのシートを取り換えながら・・・屋根裏まで足場をお掃除しながら上がりまして。
布団を敷いて4人分の寝床を確保出来たころには、一斉にヒグラシが鳴き始め・・・白々と夜が明けて。
数時間の仮眠をとっての草刈りでした。

暑い、暑い、暑いけどあれれ。
やっぱり暑さは東京とは違いまして。
木蔭に入れば、心地よい木々の風がありまして。
エアコンの無い屋根裏で、扇風機だけで寝られるというのも蔵前じゃ、とてもムリだもの。

久々に外でたっぷり汗をかきまして、なんか健康になった気分(!?)
にしても私、工房で仕事をしてない日はこんなコトばっかりしています(笑)。
実家でも南部町でも、草取りに落ち葉清掃に拭き掃除。。。
くたびれ果てて忙しいから、手つかずで片付いていないのはいつでも自宅フロアのみで(涙)
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南部町の家二日目は、裏庭までたどり着けました。
クニヒサが草刈り機をかけた後の草をとって、さらに手鎌で刈りまして。。。
普段まったく稼働しないものだから、草刈り機のエンジンがかかるまでにクニヒサ、毎回ヘトヘト(笑)。
それにしても手が足らんなぁ・・・。子供らよ、やっぱり連日一日中いないのね・・・。

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裏庭のクレソンと山葵のある水辺に、たぶんずっと暮らしてる(笑)ヒッキー。
体長20センチくらいの、結構なサイズなのです。
草取りをすると。
沢蟹の赤ちゃんがいっぱい出てくるものだから、私がいてもお構いなしに現れて。

クッタクッタにくたびれて。
だけど、手が入った瞬間から急に廃屋から息を吹き返すのが古い家の良さでして。
あぁ。やっぱり田舎はいいなぁ。田舎がいいなぁ。

「もうさぁ~。みんなから東京のタピオカ飲んだ?って聞かれてさ、うーん週3かな?なんて
チョット盛っちゃった(笑)」中3娘。でも週1くらいでタピ活中。
「いやぁ、やっぱ幼なじみはイイねぇ。。。思ったことそのまま口にしても、変に勘繰られる心配
もないし。」高2息子。おや、そんな戦場のような高校生活を送っているのか?
「・・・東京は、あんまりアタシたちには合わないのかもねぇ。」私。

台風が近づいて悪天候になる前に昨夜遅く蔵前に戻りまして、今朝。
「やっぱり、エアコンはよく眠れるねー。」
「朝方にヒグラシ鳴かないしねー」
「夜のクツワムシもうるさかったもんねー。」
「なにより温泉施設がお休みだったのも残念だったしなー。」
あれあれ。
それって結局。どこでも住めば都になってしまうiwasaki一家。











# by senshoku-iwasaki | 2019-08-16 00:10 | 岩崎のある日
新しい『阿波藍とアイボリー』半巾帯は、山形斜文です。
夏らしく涼やかに見える半巾帯を、6月に一本だけ制作しました。
作ってみてイイ感じだったら、来年以降シリーズ化しようかと思っておりまして。

東京での2年目の夏は、くらくらと。
あまりにも暑くて・・・。見た目だけでも涼やかな阿波藍の濃淡に癒されながら。。。

『阿波藍とアイボリー』のシリーズの帯地は
今までに緯吉野バージョン、青木間道をモチーフにしたバージョン、今年生まれたもじり織り
のバージョンに続きましての山形斜文バージョン。

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地紋の菱が大きくなったり小さくなったり。
柄として一定の繰り返しにはしているのだけど、森くみ子さんの阿波藍とともに・・・
とてもhandsを感じる一品となっております。

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『阿波藍とアイボリー』の青木間道をモチーフにしたバージョンといえば・・・。
5月に蔵前の工房にいらしてくださった、札幌在住のHさま。
そのときに出来立てほやほやのこちらの八寸帯地をお選びくださって。
先日ステキなお写真を送ってくださいました!

