Kさまの御柱太織りは、黒×茶の三つ崩しです。
お世話になっている染織こうげい・浜松店さんで昨年からご注文頂いている御柱シリーズ。
渋めの茶と黒の組み合わせは、やっぱり。間違いなくイイ感じ(笑)。
糸味と織り味と。で、この色合わせとなれば・・・
北風が吹き始めるちょうど今頃でしょうか。。。霜降り月の頃からが似合います!
f0177373_21182816.jpg
御柱太織りシリーズ、この度シリーズ名を『御柱織り(おはしらおり)』に改めまして。
近くこのシリーズだけでiwasaki版、縞帳を作りたく・・・。
ご近所の『カキモリ』さんで特製のノートを作ってもらってワクワクの私(エツコ)。

何てことないフツーの日好きのiwasakiにとって縞帳は、織物屋としての憧れ。
奇をてらわない健やかな何てことない縞・格子は、
特別じゃないありふれた、だけど幸せな毎日の日のもの。
この御柱織りは、特に糸が贅沢に太く。一見の素朴さとは裏腹に絹量の多さはダントツ。
ほっこりと、たっぷりと。単衣でしっかりと暖かい。
マットに見えて、光の当たり方でびっくりするほど光沢もある。

まだまだ6反ほどしか制作しておりませんので、縞帳が分厚くなる日は先になりそうですが。
Kさまにお色を決めて頂く際にサンプルとして織った、3種の茶の入った切れ端も縞帳用に。。。
この頃・・・本当に我ながら呆れるくらい物忘れが激しくて(涙)。
自分で織った記憶も途切れがちなものだから、とにかく記録して(笑)。
更に生地まで張り付けておけば、明日の自分にとっても間違いなし!?なんじゃないかなぁ・・と。

問題は『カキモリ』さんのノートがそれだけで素敵なものだから。
いつになったら生地の切れ端を張り付けられるか・・それがチョット気がかり(笑)。





# by senshoku-iwasaki | 2018-11-13 23:08 | 着尺・帯
Iさまのお蔭で『冨貴寄せ・糸ぢから』角帯バージョンも出来ました。
先日の染織こうげい・神戸店さんでの展覧会で、新作の半巾帯『冨貴寄せ・糸ぢから』をご覧になって
「こんな感じで角帯を・・・。」とご注文くださったIさま。

今年どうしても作りたかったシリーズのひとつの。
何てことない縞・格子なんだけど、ヨコ糸に私(エツコ)が手つむぎしたマーブルまわた糸を散らした
『hands,hands,hands』の淡い万筋と合わせてご主人用にと。
あぁ嬉しい。
だってどちらも心底iwasakiの大好きな、超(!?)自家織物的!がテーマなんですもの。
それもMen'sとなると。全面にキモノが、そしてこの角帯が。
f0177373_20184848.jpg
この角帯、タテ糸はリネン。ヨコ糸が絹です。
リネンのタテは光沢が無いのだけど、ヨコに光沢のある生糸に光沢の無いキビソ糸。
緯吉野の凹凸と、光沢による凹凸と。
半巾も味わい深かったけど、角帯は面積が狭い分もっと凝縮感が・・・。
こうなるとやっぱり。
糸使いを変えて・・・弟分も制作したクニヒサです。

こうげい・神戸店さんより、Iさまとても喜んでくださったというご連絡を頂いて。
本当に嬉しく・・・。
あとはご主人がお召しになって、
じわじわとお気に入りになって頂けたら!もうこれ以上の喜びはありません。。。


# by senshoku-iwasaki | 2018-11-08 22:19 | 着尺・帯
地紋の『木漏れ陽』シリーズ、Tさまのはターコイズドロップです。
年に数回のiwasakiのshop『増孝商店』を楽しみにしてくださっているTさま。
Tさまはターコイズブルーがお好きで。
以前制作した吉野格子の着尺を一目でお選びくださったのですが、そういえばターコイズブルーでした。
地紋のあるシリーズの中で、タテヨコにグラデーションにしたグリーンの『木漏れ陽』という着尺を見て。
「これで淡いターコイズブルー系にしていただけますか?」
f0177373_20293306.jpg
何度かTさまとお色の打合せをさせていただいて。
このシリーズ、濃・中・淡・淡淡の4種類の色で構成しておりまして、そのコントラストが鍵となる
ものでして・・・。強ければグラデーションは綺麗に見えますが、地紋の丸が見えにくかったり。
弱いと今度は、グラデーシン自体がよく分からなくなってしまったり。
実際に糸を染めてからご覧頂いて、お持ちの吉野格子のときとは色の印象がもう少し変わるように・・
濃・中色を、若干グリーン寄りのターコイズに染めたクニヒサでしたが。
Tさまはやはり、グリーンに寄らない感じがイメージのようで・・もう一度ブルーで構成し直して。

タテ糸を機にセットしたときから。
これは本当に綺麗で。あぁ、美しいなぁ。。。と。。。
ヨコ糸を入れ始めたらまた。あぁ、なるほど。。。
前回の深いグリーン系の時と比べて、全体的に淡いので光を集めて輝きだすのです。
これは間違いなくTさまにお似合いになる!もう着物となったお召し姿まで目に浮かびまして・・・。
こうなると。
織り進みはさくさくと進んで(いる気分・笑)。

今回の『木漏れ陽』があまりにも綺麗だったのと、このシリーズは一越ずつ越し数を数えて丸を作るので。
眼と、手と、4つの踏み木を踏む足の、慣れているうちにもう一反作りたくなってしまって(笑)。
次回は無彩色な『木漏れ陽』モノトーンを制作したく・・・今日クニヒサは、整経を終えました。




# by senshoku-iwasaki | 2018-11-03 23:10 | 着尺・帯
10月は瞬く間に過ぎ去って・・・。
とうとうカレンダーもあと2枚となってしまいまして。
10月はなんだかもう、記憶も途切れ途切れ・・・(涙)。

染織こうげい・神戸店さんでの展覧会があって、息子の高校の保護者会があったり、
娘の中学の文化祭やらPTA部会があったりと。オヨヨ・・織らないと進まないのに。。。
中学に母親が来るのを、あんまりというか全く歓迎していない娘は、学校の案内はまずしないのだけど。
あらあら嫌われたものだわね~と思いつつも。まぁそんなもんかとも納得もしていたり。。。
ところが、「かぁつん、付き合って欲しい催事があるんだけど・・・。」と誘われたのが
先日、奥浅草で開催された『革とモノづくりの祭典・浅草エーラウンド』中に同時開催されていた
台東区立産業研修センター内にある、浅草ものづくり工房の施設公開でした。
奥浅草は、靴製造の街でもありまして。
メーカーもブランドも、それらのシューズをOEMで手作りしている工房も数多くあるようなのです。
娘は小学校の頃からそういう仕事に憧れがあるようでして。
「よっしゃ、職人さんと職人気質のモノを見る目ならチョットだけ自信あるでぇ~!」私(エツコ)。
「うん。それだけはそう思う。」娘。あ、それだけ・・なのね(笑)。
忙しいんだけどなぁ・・・と思いつつも、クニヒサも引っ張り出した甲斐がありました。
とても楽しく興味深い催事でした。娘の、いつもとは違う眼差しにも。

