<< グレーの格子着尺 卒園の日。 >>
いつまでたっても終わらない感じ。
卒園式で息子が 「大きくなったら野球選手になる」と言ったのですが。
満1歳で保育園に通わせたので、あの時は歩くことさえ出来なかった子が、こんな少年のような夢を語ってくれるなんて・・・。と、ウルっときてしまったものの、よく考えたらキャッチボールすらしたことがないことに気がつきました。
夫が上京しているので、息子と娘と3人でお風呂に入りながら
「なんで野球選手?」と聞いたところ・・・。
「う~ん・・。おいしいハンバーグ屋さんもいいかな、と思ったんだけどね。だったら、お客さんがいいなってことになって。(アニメなどの)キャラクターを挙げるお友達もいっぱいいたけどさ~。キャラクターにはなれないじゃん。」
「子供っぽいよね~!」と、4歳の娘。
「・・・ぽい。ぽい(笑)」息子。
「あーた達も全く同じ子供ですけどね・・・。」私。
「んで、どーしよーかなーと思ってたら、お父さんとお母さんテレビの野球に夢中だったから。喜ぶかなーと思って・・。」
「ええっ~!!リップサービス?お母さん、泣いて損した・・・。」ほんと。
「だって、お母さんだって、僕がイチローみたくなるなんて思わないでしょ?」
「そりゃそーだ。お父さんはチチローじゃないし。でも、母として、息子がダルビッシュだったら・・・なんて、一度は妄想してみたいけどね・・・。まぁ、アタシの子なら無理だわね・・・。」
「そうそう。なるようになるよ。」息子。
なんで6歳の息子にケセラセラみたいなコト言われてんのかしら・・・?私。
「でもさ、去年はあーた、お父さんとお母さんのお仕事はいいな、なんていってたじゃん。」
「あー。その頃はね・・・。のんびりして見えたんだけど、ほんとはあんまりのんびりしてないし。」
「そうそう!お母さんいつもおウチでイライラしてるしねっ!」すかさず娘。
「あーた達に対してイライラしてるんですけどね・・・。」私。
「だから僕、お父さんとお母さんのお仕事はダメだな」あっさり。
「何がダメ?」私。
「なんかね、いつまでたっても終わらない感じがとても無理。オシッコがまんして寝てるときみたいで。」
「にいにぃ、それワカルワカル。いっくら探してもトイレがないんだよね~!」
・・・・そりゃ、相当な悪夢ですね・・・。

いつまでたっても終わらない感じ。
ほんと、そうかもしれません。
今日から織りはじめた、紬の着尺。
このところ織った、さまざまなグレーの残り糸で経緯ともに構成します。
15丁の杼を使って、3色の乳灰色と、12色のグレーで、織物らしい紬になりそうです。
今回の伊と忠さんには間に合いませんでしたが、5月の横浜 三渓園でのイベントには出品したいです。


岩崎 訓久・悦子 染織展  墨灰色から乳灰色へ』
      2009年3月26日(木) ~ 4月5日(日)    
      ※月曜定休
      11:00~20:00 (最終日は18:00まで)
      伊と忠GINZA にて
by senshoku-iwasaki | 2009-03-30 17:14 | 岩崎のある日
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