松原孝司さんのお着物だそうで。藍の色と、動きのある模様に縞。
なんとも涼やかでかっこよくて・・・暫しうっとり。
そこに『阿波藍とアイボリー』を合わせてくださって。。。
クニヒサが織り上げたばかりだったあの八寸帯地が、
なんだかもう、違う人に見えちゃったり(笑)。

Hさまは日本の伝統色を中心とした、色彩教室を開催されていらっしゃいまして。
『着物コーデの配色講座』も開かれておられ、5月に工房にいらしてくださった際に
「NHK札幌TVに出演したときに、iwasakiさんのあの、お柱織りを着たんですよ・・・」
なんとも嬉しいお言葉を頂きまして・・・。
き・・恐縮ですっ!(汗)

織物は、色の組み合わせだけでない、糸の絡みで不思議な見え方をするという特色があるのですが。
Hさまとお話ししていると、
織物特有のその特色もとても楽しんで愛してくださっているのが伝わってきます。。。
それがまた私たちのパワーになります。
暑さでダルダルしている場合ではないか、と自分に喝をいれました(笑)。




# by senshoku-iwasaki | 2019-08-07 23:07 | 着尺・帯
二つの作品展に行ってきました。
京都の嬉染居・谷尾さんご夫妻は、阿波藍染めでTシャツや手ぬぐい、かばんやポーチなど
カジュアルな日常のモノを制作されています。

iwasaki夫婦とは古くからの友人のお二人。
1年置きに南青山スパイラルのshowcaseで『嬉染居の東京店』として出店されています。
2019夏は、昨日の8月1日(木)~8月7日(水)11:00~20:00 まで。

今回はポロシャツも新登場。清々しいブルーに、絞りのドットにボーダー。
使いやすくて愛おしい、嬉染居さんの藍染めの品々で嬉染居ワールド全開でした!
7日まで開催です。ぜひ、お出かけくださ~い!
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そしてもうひとつ。
写真家の早川倫永さんの写真展『MIRROR』が恵比寿のアメリカ橋ギャラリーにて。
7月24日(水)~8月5日(月)12:00~19:00まで。

このタイトル『MIRROR』の並ぶRの一つはます、ホントは鏡だけに反転しています。
ミラーレンズの向こうにあるモデルさんは、鏡を通して実は撮っている自分が出てしまうと。
「自分が思い描いた、撮りたかった人を撮れた時の喜び」
これは、先日ひょいと蔵前のiwasaki工房にこの作品展の案内状を持って現れたときにも
早川さんが言われていました。

今回の案内状のモデルさんは、女優の祷キララさんとのことで。
ずっと被写体として撮りたかった女優さんのおひとりとその時に話されて。
「駅ですれ違ってあっ!と思って、追いかけたんですよ。。。でも新宿で見失ってしまって。
後でその時のことを話したら、「それ、私です」って。・・・」

こちらの写真展では、祷キララさんのほかにも早川レンズの欲した(!?)透明感溢れる
輝いている被写体たち・・・ってことは、早川さんが輝いていました。

こちらは5日(月)まで。(最終日は17:00まで)です!
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真夏にパワーを頂きまして。
汗だくで帰るなり直ぐに二人で仕事に戻りまして。
iwasakiも。
手掛ける織物全てが、HAPPYな織物になるように・・・心を込めて頑張りたいと思います!




# by senshoku-iwasaki | 2019-08-02 23:04 | いわさきのつながり
先週末は。
土曜日には隅田川花火大会が。
昨年は、婦人部の一番年上のお姉さんに厩橋近くのマンションの屋上の特等席に誘われて。
クニヒサも一緒に眺めた隅田の花火でしたが。
今年初めに体調を崩したお姉さん、今年は大好きな盆踊りにも参加出来ずご一緒できず残念。
私(エツコ)の実家の母と同い年だからなぁ。。。

今年クニヒサは、町会の『隅田川花火大会自主警備委員』というお役目を頂きまして。
腕章と帽子を着けて、主に道案内とか入場禁止付近に立ったり・・・だとか。
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昼間はシャッターを半分締めた状態で。いつも通り仕事をしていましたが。
ぞろぞろと歩く人々が、お昼頃からどんどん人が増えてきて。
夕方にはなんだかとっても賑やかに。
この人の波を見たら、ナカナカ外に出る気もなくなりまして・・・。
高2息子と部屋から・・蔵前警察署のビルからチラッとだけ見える花火を眺めて。

スマホに目を落とした息子、インスタ画面を私に見せて。
「あれっ!?ココって、このビルって?」
「あ、近くじゃない?たぶん、2丁目の税務署じゃない?にしてもスゴイ人混みね。」私
「だよねー。おおっ!みんなのマドンナMさんがご近所におるぅ~!!」
「あら、ジュースでも持って行って来たら?」私
「そんなキモチ悪っ!って思われるよーなコトは出来ませんわ。。。
ボク、人畜無害キャラですのん。そういえば明日は部活休みなんで、
野郎だらけでよみうりランドのプールです。」
「あらあら、哀しい高2の夏休みですわねー」私。

翌朝はこれまた町会のお掃除。
『大江戸清掃隊』クニヒサは蔵前1丁目隊長を任命されてます(笑)。
雨なら中止になっており、朝7時半の段階でかなりの雨だったのだけど。
町会長さんは頑としてやる気。結局決行。(隊長の権限何もなく・笑)。
雨の中参加の有志の方々と、ごみ拾いをしたのですが。
思いのほかポイ捨てされたゴミの数は少なく。花火のお客さんのマナーの良さに驚きました!