そして先週末娘に連れ出されたのは、都立工芸高校の文化祭。
アニキの通う高校とは対照的な感じで楽しそうで。。。
ついこの前もアニキの学校の進路説明会が私にとっては、まぁ~つまんなかったので(笑)。
でも一応(!?)保護者の頷きで、聞いている顔をしてきたものの。はて、アイツはどうするのかなぁ?
同じ兄妹でも目指す方向でこんなに違う高校生活になるのかぁ。。。と。
私も初めての専門高校にワクワク。
いろいろな科があるのだけれど。
「アートクラフト科かマシンクラフト科かなぁ」と夏の学校説明会では言っていた娘でしたが。
実際に実技室の大型の機械たちを目の当たりにして。これまたとても楽しそうに旋盤を動かしながら
説明してくれる生徒さんたちに・・・すっかりその気になってしまった様子の娘。
「問題は、最近人気があって偏差値が上がっているらしいの。。」勉強ニガテ娘。オヨヨ。。。
「まぁ。あと1年あるから、精々頑張って。頑張ってダメなら他にもたぶん、道はある!」私。
f0177373_21071958.jpg
浅草ものづくり工房で入居されていた『セカンドオーシャン』さんの靴底縫い機械。
おぉぉ、糸はラミー(苧麻)を使うのね。。。
デンマーク製とドイツ製とイタリア製があって・・それもビンテージ。
それがまた使いやすいそうで。その方もこの上なく楽しそうに仕事のお話しをされていて。
「どれもカッコよかったけど、しょーこもね、自分でメンテナンスも出来るといいなぁと思って。」娘。
いいねいいね。自分でお道具のメンテまで出来たら、仕事への愛着はきっと倍増だわね。。。

娘のお蔭で私もクニヒサも。知らなかったコトや場所や仕事にへぇーと感心。
息子の大真面目に「公務員とか考えてる」発言にも。

小4男子の感覚のままの母親の。影響力は反面なのかどうなのか・・・。
それでもまだ少しだけ頼られているみたいなので・・・。直観と直感だけは研ぎ澄まして。
私なりにチカラになれたらイイなぁ。。と思っているうちに終わってしまった10月でした。




# by senshoku-iwasaki | 2018-11-01 23:36 | 岩崎のある日
『きものものの・その参』お蔭さまで終了いたしました。
神楽坂フラスコさんでの3日間限りのグループ展、お陰様で終了いたしました。
iwasakiはあまり在廊出来ませんでしたが、会場はとても賑わいまして。
お出で頂きました皆さま、出展者に皆さま、企画運営してくださったハラさん、マキさん・・・。
心より御礼申し上げます。ありがとうございました!
f0177373_21220412.jpg
早速に会期中iwasakiの織り半襟をお使いくださって。ハラさん。
渋い縞のお着物に、ピンクのボーダーの半襟と刺繍の帯が引き立っています。

f0177373_21214058.jpg
こちらはマキさん。マキさんも男前な細い縞のお着物にカラフルなタイプの織り半襟を。
お二人とも本当に嬉しいです!

ハラさんもマキさんも。アンティークだったり、新しいものであったり・・自分流に自分らしく
お着物を楽しまれて。それがとてもカッコイイです。
そのチョイスの共通点は、やはりhandsを感じるというところでしょうか。。。
時代はどんどん進んでしまって、新素材で大量生産された最新ファッションが全世界を同じ景色
にする勢いだけど。そればっかりじゃつまらない。
iwasakiも。
『伝統』というような大層なモノでなくとも、過去と現代とを自由に行き交うような手織物で。
それが日本らしい、そしてiwasakiらしいになっていたらイイなぁ。。とあらためて思っています。

ありがとうございました。


# by senshoku-iwasaki | 2018-10-29 22:43 | 展示会・お知らせ
神楽坂での『きものものの』、今日と明日です。
昨日から始まりましたグループ展『きものものの』。
3日間のみの開催でして、今日明日で終了です。。。
小さなスペースですが、『楽しい』が盛りだくさんです!
f0177373_11193182.jpg
iwasakiは『日本の夏じたく』展でもご一緒させて頂いている・・日本刺繡の飯島桃子さんと。
今回は飯島さんが主に会場に立ってくださっています。。。
・・・といいますのも。秋は子供絡みのイベントも多く、ちょうど日程的に今回は会場にはあまり
立てないのです(涙)。
昨日少し顔を出させて頂いたクニヒサから「見どころいっぱい!」と聞いております。

秋のお忙しい頃ですが・・・お天気も回復しましたので、よろしければお出かけくださいませ。
本日は19時まで。明日最終日は17時半までです。
明日夕方には、クニヒサ会場にいる予定です。

# by senshoku-iwasaki | 2018-10-27 14:28 | 展示会・お知らせ
神楽坂フラスコさんでの『きものものの その参』に・・・。
iwasakiも少しだけ出品いたします。
この『きものものの』は、着物好きなハラさんとマキさんの企画によるもので。。。
iwasakiもハラさんとマキさんにお声をかけて頂きました。
お二人ともiwasakiのかなりマニアックな(!?)織り半襟のユーザーさんでもあります。
今週末の3日間のみの開催です。
10月26日(金)~28日(日)12:00-19:00(28日は17:30まで) 
iwasakiは織り半襟と半巾帯を出品いたします。
『日本の夏じたく』展でもご一緒させていただいている、日本刺繍の飯島桃子さんと同じブースです!
7工房出展されます。私たちも楽しみです。。。

f0177373_20430243.jpg



# by senshoku-iwasaki | 2018-10-22 21:47 | 展示会・お知らせ
幸福感真っ最中。神戸・常盤堂の『御影雪月花』と『庵月』。
染織こうげい・神戸店さんでの展示会中に、お客様のRさまから頂戴した素敵な最中たち・・・。
どれもとても愛らしくて美しくて。
包みを開けて「ひゃ~っ!!」
甘いもの好きな私(エツコ)にとって、お菓子は幸せの栄養補給。
アタマもココロもガスガスになったときは、ただただチョコレート中毒のようにチョコを食べ・・。
すぐに猛省をするものの(笑)、周期的に繰り返しておりますが(ビョーキです)。
最中は、ココロ満たされている時にしみじみと。
心豊かな幸せの時間を、私に与えてくれる魔法の御菓子なのです。

f0177373_20035536.jpg
『御影雪月花』の御影は、この常盤堂さんのある地名(神戸市東灘区御影中町)でしょうか。
種は薄めで、特に雪花の緊張感ある窪みも美しくて。
眼を閉じても、この雪月花がまるでシルエットのように浮かぶから御影なのかと思ったくらい・・・。
繊細な意匠系の最中です。
なんと明治からずっと愛され続けている、常盤堂さんの代表選手だそうです。
中は3種とも、しっかりとした大納言粒あんで。
うっすらと種から透ける姿も、明け方にうっすら積もった雪のようにもぼんやりと浮かぶ月のようにも・・
春の宵の桜のようにも見えまして、確かに和歌を感じるような雪月花です。

f0177373_20033771.jpg
そしてもう一つの最中『庵月』も。
大納言粒あんが求肥に包まれて、この雪花のような常盤堂さんのマーク入りの種にサンドされて。
種と求肥で美味しい粒あんを抱きかかえている感じです!美味しいです。

Rさま、この最中をご主人に買ってきてもらったそうで・・・。
ご主人さままで巻き込んでしまって(汗)スミマセン。。本当に恐縮です。
お陰様で何ともいえない幸福感に包まれました。
Rご夫妻さま、ご馳走さまでした。



# by senshoku-iwasaki | 2018-10-20 22:42 | 最中
染織こうげい・神戸店さんで、嬉しすぎる再会。其の2
前回に引き続き・・・幸せなiwasaki織物たちとの再会のスナップです。
本当にこうしてお召し頂いている姿を拝見する度に、沸々とチカラが湧いてきます。。。
f0177373_20273329.jpg
Tさまは以前からiwasakiの織物を、色々とお使いくださっていて。
特に八寸は、違うタイプのものをご愛用くださっています。。。
青木間道をモチーフにしたシリーズ『カモフラカモ』は、グリーンの太い縞に細い色の段。
さらりと、だけどこっくりとお召しくださって。

f0177373_20282113.jpg
これは昨年生まれた、極太の国産キビソ糸を用いた『大きな三ツ崩し』の第1号。
かなり重量感のある野趣あふれる一品なのですが、Tさまこれまた太糸の縞木綿にさらりと合わせて。
f0177373_20300853.jpg
赤紫色のヨコ糸の『銀河絹の山形斜文』は、私たちが初めてTさまにお会いしたときに感じた
『Tさまっぽい』となぜか思ったお色でして。よく『人にはその人のカラーがある』といいますが。
私(エツコ)が一瞬Tさまから感じたお色が、ボルドーだったのかもしれませんが・・・。
こうして様々な色や質感のお着物に、iwasakiの帯をさり気なく組み合わせてくださると。
キモノの場合は、似合う色とかいうよりやはり、その方が引き出されるコーディネイトなのかもと。
あらためて奥の深さを感じました。Tさまありがとうございます!!
f0177373_20302943.jpg
Fさまは『経五色の緯吉野』を。こちらは緯吉野で網代のように見えるタイプ。
よーく見ると、タテ糸がカラフルなので。シックな無地のお着物にチョットだけカラフルな縞が
静かに(!?)賑やかしをしているみたいです(笑)。

f0177373_20293636.jpg
昨年制作した織り半襟をお使いくださって・・・。
こちらは織っていて水族館な気分(!?)になっていたものでして。そうそう、半分ブルーベース
半分ピンクも入ってくる・・・楽しい気分になったらイイなぁと思って作っています。
お使いいただけてとても嬉しいですっ!

f0177373_20310502.jpg
今年の織り半襟を早速にお使いくださってFさま。
今年はざっくりと。ベトナムの黄繭の節糸を使って。Fさまのはクリーム色がベースのタイプ。
ピスタチオ色がベースのものなど楽しく作らせていただきましたので、こうして実際にお使いく
ださって!あぁぁ。嬉しいですぅ。。。

我が家の高1息子は、中間テストまであと数日となりまして・・・。
毎度のコトなのですが(トホホ。。。)レッドブル、モンスター、眠眠打破、これ三種の神器なの
だそうで。「この栄養ドリンクで2日で何とかする!」と。。何とかなるわけないだろうっ!!と
突っ込みつつも。ここまでくると、怒る気力もなく(笑)。
iwasakiは他でもない、何よりの活力剤を今回もたくさん頂きましたので。
元気モリモリで、また次の一越に繋げたいと思います!

ありがとうございました。




# by senshoku-iwasaki | 2018-10-18 22:59 | 着尺・帯
染織こうげい・神戸店さんで、嬉しすぎる再会。其の1
この度も。
私たちにとって何よりの活力源、ユーザーさんの愛あるお召姿を拝見させていただきました。
f0177373_20280340.jpg
先日・・淡い水色に淡いグレーの杉綾織りの2代目を制作させて頂いたRさま。
昨年お納めさせて頂いた、紺にグレーの杉綾織りのお着物にこれまた先月出来たばかりの
白茶の山形斜文の八寸を合わせて下さって!
「『この着物のほうは(タテが濃いので)角度によって濃いグレーにも淡いグレーにも見えたり、
普段はマットに見えるのに光があたると、とても光沢が出たり。その変化がとても気に入っているの。』
とおっしゃっておられました。」クニヒサ。

帯のほうはRさまから伺っていたイメージが、タテが白茶だと思って取り掛かったものの。。
もしかして、ヨコが白茶でタテはアイボリーのほうが近いかも!?と、とても気になり・・一見とても
良く似た、でもビミョーに違う2本を制作いたしましてRさまに選んで頂いた一品。
「『どちらもね、それぞれに良かったの。だからまず岩崎ご夫妻が初めにこうだと思ったほうがより、
iwasakiさんらしいのかと思ってこちらにさせていただいたんです。』ってRさまが」クニヒサ。
「うは~。ありがとうございますぅ。。。帯締めもほんと素敵!」私(エツコ)。
「あ、それ私も同じ反応したんですよ(笑)。
そしたら『そりゃもう!道明さんのとっておきよっ!(笑)』って。」クニヒサ。
f0177373_20284327.jpg
翌日。なんとご自宅のお近くの和菓子屋さんの最中をお持ちくださって、またお越し下さり・・・。
この日は白大島にあの山形斜文を。あぁぁ。気に入っていただけて本当にヨカッタ。
8月にクニヒサが織っていた長女(!?)の山形斜文。白っぽいお着物に合わせると、しっかりとベージュ
のような白茶を感じます。本当にお似合いです。
Rさま、今回お納めした淡い水色とグレーもとても喜んでくださって。『また来年までにお願いしたいのが
あって・・・。』と、これまたRさまらしいシンプルで健やかな格子の着尺とざっくりとした八寸でして。
制作させて頂くのがとても楽しみです!頑張ります。
Rさま差し入れの最中は、(これがまたステキなのです。。。)あらためてご紹介させていただきますっ!
f0177373_20291389.jpg
青木間道をモチーフにしたシリーズの八寸、『Ghana choco』を沖縄の織物に合わせてお出で
くださったKさま。カッコイイ大人の赤の着こなしで、クニヒサのスナップに釘付けの私。。。
Kさまもトーンは同じでも、タテヨコ違う色で織り出される微妙な無地の杉綾織りユーザーの
おひとりです。
この日はさらに。
写真ではわからないのですが、帯揚げはiwasakiの「帯揚げにもなるストール」を!
うわぁ。嬉しいですっ。Kさまもいろんなiwasakiをお使いくださっているユーザーさんです。

『Ghana choco』は、渡りモノをイメージした縞のシリーズです。
赤は、制作するのに「作るぞ!」みたいなちょっとした勇気が要りまして・・・。あまり数を
作っていないのですが。Kさまのお姿を見ていたら、また新しい『赤い』シリーズを作りたく
なったiwasaki夫婦です。

Rさま、Kさまありがとうございます!!
嬉しすぎる再会は、まだ・・其の2へ続きます。





# by senshoku-iwasaki | 2018-10-16 23:04 | 着尺・帯
染織こうげい・神戸店さんでの展覧会、お陰様で終了いたしました。
今回で5年目となりました染織こうげい・神戸店さんでの展覧会。
こうげいさんは、辛抱強くiwasakiをご紹介し続けてくださって・・・。
お陰様で神戸でも。
iwasakiユーザーさんが一人またお一人・・と。そしてリピートしてくださいまして。
お出かけいただきましたお客様、こうげいさんのスタッフの皆さま、
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
f0177373_21244471.jpg
金・土・日とお邪魔させて頂いていたクニヒサも昨夜戻りまして。
今回も温かいお客様方に・・・様子を伺った私(エツコ)もたくさんの勇気を頂きました。
f0177373_21252059.jpg
今回も。
ユーザーさんによる、嬉しすぎるiwasaki織物との再会が!(涙)
それはまたこれから・・・。
アップさせていただこうと思っています。
ありがとうございました。