7月最終週末も。
無事⁉お役目も果たせまして、とりあえずホッとしたiwasaki夫婦。
今日も仕事をしていると、久々に現れた『糸爺』。私の妄想の神様(・・なのかなぁ?)
「人柄は濃くなる一方で、薄まったり褪せたりはせんでぇー」
あぁ。それで年寄りはみんな頑固なのね・・・トホホ。。
長い梅雨も明けたことだし。
明日は実家の頑固に会って、きっとカビ臭くなった家のお掃除をしてくるか!





# by senshoku-iwasaki | 2019-07-29 22:36 | 工房周辺
織りたてほやほや、ショールブランケット。
先日経てたグレーストライプの広幅は、ヨコに細いエキストラファインウールを入れて。

チクチクしない肌触りの良い、軽量の絹と毛のショールブランケットととして・・・
クニヒサ、シックな6枚を織り上げました。

その前に私(エツコ)がグリーンストライプでカラフルな4枚を織りましたので、
これから房をヨリヨリして、湯通しをして・・・仕上がりまでにはまだ手が要ります。。。
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平織りの中に綾織りが入るこのタイプ、肌触り抜群のエキストラファインウールがたくさん
入るので。織り進みが悪く、こう見えて(!?)制作には時間がかかりまして。
毎年はナカナカ揃えられないのが、絹と毛の交織のショール類だったりします。

iwasakiでは一年置きに、ショールやブランケットなど纏う織物にチカラを入れる年と
440シリーズのように工芸的な技法を多用した帯、着尺にチカラを注ぐ年がありまして。
正確に言うと、二人がかりで精一杯頑張っても一年では両方は出来ないというのが現実で。
時間が足りない・・・いや、作るのに時間がかかり過ぎなのは分かっているものの。。。

働き方改革というけれど。
つくる手が9時→5時、週休二日になってしまったら。
私だったら、何も作り出せないストレスできっと・・・ビョーキになってしまいそう(笑)。
今は何かと・・削がれる時間も多くて(涙)。そのぶん休日は、基本的にはありませんが。
つくる喜びは、何よりも。
私に幸福感を与えてくれているということに気づかされます。

やはり小さい頃から手指でつくる喜びを感じていたらしい・・中3の娘。
私たちと違うのは、同じ手動でも動力のある道具を使って・・織物よりも普遍的なモノを
少量生産したいと思っているそうで。単純に工業系のマシンたちがカッコイイし、それを
使いこなせたらもっとカッコイイじゃん!くらいのものかもしれません。。。
ただ本人の覚悟(!?)は大したもので。
昨日の三者面談で、何度か見学や、体験をさせてもらって行きたいと思った、高校の
マシン科を第一志望にあげて。
第二希望は?との先生の問いに、
「同じ高校の同じ学科で2次募集があればもう一度受験します。なければ定時制のほうでも
とも思っているのですが、これから一応工業高校の機械科も見学するつもりです。」娘
「えっ?定時制?美大付属の私立とかは考えてないの?」先生
「あ、別に絵が描きたいわけではないし、それに勉強がキライなんで。」娘
「成績は悪くないですよ。お母さんもそれでいいんですか?」先生。
「本人がよければ。」私。
「自分で一貫して『一点モノ』を作りたいわけでもなくて、小さな工場や工房で機械を
使いながらも手仕事ならでのコツとか、数をこなすことで生まれる喜びって、両親の仕事
を見ているときっとあると思うんですよ。私も近い将来は、会社の規模とかじゃなくて、
喜びのある仕事が出来たらいいなと思うんです。」娘

あらあら。
もしかしたら娘にも。
働き方改革は無いかもしれないかわりに、手のひらの神様は見え隠れしているのかも。














# by senshoku-iwasaki | 2019-07-25 22:52 | 纏う布・暮らしの布
柳橋 納涼盆踊り
「今年は『東京2020オリンピック音頭』が加わるから、練習日は必ず参加ね。」婦人部長さん。
オヨヨ。。。iwasaki家のある蔵前一丁目は、柳橋盆踊りに参加することになっておりまして。
なんでか昨年・・・お揃いの浴衣とともに婦人部に入部となってしまった(笑)、私(エツコ)。