# by senshoku-iwasaki | 2018-10-15 22:38 | 展示会・お知らせ
明日11日(木)より染織こうげい・神戸店さんでの展覧会はじまります。
今回のテーマは、糸ぢから。
糸味ある、自家織物的な、織物力溢れる・・・モノにしたくて。
味わい深い、秋冬にぴったりな織物を作りました。
f0177373_21035176.jpg
新作の御柱太織り着尺の三つ崩しは、スカッと秋晴れのような爽やかさで。
双子の座繰りの節だらけの生糸を、贅沢に太く撚糸して頂いた特別な絹糸は、タテヨコ同じ太さ。
握るとキュッキュッと気持ちいい絹鳴りがします。
iwasakiの織物全てにおける目標は。
個人規模の、少量生産ならではの「デザイン先行ではなくて、一見どーってこと無いけど、
じわじわくる、ありそうだけど今は無い手仕事」でして。
この御柱太織りシリーズは、その骨頂かもしれません。。。
40代のうちに作ることができるなんて!それもこれも『御柱』と名付けられたデッドストックの
節だらけの糸に出会ったから。
f0177373_21052053.jpg
織り半襟のシリーズも。
今回はざっくりと糸味。野蚕系でもベトナムの黄繭の節糸です。
ステンドグラスのようなイメージで。
こっくりと深いお色のお着物の日にも・・・首元にキラリと明るい光が差すとイイなぁ。。。

染織こうげい・神戸店さんでの展覧会は11日(木)より15日(月)まで。
12日(金)・13日(土)・14日(日)は、クニヒサが神戸店さんにお邪魔します。
お出かけいただけたら嬉しいです。



# by senshoku-iwasaki | 2018-10-10 22:38 | 展示会・お知らせ
緯吉野半巾帯『冨貴寄せ・糸ぢから』シリーズ。
残り糸からの逆算で生まれる、iwasakiの半巾帯。。。
何かいいタイトルないかなぁ?と思っておりました。
残りものには福がある。
お宝の福糸たちは色とりどり。
あらあら、いいお名前がありました!『冨貴寄せ・糸ぢから』。。

今年も。なんと5年目になりました、
10月11日(木)~15日(月)染織こうげい・神戸店さんで展覧会をさせていただくのですが。
今回のサブタイトルは、糸ぢから。
iwasakiはいつだって他力本願(笑)。
チカラのある糸たちにいっぱい助けてもらって・・・iwasakiの織物になっていきます。
今回もたくさんの糸ぢからで、織物力溢れる・・・になっていたらイイなぁ。
f0177373_21300443.jpg
糸ぢからある、この一越に織物力を込めて。
もちろん、無地の着尺だって「この一越」の連続です。

染織こうげい・浜松店さんでの展覧会から・・・ほぼ毎日休日無しで。
まるでガチの運動系部活動並みの連日稼働で。
なんだけど。
まるでのんびりゆるゆる見えちゃうのは、手織りの特権かもしれません。

キモチだけは織物マシーンのつもりで(笑)。
せっせせっせと、大汗をかきながら作りためてきた織物を、検品して巻きなおして。
荷造りをするために全部の織物を並べてみたら、
なんでか制作したはずの私たちのほうが、織物たちにチカラをもらった気になりました。
無駄無く糸を使いきって、(ビンボー臭くなんてありませんよ・笑)。
冨も貴もある寄せ集めの、49歳iwasaki夫婦の現在精一杯の仕事展となりそうです。
関西方面の方々にご覧いただけたら嬉しいです。



# by senshoku-iwasaki | 2018-10-08 23:07 | 着尺・帯
縹藍紺 JAPAN BLUE 2018 第9回 森くみ子展ー深遠なる蒼い時間ーに行ってきました。
銀座のギャラリー新居東京さんで昨日から始まりました。

森くみ子さんの深いブルーの世界に、更に今回は。
森さんの約40年に亘る阿波藍の謎解きを『阿波藍のはなし』という1冊の本にされまして。
これがまた大変興味深い日本の歴史でもありまして。
蓼藍や、藍建ての方法にももちろん触れていますが、
そういった技法書とは一線を画す森さんならではの切り口なのです。。。

f0177373_21312824.jpg
森さんとはコラボを進めておりまして。
iwasakiの織物に、森さんが染められた阿波藍の絹糸を使って・・・。
今までに「阿波藍とアイボリー」というシリーズでは制作しておりますが、これから少しずつ。
来年の『日本の夏じたく』展までに考えている阿波藍の新シリーズをカタチにせねば!と思いました。

第9回 森くみ子展ー深遠なる蒼い時間ー
2018 10月5日(金)~10月20日(土)
11:00-19:00(土曜・10/8祝は18:00まで)日曜休廊

ギャラリー新居東京
〒104-0061
東京都中央区銀座1-13-4 銀座片桐ビル5F
Tel 03-6228-7872





# by senshoku-iwasaki | 2018-10-06 22:47 | いわさきのつながり
Kさまの杉綾織り羽尺と、Rさまの杉綾織りの着尺。
9月に取り掛かったご注文の杉綾織り2種。
2点とも写真ではわかりにくいのですが、タテ色とヨコ色が違うことで出来る無地です。
だけにムズカシイのは、織ってみないとワカラナイ色味。
ヨコ糸を入れてみて、おぉぉ・・・これはタテ色が違ったか!(涙)な事件(!?)があったりと。
今日のトホホは、明日の引き出しと信じて(笑)。
織り上がりまでに予定より時間がかかってしまいました。
Kさま、Rさま、遅くなりまして申し訳ありませんっ。
f0177373_20114965.jpg
Kさまの羽尺は、黒っぽいけど真っ黒ではなくて。
杉綾の切り替えしで見え方の変わる、糸目が見えるのがご希望で。
切り替えも3段階で大中小に変化します。
ヨコ糸の赤城の節糸もかなり味わい深く、男性の羽織り地として軽過ぎず重厚過ぎず・・良い感じになった
のではないかと制作者としては思っているところなのですが。。。
Kさまの反応がとても気になるところです。。。

f0177373_20123978.jpg
そして今日織り上がったのはRさまの杉綾織りの着尺。
タテ色が水色。ヨコ色に淡いシルバーグレー。
Rさまは昨年もタテが紺で、ヨコがグレーの杉綾織りをご注文くださってご愛用いただいて。
今回のものはコントラストが強くないので、全体として柔らかなブルーグレーに見えるのですが。
Kさまの切り替えよりも小さな3段階で変化します。
昨年の杉綾着尺とはまた違う、きっとこちらもRさまにお似合いになるだろうなぁ。。と思いながら。

10月11日~15日 染織こうげい・神戸店さんで今年も展示会をさせていただきます。
Rさまは神戸店さんのお客様。どうにか間に合ってヨカッタ。。。
12日(金)・13日(土)・14日(日)とクニヒサが会場にお邪魔する予定です。
ドキドキのRさまのご感想は、直接おうかがいしたいと思います!
実は神戸店さんでの展示会にむけて・・・iwasaki、まだまだ最後の悪足掻き中でして。
うぅぅ。。。が、頑張っております!(汗)。



# by senshoku-iwasaki | 2018-10-04 22:12 | 着尺・帯
こっくりと。
秋冬にも合いそうな半巾帯も織っています。
f0177373_21182020.jpg
南部町から持ってきた3台の機は、現在Rさまの杉綾織りの着尺に新作の八寸帯地にこの半巾と。

作業を進める中で、糸を染めたり乾かしたりする『待ち時間』に取り掛かるのが半巾帯だったりします。
残り糸をあれやこれや・・・
足りるかな?大丈夫かな?とか考えながらやりくりするのも、スリリングで楽しい・・・
あれあれ、これってもしかして。
iwasaki家の暮らしそのものだったりして(笑)。
どうりで私(エツコ)は、作るのも使うのも半巾が大好きなわけだわ・・とミョーに納得。

アタマで考えたデザインだけではつまらない。
タテ糸にヨコ糸を入れた時に訪れる、思いもかけない粋な出会いにワクワクするのです。
そして更に。
糸ヂカラある織物力溢れる半巾帯は、これまたチカラのある織りのキモノにさり気なく合いまして。
そんなユーザーさんのお姿に、これまた作り手としては思いもかけない粋な出会いにワクワクなのです。

ただ残り糸からの逆算で・・・やりくりをして生まれる織物は、ある意味クセの強いモノでもありまして。
好き嫌いがはっきりと分かれるモノかもしれませんが。。。この半巾帯も。
愛おしい・・・。そう思ってくださるユーザーさんに出会えると嬉しいなぁ。





# by senshoku-iwasaki | 2018-10-01 22:34 | 着尺・帯
新しい八寸帯地は、おめでたい(!?)チョロギ紋です。。。
チームイワサキ、今年はまぁ…。紆余曲折だらけ(涙)。
思うように思ったように、狙ったところに一度で着地出来ないのです。
あれあれ、チョットチョット・・・。が~ん。トホホ・・・。
こんなことばっかりで。
ちっとも前に進めず、三歩進んで二歩下がり。
おぉぉ。でも一歩は進んでいたか(笑)。

ただ、26年もやっていると。
アカーン!と思ったら直ぐ、修正の舵をきるコトが出来るようになりまして。
意地を張って固執しすぎるのは、織物制作には危険なことも多々。
底なし沼から脱出するのはもっと大変だから。
途中で予定変更、方向転換をして向かっている取り組みの一つがこちら。

f0177373_21192497.jpg
本当は、タテ糸にこの生糸に赤城の節糸を経てて。昼夜織りを考えていたクニヒサ。
木枠に巻き始めた節糸があまりにも節が凄くて。引っ掛かるコト間違いなしな不安が。
整経を始めてからその不安は早くも的中。
「これは撤収でしょう。」私。
「やっぱり・・・ですかね。」クニヒサ。
お宝級の節糸は、次回もう一度使い方をもっと考えて必ず使うとして。
今回は生糸のほうで。
「山形斜文の八寸の、新しいバージョン作りませんか?」私。
「あ!そうきます?なるほど。」クニヒサ。

そこからクニヒサの試行錯誤がまた始まりまして・・・。
生まれてきたのがこの、チョロギのような紋様の薄手のタイプの八寸帯地。
これなら御柱太織りシリーズのようなヘヴィーウェイトな着尺にも良さそうです。
ただ、初めの一歩は確実に。
いろんな試練も付いてきて・・・。
かなり苦戦をしながら一歩一歩。

寿の文字のようなチョロギ。おせち料理にちょこんと入ってるカワイイ存在。
それが数珠つなぎのようにいっぱい!
たくさんの『寿』で、失敗続きのiwasakiに今度こそ!百点満点の着地となりますように。。。






# by senshoku-iwasaki | 2018-09-25 23:45 | 着尺・帯
ご当地ど真ん中最中「両国力士もなか」と、「千体地蔵最中」。
お彼岸のころともなると渋茶の美味しい季節。
私(エツコ)の酒飲みだった父は、何にでもかこつけて♪酒が飲める飲めるぞ酒が飲めるぞ~♪と
いつも酔っぱらっておりましたが(笑)。
下戸の我が家にはアルコールはありませんので、写真の父に季節の(!?)最中を。

蔵前のiwasaki工房は、かつての蔵前国技館のすぐ近く。現在その跡地は都の下水道処理施設と
「蔵前水の館」という建物がありますが、その脇の蔵前橋を渡れば墨田区。
両国あたりまでは楽しいお散歩コース。途中、この辺りでは大きめのスーパーもありまして、
よく若いお相撲さんたちにも出会える、びんつけ油の香りがクニヒサには懐かしい街でもあります。
f0177373_20554546.jpg
そんな両国散歩で出会ったのが「半生菓子司・とし田」さんのその名も「両国力士最中」。
まあるい土俵の中にお相撲さんが可愛いです。しっかりとした粒あんがぎっしり。力持ちになれそう。
こちらのとし田さん、季節の生菓子や半生菓子、そして「すもうねこどらやき」も可愛くて美味しい一品。
そちらは、はすまるさんの「すもうねこ」が焼き印で描かれています。
さすがお相撲の街、両国です。
美味しいちゃんこ鍋屋さんもひしめく両国。あぁぁ。これからの季節はたまりません。。。


f0177373_20555983.jpg
先日の『小さな増孝商店』に来て下さった、日本刺繍の飯島桃子さんからお住まいの東村山の差し入れが。
「地元の和菓子屋さんでこんな最中があったんですよ~。
でも私はこの千体地蔵のある、正福寺の地蔵堂には行ったこと無いんですけどね~(笑)」
東村山の「御菓子司・清水屋」さんの栞によると・・その地蔵堂は、都内唯一の木造国宝建造物だそうで。
一木造りの小さなお地蔵様が祀られているそうなのですが、祈願する人はこれを一体借りて持ち帰り、願い
が叶うともう一体添えて奉納したそうで・・・いつしか千体と呼ばれるほどたくさんになったと。
そんな郷土の誇りも込めてつくられているそうで。
しっとりとした粒あんに求肥の入った、カタチは四角だけど、こちらもまあるい優しさあふれるお味です。
飯島さんには以前にも。
東村山といえば(!?)の「だいじょうぶだァー最中」などユニークな一品をセレクトくださって!
飯島さん、ごちそうさまでした。



# by senshoku-iwasaki | 2018-09-20 22:45 | 最中
日常に戻りまして、今日は湯通しをしました。
秋らしい陽気になって、織り半襟もざっくり規格で新登場です(笑)。
外は雨交じりでも・・・湯通しは屋内作業ですので、最新の御柱太織り着尺と半襟も。
f0177373_20414120.jpg
来月に。
お世話になっている、染織こうげい・神戸店さんでの展覧会が控えておりまして。
こうげいさんでは毎年発表させていただいているので、キモチとしては昨年から準備しているつもり
なのだけど。
うむうむうむ。。。
あれあれあれ。。。
一年って、あまりにも。あっという間に過ぎ去ってしまいまして。
こうげいさんの浜松店さんと、神戸店さんとで季節も違うし内容も変えたい!とも思って。
ご注文で頂いた仕事を進めさせて頂きながら・・・地味に新作(!?)を。
新作ではあるんだけど、あんまり代り映えしないのがiwasakiの芸風なものだから(笑)・・・。
おぉっ!!と目を引く新作はまだ出来ていないかもかも。

クニヒサとの作戦会議は、今朝湯通ししたこの織り半襟を干しながら。
「やっぱり。新しい八寸の企画やってみますか!」クニヒサ。
「シリーズ化させるには、第一弾の色味って大事だったりするのよねぇ。」私。
ガラス越しに見たことあるような男性が通ったような・・・?
「うわっ!!ビックリした~!」クニヒサ。
「えぇっ!?」私。
「お二人ともビックリしすぎですよ(笑)。」
笑いながらひょいとやって来てくれたのは、染織こうげいの社長さんでした。
「コレ、知ってます?」
セブンイレブンの袋から取り出したのは、生キャラメルならぬ生ミルキー。

お口です~っと溶けてしまうママの味に浸りながら・・・。
社長さん帰られた後も、次に機に掛かる糸を準備しながらアタマの中は新企画を。
まだ社長さんには話せなかったけど。もう少し頭を整理して・・間に合うとイイんだけどなぁ。。。




# by senshoku-iwasaki | 2018-09-14 22:40 | 工程
9月の小さな増孝商店、お陰様で終了いたしました。
たった三日間限りの、とっても狭いスペースの、小さな増孝商店でしたが。
お出で下さった皆々様・・・心より感謝しております。。。
ありがとうございました。

一越しの糸のチカラを信じて。
なんてことのない、だけどありそうでない、少量生産だからこそ作れる自家織物的な。
不確かで、微妙で、揺らぎがあって。
不完全かもしれないけれど、堅牢で、健康的で。
そんなiwasakiの織物の足りない部分を、ユーザーさんに愛して頂いているだと実感した
幸せな三日間でもありました。
作り手の仕事に使い手の愛が加算されて10にも、または合わせる帯であったりキモノによって
12にも13にもなったら・・・!そのモノは、本当に幸せだと思うのです。

そんな幸せな織物たちを、作り出せる幸せを噛みしめて。
また明日から織り進めたいと思います!


f0177373_21262189.jpg
f0177373_21243175.jpg
今日ご主人と、1歳のお子さんと3人でお出で下さったYさま。
銀河絹の山形斜文の半巾帯を締めてくださって。なんと着付けはご主人がされるそうで。
藍の絞りの爽やかなお着物に舞い降りた蝶々のようでした。ありがとうございます!!