祭りとか、歌とか踊りとか。
全然得意じゃなくて。というかホントはとっても苦手(涙)。
学生時代過ごしたのは、盆踊りのメッカ(!?)郡上八幡だったけど。
同級生がみんなして夏中、連日参加のどハマリの中・・・4日ほどでリタイヤだったのも私。
ナカナカ覚えられない天性のアタマと感の悪さといいましょうか・・・。
すぐにマスターするなんて絶対ムリだけど、ちょっとずつ疲れない程度に2年半かけて・・・
どうにか覚えた郡上節は、今でも時々脳内で流れます。。。
だからきっと、苦手ではあってもキライではないんだとも思うのだけど。
50になってまた新しい(苦手な)覚え事かぁ。。。

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柳橋は、市丸姐さんでも有名な芸者さんたちが暮らした土地でもありまして。
今はほんの僅かに面影を感じるくらいですが・・・。
昨年から参加することになったこちらの盆踊り、やはりご当地らしくてステキなのは
市丸姐さんの『三味線ブギ』や、『やなぎブギ』という曲目があることでして。
♪ちょいとブギウギ~・・・・って、まだやっぱり。
歌詞も踊りも!ほとんど覚えてない(笑)。。。あぁぁ情けない・・・。
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『東京2020オリンピック音頭』は難しくてぇ~(涙)。。。結局先週の練習でも。
昨日一昨日の本番の2日間でも覚えるコトは出来ませんで。
あ、でもちょっぴりわかりました。(ような気がします・汗)

これで私の2019夏の部活は終わり、また来年!と思っていたら。
「みなさん、今年から来月のお隣の柳北の盆踊りにも蔵一も皆で参加ですのでよろしく。」部長さん。
「エツコさん、柳北踊りは曲目も多いの。難しいから練習日8月に2回ありますので参加してください。」
へ?
「目標は来年春のマロニエ祭りでの完璧な『東京2020オリンピック音頭』の披露だからねっ!」
はぃ・・。

私の部活、まだまだ続きそうです。。。



# by senshoku-iwasaki | 2019-07-20 22:50 | 工房周辺
ショール、ストール月間。
Kさま邸の大きなグリーンストライプから始まって。
Sさま邸のブルーストライプ。
大きくグラデーションするブロックでのストライプが新鮮で。
しつこいiwasaki(笑)、同じような広幅と細巾でグレーストライプとミックスを。

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外は連日雨。
どんより暗雲⁉いやいや、都会的な⁉モノトーンのショールブランケットになる予定です。
グリーンストライプのときに・・・ヨコ糸に肌触りの良いエキストラファインウールや、
リャマ、アルパカなどを入れまして、タテのシルクの光沢も良く。
軽くて暖かでかさばらない、良質なシルクウールの織物が出来まして。
これは、今年の秋冬のiwasakiのニューフェイスに!と、企んでおります(笑)。。。
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ミックスストライプは巾32センチほど。前作のブルーストライプもこの巾でしたので。
Sさま邸の飾り布を織りあげてから、制作したのは『帯揚げにもなるストール』。
今まで『帯揚げにもなるストール』は、ギンガムチェックのような小弁慶でしたが。
この秋冬コレクション(!?)は、新しいタイプです。
このミックスも、新しい『帯揚げにもなるストール』です。

今年は。
昨年あまり作るコトの出来なかったショールや、ブランケットなどを秋冬に揃えたい
と思っておりまして。
そうなると今から掛からないと。(たぶんそれでも間に合わないのだけれど・・・汗)
いつものことだから慣れっこだけど。
暑い夏に真冬の織物づくりになってしまうので、暑苦しいのは覚悟の上。。。
ただ、秋冬のイメージが妄想でも湧きづらいものですが。
奇跡的に涼しいこの数日間で、暖かい織物づくりが出来てあら!幸せ。

なんかイイ感じの秋冬コレクションになりそうです。(希望を込めて・笑)







# by senshoku-iwasaki | 2019-07-14 22:52 | 纏う布・暮らしの布
日置先生からのプレゼント。
日置先生は、iwasakiにとって本当に。
特に私(エツコ)にとっては人生の、心の、真の師匠といいますか・・・。
若き日に、日置先生に出会えたことが私の何よりの宝物なのです。

日置先生は、故・宗廣力三氏の右腕とも呼ばれた方で。
郡上紬創生の頃から・・・職人として宗廣先生を支えた陰の立役者ですが、私が郡上の学校で
染織を学んでいたときには既に引退をされていて。
ご自宅に押し掛けては、たくさんのことを教えて頂きました。
糸染めのこと、織りのこと、民藝のこと。。。
何を訊ねても心を尽くして応えてくれる、日置先生は当時からまるで仙人のような存在でしたが。
今思えば。あらあら丁度今の私くらいの年齢かと気づき、ビックリ!