# by senshoku-iwasaki | 2018-09-09 23:10 | 増孝商店 KM
小さな増孝商店、ひっそりとオープンしました。
本日より9日までの三日間のみですが。。。久々の営業です。

怪しい空模様にもかかわらず、お出かけ頂きましたお客様ありがとうございます!!
ブログをご覧になっていてお出で下さったという方や、すぐご近所にお勤めで以前から気になって・・・
という方々もありまして。
ありがたいやら恥ずかしいやら・・・。
いつもとは違う、汗だくのiwasaki夫婦です(笑)。

f0177373_21263805.jpg
明日、明後日と、こんな感じで・・・。
小さな小さな増孝商店ですが、織物力はたっぷり織り込んで。(・・・つもり笑)

iwasakiの仕事をご覧いただけましたら嬉しいです。



# by senshoku-iwasaki | 2018-09-07 22:25 | 増孝商店 KM
台風一過の青空の。
切れ端のような水色は、神戸のRさまの杉綾織りの着尺のタテ糸になります。

昨日の大型台風は、神戸・大阪にも大きな被害をもたらして。
お世話になっている染織こうげい・神戸店さん、Rさまはじめお客様や皆さまのことを・・・
思いめぐらしながら、ニュースを見ながらそわそわ。
富士宮市の一時間の最大降水量が120ミリを超えたと聞けば、南部町の家も心配になり。。。

そんな曇り気分を吹き飛ばすかのように・・・昨日クニヒサが染め始めたのがこの水色。
今朝のり付けをしまして。
ぐんぐんとお天気の回復とともに乾きはじめまして・・・。
f0177373_22181068.jpg
パンパンと、カセをさばくクニヒサも大忙し(笑)。
あっという間にパラリとキレイに乾きあがりまして。
昨日の大嵐は何だったのと、憎らしいほどの青空に。。。

f0177373_22182485.jpg
昭和製のゼンマイと呼ばれる糸巻きで、ぐるぐると一度木枠に巻き上げまして。
ここからは手動で、回転数で長さを確認しながらクニヒサが巻き返すのですが。
それがガラガラと。
この機械よりよっぽどうるさいので、別の作業中の私・・考え事も出来ません(笑)。

Rさまの杉綾織りの着尺。
この青空をタテに、ヨコには淡いグレーの予定です。

今日のお天気のように、被災された全ての方々にどうか一日もはやく青空が戻りますように。

# by senshoku-iwasaki | 2018-09-05 23:37 | 工程
クニヒサが取り掛かったのは・・・。
以前制作した杉綾織りの『砂とラピス』をご覧になられたお客様から・・・。
「この色合いで地紋のタイプに出来ますか?」とのリクエストを頂きまして。
Sさまの地紋版『砂とラピス』制作中です。。。

写真ではわかりにくいのですが。タテは明るめの紺、ラピスブルーでして。
ヨコはつむぎ糸で、ちょうど・・ラブラドールとゴールデンレトリバーの中間のような!?砂色です。
f0177373_21115874.jpg
ニュアンスは似ているのですが。
地紋のシリーズは平織りですので、杉綾のときとはまた違う表情になります。
それとヨコ糸が太い細いあるつむぎ糸なので、越し数で丸を作るのですがそれが不均一になるところも。
織物の面白さはこういうところかもしれません・・・。
タテヨコともに生糸を用いれば、キッチリと上等な織物に。
こうしてヨコにつむぎ糸や、座繰りの玉糸を使うと揺らぎが生まれて不完全なところが愛おしいのです。
私(エツコ)の個人的な好みでいうと、圧倒的に後者でして。
このヨコにつむぎ糸を使ったSさまの着尺も。
私が取り掛かっているKさまの黒っぽい杉綾織りの羽尺も、赤城の座繰り玉糸がヨコなので。
どちらも無地っぽいんだけど、あぁ愛おしい(笑)織物力にあふれております。

地紋のシリーズは、ヨコ糸の越し数を数えながら織るので無口になります(笑)。
黒くて糸が見えにくいKさまの杉綾も、無口になります。
今週末の金・土・日は、小さな増孝商店の営業日ですから、せめて私のほうだけでも織り上げて。
織り途中でも機から立ち上がれる(!?)織り半襟のタテ糸が、隣りの機にセットされまして。。。
「早くしてね」クニヒサからの無言の圧が・・・。




# by senshoku-iwasaki | 2018-09-03 22:51 | 着尺・帯
かなりストイックな・・・黒い杉綾織りを制作中です。
Kさまにご注文いただいたのは羽尺。
男性の方なので生地巾があり、タテ糸本数は約1600本。

タテヨコともに黒いとなると・・・糸目が見えない(涙)。。。
老眼鏡をかけて、時には更に拡大鏡をかけて(笑)、一寸ずつ。
一寸を「チョット」と読むと知ったときは、一寸がこんなに長いなんて思わなかったなぁ。
織物では鯨尺なので、一寸は約3.78㎝。
それが長く感じるくらい、中2娘の夏休みの宿題に例えると「地味に終わらない」かと(笑)。
f0177373_21215567.jpg
Kさまからのリクエストは黒っぽいんだけど、真っ黒ではなくて切り替えしの織り柄が見える感じ
ということで。先にタテ糸を濃いグレーで経ててヨコ糸に黒を入れて織ったのですが・・・。
タテの密度が高いので、全体的にはグレーが強く出てしまいまして。
これはもう一回、タテ糸をやっぱり黒にして織り直してみたところKさまのイメージに近いものに。
あぁヨカッタ。
それにしても。一度でたどり着けないのは、やっぱりiwasaki(涙)。
これが一度でキマルと(たまーにそういう時もありますが・笑)スカッとイイ気分になるのだけれど。
ナカナカそうはいきませんで。

美術系の高校に進みたいと思っている娘。
夏休みの宿題のポスターや、美術の課題がどうも気に入らないらしく。
描きなおすために近所のシモジマに画用紙を買いに行ったと思ったら、翌日は切らしたポスターカラー
がシモジマに無いと新宿の世界堂まで行き・・。翌日ひとつ足りなかった~!とお茶の水の画材屋さん
まで行き。特別に絵が上手いわけでもないし、要はカタチ!?文房具好きなだけなのかもだけど(笑)。
確実に彼女がボツにしたものよりかはよく描けているみたいなので・・・やっぱり彼女も。
幼少の頃から不器用といえば、アニキのほうだけかと思っていたけれど(トホホ・・・)
一度でたどり着けない、不器用な血を引き継いでしまったのねぇ・・・と。
ただ・・・。
娘も私も。
地味に終りそうもない・・・(涙)。




# by senshoku-iwasaki | 2018-08-28 23:43 | 着尺・帯
つばめちゃん(5歳)からのタイムトンネル。
蔵前の自宅部分のリノベーション設計施工をしていただいた、つみき設計施工社の河野ご夫妻。
5歳と1歳の可愛いお嬢さんたちがいて。
先月河野さんにお会いしたときに、
「つばめが大好きな絵本があって。そこに出てくるもぐらのズボンが欲しいというので、
(つみき設計施工社の)夏目さんに同じようなズボンを作ってもらったんですョ。
あ、もしかして岩崎さんも『もぐらとずぼん』ご存知ですか?とてもいい絵本なんです。。。。」

我が家の子供らは、特に息子のほうはチビッコ時代に絵本が大好きで。南部町の図書館で随分と
イロイロ借りてきては読まされた記憶がありますが・・・つばめちゃんくらいの頃は、長新太さん
のキャベツくんシリーズばかりだったような・・?う~ん。10年も前のことになるのかぁ。。。
「『もぐらとずぼん』、どんなお話しなんですか?」iwasaki夫婦。

そんなやりとりがあって、お盆の前に。
河野さんご一家が現在暮らしている、市川の瑞々しい梨とともに届いた絵本。うわぁ!
おおぉ。なるほどぉ。。
ある日もぐらくんが見た、大きなポケットのついたズボンが欲しくて・・それを作るために様々な
工程や、手(といっても、登場人物は虫や、植物に動物たちなのですが・・)を経て亜麻(リネン)
を育てて繊維をとり、クモくんたちと糸を績んで、コケモモくんが青く染めて、アリさんたちが
機織りしてくれて布にして、エビガニくんが生地を裁断して、ヨシキリくんが縫い上げて。
もぐらくんのズボンが出来るまでの物語は、モノづくりの原点。
決して一人で完結するものではなくて、曼荼羅のように関わりあってより良いモノに。
つみき設計施工社さんの建築に対する考え方も、iwasakiの織物づくりも同じです。

作者のエドアルド・ペチシカさんと作画のズデネック・ミレルさんはチェコスロバキアの方。
コットンではなくリネンというのもチェコらしくて。
景色が少しずつ春から秋に向かってゆく画も素敵で。
そしてびっくり。初版は1967年。あら、私より2歳年上。
なんと2016年に90刷とあり、ロングライフロングセラー。

この物語、最初にもぐらくんが土の中から宝物を見つけます。その宝物をいつも入れていられそうな
大きなポッケに惹かれたズボンなのですが。。。
宝物は、縄に安全ピン、折れた釘に毬、割れた鏡。どれも人間の捨てたゴミなんだけど
それを大切にしまうポッケのついたズボンを素材からつくるって??
という現代人が忘れてしまった過程を追う物語でもあります。
エドアルドさんが鳴らした警鐘は、50年もここ日本でも愛され語り継がれて。

iwasaki夫婦がもし、5歳のころにこの絵本に出会っていたら・・・?
でもやっぱり。
織物屋になっていたかな・・。
それにしても。
鶴の恩返し、狸の糸車、そしてアリさんかぁ・・・。
私たちにとって織物は、結構・・いやかなり難しいんだけどなぁ・・・(涙)。

5歳には戻れないけれど。
河野ご一家さんのお蔭で。
あらためて26年前のiwasaki結成時の初心に返ることが出来たお盆でした。
f0177373_20401711.jpg


# by senshoku-iwasaki | 2018-08-22 22:42 | 岩崎のある日
9月の小さな増孝商店のお知らせ。
4月に蔵前に引っ越しをしてきまして。
この引っ越しが(覚悟はしていたものの・・・)大幅に仕事を遅らせまして(涙)。
ナカナカ「年に数回のiwasakiのshop・増孝商店」をオープンさせることが出来ませんでしたが。
ようやく少し落ち着きまして。。。

とはいっても。機道具でshop部分はかなり狭くなってしまったので。
来月から『小さな増孝商店』として3日間だけオープンしようと思っております。
9月は、7日(金)・8日(土)・9日(日)の3日間。
昨年の梅雨場所以来ですので、あらあら1年以上経ってしまいました・・・(汗)。

今回はご案内はがきもなくて、このブログでの告知のみなのでひっそり(!?)とですが。
よろしければお出かけください!
織りたてホヤホヤの最新作から、制作途中の機上のものまでご覧いただける工房shopです。


f0177373_20364186.jpg
写真は今日の景色。
増孝商店をいつも楽しみにして下さっているTさまのご注文の着尺のタテ糸を染めました。
以前制作した深いグリーンのグラデーションの地紋の大きな格子の着尺をご覧になって、
Tさまのお好きな淡いターコイズグリーンのご希望で。

工房ですので今までに制作してきました着尺や帯地のサンプルも多々ございます。
Tさまのようなご希望も、打合せをさせて頂きながら制作することも出来ますので
お気軽にご相談くださいませ。

小さな増孝商店、しばらくは不定期で開店を予定しております。


# by senshoku-iwasaki | 2018-08-18 23:02 | 増孝商店 KM
新しい山形斜文の八寸帯地は、『となりの芝生』。
モフモフとした芝生のような。
写真ではわかりにくいのだけど・・・青々とした枝豆のようなヨコ糸は、国産のキビソ糸。

連日・・猛暑猛暑の今年の夏も。
立秋も過ぎて、残りの夏。
名残りを惜しむようなキモチにはまだまだなれそうもないけれど、脳内だけでもスズムシの音色。
う~ん。カラリとした秋風に、高い空。
イメージは、舟和の芋羊羹が一番美味しく感じるころかなぁ。。。
こっくりとした、濃い茶の紬なんかに合いそうな。
f0177373_20213521.jpg
この夏は私(エツコ)の妄想も。
暑さのせいか慌ただしさのせいなのか・・・ナカナカ旅に出ませんで(笑)。
どっぷりと、落ち着いて機に座り続けるコトが出来なくて。
なんやかんやと用事が。。。(涙)
織りばっかりは。イライラしてもなんの得も無いどころか、失敗したりの損しか無いものだから・・・。
余計な妄想時間が無くなっているのかもかも。そうだとしたらそれは良くないなぁ(笑)。

少しだけ。ささくれそうな心にオイルを塗って。
南部町の山の中の仕事場が恋しいなぁ。あの工房は最高だったなぁ。。。
あ、これってもしかして。
隣りの芝生は青くみえるみたいなものかしら!?
いやいや。蔵前の工房も。



# by senshoku-iwasaki | 2018-08-11 22:17 | 着尺・帯
芽が出たい?めでたい(!?)話。
先日・・・高1息子の誕生日に、中2の娘からのプレゼント。。。
いろいろと。落ち込みがちなアニキに対して少しでも癒しになるかと思ったみたい(笑)。
毎日部活で真っ黒けの息子に、確かに似ている・・・。
中学のときに始めた軟式テニス。
ヘタクソだけど面白くて、上手くなりたくて自分で選んだ高校で。
ガチで頑張っている・・・つもりなんだけど、どうもいろんな意味で空振りで。。。
生まれて初めて人間不信に陥り・・・(笑)。
「ソフトテニスは好きだけど、部活はもうムリかもしれない。」息子。
まぁ、それはそれでもどうであれ、人生の肥やしになるんじゃないかなぁ。