旧道にひっそりと、埋もれそうになっている石仏を見つけては墨絵で描いたり、版木を掘ったり。
日置先生は昔から味わいのある和紙も大好きでしたから・・・。
『日本の夏じたく』で徳島の拝宮和紙の中村さんが出展されると、紙を少し分けて頂いては
日置先生に送っていたのですが。
昨年送った厚めの和紙。
「ウチに古ーい本があってな、表紙がすっかりダメになってまったもんで。
えっちゃんが送ってくれた中村さんの紙でな、揉んで、呉汁と顔料で染めて表紙替えして遊んだんじゃ。
そうしたら友達にも同じような本を頼まれてな・・。余った紙で芳名帳を作ったから、
えっちゃんたちの作品展ときに使ってもらえたらと思って・・・」と先日お電話くださって。

そして今日。
届いた包みを開けると、郡上のハムとともに出てきたのは・・・。

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うわぁっ!立派な芳名帳です。。。
でも先生、こんな素敵な芳名帳・・何だか恐れ多くてもったいなくて、名前書けないかも(笑)
それでも書いてくださるようなお客様はきっと。超達筆過ぎて読めないかもかも(笑)

この芳名帳は。
iwasakiの縞帳にさせていただこうかな。
この歳になればめでたくもないけれど。今日は私の誕生日でした。
50歳の節目の日に。
とてつもなく手間のかかった紙たちで出来た帳面を頂きました。
これまでとこれからのiwasakiの大切なお客様や、着尺のサンプルを綴るかもしれない、まだ真っ新。
まだまだ明日もこれからも、真っ新。










# by senshoku-iwasaki | 2019-07-09 22:57 | いわさきのつながり
大きなストライプでグラデーションカラーは三部作。
南部町にいたときに・・・。
市川大門の造園家のKさまのご依頼で、何度かご自宅の飾り布を作らせていただいた事がありました。
ご自宅にお伺いさせて頂いたときに
「iwasakiのショールやストールの感じで、この窓にかける布を」というリクエストから始まって。
直射日光の当たらない、だけどとても印象的なKさま邸の窓たちに『窓のショール』はその後も。

昨年東京へ移る前に、Kさま邸にお招き頂いて。
Kさま邸、いつお伺いしても本当に素敵なのです。。。
Kさまご夫妻の暮らし方、生き方がきっとそのままお住まいに反映されているのだと思うのですが。
初めてお伺いさせて頂いたときに、まだ高校と中学生と聞いたお子さんたちが。
立派な社会人になられていて。
あぁ、やっぱりご両親なのかぁ~。(こりゃ、ウチはダメな訳だとミョーに納得したりして・笑)

昨年ご依頼いただいたのは、絹が多めの規格の暖簾と。
やはり絹が多めの規格の、大きな布。夏場に暖房器具の目隠しも兼ねたいとのことで。

タテ糸はシルクで、暖簾のほうはKさまのお好きなグリーン系で長めに経てまして。。。
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残りでショールを5枚制作しました。
今回タテ糸は空羽になっているのですが、この感じで30代の頃『カラーパレット』というシリーズの
ストールを作っておりました。久々に、懐かしい友人に出会った気分です。
当時は平織りで巾も狭かったのですが。
今回は平織りの中に綾織りも入りまして、巾と少し凹凸もあり、中判ショールとなりました。

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大きな布のほうは、通し巾で75センチほどありまして。爽やかな大きな追いかけストライプ。
(Kさま邸用は、これで織ったものを更に2枚はぎ合せます・・・)
こちらも長めに経てまして。
Kさま邸用には、ヨコ糸に木綿と麻を考えているのですが。
それを織りあげたら、残りはヨコ糸にウールを入れて・・ショールブランケットを考えております!

この大きなストライプのシリーズ。
やはり暮らしの布として、南部町のSさまにも昨年からご依頼頂いている・・・春夏用タペストリーも
制作すべく、それはSさまのご主人の「ブルー系が好き」の一言で(笑)。ブルーグラデーションです。

大きなストライプの三部作、どれも寒色系のタテ糸ですが。
秋冬のストールにもなるとイイなぁ・・・と思っています。
このところ・・帯地や着尺を織ることが続いていたので、2メートル足らずで完結のショールたちに
取り掛かるのは新鮮なキモチです。。。






# by senshoku-iwasaki | 2019-07-04 23:06 | 纏う布・暮らしの布