「兄ィちゃん、そのうち芽が出るョ。」娘なりのメッセージは、思いのほか早くカタチに!?
f0177373_20565316.jpg
意外にも息子は気に入って。自分の机に置いて霧吹きは欠かさず、昼間はカーテンを開けて・・・。
4日目には本当に芽が出まして。
「とりあえずヨカッタわー。コイツまで芽が出なかったら、マジで落ち込むとこだった~。」息子。
やっぱり気にしてたか。。。
先週末。奇跡的に(!?)息子も娘も部活が休みで、二人それぞれ南部町の仲間に連絡をとっていて。
久々に地元に帰省。親のほうは草だらけの庭と、閉め切ってカビだらけのリビングの大掃除(涙)。
クッタクタでヘットヘトの私たちにとは対照的に、息子は嬉々として。
たった1日半だったのに。
幼なじみメンバー、中学からの部活メンバー・・・そしてやっぱり。ソフトテニス。
f0177373_20570977.jpg
蔵前に戻ってきたらこんなに!
「帰るところがあるって、やっぱイイね。みんなそれぞれ頑張ってた。。。
オレもね、せっかくガット張り替えたばっかだし、次の張り替えまで頑張ってみようかな。。」息子。
そりゃヨカッタ。いや、嫌ならいつでも辞めたって構わないんだけどね・・って思いつつ。
来週から地獄の(!?)夏合宿が始まるらしいのだけど。辞めるタイミング逃したのかも(笑)。

娘のほうは。
やはりソフトテニス部だったけど、こっちの中学に無かったものだからバドミントン部に転向。
それがソフテニよりずっと面白かったそうで・・・。
ほらほら、そういうことだってあるから、何がイイってわからない。
息子の誕生日の1週間後に誕生日の娘、このプランツの3倍くらいのヨネックスの練習着をアニキに
買ってもらって。海老で鯛を釣ったばかりじゃなく・・・。
「よく考えたらあいつ、オレに借金3千円あんのよ。なんかチョット気の利いたプレゼントした気に
なってて、オレも不覚にも喜んでしまって・・・バカじゃん!って(笑)。」息子。





# by senshoku-iwasaki | 2018-08-07 23:00 | 岩崎のある日
生まれて初めて。
最初から最後まで・・・隅田川花火大会を堪能いたしました。
実はココ蔵前で生まれ育ったクニヒサも、(母も!)最初から最後まで花火を眺めたコトは無いそうで。
人が多い、暑い、そして何より面倒くさい(笑)の三拍子!?あはは。嫁の私(エツコ)も同じでして。
なので自ら率先して行くコトは・・・まず考えられないのですが。

今回は、町会婦人部のお姉さま(御歳84歳!)からのお誘いで。
私の実家の母と同い年のその方は、盆踊りが大好きで。
踊りは勘弁してぇ~な私だったのですが(涙)、あれよあれよ・・と揃いの浴衣を与えられ、参加した
ことのない母の代わりに!?参加させていただいたのが先週のこと(笑)。
会場は柳橋で、踊りも小粋で素敵な曲が色々あったのですが。結局何一つ覚えられないまま終わった
私の2018夏でしたが(笑)、ご一緒したこのお姉さま、2時間キッチリ二日間踊られて。
さすがに帰りには「足元がふらつくわ~」とおっしゃって。「じゃ、一緒に帰りましょう」と私の太い
腕をお貸ししまして(笑)・・・。そのお礼にと、花火に絶好のロケーションの場所3席のうちの2席を
くださいまして。本当は娘と一緒に・・と思って下さったようなのですが、娘も息子も夏期講習や部活
で家にいないものだから・・・結局クニヒサと二人で初花火。

台風の影響で、予定より一日遅れた日曜日。
厩橋近くのリバーサイドのその屋上は、祖父が遠い昔に暖簾分けしていただいたお店のあったあたり。
隅田川からの風が心地よくて。。。
手前の第2会場と奥の第1会場の花火が同時に見られる、本当に最高のスポットでした。
f0177373_20081741.jpg


「ババちゃん、一緒に行きませんか?三婆婆で(笑)。来年拝めるかわかりませんよ・・・。」私。
「失礼ねー。あたしゃまだいつでも見られるわよー(笑)。涼しい部屋の中から見える花火だけで十分よ。」
と二つ返事で断られたけど(笑)、三婆婆でもきっと面白かったなぁ。
お話し好きの母。
幾度となく聞いている母の昔話(実子のクニヒサは全く聞いていない・笑)がこの頃なんだか愛おしく。
今の景色に、母の思い出話の景色を乗せて・・その名残りを追うのが最近の私のお散歩で。
ただ方向音痴な私、しょっちゅう辻を間違えては道に迷って・・・(笑)。
「あーた、それじゃまるで徘徊じゃない!(笑)」母。
通りだけにその通り!ババちゃん以上に来年あるかわからない私なので(笑)、盆踊りに花火大会に引き続き
今まで避けてきたコトにもトライしたいと思った隅田の花火でした。

# by senshoku-iwasaki | 2018-07-31 22:25 | 岩崎のある日
ウソのようなホントの話。
昨日のこと。
蔵前の自宅フロアのリフォーム設計施工をして頂いた、つみき設計施工社の河野さんから
建築雑誌の取材と撮影を依頼されていまして。。。

「家事は団体戦だ!」の私(エツコ)の掛け声とともに、一家4人でそれぞれ大慌ての大掃除(笑)。
いつもキチンとしていれば何も慌てるコトは無いのだけれど。それが出来ないのがイワサキ家。。。
約束の時間のころまでに・・・
どーにかホコリを払って、いつもは鞄や服で埋もれていた床も出てきまして(笑)。

時間通りにいらして下さったカメラマンさんは女性の方で。
まずは1Fの工房でクニヒサが「岩崎です。染織をしております。。」と言ったところ・・・。
「!!!染織のイワサキさんですか???私、イトノサキさんで帯を制作していただいたんです!」
「えぇっ~!?(頂いたお名刺を見て)ひょっとして、春にお納めさせて頂いたMさまで・・?」
「そうです!まさか今日の『蔵前の現場』が岩崎さんのお宅だとは夢にも思いませんでした」

あわわ。。。
私たちも本当にビックリ。
だって。iwasakiの織物は、私たち夫婦二人っきりで織っているものだから何といっても生産数僅か。
そんな極々少数派のiwasakiユーザーさんに、こんなきっかけで出会えるなんて!

今回は『リノベーションジャーナル』という専門書らしいのですが。取材も、そしてMさまによる
撮影も本当に丁寧にしていただきまして・・・。
なんといっても狭いので、すぐに撮影も終わるのかと思ったのは素人考えで(笑)。
狭く限られた空間のなかで、一家4人がチョットだけ気を使いあいながら暮らす『合宿所のような家』
は、私の家族の理想でもありまして。つみき設計施工社さんは、見事それを叶えてくださいました。

田舎からいきなり東京の高校・中学生になってしまった息子も娘もそれぞれに。
実は戸惑いも悩みもあって。でもそれは、自分で解決するしか方法は無いこともそれぞれに分かって
いて。だけど自分だけの殻に閉じこもれる個室は無いものだから(笑)、話し合うコトなんて無いけ
れど・・なんとなく家族でそのモヤモヤも共有できるのも小さな我が家の魅力だと思っています。
親として特に何かアドバイス出来るわけでも、また子のほうもそれを望んでもいないのだけど。
昨日はちょうど息子の16歳の誕生日。
婆婆ちゃんが買ってきてくれたケーキで、婆婆ちゃんも一緒に食卓を囲んで。
少し元気のなかった息子に、笑顔が戻って。合宿所のオバチャンも一安心。。。
f0177373_19313967.jpg
2月、南部町の工房で織り上げたMさまの山形斜文の八寸帯地。
息子よ、今はつらくても必ず夜は明けるから。
人生は、人との出会いだから。いい人と必ずや出会えるから。
だから毎日は、その日のために最善を尽くす価値だらけです。。。って、直接は言えない(笑)。



# by senshoku-iwasaki | 2018-07-28 22:34 | 岩崎のある日